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第6話 お姉様が死んだ Side:ルーナ
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◆Side:ルーナ
お姉様が死んだ。
私がこの手で殺した。
猛毒をお菓子に混ぜて……こんなに上手くいくとは。
これでアレクは、私のもの。
きっと近い内に振り向いてくれるはず。
そうでしょう……アレク。
この声はきっと届く。
そう信じていたけれど……。
彼はいつまで経っても私の目の前に現れることはなかった。
「どうした、ルーナ。落ち込んで」
「お父様……そ、その、お姉様が失踪して心配しているんです」
「……あ、ああ。イリスはどこへ行ってしまったんだろうな」
お父様は酷く悲しんでいた。
私よりもイリスお姉様を気にかけ、大切にしていた。それも許せなかった。
「ところで、アレクのことなのですが」
「アレクだと?」
「はい。彼と結婚したいんです」
「ふざけるな! ルーナ、お前まであの男のことを申すか! あんなヤブ医者との結婚は認めん。不愉快だ! いいか、二度とその名を口にするな!」
なぜかお父様は激昂し、充血した眼で私を叱責する。
ひどい。ひどいわ。
私はアレクを愛しているのに!
いっそ……お父様も毒殺してしまおうかしら。
そんな悪魔染みた思考に取りつかれそうになり、私は頭を横に振った。
いけない。これ以上、人を消せば私が疑われる。
それにお父様は地位も名誉もある御方。
そんな人間がいきなり消えれば、周囲から不審がられてしまう。
今は堪えるしかない。
数日後、アレクの家に仕えるメイドのミアから手紙が送られてきた。
ミア……接触は避けようにとキツく言ったはずなのに。
でも、緊急の手紙らしいし……。
中身を見て、私は驚愕した。
え……イリスお姉様が……生きてるかもしれない……?
アレクのベッドの上で冷たく眠っているため、恐らくは死体だとは思われると、書かれていた。
そんな、そんな……ウソよ!!
アレクがなぜお姉様の死体を……!
い、いえ……冷静になるのよ私。
お姉様は猛毒を服用したのよ。さすがに死んでいるわ……。だから、もう二度と目を覚ますことはない。
そうよ。
死人に口なし。
死体は喋らない。
勝ったのは私。
負けたのはイリスお姉様。
アレクはお姉様を諦めて、私に振り向く。
それが運命なのよ……!
お姉様が死んだ。
私がこの手で殺した。
猛毒をお菓子に混ぜて……こんなに上手くいくとは。
これでアレクは、私のもの。
きっと近い内に振り向いてくれるはず。
そうでしょう……アレク。
この声はきっと届く。
そう信じていたけれど……。
彼はいつまで経っても私の目の前に現れることはなかった。
「どうした、ルーナ。落ち込んで」
「お父様……そ、その、お姉様が失踪して心配しているんです」
「……あ、ああ。イリスはどこへ行ってしまったんだろうな」
お父様は酷く悲しんでいた。
私よりもイリスお姉様を気にかけ、大切にしていた。それも許せなかった。
「ところで、アレクのことなのですが」
「アレクだと?」
「はい。彼と結婚したいんです」
「ふざけるな! ルーナ、お前まであの男のことを申すか! あんなヤブ医者との結婚は認めん。不愉快だ! いいか、二度とその名を口にするな!」
なぜかお父様は激昂し、充血した眼で私を叱責する。
ひどい。ひどいわ。
私はアレクを愛しているのに!
いっそ……お父様も毒殺してしまおうかしら。
そんな悪魔染みた思考に取りつかれそうになり、私は頭を横に振った。
いけない。これ以上、人を消せば私が疑われる。
それにお父様は地位も名誉もある御方。
そんな人間がいきなり消えれば、周囲から不審がられてしまう。
今は堪えるしかない。
数日後、アレクの家に仕えるメイドのミアから手紙が送られてきた。
ミア……接触は避けようにとキツく言ったはずなのに。
でも、緊急の手紙らしいし……。
中身を見て、私は驚愕した。
え……イリスお姉様が……生きてるかもしれない……?
アレクのベッドの上で冷たく眠っているため、恐らくは死体だとは思われると、書かれていた。
そんな、そんな……ウソよ!!
アレクがなぜお姉様の死体を……!
い、いえ……冷静になるのよ私。
お姉様は猛毒を服用したのよ。さすがに死んでいるわ……。だから、もう二度と目を覚ますことはない。
そうよ。
死人に口なし。
死体は喋らない。
勝ったのは私。
負けたのはイリスお姉様。
アレクはお姉様を諦めて、私に振り向く。
それが運命なのよ……!
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