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番外編 IF 野猿な囚人 10.脱獄
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ルクレナの計画をリーリアが聞かされてから3日目の夜。
カシャン
リーリアの魔力を封じていた腕輪が無事に外れた。
それを確認したルクレナが、すぐに外の仲間に合図を送り、騒ぎが始まった。
ミランダとリーリアは一応、体を拘束しているように見かけだけの縛り方をされていた。
ミランダは力自慢のルクレナの部下に両腕で大切に抱えられたが、リーリアは……。
「あの~。
私もミランダみたいな抱え方をしてほしーなー、なんて……」
「は?無理だぞ。
あんなことしたら、私の片手が空かないだろう?
そうすると、危険だぞ?」と言って、リーリアは荷物のように片手でルクレナの小脇に抱えられた。
「……そうですね。我慢します」(ルクレナ様、見かけによらず力持ちですね?でも、抱えられているところがちょっと痛いですけど?いや、結構、痛いけどね!)と思うリーリアであったが、もう優先事項を考え、耐えることにした。
ルクレナ達に抱えられ、ミランダやリーリアが攫われそうになっていることに気づいた看守達を、ルクレナとルクレナの部下達が次々と撃退し、逃げるために結界を破るポイントまで何とか移動できた。
「さあ、野猿!腕の見せ所だ、頑張れ!!」とルクレナは抱えていたリーリアをおろした。
「はい、おまかせください!」と言って、見かけの拘束も外してもらい、リーリアは外したばかりの腕輪を取り出した。
この強力な魔力吸引をする腕輪で、結界に穴をつくるつもりであった。
リーリアが自分の思い通りに働くように腕輪に細工の魔法をかけて、結界に向かって思いっきり投げた。
投げられた腕輪はくるくると回転して、まるで人の口がゼリーを吸い込むように結界の魔力をズオオーッと勢いよく吸い込み始めた。
そのため、結界に綻びができて、それを感知したせいで罠が作動し始めた。
リーリア達に向かってビュンビュンと矢が雨のように降ってきた。
「なっ!」
「やばい!!」とルクレナの部下達が焦った。
「よけろっ!」と咄嗟に叫んだルクレナに対して、リーリアは逆に叫んだ。
「みんな動かないで!!」
反射で矢を避けようとしたルクレナ以外、他の者の前にはリーリアが対策で敷いた防御壁に守られて矢から逃れた。ルクレナは動いたためリーリアの防御壁からは外れてしまったが、自力で避けたので無事だった。
「こら~、野猿ぅ~。
罠がくるってわかっていたなら、きちんと言え!
危うく死ぬところだっただろう?」とリーリアの頬をつねりあげるルクレナ。
「いひゃい、いひゃいれす!」と言って、リーリアは何とかルクレナからほっぺを奪還する。
「……ちゃんと、対策してました~」と言い訳するリーリア。
「それでも、言え!」
「あ、じゃあ、次はたぶん槍的なものが……」とリーリアが言い終わる前に罠の槍がドスドスふってきた。
「わあ!!」とルクレナは身軽な動物のように俊敏に動き、槍を何とかすべて避けた。
(ルクレナ様、すごいな~。実は運動神経はセリウス様に負けないかもな~)と正直、感心するリーリア。
ルクレナ以外の者達はもちろん、完璧な防御壁でリーリアが守っていた、
「き、貴様~!私を殺す気か!?」
「まさか!ちゃんと言ったでしょう?」
「遅いんだよ!」
「もう!ルクレナ様の前にも防御壁張ったから、そこから動かないでくださいよ。
動くなら自分で避けてくださいね」とルクレナにつれないリーリアであった。
ビキッ、ビシッ、パリン
そうしているうちに、結界の魔力を吸って穴をあけていた腕輪が、粉々になってしまった。
「ああ!もたなかったか~」とがっかりするリーリア。
腕輪の吸引できる容量分の穴で逃げるだけの結界の解除ができると計算していたリーリアであったが、腕輪はリーリアの魔力をいっぱいに吸引していたため、容量をすぐに超えてしまったようだった。
しかも、リーリアが算定した以上に結界の層は厚く、別な手段で、綻び程度の穴を逃げれるレベルまで広げる必要があった。
(どうやって、結界を消そうかな?)とリーリアが手段に迷っていると、ルクレナは残念そうに「これ以上は無理か?」と聞いてきた。
そのルクレナの残念そうな表情は、リーリアの気持ちに火をつけてしまった。
しかも、その表情は、セリウスがリーリアに見せる表情の中で、最も腹立つ時の表情にそっくりであった。
ふと、リーリアは気づいた。
(ルクレナ様って、もしかしてセリウス様と親戚?というか、王妃様の親戚なのかしら?)
そんなセリウスに似ているルクレナの表情から、トラウマが発動したリーリアはちょっと力が入り過ぎてしまった。
「いいえ!まだまだこれからですよ、ルクレナ様」と言って、リーリアはニヤっと笑った。
「うおりゃー!!とりゃあー!!」と貴族令嬢とは思えない雄たけびをあげて、リーリアは目の前の厚い結界層を破るため、両手に最大の大きさになるように、結界の魔法を相殺することができるような結界の性質と相反する魔力を球状に練り上げて、結界に当ててみた。
すると、先程は綻び程度だった結界は、ぎゅるんぎゅるんと回るリーリアの相殺球に接触するやいなや、たちまち雪が溶けるように消えてしまい、凄いスピードで回る相殺球のために急激に結界が失われた。
「あれ?」
さすがのリーリアも驚いた。
数分もたたずに、アウスフォーデュ修道院を囲む結界は全て消えてしまった。
逃げるための結界の穴をあければいいだけだったのに、アウスフォーデュ修道院を囲む全ての結界をたった数分で消し去ってしまったリーリア。
しばらく、リーリア達はシーンと黙り込み、結界のなくなったアウスフォーデュ修道院を囲む塀を見つめた。
罠さえもことごとく消え去ってしまい、あとはこの塀を登って、逃走経路に入ればいいだけなのに、何故か、みんな立ち尽くしてしまった。
実は、別な場所で、陽動で攻撃していたルクレナの部下達やそれを抑えていた看守達ですら、急に消えた結界のせいで、何事かと唖然としていた。
「……の、野猿、……いや、もしも~し、リーリアさ~ん?」と自分をいち早く取り戻したルクレナが声をかける。
「は、は~い、ルクレナ様、なんですか~?」
「やりすぎだ!!
これは、もうお前がやったとバレバレだろう……」
「え?いやいや、いや~。
ルクレナ様がやったことにしたりなんかしちゃったり?できちゃったりなんかして?」
「馬鹿め!
そんなの無理にきまってるだろう。
こんなことができる奴はこの国でも数人に限られているぞ。
そんな現場にお前がいたんだ。
お前がやったって確実にばれるぞ!」
「ええ!?ばれちゃいますか?」
はあと大きくため息をついたルクレナ。
「……お前みたいな野猿が何で第2王子の婚約者になったか、よくわかった。
さすが、あのメナード公爵家のご令嬢だな。
これは『魔女』レベルの能力だぞ……。
お前は国で管理されないといけないレベルの人間だ」とルクレナは呆れた。
「とりあえず、壁をこえるぞ!」とルクレナが指示をだし、アウスフォーデュ修道院を囲む壁をみんなで超えて、予定していた逃走経路で無事にリーリア達は逃走した。
リーリア達が逃げている間に、アウスフォーデュ修道院の結界がなくなったことに気づいた大勢の囚人達も、我先にと壁を越えて、ぞくぞくと脱獄し始めたため、騒動は大きくなり、国の騎士が出てくるほどの大事件に発展した。
ルクレナの用意してくれた準備と逃走経路のおかげで、リーリア達は捕まることなく、無事に脱獄できたが、リーリアに関しては、ルクレナに誘拐された被害者を装うことはもう無理だった。
ルクレナの言う通り、このレベルのことができる巨大な魔力と魔法の技術がある人間はこの国ではほんの数人に限られており、その1人であるリーリアがその現場からいなくなったとあったら、間違いなく犯人である。
アウスフォーデュ修道院の強力な結界を短時間で全て消し去るほどの魔力を持つリーリアは、たちまち重要犯罪人として、国をあげて追われることが決まった。
カシャン
リーリアの魔力を封じていた腕輪が無事に外れた。
それを確認したルクレナが、すぐに外の仲間に合図を送り、騒ぎが始まった。
ミランダとリーリアは一応、体を拘束しているように見かけだけの縛り方をされていた。
ミランダは力自慢のルクレナの部下に両腕で大切に抱えられたが、リーリアは……。
「あの~。
私もミランダみたいな抱え方をしてほしーなー、なんて……」
「は?無理だぞ。
あんなことしたら、私の片手が空かないだろう?
そうすると、危険だぞ?」と言って、リーリアは荷物のように片手でルクレナの小脇に抱えられた。
「……そうですね。我慢します」(ルクレナ様、見かけによらず力持ちですね?でも、抱えられているところがちょっと痛いですけど?いや、結構、痛いけどね!)と思うリーリアであったが、もう優先事項を考え、耐えることにした。
ルクレナ達に抱えられ、ミランダやリーリアが攫われそうになっていることに気づいた看守達を、ルクレナとルクレナの部下達が次々と撃退し、逃げるために結界を破るポイントまで何とか移動できた。
「さあ、野猿!腕の見せ所だ、頑張れ!!」とルクレナは抱えていたリーリアをおろした。
「はい、おまかせください!」と言って、見かけの拘束も外してもらい、リーリアは外したばかりの腕輪を取り出した。
この強力な魔力吸引をする腕輪で、結界に穴をつくるつもりであった。
リーリアが自分の思い通りに働くように腕輪に細工の魔法をかけて、結界に向かって思いっきり投げた。
投げられた腕輪はくるくると回転して、まるで人の口がゼリーを吸い込むように結界の魔力をズオオーッと勢いよく吸い込み始めた。
そのため、結界に綻びができて、それを感知したせいで罠が作動し始めた。
リーリア達に向かってビュンビュンと矢が雨のように降ってきた。
「なっ!」
「やばい!!」とルクレナの部下達が焦った。
「よけろっ!」と咄嗟に叫んだルクレナに対して、リーリアは逆に叫んだ。
「みんな動かないで!!」
反射で矢を避けようとしたルクレナ以外、他の者の前にはリーリアが対策で敷いた防御壁に守られて矢から逃れた。ルクレナは動いたためリーリアの防御壁からは外れてしまったが、自力で避けたので無事だった。
「こら~、野猿ぅ~。
罠がくるってわかっていたなら、きちんと言え!
危うく死ぬところだっただろう?」とリーリアの頬をつねりあげるルクレナ。
「いひゃい、いひゃいれす!」と言って、リーリアは何とかルクレナからほっぺを奪還する。
「……ちゃんと、対策してました~」と言い訳するリーリア。
「それでも、言え!」
「あ、じゃあ、次はたぶん槍的なものが……」とリーリアが言い終わる前に罠の槍がドスドスふってきた。
「わあ!!」とルクレナは身軽な動物のように俊敏に動き、槍を何とかすべて避けた。
(ルクレナ様、すごいな~。実は運動神経はセリウス様に負けないかもな~)と正直、感心するリーリア。
ルクレナ以外の者達はもちろん、完璧な防御壁でリーリアが守っていた、
「き、貴様~!私を殺す気か!?」
「まさか!ちゃんと言ったでしょう?」
「遅いんだよ!」
「もう!ルクレナ様の前にも防御壁張ったから、そこから動かないでくださいよ。
動くなら自分で避けてくださいね」とルクレナにつれないリーリアであった。
ビキッ、ビシッ、パリン
そうしているうちに、結界の魔力を吸って穴をあけていた腕輪が、粉々になってしまった。
「ああ!もたなかったか~」とがっかりするリーリア。
腕輪の吸引できる容量分の穴で逃げるだけの結界の解除ができると計算していたリーリアであったが、腕輪はリーリアの魔力をいっぱいに吸引していたため、容量をすぐに超えてしまったようだった。
しかも、リーリアが算定した以上に結界の層は厚く、別な手段で、綻び程度の穴を逃げれるレベルまで広げる必要があった。
(どうやって、結界を消そうかな?)とリーリアが手段に迷っていると、ルクレナは残念そうに「これ以上は無理か?」と聞いてきた。
そのルクレナの残念そうな表情は、リーリアの気持ちに火をつけてしまった。
しかも、その表情は、セリウスがリーリアに見せる表情の中で、最も腹立つ時の表情にそっくりであった。
ふと、リーリアは気づいた。
(ルクレナ様って、もしかしてセリウス様と親戚?というか、王妃様の親戚なのかしら?)
そんなセリウスに似ているルクレナの表情から、トラウマが発動したリーリアはちょっと力が入り過ぎてしまった。
「いいえ!まだまだこれからですよ、ルクレナ様」と言って、リーリアはニヤっと笑った。
「うおりゃー!!とりゃあー!!」と貴族令嬢とは思えない雄たけびをあげて、リーリアは目の前の厚い結界層を破るため、両手に最大の大きさになるように、結界の魔法を相殺することができるような結界の性質と相反する魔力を球状に練り上げて、結界に当ててみた。
すると、先程は綻び程度だった結界は、ぎゅるんぎゅるんと回るリーリアの相殺球に接触するやいなや、たちまち雪が溶けるように消えてしまい、凄いスピードで回る相殺球のために急激に結界が失われた。
「あれ?」
さすがのリーリアも驚いた。
数分もたたずに、アウスフォーデュ修道院を囲む結界は全て消えてしまった。
逃げるための結界の穴をあければいいだけだったのに、アウスフォーデュ修道院を囲む全ての結界をたった数分で消し去ってしまったリーリア。
しばらく、リーリア達はシーンと黙り込み、結界のなくなったアウスフォーデュ修道院を囲む塀を見つめた。
罠さえもことごとく消え去ってしまい、あとはこの塀を登って、逃走経路に入ればいいだけなのに、何故か、みんな立ち尽くしてしまった。
実は、別な場所で、陽動で攻撃していたルクレナの部下達やそれを抑えていた看守達ですら、急に消えた結界のせいで、何事かと唖然としていた。
「……の、野猿、……いや、もしも~し、リーリアさ~ん?」と自分をいち早く取り戻したルクレナが声をかける。
「は、は~い、ルクレナ様、なんですか~?」
「やりすぎだ!!
これは、もうお前がやったとバレバレだろう……」
「え?いやいや、いや~。
ルクレナ様がやったことにしたりなんかしちゃったり?できちゃったりなんかして?」
「馬鹿め!
そんなの無理にきまってるだろう。
こんなことができる奴はこの国でも数人に限られているぞ。
そんな現場にお前がいたんだ。
お前がやったって確実にばれるぞ!」
「ええ!?ばれちゃいますか?」
はあと大きくため息をついたルクレナ。
「……お前みたいな野猿が何で第2王子の婚約者になったか、よくわかった。
さすが、あのメナード公爵家のご令嬢だな。
これは『魔女』レベルの能力だぞ……。
お前は国で管理されないといけないレベルの人間だ」とルクレナは呆れた。
「とりあえず、壁をこえるぞ!」とルクレナが指示をだし、アウスフォーデュ修道院を囲む壁をみんなで超えて、予定していた逃走経路で無事にリーリア達は逃走した。
リーリア達が逃げている間に、アウスフォーデュ修道院の結界がなくなったことに気づいた大勢の囚人達も、我先にと壁を越えて、ぞくぞくと脱獄し始めたため、騒動は大きくなり、国の騎士が出てくるほどの大事件に発展した。
ルクレナの用意してくれた準備と逃走経路のおかげで、リーリア達は捕まることなく、無事に脱獄できたが、リーリアに関しては、ルクレナに誘拐された被害者を装うことはもう無理だった。
ルクレナの言う通り、このレベルのことができる巨大な魔力と魔法の技術がある人間はこの国ではほんの数人に限られており、その1人であるリーリアがその現場からいなくなったとあったら、間違いなく犯人である。
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