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第2章
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それから数日後ラウルはエトムントの屋敷ベックレ家に馬車で移動していた。
(馬車ってお尻痛いから嫌いなんだよな。そういえば団長の屋敷って前も訪れたことがなかったな。騎士団と宮廷魔法師はあまり仲が良くなかったし)
そのまま外の景色をぼーっと眺めていると馬車がピタリと止まった。
「ラウル様。ベックレ家に到着いたしました」
「あぁ。ありがとう」
従者が馬車の扉を開け、地面に足をつけるとそこには広大な庭の屋敷が広がっていた。
(流石騎士団団長だけあるな。ここだとなんでも訓練ができるじゃないか)
ラウルは周りを見渡しながら門の前まで行くとそこにはエトムントとその横にエトムントそっくりの赤色の髪に綺麗な蜂蜜色の目をした男の子がいた。
「ようこそ!ラウル君。ここまでよく来てくれた。それと横にいるのがこの前話した俺の息子だ」
エトムントはそう言いながら少年をラウルのもとに出るようそっと手で促したが、何も喋らずただじーっとラウルの顔を見つめていた。
「ジェイどうしたんだ?さっきまであんなに騒いでいたのになぜ急に黙る。ラウルくんと会いたかったんだろ?」
ジェイと呼ばれる少年は口をはくはくと動かして、顔を下に俯かせた。
「初めまして。ラウル=ベッケラートです。よろしく」
(なんで 何も話さないんだ?)
「・・・・・・・・初めまして。ジェイ=ベックレ・・・・・・・です。・・・・・・・・よろしく」
そう言って顔を赤く染めたジェイはエトムントの後ろに隠れた。
(なんだ?俺の顔が怖いのか?まぁ別に仲良くなる気もないしどうでもいいが)
(馬車ってお尻痛いから嫌いなんだよな。そういえば団長の屋敷って前も訪れたことがなかったな。騎士団と宮廷魔法師はあまり仲が良くなかったし)
そのまま外の景色をぼーっと眺めていると馬車がピタリと止まった。
「ラウル様。ベックレ家に到着いたしました」
「あぁ。ありがとう」
従者が馬車の扉を開け、地面に足をつけるとそこには広大な庭の屋敷が広がっていた。
(流石騎士団団長だけあるな。ここだとなんでも訓練ができるじゃないか)
ラウルは周りを見渡しながら門の前まで行くとそこにはエトムントとその横にエトムントそっくりの赤色の髪に綺麗な蜂蜜色の目をした男の子がいた。
「ようこそ!ラウル君。ここまでよく来てくれた。それと横にいるのがこの前話した俺の息子だ」
エトムントはそう言いながら少年をラウルのもとに出るようそっと手で促したが、何も喋らずただじーっとラウルの顔を見つめていた。
「ジェイどうしたんだ?さっきまであんなに騒いでいたのになぜ急に黙る。ラウルくんと会いたかったんだろ?」
ジェイと呼ばれる少年は口をはくはくと動かして、顔を下に俯かせた。
「初めまして。ラウル=ベッケラートです。よろしく」
(なんで 何も話さないんだ?)
「・・・・・・・・初めまして。ジェイ=ベックレ・・・・・・・です。・・・・・・・・よろしく」
そう言って顔を赤く染めたジェイはエトムントの後ろに隠れた。
(なんだ?俺の顔が怖いのか?まぁ別に仲良くなる気もないしどうでもいいが)
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