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27話
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━━━次の日。
「将軍、会いたかったですー!」
朝、号泣しながら身体に抱きつくカインに俺は苦笑しながら「ただいま。」と伝える。
「絶対に、絶対に将軍は死なないと信じてました!」 グスッ
「信じてくれただけでも嬉しいよ」
カインの涙を袖で拭いていると、まるで犬を世話している様な感覚になる。
「半数しか帰ってこられなかったんですね…」カインが訓練に参加している兵士達を見ながら、そう呟く。
「……あぁ。」自分の事に必死で近くに居た仲間を救えなかった事に罪悪感を感じてしまう。戦場へ出て改めて自分の無力さを思い知った。思わず拳に力が入る。
━━━「自分の無力さを思い知った分、いい経験もできたよ」少し間を置き、木刀を手に取りながら話す。
「どんなことか後で教えてください」カインも木刀を手に取る。
「あぁ。」
そしてお互いに身体を向け訓練する。今回のグリード族との戦いを思い出しながら。
━━━数時間後
空が赤く染まろうとしていた時に、俺とカインは訓練をやめた。いつか見た光景のようにお互いボロボロになりながら。食堂へ向かい列に並ぶ。今回は頭も身体も使いお腹は限界だった。パンとスープを受け取ると、席に着き食べ始める。
「……。」
周りの兵士達は、無事に帰還できた兵士達と喜びあい騒いでいた。時間が経つにつれて、段々と騒がしくなってくる食堂を俺は離れ1人落ち着ける場所へ避難する。
兵舎へ戻る道の廊下は月明かりがとても綺麗で、窓を少しだけ開き羽を休める。心地よい風が頬を掠める。何も考えず目を閉じる。
コツコツッ
遠くから足音が近くなってきているのを感じ、俺は目を開けて音の鳴るほうへ顔を向ける。暗い影から見知った顔が出てくる。
「何をしているんだ」
セドリック軍団長は、俺を見るなり声を掛けてきた。
「風が心地よいので…」
「はぁ、…食堂で兵士達が帰還パーティーをしているみたいだな」
「その様ですね」
(自分には関係の無い話だ…)
「参加しないのか…?」
(兵士達に嫌われているのを知っての嫌味か……?………まぁ、今は1人で居たい気分だからいいか…)
「俺は行っても歓迎されません」
「そうか。」
そこからお互い沈黙の時間が流れ、俺は再び空を見上げる。
「話は変わるがー」
「……はい。」
「弓矢の扱いは何処で学んだ?」
「扱い……ですか?」
「あぁ。戦場で見たケイラの弓は軸がぶれず、正確に的を得ていた。鳥を狩れる程度とは到底思えない。」
セドリックの分析に思わずドキッとしてしまう。そこまで見ていたのかと冷や汗が出る。
「……たまたま上手くいっただけですよ…」
「本当にそれだけか……?」セドリックは目を細めながら尋ねてくる。
「…はい。」
弓矢の扱いは独学半分、グレンから教わった事が半分だった。鳥を狩れる程度と思わず嘘をついてしまったが、生前は小動物や大きい獲物等を狩っていた。半月程だけ弓騎兵にいた事もあった。
「…そうか。」まだ疑いの目を持ったままセドリックは返事をし、暗闇の中へと消えていった。
「将軍、会いたかったですー!」
朝、号泣しながら身体に抱きつくカインに俺は苦笑しながら「ただいま。」と伝える。
「絶対に、絶対に将軍は死なないと信じてました!」 グスッ
「信じてくれただけでも嬉しいよ」
カインの涙を袖で拭いていると、まるで犬を世話している様な感覚になる。
「半数しか帰ってこられなかったんですね…」カインが訓練に参加している兵士達を見ながら、そう呟く。
「……あぁ。」自分の事に必死で近くに居た仲間を救えなかった事に罪悪感を感じてしまう。戦場へ出て改めて自分の無力さを思い知った。思わず拳に力が入る。
━━━「自分の無力さを思い知った分、いい経験もできたよ」少し間を置き、木刀を手に取りながら話す。
「どんなことか後で教えてください」カインも木刀を手に取る。
「あぁ。」
そしてお互いに身体を向け訓練する。今回のグリード族との戦いを思い出しながら。
━━━数時間後
空が赤く染まろうとしていた時に、俺とカインは訓練をやめた。いつか見た光景のようにお互いボロボロになりながら。食堂へ向かい列に並ぶ。今回は頭も身体も使いお腹は限界だった。パンとスープを受け取ると、席に着き食べ始める。
「……。」
周りの兵士達は、無事に帰還できた兵士達と喜びあい騒いでいた。時間が経つにつれて、段々と騒がしくなってくる食堂を俺は離れ1人落ち着ける場所へ避難する。
兵舎へ戻る道の廊下は月明かりがとても綺麗で、窓を少しだけ開き羽を休める。心地よい風が頬を掠める。何も考えず目を閉じる。
コツコツッ
遠くから足音が近くなってきているのを感じ、俺は目を開けて音の鳴るほうへ顔を向ける。暗い影から見知った顔が出てくる。
「何をしているんだ」
セドリック軍団長は、俺を見るなり声を掛けてきた。
「風が心地よいので…」
「はぁ、…食堂で兵士達が帰還パーティーをしているみたいだな」
「その様ですね」
(自分には関係の無い話だ…)
「参加しないのか…?」
(兵士達に嫌われているのを知っての嫌味か……?………まぁ、今は1人で居たい気分だからいいか…)
「俺は行っても歓迎されません」
「そうか。」
そこからお互い沈黙の時間が流れ、俺は再び空を見上げる。
「話は変わるがー」
「……はい。」
「弓矢の扱いは何処で学んだ?」
「扱い……ですか?」
「あぁ。戦場で見たケイラの弓は軸がぶれず、正確に的を得ていた。鳥を狩れる程度とは到底思えない。」
セドリックの分析に思わずドキッとしてしまう。そこまで見ていたのかと冷や汗が出る。
「……たまたま上手くいっただけですよ…」
「本当にそれだけか……?」セドリックは目を細めながら尋ねてくる。
「…はい。」
弓矢の扱いは独学半分、グレンから教わった事が半分だった。鳥を狩れる程度と思わず嘘をついてしまったが、生前は小動物や大きい獲物等を狩っていた。半月程だけ弓騎兵にいた事もあった。
「…そうか。」まだ疑いの目を持ったままセドリックは返事をし、暗闇の中へと消えていった。
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