野猿な悪役令嬢

ルナルオ

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番外編 肉食系貴族令嬢の婚活 3.群れ

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ディオンからプロポーズされた数日後。
ミランダの父親、ローエリガー伯爵からの許可も無事に得て、ディオンとの正式な婚約者になれて、毎日が充実したように感じるミランダ。

そんなミランダが放課後、寮に戻ろうと教室の並ぶ廊下を歩いていると、いきなり横からミランダは腕をひっぱられ、普段から使っていない空き教室に引きずり込まれた。

な、何事??と驚くばかりのミランダの前には、クロエ・ハーシュ侯爵令嬢、イザベラ・ターナー男爵令嬢などのセリウス狙いでリーリアを取り巻いていた肉食系貴族令嬢たちが数人集まっていた。

「ちょっとよろしいかしら、ミランダ様。あなたが、先日、セリウス殿下のサロンにご招待されたというのは、本当なのかしら?」とまずクロエが聞いてきた。

「は、はい、セリウス殿下のサロンなら先日、お伺いしました……」
ミランダは、ここは気を付けて答えないと痛い目に遭うなと、慎重に返事をする。

「それはリーリア様と一緒に?」

「いいえ、リーリア様と一緒ではありませんでした」

「あら、そうなの。では、何故あなたみたいな、ただの伯爵令嬢がセリウス殿下のサロンにご招待されたのかしら?」

そう聞かれて、ミランダは困った。
もちろん、馬鹿正直に調査書の件を言う訳にもいかない。ましてやセリウスにディオンを紹介されてプロポーズされたことを、以前、ディオンと縁談の話があがったクロエに言うのも、何だか気まずい。また、リーリアの件に関して相談されたなどのリーリア関係でサロンへ招かれたと言えば、サロンに招かれてセリウスに近づきたいクロエ達のリーリアへの攻撃がさらに増すと思われる。

「……父が以前、務めていた王宮での仕事のことで、父への連絡を頼まれただけですわ。もちろん、政務に関わることなので、私には内容を全く知らされておりません」と、ミランダは父親が以前、王宮の文官を務めていたことを思い出し、とっさに詳しく聞かれても答えられないと言える適当な理由をでっちあげた。

「まあ、そんなことが本当にございますの?だって、あなたの父親は、王宮でも大して重要な地位におつきになられたことが一度もございませんのに?
……嘘も大概になさいませ」とクロエは嘲笑う。

クロエの言うことは真実であるが、父親を侮辱されて、やや腹のたったミランダは、
「……重要な地位についていないからと、重要な仕事が任されないとは限られませんよね?」と、つい言い返してもしまった。

「呆れましたわ。大したことのない父親をもつ、何の取り柄のない伯爵令嬢が、この私に言い返すとは。リーリア様とちょっと仲が良いからと、最近、いい気になっていらっしゃるのね。いやだわ、こういう身の程知らずな方は」と言ってミランダを罵り、周りの貴族令嬢達も口々に「図々しい!」「自分の立場もわきまえず」「何様なの?」「いい気になって」などとミランダを誹り、クロエに賛同した。

事態悪化のため、もう言い返すのをやめたミランダ。
もっとも最近いい気になっているように見えるくらい、ミランダが浮かれていた理由はディオンとの婚約のおかげである。
ディオンの件でセリウスにとても恩を感じているが、一方で、ミランダにとって、先日のようなセリウスから人目のあるところで、直々にサロンへ誘われることは、こういうことが起こるから、実は迷惑と秘かに思っていた。

(ほらね。だからこんなめにあってしまう……。愚かな方達を相手にしている暇はないのですけどね)とちょっとため息をついた。

「それで?何故セリウス殿下から直々にサロンへ誘われましたの?」

「…………」

「答えなさい!」

「……しゅ、守秘義務があることなので、申し上げられません」

「はんっ!あなたごときが何をえらそうに!!」

「……」

「正直に、答えなさい!本当はリーリア様の件で呼び出されたのでしょう?」とクロエがミランダにしつこく追及してくる。

(うーん。このまま、サロンに呼び出された詳細をヒント程度でもこの方たちに少しでも知られるとまずそうですわね。おそらく、彼女たちは今までもリーリア様の件と称してセリウス殿下によく接触しようと試みたけれども、サロンに招かれるほどの内容でなかったのでしょうか。だから、サロンによばれた私に詳細を聞きだして、それと同じレベルの内容なら、セリウス殿下のサロンに自分たちもよばれるとでも考えているのでしょう。本当に愚かね)とミランダは考えながら、さらに無言に徹した。

「……」

「さっさと答えなさい!」

「……」

「この私が聞いているのよ!?」

「……」

ミランダが無言でいると、周りの令嬢たちも口々にミランダへ「黙っているってことは、やましいことなのかしらね?」「いい加減にしなさいよ!」「本当に何様だと思っているの!」などと罵詈雑言を吐きまくる。

「はっ!どうせあなたなんか、浅ましく餌を狙う獣のように、セリウス殿下を狙っているのでしょう?だから、手の内を知られたくなくて黙っているのね?」とクロエが言い出す始末。

(まあ!とうとう、獣とまで言われました。それは肉食系ですか?そういえば、リーリアに会う前の私は間違いなくそうでしたわね……)と自嘲するミランダ。

「……いいえ、違います。私はセリウス殿下に興味ございませんわ」と一応、否定しておいた。

「あら?あなたには婚約者がまだいらっしゃらないでしょ?」

「……」(否定も肯定もしません。無言、大事!
ディオンとのことをこの方たちにまだ言いたくないので、無言で嘘つかずにどちらともとれますもの)

「そのあなたが、セリウス殿下に近づくのは下心がるからでしょう?」

「……」(いえいえ、あなた達とは違いますから!)と心の中でだけ言い返すミランダ。

「ふん!身の程知らずが!!」

「……」(いえいえ、あなた達ほどでは!そもそも私のターゲットは婚約者のいないかたでしたわよー!!)

そして、いい加減もう面倒なので、罵詈雑言の嵐が過ぎ去るのを大人しく待とうという姿勢になったミランダ。

「私、存じておりますのよ?あなたったら、自分の容姿がちょっといいと思って、婚約者のいない上級貴族の方々に、次々と媚を売りまくっていたの。とんだ淫売ですこと。最低ね。そんな汚れた方が、リーリア様に取り入ったりしてセリウス殿下に近づかないで欲しいわ」

「……」クロエの罵りを無言で聞きながら、ミランダは冷静に考えていた。

(そうですか。私の美貌は女性には評価が低いと思われましたが、ちょっといいと思ってもいいレベルなのですね。参考になりますわ!
あと、淫売はともかく、確かに同学年の上級貴族の方々には積極的に接触してみたのは事実ですね。お友達になるのも憚れる位の残念な方か、相手にされませんでしたけど。婚活に疲れる位、無念でしたわ。1年上に大当たりのディオン様がいらっしゃって、しかもディオン様と両想いになれて本当に良かったです!
あと、リアに取り入るって、自分のことはここまで棚投げして人のことを罵れるなんて、ある意味、羨ましいくらい自己中心的な性格なのですね。
ふぅ。とりあえず、話が長くてもうしんどいですわ……)とミランダは疲れてきていた。そのため油断していた。

「聞いていますの!?本当に身の程知らずな無礼者!!」
とうとうクロエが切れだし、次の瞬間。

バッチーンッ

ミランダの頬へクロエが思いっきり平手を喰らわせた。

まさか侯爵令嬢ともあろうものがこんな暴力をふるうとは思わず、ましてや無防備なミランダはリーリアのようにうまく避けることもできず、もろに受けてしまった。
しかも、どうやら口の中が切れて血がでてしまったようだ。
ミランダの白くまろやかな頬に、クロエの手形が真っ赤にくっきりと残るくらいの平手打ちで、ミランダは以前、子供の頃の弟との喧嘩を思い出していた。

(そういえば、弟が私の腰くらいまでしかない小さい頃、弟に太ももをベチンッと思いっきり叩かれたら、スカートの上からだったのにその小さな手形が1週間は残ってしまいましたわね。直に叩かれたこの頬はどれくらいでなおるかしら?
ああ、ディオン様に心配されてしまう……)と考えながら、わざと実際より大きいダメージをうけたふりをして、そのまま流れのように倒れこんでみた。

「……うぅ、ひどいですわ、クロエ様……」と攻撃してきたクロエが満足するようにミランダは弱々しく泣き真似をしておいた。そして泣いているから、答えられない作戦を実行した。

「ふん!やっと自分の立場がお分かりになったかしら。あなたなんてとるに足らない存在よ!」

「……うう、しくしく、くすんくすん」演技、そんなにうまくないミランダ。でも愚かで頭に血がのぼっているクロエらには十分であったようだが。

「これ以上、痛い目に遭いたくなかったら、リーリア様の親友の私ですら入ったことのないサロンに入れたからって、いい気にならないことよ。
今後は決してセリウス殿下に近づかないことね。もちろん、リーリア様に取り入るのもやめなさい」と勝ち誇ったようなクロエ。

「本当に図々しい方ですよね。いい気味だわ。リーリア様と仲良しでセリウス殿下にやっと認められた私すらも、そんなにいい気になっていないわよ」と嘲笑うイザベラ。他の令嬢達も同じようなこと言っているようであった。

(親友ねぇ。仲良し?へー。
セリウス殿下に認められたって……、確かにリアの友達としてではなく、リアに害をなす令嬢の1人として認められたわね。私の調査書のおかげで!)

ミランダは、心の中でクロエやイザベラの言い様に呆れるばかりであった。
そして、とりあえず、早く立ち去って終わってくれないものかと思って泣き真似をしていたその時。


「何をしている!」とその空き教室にディオンが入ってきた。

ディオンはミランダの口元の血と、倒れるように座っている姿をみて、顔を一瞬、青褪めたあと、急いで自分のハンカチでミランダの血を拭き、ミランダを守るようにその前に仁王立ちになった。

「クロエ・ハーシュ嬢。あなたは彼女に何をした?」と怒りモードのディオン。

「あら、ディオン様、お久しぶりです。女性同士の話し合いに殿方が口を出さないでいただきたいのですが」

「……とても話し合いとは思えない状況だが?しかもこのように大勢でミランダを囲んで何をしていた?」

「あらあら。ミランダって、ミランダ様を呼び捨てなさっているの?さすが、淫売!セリウス殿下に粉をかけるばかりか、ディオン様とも良い仲なのかしら?どれだけ多くの男性と関係を持っているのかしらね」

「……婚約者を名前で呼んで何がいけない。おまけに私の婚約者を聞き捨てならない言葉でよくも侮辱してくれたな」と本気の怒りモードのディオン。

ディオンの後ろでミランダはオロオロしてしまった。

(ディオンさまー!
助けにきてくださって、本当に嬉しいです!!かっこいい!素敵、ディオン様!

嬉しいけど……

でも今、でてきたらダメな状況!あのままなら、納まったかも知れなかったのに、悪化しましたわー。
おまけに、一生懸命、黙秘していたのに婚約者ってクロエ様にばらしてしまったー!
ダメよー!この状況に、火に油!どうしましょう、この状況。
ここはやっぱり、王道の逃げるのが一番いいかしら??
うん、そうだわ、ここは逃げ去りましょうね!ディオン様!!)

そう思って、ディオンの腕をつかみ引っ張り、教室から去ろうと試みたミランダは、力を入れ過ぎてプルプル痙攣してしまった。そしてミランダの力にビクとも動かないディオンは、ミランダが怖くてプルプル震えてしがみついていると勘違い。

「大丈夫だよ、私のミランダ。怖かったのだね。遅くなってすまなかった。今度こそ、君を守るから」と痛々しそうにミランダの赤くなった頬をみつめ、ミランダの手をそっと握った。
何故、普段は寡黙なタイプなのに、ミランダにはタラシのようなセリフを吐き、行動するのだろうと疑問が残るが、とってもとっても嬉しいミランダであった。
ただ、今はまずい。ほら、クロエが……。

「まあ、さすがミランダ様は男を落とすのが、本当にお得意なのね!ディオン様はあなたに夢中なのかしら?
ディオン様、仮にも婚約者だといなら、こちらの方をきちんとつないでおいてくださいませ。セリウス殿下など、有力貴族の方ばかり次々と狙い「黙れ!その口を閉じろ!!」……何ですって!?」

「黙れと言った!これ以上、私の婚約者を侮辱するのは一切許さない」とクロエへ全面戦争します的なディオン。

「……よくも、この私にそんな口を!」

「私の婚約者に暴力をふるったあげく、これ以上罵るつもりなら、それなりの報復は覚悟してもらうぞ!」という普段は穏やかなディオンとは思えないくらい、迫力のある怒りオーラを発していた。

「……ふ、ふん!覚えてらしゃい!!」とディオンの様子にひるんだクロエは定番のセリフで、他の令嬢たちともにその場を立ち去った。

「とりあえず、大丈夫か?すぐに手当てをしよう」

「あ、ありがとうございます。ディオン様。……そういえば、何故こちらに?」

「セリウス殿下から、またミランダに話があるとサロンへ連れてくるように言われ、私が迎えに行くように指示された。迎えに行く途中、この教室から、ミランダの声が聞こえて……。
遅くなって本当にすまない」

「いいえ、助けてくださって嬉しかったです!」と言いながら、ミランダはディオン様、優しい上にかっこいい~とあらためて思っていた。

ディオンと共にミランダは学院の保健室に行き、傷を手当てされたミランダ。ディオンはこのまま寮に戻るように言ってくれたが、セリウス殿下に直々によばれているので、やむなく2人でサロンまで行くことにした。
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