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59.恋バナ
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折り鶴を何気なく見ていると「弥生さん!飲んでますか?」と酒瓶を持った佐藤が横に陣取る。
「のんでるのんでる、佐藤君ものんでるねぇ。」
「いやーうちの美穂の料理も美味いですけど、知子さんの料理も美味くてついつい進んじゃって。」
どうぞどうぞと注がれた酒に口をつけるとぐっときた。
喉がかっとくるような濃いアルコールに佐藤の持っている酒瓶を見ると。
「佐藤君、それ焼酎じゃん!もしかしてストレートで飲んでんの!?」
「何言ってるんですか、酒はストレートで飲むに限りますよ。」
「………佐藤君、酔ってるね」
「弥生さん、知らないんですか?アルファは酔わないんですよ。」
いや、そんな事はない。
確かにアルファは酒に強い、強いが酔わないわけじゃない。
個人差はあるが、ある一定量飲むとそこから一気にくると教えてもらった事がある。
父の方を見ると潰れて母に介抱されていたがその周りにある酒瓶が尋常じゃなかった。
酒の一升瓶がワンケース分に5リットルの焼酎ボトルがここから見えるだけでも3本は見える。他にも片付けたものもあるだろう。
父修一は実はかなりの酒豪だ。
それこそアルファと差しで飲めるくらい。
その修一が潰れているという事は佐藤もかなりきているはずだ。
弥生は手招きで美穂を呼ぶと入れ替わり美穂の手にジュースを持たせた。
「弥生さん!酒ってのはねぇ、長い時間をかけてですね!」
そばにいるのが弥生だと思っている佐藤が酒のうんちくを始めたのでそっとその場から離れた。
佐藤のうんちくが始まると長いのでそこは美穂ちゃんに任せて、空いてるものを片付け始め洗い物を持って流しにいくと、母の方も一段落ついたのか残っていたものを持って入ってきた。
「弥生ありがと。あなたも疲れてるのに。」
「ううん、それほどでもないよ。母さんこそ大変だったでしょう。」
「美穂ちゃんと小さな天使さんが手伝ってくれたから楽しかったわ。あなた、会社に乗り込んだんですって?」
「あー」
「ふふ、佐藤君に聞いたの。かっこよかったって。」
「もう、佐藤君は。」
酔っ払うと口が軽くなってしまうのはバース性にかかわらないらしい。
「で?」
「?でっ、て?」
「何言ってるのそんなに綺麗になって帰って来ちゃって。」
「俺そんなに変わった?」
目が覚めてあざが治ってくると周りからしょっちゅう言われてきた。
女神のようだなんて歯が浮く様な事を言われた事もあったが、Mが常に側にいたし、病室が特別室だったし社交辞令くらいに受け流してきた。
社交辞令が必要ない母が言うと本当に自分が綺麗になった気になる。
「変わったわよ。お父さんが焦るくらいには。」
「お父さん、なにに焦るの?」
「そりゃあ、”弥生が結婚します!”って言うんじゃないかって。もう、弥生が乾杯の前に”言っとくね”って言い出したときのお父さんの顔ったら。」
くすくす笑う母に、どんな顔してたかなと思い出そうとするが、弥生もどう思われるかと緊張していた事もあって思い出せない。
でも、ようやく理解した。
「それでお祝いかぁ」
「お父さんったら弥生離れができなくって困っちゃうわ。」
「俺離れって、できてるでしょ。」
武道を習ってるときも、出来ないと泣いたときには厳しかったし、一人暮らしするときも引き止めるどころかさっさと行けという態度だった気がする。
「そりゃ、父親ですもの、厳しくもするわ、でもね、叱ったあとは落ち込んで、一人暮らしはじめたときなんてお酒の量が増えてたのよ。仕事から帰ってくるのが遅いときなんて弥生のアパートの近くまで行ってたみたいだし。」
「そうなの?」
「ふふ、そうなのよ。」
洗い物を食洗器の中に入れ終わるとお茶とお菓子の準備をして片付けたテーブルに運ぶ。
いつの間にか佐藤は子供二人と一緒に夢の中に旅立っていた。
「美穂ちゃんお茶にしましょ。」
「知子さん、ありがとうございます。」
ごみの片付けをしてくれていた美穂が最後のごみ袋を一か所にまとめると一緒に席に着いた。
「で?」
「え?」
「え?じゃないわよ。綺麗になったのは恋をしてるからでしょ。どんな人なの?」
「やっぱり!?弥生さん綺麗になりましたもんね。」
「待って待って恋なんてしてないから。」
「何にもないのにそこまで変わらないわよ。」
「弥生さん、ほんとに綺麗になったんですよ。」
「そうそう、恋って男も女も素敵に変えるからね。」
「「ねぇ~」」
声をそろえる二人に苦笑する。
ふと、今思い出さなくてもいいことを思い出してしまった。
中庭で、頬に触れた指、柔らかい唇の感触。
弥生はお茶を一気に飲んで一息つくと目の前の二人がきらきらした目でこちらを見ていた。
「な、なに?」
「私たちすっごく心配したのよね、美穂ちゃん。」
「はい、意識が戻らない間本当に生きた心地がしませんでした。」
「そんな、私たちに安心できるような話題を提供するくらいはいいと思うの。」
「えっと、たいした話じゃ……。」
と言ってしまった、と口を押さえる。
「たいした話じゃなくてもいいのよ。」
「そうですよ。弥生さんのお話聞きたいなぁ。」
より輝きを増した2人に、弥生は……負けた。
「ホテルの中庭でその、気になる男性に会ったってだけなんだけど。」
「うんうん。で?」
「いや、だから会っただけで。」
「そうなんですか、で?どんな風に?」
「うっ、えっと天気良くて、散歩して、ベンチで日向ぼっこしてたらいつの間にか寝てて、その人の肩に寄りかかってたんだ。」
「「うんうん。」」
「それからコーヒーおごってくれて、そこで別れた。」
「どんな人だったの?」
「どんな人?」
「顔よ、顔。」
「母さん、それ俺に聞く?」
人の顔を覚えるのは得意だが、こんな人だったと特徴を伝えるのが大の苦手で、弥生の言った特徴をつなぎ合わせると未知の生物が出来上がる。
それを思い出した母は「それもそうね」とすぐにあきらめた。
「でも、かっこよかった。」
「「うんうん。」」
「で、どんな話したの?」
「話らしい話はしなかったかな。」
「そうなの?どこに住んでるの?」
「聞かなかった。」
「え?名前は?」
「それも聞かなかった。」
母と美穂が顔を見合わせている。
「その人のどこが良かったんですか?」
「………全部。」
「何かきっかけになる様なことはなかったの?」
「きっかけかぁ。」
「その人を好きだなって思うような事ですよ。」
「思うような事………」
「そうね、例えば手を握ってビビッときたとか。」
「静電気はなかったかな。」
「突然抱きつかれたり」
「それ痴漢………」
「暴漢から助けてもらったり。」
「護衛がいたから。」
「ぶつかったり。」
「ベンチに座ってたから。」
「じゃ、一目惚れ?」
「まぁ、そうかな。」
「歯切れが悪いわね。」
「事故チュー位あってもいいと思うんですけど。」
「自己中?」
「事故チュウです。弥生さん漢字が違います。例えばですね曲がり角でぶつかった時にたまたまキスしちゃったり。」
「振り向きざまにたまたまキスしちゃったり。」
「顔をあげたらキスとか。」
「ベッドで寄り添って寝てて目が覚めたら間近に顔でキスとか。」
もうそれ、キス通り越してベッドイン。
「確信犯的に、ゴミがとかって誘導してキスとか。」
事実に近いところを突かれてびくっとしたのが悪かったのか、手元のお茶を倒してしまった。
「キスしたの?」
「キスしたんですね。」
二人と顔を合わせず、こぼれたお茶を無言でふく弥生に確信を持ち、その後は二人でいろいろなシチュエーションを想像して盛り上がっていた。
なぜか、バードキスがディープキスの話にかわったあたりで「そこまでしてないから。」と真っ赤になった弥生に止められ、これ以上からかうのは気の毒と思った二人は他の話題にうつっていった。
女性の勘の良さにうかつに口を滑らせない事を弥生は心に固く誓った。
「のんでるのんでる、佐藤君ものんでるねぇ。」
「いやーうちの美穂の料理も美味いですけど、知子さんの料理も美味くてついつい進んじゃって。」
どうぞどうぞと注がれた酒に口をつけるとぐっときた。
喉がかっとくるような濃いアルコールに佐藤の持っている酒瓶を見ると。
「佐藤君、それ焼酎じゃん!もしかしてストレートで飲んでんの!?」
「何言ってるんですか、酒はストレートで飲むに限りますよ。」
「………佐藤君、酔ってるね」
「弥生さん、知らないんですか?アルファは酔わないんですよ。」
いや、そんな事はない。
確かにアルファは酒に強い、強いが酔わないわけじゃない。
個人差はあるが、ある一定量飲むとそこから一気にくると教えてもらった事がある。
父の方を見ると潰れて母に介抱されていたがその周りにある酒瓶が尋常じゃなかった。
酒の一升瓶がワンケース分に5リットルの焼酎ボトルがここから見えるだけでも3本は見える。他にも片付けたものもあるだろう。
父修一は実はかなりの酒豪だ。
それこそアルファと差しで飲めるくらい。
その修一が潰れているという事は佐藤もかなりきているはずだ。
弥生は手招きで美穂を呼ぶと入れ替わり美穂の手にジュースを持たせた。
「弥生さん!酒ってのはねぇ、長い時間をかけてですね!」
そばにいるのが弥生だと思っている佐藤が酒のうんちくを始めたのでそっとその場から離れた。
佐藤のうんちくが始まると長いのでそこは美穂ちゃんに任せて、空いてるものを片付け始め洗い物を持って流しにいくと、母の方も一段落ついたのか残っていたものを持って入ってきた。
「弥生ありがと。あなたも疲れてるのに。」
「ううん、それほどでもないよ。母さんこそ大変だったでしょう。」
「美穂ちゃんと小さな天使さんが手伝ってくれたから楽しかったわ。あなた、会社に乗り込んだんですって?」
「あー」
「ふふ、佐藤君に聞いたの。かっこよかったって。」
「もう、佐藤君は。」
酔っ払うと口が軽くなってしまうのはバース性にかかわらないらしい。
「で?」
「?でっ、て?」
「何言ってるのそんなに綺麗になって帰って来ちゃって。」
「俺そんなに変わった?」
目が覚めてあざが治ってくると周りからしょっちゅう言われてきた。
女神のようだなんて歯が浮く様な事を言われた事もあったが、Mが常に側にいたし、病室が特別室だったし社交辞令くらいに受け流してきた。
社交辞令が必要ない母が言うと本当に自分が綺麗になった気になる。
「変わったわよ。お父さんが焦るくらいには。」
「お父さん、なにに焦るの?」
「そりゃあ、”弥生が結婚します!”って言うんじゃないかって。もう、弥生が乾杯の前に”言っとくね”って言い出したときのお父さんの顔ったら。」
くすくす笑う母に、どんな顔してたかなと思い出そうとするが、弥生もどう思われるかと緊張していた事もあって思い出せない。
でも、ようやく理解した。
「それでお祝いかぁ」
「お父さんったら弥生離れができなくって困っちゃうわ。」
「俺離れって、できてるでしょ。」
武道を習ってるときも、出来ないと泣いたときには厳しかったし、一人暮らしするときも引き止めるどころかさっさと行けという態度だった気がする。
「そりゃ、父親ですもの、厳しくもするわ、でもね、叱ったあとは落ち込んで、一人暮らしはじめたときなんてお酒の量が増えてたのよ。仕事から帰ってくるのが遅いときなんて弥生のアパートの近くまで行ってたみたいだし。」
「そうなの?」
「ふふ、そうなのよ。」
洗い物を食洗器の中に入れ終わるとお茶とお菓子の準備をして片付けたテーブルに運ぶ。
いつの間にか佐藤は子供二人と一緒に夢の中に旅立っていた。
「美穂ちゃんお茶にしましょ。」
「知子さん、ありがとうございます。」
ごみの片付けをしてくれていた美穂が最後のごみ袋を一か所にまとめると一緒に席に着いた。
「で?」
「え?」
「え?じゃないわよ。綺麗になったのは恋をしてるからでしょ。どんな人なの?」
「やっぱり!?弥生さん綺麗になりましたもんね。」
「待って待って恋なんてしてないから。」
「何にもないのにそこまで変わらないわよ。」
「弥生さん、ほんとに綺麗になったんですよ。」
「そうそう、恋って男も女も素敵に変えるからね。」
「「ねぇ~」」
声をそろえる二人に苦笑する。
ふと、今思い出さなくてもいいことを思い出してしまった。
中庭で、頬に触れた指、柔らかい唇の感触。
弥生はお茶を一気に飲んで一息つくと目の前の二人がきらきらした目でこちらを見ていた。
「な、なに?」
「私たちすっごく心配したのよね、美穂ちゃん。」
「はい、意識が戻らない間本当に生きた心地がしませんでした。」
「そんな、私たちに安心できるような話題を提供するくらいはいいと思うの。」
「えっと、たいした話じゃ……。」
と言ってしまった、と口を押さえる。
「たいした話じゃなくてもいいのよ。」
「そうですよ。弥生さんのお話聞きたいなぁ。」
より輝きを増した2人に、弥生は……負けた。
「ホテルの中庭でその、気になる男性に会ったってだけなんだけど。」
「うんうん。で?」
「いや、だから会っただけで。」
「そうなんですか、で?どんな風に?」
「うっ、えっと天気良くて、散歩して、ベンチで日向ぼっこしてたらいつの間にか寝てて、その人の肩に寄りかかってたんだ。」
「「うんうん。」」
「それからコーヒーおごってくれて、そこで別れた。」
「どんな人だったの?」
「どんな人?」
「顔よ、顔。」
「母さん、それ俺に聞く?」
人の顔を覚えるのは得意だが、こんな人だったと特徴を伝えるのが大の苦手で、弥生の言った特徴をつなぎ合わせると未知の生物が出来上がる。
それを思い出した母は「それもそうね」とすぐにあきらめた。
「でも、かっこよかった。」
「「うんうん。」」
「で、どんな話したの?」
「話らしい話はしなかったかな。」
「そうなの?どこに住んでるの?」
「聞かなかった。」
「え?名前は?」
「それも聞かなかった。」
母と美穂が顔を見合わせている。
「その人のどこが良かったんですか?」
「………全部。」
「何かきっかけになる様なことはなかったの?」
「きっかけかぁ。」
「その人を好きだなって思うような事ですよ。」
「思うような事………」
「そうね、例えば手を握ってビビッときたとか。」
「静電気はなかったかな。」
「突然抱きつかれたり」
「それ痴漢………」
「暴漢から助けてもらったり。」
「護衛がいたから。」
「ぶつかったり。」
「ベンチに座ってたから。」
「じゃ、一目惚れ?」
「まぁ、そうかな。」
「歯切れが悪いわね。」
「事故チュー位あってもいいと思うんですけど。」
「自己中?」
「事故チュウです。弥生さん漢字が違います。例えばですね曲がり角でぶつかった時にたまたまキスしちゃったり。」
「振り向きざまにたまたまキスしちゃったり。」
「顔をあげたらキスとか。」
「ベッドで寄り添って寝てて目が覚めたら間近に顔でキスとか。」
もうそれ、キス通り越してベッドイン。
「確信犯的に、ゴミがとかって誘導してキスとか。」
事実に近いところを突かれてびくっとしたのが悪かったのか、手元のお茶を倒してしまった。
「キスしたの?」
「キスしたんですね。」
二人と顔を合わせず、こぼれたお茶を無言でふく弥生に確信を持ち、その後は二人でいろいろなシチュエーションを想像して盛り上がっていた。
なぜか、バードキスがディープキスの話にかわったあたりで「そこまでしてないから。」と真っ赤になった弥生に止められ、これ以上からかうのは気の毒と思った二人は他の話題にうつっていった。
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