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眠い
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チチチッチュンチュンッ
「……ん。」
パチッ
おはようございます。
アウラのところから帰ってきたら、もう朝でした。
あまり眠った感じがしません。
逆に疲れたような気がします。
うぅ~このまま眠りたいです。
でも、勉強や剣の練習などがあるので、起きないと……。
「ふぁ~……。うぅー眠い。」
もそもそと起き上がり、顔を洗いました。
ようやく、ぱっちりと目が覚めてきました。
その後、朝食をとり勉強や稽古を終わらせ自由な時間に本を読んだりして、いつものようにまったりと過ごしました。
次の日
いつもの様に勉強や稽古をおわらせて、まったりしようと思っていると、珍しくお仕事がお休みのお父様に呼び止められました。
「ルーナ、紹介したい子がいるから書斎においで。」
「紹介したい子……ですか?
わかりました。」
わたしは、ぱっと稽古の服から着替えて、書斎へと向かいました。
書斎へいくと、お父様と1人の女の子がいて、わたしはその女の子を見て固まってしまいました。
「ルーナ、この子はアウラティーネ・クロムウェル。
お父様のお父様、ルーナのお爺様の友人のお孫さんなんだよ。
この子は他国の侯爵家なんだけど、ご両親が事故で亡くなって家を叔父が継ぐことになったらしいんだけど、その叔父の妻に追い出されたらしくてね。
この子の祖父の代からの使用人が、他国の友人である父上を頼って来たけど父上はもう亡くなったから、代わりにお父様がこの子を家に招くことにしたんだよ。
それで、この子は剣術の腕がいいから、ルーナの護衛兼侍女になってもらおうと思ってね。
歳が近いからいいかなと思ったんだけど。どうだい?」
アウラは、夢のときと同じような姿なのに、なにか違う気がします。
前は絶世の美少女!
神々しい神秘的な綺麗さ!
こんな可愛い子は他にいない!って感じだったのに、今はとっても可愛いけれど、ずば抜けてという程でもない。
まぁ、それでも美少女で百人に聞けば百人が可愛いというレベルです。
超絶美少女ってところでしょうか。
あっ、神々しさとかがないのと、顔のバランスなどの完璧さを少し崩したんでしょうか?
人間味があるようにしてるんですね。
「初めまして。アウラティーネ・クロムウェルと申します。
よろしくお願いいたしますわ。」
そう言ってアウラはとても綺麗な礼をした。
「初めまして。ルーナ・ナターリアです。
よろしくお願いします。」
そう言い、わたしも礼をした。
わたしは、顔を上げるとお父様を見ながら言いました。
「お父様!わたし、侍女や護衛だけでなく、お友達になりたいです!
そしたら、舞踏会にも一緒に行けるでしょう?
わたし、お友達が欲しいんです!
もちろん、わたしが結婚するとなった時は、彼女についてくるか、誰かと結婚するかは選んでもらいますけど。」
「うーん。どっちもは難しくないかい?
令嬢なら侍女はおかしいし、侍女なら友達は公的には無理ではないかい?」
う……。そう言われればそうですね。
家の養子とかにするなら、舞踏会は出れますけど、それだと侍女は無理ですね。
逆だと、もう片方が無理です。
うぅ~。
あっ、侍女をしなければいいのでは?
でも、養子になれるかもわからないですし……。
「あ、お父様。アウラティーネ様に舞踏会に来てもらうことはできるのでしょうか?」
「あぁ。もちろんいいよ。
まぁ、もともと外ではクロムウェル嬢がいいなら、普通に令嬢として出てもらおうかとも考えていたからね。
それに、侍女といってもルーナは自分でいろいろとできるから、ちょっとした補助や話し相手になってほしかったんだよ。」
え?今までわたしが考えてた意味はなかったんですかね?
でも、一応解決しましたね。
まぁ、わたしが結婚したらどうするのかは後でアウラに聞けばいいですね。
「……ん。」
パチッ
おはようございます。
アウラのところから帰ってきたら、もう朝でした。
あまり眠った感じがしません。
逆に疲れたような気がします。
うぅ~このまま眠りたいです。
でも、勉強や剣の練習などがあるので、起きないと……。
「ふぁ~……。うぅー眠い。」
もそもそと起き上がり、顔を洗いました。
ようやく、ぱっちりと目が覚めてきました。
その後、朝食をとり勉強や稽古を終わらせ自由な時間に本を読んだりして、いつものようにまったりと過ごしました。
次の日
いつもの様に勉強や稽古をおわらせて、まったりしようと思っていると、珍しくお仕事がお休みのお父様に呼び止められました。
「ルーナ、紹介したい子がいるから書斎においで。」
「紹介したい子……ですか?
わかりました。」
わたしは、ぱっと稽古の服から着替えて、書斎へと向かいました。
書斎へいくと、お父様と1人の女の子がいて、わたしはその女の子を見て固まってしまいました。
「ルーナ、この子はアウラティーネ・クロムウェル。
お父様のお父様、ルーナのお爺様の友人のお孫さんなんだよ。
この子は他国の侯爵家なんだけど、ご両親が事故で亡くなって家を叔父が継ぐことになったらしいんだけど、その叔父の妻に追い出されたらしくてね。
この子の祖父の代からの使用人が、他国の友人である父上を頼って来たけど父上はもう亡くなったから、代わりにお父様がこの子を家に招くことにしたんだよ。
それで、この子は剣術の腕がいいから、ルーナの護衛兼侍女になってもらおうと思ってね。
歳が近いからいいかなと思ったんだけど。どうだい?」
アウラは、夢のときと同じような姿なのに、なにか違う気がします。
前は絶世の美少女!
神々しい神秘的な綺麗さ!
こんな可愛い子は他にいない!って感じだったのに、今はとっても可愛いけれど、ずば抜けてという程でもない。
まぁ、それでも美少女で百人に聞けば百人が可愛いというレベルです。
超絶美少女ってところでしょうか。
あっ、神々しさとかがないのと、顔のバランスなどの完璧さを少し崩したんでしょうか?
人間味があるようにしてるんですね。
「初めまして。アウラティーネ・クロムウェルと申します。
よろしくお願いいたしますわ。」
そう言ってアウラはとても綺麗な礼をした。
「初めまして。ルーナ・ナターリアです。
よろしくお願いします。」
そう言い、わたしも礼をした。
わたしは、顔を上げるとお父様を見ながら言いました。
「お父様!わたし、侍女や護衛だけでなく、お友達になりたいです!
そしたら、舞踏会にも一緒に行けるでしょう?
わたし、お友達が欲しいんです!
もちろん、わたしが結婚するとなった時は、彼女についてくるか、誰かと結婚するかは選んでもらいますけど。」
「うーん。どっちもは難しくないかい?
令嬢なら侍女はおかしいし、侍女なら友達は公的には無理ではないかい?」
う……。そう言われればそうですね。
家の養子とかにするなら、舞踏会は出れますけど、それだと侍女は無理ですね。
逆だと、もう片方が無理です。
うぅ~。
あっ、侍女をしなければいいのでは?
でも、養子になれるかもわからないですし……。
「あ、お父様。アウラティーネ様に舞踏会に来てもらうことはできるのでしょうか?」
「あぁ。もちろんいいよ。
まぁ、もともと外ではクロムウェル嬢がいいなら、普通に令嬢として出てもらおうかとも考えていたからね。
それに、侍女といってもルーナは自分でいろいろとできるから、ちょっとした補助や話し相手になってほしかったんだよ。」
え?今までわたしが考えてた意味はなかったんですかね?
でも、一応解決しましたね。
まぁ、わたしが結婚したらどうするのかは後でアウラに聞けばいいですね。
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