君の瞳に僕を映して

たじょう鹿

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混ざり合う熱

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気持ちいい。ただそれだけが頭の中を占める。箕崎の熱に身を寄せ、ドロドロに溶かされる。太陽の中には箕崎のが入っていてゆっくりと揺さぶられる。そのたびにいいところに当たり声が漏れる。



「んあ...んっ...ん...あっ」



箕崎と向かい合い膝の上に座るように受け入れている。腕を首の後ろにまわし箕崎の頭を抱きしめると、乳首を口に含まれて舐められる。乳首を責められて敏感になっているのに今触られたら、限界が近い。



「キス...ん、キス...して...」



口がさみしくてキスをねだる。箕崎とのキスは気持ちいい。熱が混ざり合いこのまま溶けてしまいそうになる。箕崎は気持ちよさそうに少し眉を寄せうっすら汗をかいていて、すべてを包み込むようなキスをしてくれる。



「あっ...だめ...いっちゃう...いっう」



全身が快感でビクビクと震える。中の熱も締め付けてしまう。少しうめき箕崎も太陽の中に果てた。太陽は気持ちよさそうな顔で舌を絡める。



「太陽はキスが好きなんだな」



クスリと笑いながら頬を撫でられる。



「箕崎とのキスはきもちいから...すき」



快感の余韻からかとろんとした顔でたどたどしく言う。中に埋まったままの熱が硬さを取り戻すのを感じた。



「あれ、また硬くなってる...」



「あんまり可愛いこと言うな」



太陽の肩に頭をうずめた。いつもは、のらりくらりと捕まらない猫のようにつかみどころがないのに、今は子猫のように甘えてくる。箕崎はたまらなくなり夜が更けるまで太陽を離すことはなかった。



二人でお風呂に入り身をきれいにして、髪を乾かし眠るために電気を消す。さっきまで行為していたベッドの上で二人横になる。明日は学校がある。



「眠いか」



「いや、あんまり」



さっきまで箕崎の熱で忘れられていたものが頭から離れなくなってしまう。箕崎の背中に抱き着く。ドク、ドクと心拍が聞こえ少し落ち着いた。



「明日学校、どうするんだ」



「まあ...行くしかないかな...」



淡々とつぶやいた。



「濱北に心配かけたくないからか」



「それもあるけど、学校行かないと、会えないだろ」



たとえ隣に彼女がいようとも、顔だけでも見たい。声だけでも聴きたい。そう思ってしまう。箕崎に抱かれて何かが変わったわけではないが、濱北にはもう触れられないかもしれないと思った。



「けなげだねぇ」



「そんなんじゃ、ねえよ」



箕崎は何も言わなかった。健気だとかそんなのではない。ただ自分のためだ。好きだから。それだけのため。箕崎もそうだ。自分のためだけに利用した。



「ごめん」



謝罪の言葉だけが口から出た。何がとかは言えなかった。罪悪感に声が震えた。すると箕崎がこちらを向き無言で太陽の頭を胸にうずめるように抱きしめられた。そうされるとだんだんと眠気を感じ身をゆだねる。



箕崎の熱に包まれ、眠りに落ちる間際気づいてしまった。



箕崎の熱を感じ、気づいてしまった。



やはり、濱北が―――。
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