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2.5運
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オフィスの社長室で若い女性の責める様な甲高い声が響く。
と、言っても仕事の事ではなく全く別の事に関しての叱責いや、注意? 激昂?とにかく不甲斐なさを責めるものだった。
西園寺 蒼紫27歳、西園寺グループの御曹司であり、創志商事取締役社長、がっしりとした鍛えられた体躯に、鼻筋の通った凛々しい容姿は男女問わず目を引く。
性格も温和で優しく、アルファには珍しく威圧感を与えない。
ここまで好条件が揃っているにも拘わらず、蒼紫は運に見放されていた。
いや、仕事も順調で人間関係も家族関係も、周りを取り囲む環境等は恵まれすぎている。
ただ、一点女運を除いては。
幼少期からの婚約者には運命の人とやらが現れ破談。
その後知り合った女性はアルファなのに物足りないと振られる事12人。
やっと、自分自身を受け入れてもらえると思った女性には夜体力的に付いていけないと振られ。
家族の持ってきた見合いで知り合った女性とは婚約者までなったのに、これまた、運命の人とやらにトンビに油揚げのごとく持って行かれ破談。しかも、相手は自分の会社の社員だった。
もう自分に出会いはないと諦め、仕事に邁進しているさなかに突撃してきたのは一つ下の妹沙苗だった。
「兄さん、聞いたわよ。」
地を這うような声が社長室に響く。
「あ~」
「あ~、じゃないわよ!どう言う事よ!」
”どう”と言われても聞きたいのは蒼紫の方だった。
いつも相手には誠心誠意接してきたつもりだし、今回も蒼紫がいいと言ってくれて婚約を結び、忙しい時間をなんとか都合をつけ会いに行ったし、望むことは出来る限り叶えてきた。
何が悪くてどうすればよかったのか正直全くもって分からない。
「ははは。」
笑って誤魔化すつもりはなかったが、思いがけず出た乾いた笑い声は妹の感情を刺激するのには十分だった。
「笑ってる場合じゃないわ!あの女!性格だけじゃなく、頭も悪いとは思ってたけど結婚間近になって乗り換えるってどういうつもりなの!!しかも、この会社の社員ですって!!」
「仕方ないんじゃないかな。」
「はぁ!何が仕方ないのよ!浮気し放題、散財し放題、そんな状態でも兄さんには愛情掛けてもらって!何が不満だったわけ!!」
なにげに無視できない情報も入っていたが、おそらく周りが気を使って蒼紫に情報がいかない様にしてくれていたのだろう。
”そうか、浮気し放題だったのか”と、ちょっと落ち込む。
「覇気がないらしいよ。」
「はぁ?」
「男として終わってると言うことらしい。」
「はぁぁぁん?」
もう関係ない相手なのでかばうことなく言われた事をそのまま沙苗に言うと、どすの効いた淑女にあるまじき反応が返ってきて苦笑する。
「淑女にあるまじき声が聞こえたようだけど?」
「声なんていいのよ!」
バンと机を両手でたたき、バッと顔を上げた。
「お見合いするわよ」
「沙苗……」
「わかったわね!」
「沙苗、もういいんだよ。」
「今度こそ!今度こそ!!兄さんにはいい人が見つかる様に!もうすでにっ!!手配済みよ!!」
---なんて事を
「沙苗……」
額を押さえ苦悶する蒼紫をキッと睨みつけ、仁王立ちになり左手を腰に置き、ビシッと蒼紫を指差す妹は燃えていた。
「こと「断れないわよ!!」……」
「なんせ、成婚率100%のマッチングよ!枠取りだけでも争奪戦なのに、ここで断ったら2度と登録さえ出来ないわ!」
「俺は登録した覚えさえないんだが。」
「私が代理でしといたの、今までの経験からPRもしっかり書き込んだから変な女は絶対に当たらないわ。」
自信ありげに胸を張る沙苗に途端に不安になる。
昔から自信満々にしてる時こそ何かやらかしがあるのがこの妹だ。
書き込んだと言うPRも、どんな事を書き込んだか恐ろしくて聞けない
「会ってみるだけでもいいじゃない!兄さんに幸せになってもらいたいの!」
鬼気迫る妹に蒼紫はしぶしぶ頷いた。
>>>>>>>>>
蒼紫の了承を得て満足したのか沙苗は機嫌よく部屋から出て行った。
「……東堂」
「はい。」
「彼女の浮気は知ってたのか?」
後ろに立つ秘書に聞くと一瞬間を置き「…はい」と答えが返ってきた。どうやら知らなかったのは自分だけらしい。
おそらく、散財も本当の事なのだろう。
彼女が”婚約をなかった事に”と言ってきた時に、家族がやたら乗り気だったのは、彼女の日頃の行いの悪さだった事を今知った。
早めに向こうから終止符を打ってくれたと喜ぶべきなのか、彼女にもっと寄り添ってやればよかったと思うべきなのか、もう全く分からなくなってしまった。
「マッチングの件は?」
「そちらは初耳でございます。」
もしかしたら、妹の夫実海棠始に聞いてセッティングしようと思い付いた可能性が高い。
彼はお見合い自体は成就しなかったが、見合いをした事に意味があったのだと随分マッチングを押していた。
「悪いが実海棠に連絡を取って取り下げてもらうようにしてくれ。」
「よろしいのですか?」
「流石に今はそんな気にならないからな。相手が決まる前なら失礼にならないだろう。」
なんせ、婚約破棄からまだ半月も経ってない、ベルトコンベアの商品でもあるまいし、さあ、次という気には到底ならない。
何より妹のセッティングというのが怖すぎる。
理想をしっかり書き込んだと言っていたが、自分のPRの可能性も高い。
「すぐにでも連絡しておいてくれ。」
東堂は「かしこまりました。」と携帯を出した時だった。目の前の電話が鳴り取り次いだ担当者だという相手が日取りを確認してきて蒼紫は目の前が真っ白になった。
沙苗の思惑通りにマッチングが決定した瞬間だった。
と、言っても仕事の事ではなく全く別の事に関しての叱責いや、注意? 激昂?とにかく不甲斐なさを責めるものだった。
西園寺 蒼紫27歳、西園寺グループの御曹司であり、創志商事取締役社長、がっしりとした鍛えられた体躯に、鼻筋の通った凛々しい容姿は男女問わず目を引く。
性格も温和で優しく、アルファには珍しく威圧感を与えない。
ここまで好条件が揃っているにも拘わらず、蒼紫は運に見放されていた。
いや、仕事も順調で人間関係も家族関係も、周りを取り囲む環境等は恵まれすぎている。
ただ、一点女運を除いては。
幼少期からの婚約者には運命の人とやらが現れ破談。
その後知り合った女性はアルファなのに物足りないと振られる事12人。
やっと、自分自身を受け入れてもらえると思った女性には夜体力的に付いていけないと振られ。
家族の持ってきた見合いで知り合った女性とは婚約者までなったのに、これまた、運命の人とやらにトンビに油揚げのごとく持って行かれ破談。しかも、相手は自分の会社の社員だった。
もう自分に出会いはないと諦め、仕事に邁進しているさなかに突撃してきたのは一つ下の妹沙苗だった。
「兄さん、聞いたわよ。」
地を這うような声が社長室に響く。
「あ~」
「あ~、じゃないわよ!どう言う事よ!」
”どう”と言われても聞きたいのは蒼紫の方だった。
いつも相手には誠心誠意接してきたつもりだし、今回も蒼紫がいいと言ってくれて婚約を結び、忙しい時間をなんとか都合をつけ会いに行ったし、望むことは出来る限り叶えてきた。
何が悪くてどうすればよかったのか正直全くもって分からない。
「ははは。」
笑って誤魔化すつもりはなかったが、思いがけず出た乾いた笑い声は妹の感情を刺激するのには十分だった。
「笑ってる場合じゃないわ!あの女!性格だけじゃなく、頭も悪いとは思ってたけど結婚間近になって乗り換えるってどういうつもりなの!!しかも、この会社の社員ですって!!」
「仕方ないんじゃないかな。」
「はぁ!何が仕方ないのよ!浮気し放題、散財し放題、そんな状態でも兄さんには愛情掛けてもらって!何が不満だったわけ!!」
なにげに無視できない情報も入っていたが、おそらく周りが気を使って蒼紫に情報がいかない様にしてくれていたのだろう。
”そうか、浮気し放題だったのか”と、ちょっと落ち込む。
「覇気がないらしいよ。」
「はぁ?」
「男として終わってると言うことらしい。」
「はぁぁぁん?」
もう関係ない相手なのでかばうことなく言われた事をそのまま沙苗に言うと、どすの効いた淑女にあるまじき反応が返ってきて苦笑する。
「淑女にあるまじき声が聞こえたようだけど?」
「声なんていいのよ!」
バンと机を両手でたたき、バッと顔を上げた。
「お見合いするわよ」
「沙苗……」
「わかったわね!」
「沙苗、もういいんだよ。」
「今度こそ!今度こそ!!兄さんにはいい人が見つかる様に!もうすでにっ!!手配済みよ!!」
---なんて事を
「沙苗……」
額を押さえ苦悶する蒼紫をキッと睨みつけ、仁王立ちになり左手を腰に置き、ビシッと蒼紫を指差す妹は燃えていた。
「こと「断れないわよ!!」……」
「なんせ、成婚率100%のマッチングよ!枠取りだけでも争奪戦なのに、ここで断ったら2度と登録さえ出来ないわ!」
「俺は登録した覚えさえないんだが。」
「私が代理でしといたの、今までの経験からPRもしっかり書き込んだから変な女は絶対に当たらないわ。」
自信ありげに胸を張る沙苗に途端に不安になる。
昔から自信満々にしてる時こそ何かやらかしがあるのがこの妹だ。
書き込んだと言うPRも、どんな事を書き込んだか恐ろしくて聞けない
「会ってみるだけでもいいじゃない!兄さんに幸せになってもらいたいの!」
鬼気迫る妹に蒼紫はしぶしぶ頷いた。
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蒼紫の了承を得て満足したのか沙苗は機嫌よく部屋から出て行った。
「……東堂」
「はい。」
「彼女の浮気は知ってたのか?」
後ろに立つ秘書に聞くと一瞬間を置き「…はい」と答えが返ってきた。どうやら知らなかったのは自分だけらしい。
おそらく、散財も本当の事なのだろう。
彼女が”婚約をなかった事に”と言ってきた時に、家族がやたら乗り気だったのは、彼女の日頃の行いの悪さだった事を今知った。
早めに向こうから終止符を打ってくれたと喜ぶべきなのか、彼女にもっと寄り添ってやればよかったと思うべきなのか、もう全く分からなくなってしまった。
「マッチングの件は?」
「そちらは初耳でございます。」
もしかしたら、妹の夫実海棠始に聞いてセッティングしようと思い付いた可能性が高い。
彼はお見合い自体は成就しなかったが、見合いをした事に意味があったのだと随分マッチングを押していた。
「悪いが実海棠に連絡を取って取り下げてもらうようにしてくれ。」
「よろしいのですか?」
「流石に今はそんな気にならないからな。相手が決まる前なら失礼にならないだろう。」
なんせ、婚約破棄からまだ半月も経ってない、ベルトコンベアの商品でもあるまいし、さあ、次という気には到底ならない。
何より妹のセッティングというのが怖すぎる。
理想をしっかり書き込んだと言っていたが、自分のPRの可能性も高い。
「すぐにでも連絡しておいてくれ。」
東堂は「かしこまりました。」と携帯を出した時だった。目の前の電話が鳴り取り次いだ担当者だという相手が日取りを確認してきて蒼紫は目の前が真っ白になった。
沙苗の思惑通りにマッチングが決定した瞬間だった。
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