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舞踏会編だよ!
いちゃいちゃ
透夜とよい子の隠密団の皆は、ノィユとヴィルとロダを監視しつつ、ふわふわ獣人リトとジゼを警護しつつ、ドディア帝国を主に農地と放牧、酪農などを重点的に回ることになった。
見渡すかぎり、草原だ。
「のどかだなー」
「のどかだねー」
いつもどこか気を張っている、よい子の隠密団の皆でさえ、ぽやんとしてる。
人間より牛とか馬とか犬とか羊とかのほうが、圧倒的に多いよ!
「きゃ──♡ 牛さん、かわいー♡」
「いや、あれはウシ? ではなく──」
酪農家さんの突っこみ入りました。ドディア帝国特有の発音でもあるのか、難しくて聞きとれない!
牛じゃなかったみたいだよ。
リトもノィユも、ぽかんとしてる。
いやもう転生組には牛とか羊とかいう呼称でお願いします。こまかい種族名とかわからない!
「人間の気配じゃない、生き物の気配が多すぎて混乱するね」
常葉の言葉に、よい子の隠密団の皆がうなずいて、リトやノィユが、びっくりしてる。
ロロァは、よい子の隠密団なら何でもできると思ってくれてるみたいで、こっそり胸を張ってくれてる。かわいい。
ノィユが農家や酪農家に喰らいつくように質問を繰りだして、懸命にノートにまとめているので、透夜も皆も農業に詳しくなった。……と思う。
ちなみに、めちゃくちゃ真剣なのは3歳らしいノィユひとりで、ヴィルとロダは見守り係だよ。
牛や羊や犬を追いかけて駆けだすノィユを抱っこする係がヴィル、そんなふたりをやさしい目で見守る係がロダだ。
もう、平和しかない。
「いや、全く警戒する必要ないんじゃ……?」
首をかしげる常葉に、柳もうむうむして、ジゼはすこし眉をあげた。
「我らを油断させるには、ノィユさまは最高の逸材だな」
「確かに」
うなずく透夜に、皆はちょっと気を引き締めようとしたけど、空と草と牛や羊しかいない世界をぼくぼく馬車でゆくと、皆の気がゆるんでしまう──!
これで油断させて、どか──ん! ならネメド王はものすごい策士だ。
『敵国なんだから警戒しないと、何があるかわからないぞ』『罠かもしれない』いつも常に気を張っていなければならない透夜でさえ、
「いや、ノィユが宣戦布告なんか、するわけないだろ。ということはヴィルもロダもしないってことだ」
うむうむしてしまうくらい、ノィユにもヴィルにもロダにも害意が皆無だ。
油断しないようにしよう!
気をひきしめたそばから
「ヴィル、だいすきー♡」
「えへへ♡ 伴侶旅行、楽しいね♡」
「ヴィル、抱っこ♡」
伴侶旅行らしいノィユが全力でヴィルといちゃつくので、皆の目が生温かくなってる。
ジゼリト、ヴィルノィユ、透夜ロロァの6人で馬車に乗りこみ、広大なドディア帝国を延々ぽくぽく走ったら、たくさん話すし、たくさんいちゃいちゃも見るし、気もほわほわする。
……つまり、皆で仲良くなりました!
「……うん、これ、警護の意味あるかな?」
「帰る?」
よい子の隠密団の皆が、あまりのいちゃつき具合に胸やけしちゃったみたいです。
ちなみに、透夜とロロァも、いちゃいちゃしてる。
だって、皆、目の前でいちゃつくから──!
「えへへ、透夜抱っこ、うれしい」
真っ赤な頬でロロァが見あげてくれたら、熱い頬が溶けてしまうのです。
────────────────
ずっと読んでくださって、心からありがとうございます!
新しいお話をはじめてみました。
はじめての短編なので、お気軽に読んでいただけるかと!
もしよかったら、透夜とロロァとよい子の隠密団の皆と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
他のお話で、表紙絵のログを見たいというご希望があったので、インスタはじめてみました!
https://www.instagram.com/siro0088/
@siro0088です。
透夜とロロァの絵もあげる予定です。
アカウントをお持ちでない方も最近の投稿は見えると思うので、もしよかったら!
透夜とロロァとよい子の隠密団の皆は警護に呼ばれているのですが、皆も舞踏会で踊れるといいな!(笑)
しかし、おどれるのかな……(笑)透夜とよい子の隠密団の皆は運動神経がすさまじいので、すぐいけそうな気がします(笑)
がんばれ、ロロァ!(笑)
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