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番外編 IF 野猿な囚人 9.計画
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ルクレナの脱走計画にのることにしたリーリア。
ルクレナの計画では、外にいるルクレナの部下や協力者達が、このアウスフォーデュ修道院を襲撃する。
そのどさくさでルクレナ達は脱獄するが、同じ囚人であるミランダとリーリアは元貴族令嬢ということで、外で高く売るために人質にして誘拐するというストーリーである。
「これなら、もしリーリア達が捕まっても脱獄ではなく私の誘拐のため、冤罪が晴れたあかつきには、追手ではなく捜索となるわけだ」と説明するルクレナ。
「……そんなにうまくいきますかね?
ルクレナ様の部下になって一緒に脱獄したと思われるだけなんじゃないですか?」とリーリアは疑問に思った。
「まあ、その可能性も高いが、対外的には言い訳がたつんだよ。
ここの看守達は、野猿やミランダが冤罪なのに、王族のエゴでぶち込まれていることをわかっているから、もし冤罪が晴れた時に、脱獄だと重罪にしなくちゃいけないとか面倒なんだよ。
脱獄で罪を重くする以上に、修道院の管理責任も問われるからね。
一応、表向きには私が利用するために人質になったという姿を見せれば、修道院側も極悪人の私のせいにした方が動きやすいし、わかりやすい悪役がいる方が彼女らの立場も守りやすい」
「……そんなもんですかね」
「そんなもんだよ!
それより、野猿はどれくらいの拘束で魔法が使える?
手の拘束や口枷があると、駄目か?」
「口枷は魔法が使いにくくなるので、しないで欲しいです。
あと、基本はこの腕輪のように魔法を無効にする魔道具でなけば、大丈夫です。
カモフラージュ用に一応、拘束するんですか?」
「まあ、見かけだけはね。
じゃあ、決行はその腕輪が外れた日にするぞ。
外れる正確な日数がわかるか?」
「あと2日と半日はかかります」
「わかった。じゃあ、決行は3日後だ」
「はい!」
「第一の計画は、まず、外の奴らが、外からこの結界を破ろうとする。
それを防ごうと修道院の奴らが動いたら、お前が別の場所で、中から結界を破って外にでるぞ。
逃走経路や必需品はもうこちらで準備した」
「わかりました」
「……本当に、ここの結界を破れるのか?
かなり複雑な結界なんだぞ?」
「ええ。
簡単な分析はできていますし、ここの結界や罠程度なら、大丈夫です。
おそらく他の人間には破るのは困難かも知れませんが、私はこの結界よりももっと複雑な結界も破ったことがありますし、たぶん簡単に破れますよ」
「……それは、魔力が多いから?」
「それもありますが、結界破りや罠の対応に慣れているもので……」
「……メナード公爵家の方針で訓練させられたのか?」
「いえ。セリウス様対策で……。
小さい頃からあの方はやっかいで、平気で自分の婚約者を高度な結界に閉じ込めたり、罠を仕掛ける方で……」
「ああ、なるほど!
あの腹黒王子ならありうるな。
しかも、小さい頃からなら、王妃様のような大人の良識もなく、欲望のままにやらかしたんだろうな……」
「ええ。本当にそうでしたね。
おかげで、こっちは結界と罠のエキスパートになり、父や兄の仕事の手助けができるようになりました」と言って、またもやセリウスとの思い出がフラッシュバックしてきて、ちょっと苛つくリーリア。
「そうか……。
無邪気なようで、野猿も苦労して実力をつけたんだな」と言って、リーリアの頭を撫でて、いたわってくれるルクレナに対してちょっと好感度があがってくるリーリアであった。
こうして、3日後にやっとリーリアは脱獄することになった。
ルクレナの計画では、外にいるルクレナの部下や協力者達が、このアウスフォーデュ修道院を襲撃する。
そのどさくさでルクレナ達は脱獄するが、同じ囚人であるミランダとリーリアは元貴族令嬢ということで、外で高く売るために人質にして誘拐するというストーリーである。
「これなら、もしリーリア達が捕まっても脱獄ではなく私の誘拐のため、冤罪が晴れたあかつきには、追手ではなく捜索となるわけだ」と説明するルクレナ。
「……そんなにうまくいきますかね?
ルクレナ様の部下になって一緒に脱獄したと思われるだけなんじゃないですか?」とリーリアは疑問に思った。
「まあ、その可能性も高いが、対外的には言い訳がたつんだよ。
ここの看守達は、野猿やミランダが冤罪なのに、王族のエゴでぶち込まれていることをわかっているから、もし冤罪が晴れた時に、脱獄だと重罪にしなくちゃいけないとか面倒なんだよ。
脱獄で罪を重くする以上に、修道院の管理責任も問われるからね。
一応、表向きには私が利用するために人質になったという姿を見せれば、修道院側も極悪人の私のせいにした方が動きやすいし、わかりやすい悪役がいる方が彼女らの立場も守りやすい」
「……そんなもんですかね」
「そんなもんだよ!
それより、野猿はどれくらいの拘束で魔法が使える?
手の拘束や口枷があると、駄目か?」
「口枷は魔法が使いにくくなるので、しないで欲しいです。
あと、基本はこの腕輪のように魔法を無効にする魔道具でなけば、大丈夫です。
カモフラージュ用に一応、拘束するんですか?」
「まあ、見かけだけはね。
じゃあ、決行はその腕輪が外れた日にするぞ。
外れる正確な日数がわかるか?」
「あと2日と半日はかかります」
「わかった。じゃあ、決行は3日後だ」
「はい!」
「第一の計画は、まず、外の奴らが、外からこの結界を破ろうとする。
それを防ごうと修道院の奴らが動いたら、お前が別の場所で、中から結界を破って外にでるぞ。
逃走経路や必需品はもうこちらで準備した」
「わかりました」
「……本当に、ここの結界を破れるのか?
かなり複雑な結界なんだぞ?」
「ええ。
簡単な分析はできていますし、ここの結界や罠程度なら、大丈夫です。
おそらく他の人間には破るのは困難かも知れませんが、私はこの結界よりももっと複雑な結界も破ったことがありますし、たぶん簡単に破れますよ」
「……それは、魔力が多いから?」
「それもありますが、結界破りや罠の対応に慣れているもので……」
「……メナード公爵家の方針で訓練させられたのか?」
「いえ。セリウス様対策で……。
小さい頃からあの方はやっかいで、平気で自分の婚約者を高度な結界に閉じ込めたり、罠を仕掛ける方で……」
「ああ、なるほど!
あの腹黒王子ならありうるな。
しかも、小さい頃からなら、王妃様のような大人の良識もなく、欲望のままにやらかしたんだろうな……」
「ええ。本当にそうでしたね。
おかげで、こっちは結界と罠のエキスパートになり、父や兄の仕事の手助けができるようになりました」と言って、またもやセリウスとの思い出がフラッシュバックしてきて、ちょっと苛つくリーリア。
「そうか……。
無邪気なようで、野猿も苦労して実力をつけたんだな」と言って、リーリアの頭を撫でて、いたわってくれるルクレナに対してちょっと好感度があがってくるリーリアであった。
こうして、3日後にやっとリーリアは脱獄することになった。
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