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第一部おまけ 女子会
59 やっぱりここで時間潰し
ニナ達と別れ自室で食事をとり、言語Ⅱと魔法Ⅱを進める。
どちらももうすぐ終わりでⅢに入る。
なら一気に進めたいけれど、今進めるべきは地理歴史。
それに今日は、この後の予定がある。
タブレットの時間表示は10時5分。
ならそろそろお出かけの時間ということで外出準備。
そう言っても化粧水すらない状態なので、顔を洗って拭いて着替えて髪を整える程度。
着替えながらふと思う。
外出が毎回基準4の同じ服というのも、そろそろ飽きたというか、何だかなと感じるようになった。
そろそろ購入を考えた方がいいだろうか。
1,000Cちょっとあれば、安い上着は買える。
つまり3週間分の奨学金があれば、なんとかなるわけだ。
そんなことを考えつつ外出準備して、そして外へ。
念のために今回も、門の外までは隠蔽魔法を使用。
あとは前回同様、ポアノン南分岐から走路を走って、自然公園へとあっさり到着。
受付で動物園分を含めて40C支払う。
日本ならセットで割り引きがあるよなと思ったところで、いつもの知識魔法が起動。
『セット割引はありません』
何だかなと思いつつチケットを受け取って、そして中へ。 時計によれば今は10時35分。
待ち合わせには早いけれどフンテト君がいるし、ふれあい動物園へ行ってみよう。
入口前広場を横切り、動物園入口でチケットを見せて入る。
自然公園も動物園の方も、あまり人は多くない。
この前の実習の時と同じくらいだと感じる。
これは今日が平日だからだろうか。
そんなことを思いつつ、順路とは逆方向へと歩いてふれあい動物園へ
さて、今日はフンテト君はどうしているだろう。
そう思いつつ中へ入って、全体を見てみる。
とりあえず近づいてくる恐竜はいない。
でも部屋の端の方で、見覚えのある服装が1名、座って恐竜を撫でている。
フンテト君と比べると小柄で、黒っぽい恐竜だ。
「カタリナ、早いね」
「持って生まれた性格です。どうしても早め早めに動いてしまいます」
「あとこの子も可愛いね」
黒い小柄な恐竜は、カタリナの横にぴたっと身体をくっつけている。
顔は違う方を向いているけれど、これはべったり甘えている格好に違いない。
少なくとも大型犬ならそうだ。
「ニフラちゃんという名前だそうです。最初は割と愛想がないのですけれど、わりと甘えたがりで可愛いです」
「前の実習の時もニフラちゃんを撫でたりしたの?」
「ええ。他に25日にも来ています。ニフラちゃんは自分から積極的に人に近づかないし控えめなタイプなので、可愛がってくれる人が少ないかもしれないと思って、つい来てしまいました」
首輪を確認すると『ニフラ ヘレラトル 3歳雌』とある。
大きさの他にも、フンテト君と比べるとマズルが短めで、尻尾も短め。逆に前足はちょっと長めで指も発達している。
フンテト君みたいに誰にでも愛想良いのも可愛いけれど、わかる人にさりげなく甘えるのも可愛いだろう。
なんて思ったらニフラちゃんがちらっ、ちらっと私の方を見た。
これはわんこなら、撫でろという意味だ。
なので驚かせないようゆっくり手を前から回し、見えるように背中に持って行って、撫でてやる。
ニフラちゃんは安心したように、また前を向いた。
なるほど、確かにこれも可愛い。
なので遠慮なく撫でてやると、背中を誰かにつっつかれた。
振り返ると人ではなく、もふもふの鼻面。
そう、フンテト君だ。
どうやらフンテト君、私のことを覚えてくれていた模様。
そして浮気するなと主張しに来た模様だ。
これはこれで可愛いから仕方ない。
撫でてやるとしよう。
「チアキはその子に懐かれてますね」
「フンテト君はわりと誰にも愛想がいいんだけれどね」
それでも可愛いから、わしわしと両手で撫でてやる。
◇◇◇
10分ほど撫でていたらまずはフインが、そしてすぐにニナとヒナリが到着。
なおそれぞれ恐竜の贔屓があるようだ。
私とニナがフンテト君派。
ヒナリがやはりスラフヘトルだけれど、フンテト君より一回り大きくて茶色が濃いポランテちゃん派。
そしてフインが、ニノニニハウルのテイプちゃん派。
モフモフの方が可愛いかと思っていたけれど、フインが可愛がっているテイプちゃんも、動きを見るとなかなか可愛い。
四本足でとことこフインのすぐ前まで歩いて行って、頭を上下してフインに何か訴えたりとか。
フインが座ると膝の上に乗っかって丸くなるとか。
テイプちゃんは身体に毛が生えてはおらず、トカゲとかと同じようなタイプの鱗のタイプ。
でも大きさが豆柴サイズで、動きも小型犬っぽい。
そして顔も、毛は生えていないけれどどこか小動物っぽくて可愛い。
なるほど、あれはあれで可愛いし、小さい分ペットとして飼いやすいかもしれない。
なんて思ったらフンテト君が前足で私をつっつく。
はいはい、浮気禁止という事ね。そう思いつつなでなでしてやって……
結局ニナ達が来てから30分くらい、それぞれ贔屓をなでなで。
お客さんが少ないので独占しても割と大丈夫だったというのはある。
しかしそろそろお腹が空いたので……
「そろそろ行きましょうか」
「そうですね。帰りにまた寄れますから」
名残惜しいけれど、ふれあい動物園を後にする。
どちらももうすぐ終わりでⅢに入る。
なら一気に進めたいけれど、今進めるべきは地理歴史。
それに今日は、この後の予定がある。
タブレットの時間表示は10時5分。
ならそろそろお出かけの時間ということで外出準備。
そう言っても化粧水すらない状態なので、顔を洗って拭いて着替えて髪を整える程度。
着替えながらふと思う。
外出が毎回基準4の同じ服というのも、そろそろ飽きたというか、何だかなと感じるようになった。
そろそろ購入を考えた方がいいだろうか。
1,000Cちょっとあれば、安い上着は買える。
つまり3週間分の奨学金があれば、なんとかなるわけだ。
そんなことを考えつつ外出準備して、そして外へ。
念のために今回も、門の外までは隠蔽魔法を使用。
あとは前回同様、ポアノン南分岐から走路を走って、自然公園へとあっさり到着。
受付で動物園分を含めて40C支払う。
日本ならセットで割り引きがあるよなと思ったところで、いつもの知識魔法が起動。
『セット割引はありません』
何だかなと思いつつチケットを受け取って、そして中へ。 時計によれば今は10時35分。
待ち合わせには早いけれどフンテト君がいるし、ふれあい動物園へ行ってみよう。
入口前広場を横切り、動物園入口でチケットを見せて入る。
自然公園も動物園の方も、あまり人は多くない。
この前の実習の時と同じくらいだと感じる。
これは今日が平日だからだろうか。
そんなことを思いつつ、順路とは逆方向へと歩いてふれあい動物園へ
さて、今日はフンテト君はどうしているだろう。
そう思いつつ中へ入って、全体を見てみる。
とりあえず近づいてくる恐竜はいない。
でも部屋の端の方で、見覚えのある服装が1名、座って恐竜を撫でている。
フンテト君と比べると小柄で、黒っぽい恐竜だ。
「カタリナ、早いね」
「持って生まれた性格です。どうしても早め早めに動いてしまいます」
「あとこの子も可愛いね」
黒い小柄な恐竜は、カタリナの横にぴたっと身体をくっつけている。
顔は違う方を向いているけれど、これはべったり甘えている格好に違いない。
少なくとも大型犬ならそうだ。
「ニフラちゃんという名前だそうです。最初は割と愛想がないのですけれど、わりと甘えたがりで可愛いです」
「前の実習の時もニフラちゃんを撫でたりしたの?」
「ええ。他に25日にも来ています。ニフラちゃんは自分から積極的に人に近づかないし控えめなタイプなので、可愛がってくれる人が少ないかもしれないと思って、つい来てしまいました」
首輪を確認すると『ニフラ ヘレラトル 3歳雌』とある。
大きさの他にも、フンテト君と比べるとマズルが短めで、尻尾も短め。逆に前足はちょっと長めで指も発達している。
フンテト君みたいに誰にでも愛想良いのも可愛いけれど、わかる人にさりげなく甘えるのも可愛いだろう。
なんて思ったらニフラちゃんがちらっ、ちらっと私の方を見た。
これはわんこなら、撫でろという意味だ。
なので驚かせないようゆっくり手を前から回し、見えるように背中に持って行って、撫でてやる。
ニフラちゃんは安心したように、また前を向いた。
なるほど、確かにこれも可愛い。
なので遠慮なく撫でてやると、背中を誰かにつっつかれた。
振り返ると人ではなく、もふもふの鼻面。
そう、フンテト君だ。
どうやらフンテト君、私のことを覚えてくれていた模様。
そして浮気するなと主張しに来た模様だ。
これはこれで可愛いから仕方ない。
撫でてやるとしよう。
「チアキはその子に懐かれてますね」
「フンテト君はわりと誰にも愛想がいいんだけれどね」
それでも可愛いから、わしわしと両手で撫でてやる。
◇◇◇
10分ほど撫でていたらまずはフインが、そしてすぐにニナとヒナリが到着。
なおそれぞれ恐竜の贔屓があるようだ。
私とニナがフンテト君派。
ヒナリがやはりスラフヘトルだけれど、フンテト君より一回り大きくて茶色が濃いポランテちゃん派。
そしてフインが、ニノニニハウルのテイプちゃん派。
モフモフの方が可愛いかと思っていたけれど、フインが可愛がっているテイプちゃんも、動きを見るとなかなか可愛い。
四本足でとことこフインのすぐ前まで歩いて行って、頭を上下してフインに何か訴えたりとか。
フインが座ると膝の上に乗っかって丸くなるとか。
テイプちゃんは身体に毛が生えてはおらず、トカゲとかと同じようなタイプの鱗のタイプ。
でも大きさが豆柴サイズで、動きも小型犬っぽい。
そして顔も、毛は生えていないけれどどこか小動物っぽくて可愛い。
なるほど、あれはあれで可愛いし、小さい分ペットとして飼いやすいかもしれない。
なんて思ったらフンテト君が前足で私をつっつく。
はいはい、浮気禁止という事ね。そう思いつつなでなでしてやって……
結局ニナ達が来てから30分くらい、それぞれ贔屓をなでなで。
お客さんが少ないので独占しても割と大丈夫だったというのはある。
しかしそろそろお腹が空いたので……
「そろそろ行きましょうか」
「そうですね。帰りにまた寄れますから」
名残惜しいけれど、ふれあい動物園を後にする。
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