物理系魔法少女は今日も魔物をステッキでぶん殴る〜会社をクビになった俺、初配信をうっかりライブにしてしまい、有名になったんだが?〜

ネリムZ

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物理系魔法少女、ステータス

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 ネーム:神宮寺星夜 レベル:5

体力:S   筋力:SS(エラー)
防御:A   敏捷:S
器用:E   技能:C
知力:A   魔力:FFFF×(エラー)

スキル:【魔法少女】《神の加護:ロキ》《幻夢精霊契約者》『自己再生.7』『脚力強化.5』『敏捷強化.4』『筋力強化.5』『打撃攻撃強化.5』『衝撃耐性.5』『火系耐性.3』『打撃耐性.7』『魔法攻撃耐性.3』『死霊攻撃耐性.4』『死霊攻撃特攻アンデッドキラー.2』『■■■■■』『魔法攻撃力上昇.70』

 何か新しいスキルとかが手に入った訳じゃないが、強化系スキルが一レベルづつ上がっているのかな?

 相変わらず、発動してくれない『魔法攻撃力上昇』のスキルはとてつもなく上がる。

 これを見る度になぜ、俺には魔力が存在しないのかと疑問に思ってしまう。

 才能と能力が合わない。

 ま、俺が魔法少女じゃない時には魔法っぽいの使えるけどね。意味無い。

 「このペースなら半年後にはまたレベル上がると思うよ」

 逆に言えば、半年後ぐらいまではレベルが上がらないのか。

 このレベル帯になると、上がるのにも一苦労か。

 「俺がレベル上がる時の共通点に強いアンデッドが関係している気がするんだけど」

 「スケリトルドラゴンの上かぁ。中々いないけど、存在しない訳じゃないよ」

 「嫌だな。まるで確定事項みたいじゃないか」

 もう当分、アンデッドと戦いたくないと思いながら、回復薬を新たに調達する。

 そろそろ回復薬を中級から上級に上げるのもありかもしれない。

 俺は早めに切り上げたので、紗奈ちゃんが終わるまで適当な場所で時間を潰す。

 家で待つ事はしない。

 定時になったら頼まれていた買い物を終わらせて、ギルドに向かう。

 すると数十分後に仕事を終えた紗奈ちゃんが出て来る。

 「おまたせ。重いのに待たせてごめんね」

 「紗奈ちゃんの残業は人気の証拠だからね。それに重いのも問題ない」

 魔法で置く場所を用意していたので、そんなに疲れては無い。

 「最後にまとめとかの事務仕事もあったよ。定時帰りしたい」

 「あはは。中々に遠い夢だな」

 俺達は喋りながら、ゆっくりと帰った。

 時々家に居ない時があるが、大抵は帰ると秘書さんは家にいる。

 彼女は転移で東京にあるギルド本部を行き来しているのだが、定時帰りなのだろうか?

 秘書の仕事がどれくらい多忙なのか分からないけど、帰ると大体いる。

 本部長は優秀だって言っていたけど、ユリアさんにチェスで負けそうになり、転移不正をしている姿を見ると全く想像できない。

 プライベートと仕事の時とではかなり人格が違いそうだ。

 「おかえり二人とも」

 「おかーああああああ!」

 不正した事を瞬時に見破られ、修正された後に数手動くと、秘書さんの負けが確定していた。

 「ただいま帰りました」

 「ただいま~」

 ルームシェアに近い秘書さんとユリアさん。

 「ライブ見たよ。大変だったね」

 「ええ。まさかレッドドラゴンがゾンビとして蘇って、ゾンビがスケルトンになって蘇るとは思いませんでした」

 一時間くらいの戦いだが、とても長い戦いをした気がする。

 本当に、当面はアンデッドと戦いたくないと思える程には戦ったぞ。

 「やっぱり攻撃の仕方が似たり寄ったりだと、対策されやすいね」

 「普段はその前に終わるんですけどね⋯⋯今回はタフでした。あとは魔石が無かった事が辛いです」

 もしも魔石があったら一体どれくらいの金額で売れた事だろうか。

 あんなに頑張ったのに、ドラゴンから得られた報酬がゼロってのは辛いぜ。

 晩御飯の準備しながら、今日の話をした。

 「それで星夜」

 ユリアさんに名前を呼ばれて、目を向ける。今はご飯を食べている。

 「助っ人ホワイトマジックガールって人とはどこでどのように出会ったんだ? あそこまで一緒に戦えたんだ。前に一度一緒に戦ったとしか思えないんだ」

 確かにその通りだ。

 シャドーメインって言う魔物を一緒に倒した。だけどその時はあまりシロエさんは魔法を使ってない。

 連携って言う程の連携は取れてないし、それっぽく見えたのはシロエさんが合わせてくれたのだろう。

 素直に話して良いのだろうか?

 信用してないとかそう言う話ではなく、シロエさんに悪いと思うのだ。

 知らないところでペラペラ話す事が。

 特に魔法少女に触れて良いのかが分からない。

 魔法少女と言うスキルについては多分知っている可能性がある。

 そのスキル保持者ですよ、そんな事を俺の口からシロエさんが全く知らない人達に話しても良いのだろうか?

 紗奈ちゃんが隣に居るので、全てを話さない訳にもいかないけど。

 「前のダンジョンで、シャドーメインと一緒に戦ったんですよ。おかげで、倒す事ができました」

 「⋯⋯そうか」

 ユリアさんは目を閉じてからゆっくりと、そう口にした。

 何かまずかっただろうか?

 別に嘘は言ってない。

 影の中に飛び込んで外に投げ飛ばして倒せたのも、シロエさんが瞬時に出て来る場所を把握してくれたおかげだ。

 あれが無かったら、そこら辺の地形を破壊しながら戦っていたと思う。

 その場合、逃げられていたかもしれないな。


 ネーム:神宮寺星夜 レベル5

体力:D   筋力:D
防御:D   敏捷:FF
器用:A   技能:A
知力:A   魔力:SSS

スキル:【幻夢の魔法少女】《神の加護:オネイロス》《幻夢精霊契約者》『創作幻術』『幻夢創造』『幻覚領域』『虚実反転』『想像力強化.5』『自然治癒効率強化.2』『氷系耐性.9』『殺気察知.8』『危機察知.8』『順応.7』
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