炎の精霊

薄龍

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異変

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キィーンという音が頭の中に響き渡りゆっくり目を開けると光が目に差し込んで来た。明るさに慣れずぼんやりとしていた視界が徐々にひらけて来た、すると、真っ白い天井が目の前にあり自分が見慣れない白い部屋のベッドに仰向けになっていることに気がついた。身体が動かない。力は入るが手足が拘束され頭もベルトで押さえつけされている。周りを見渡そうにも頭が動かせない為視界に映る範囲でしか周囲を確認することができなかった。声を出そうにも口には当て布がされており喋ることができない。どうにか手だけでも拘束を解こうと足掻くもそのかいなく疲れてまた眠りについてしまった。
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