66 / 85
初級ダンジョン 探索編
イメージが大切です!
しおりを挟む
ハルトムートさんとオスカーさん、ディータさんは、ぼくの『異世界レシピ』スキルが贈ってくれた「人体組織図」の頁をパラリパラリと捲っている。
ぼくとビアンカさん、ミアさんは、そんな人たちを横目にドーナツを口に運んでいます。
……あれ? ぼくは食いしん坊のグループでいいのだろうか?
でも、人の体の中が図解されている本なんて、直視できなそうだからいいか。
ドーナツおいしいし。
「本当に父ちゃんの足は治るんだろうか?」
「さあ。オスカーの治癒スキルは中級だし、そこそこの怪我なら問題はなく治すけど、特上ポーションレベルは難しいかも」
ミアさんはドーナツを口に運んでもぐもぐしては、はーっとため息を零している。
その隣で、ビアンカさんはドーナツも紅茶もすごい勢いでお腹に入れまくっている。
ちゃんと噛んでくださいね?
「おい、クルト」
「っぐ」
おっと、ハルトムートさんに呼び出されて、ドーナツが喉に詰まった!
「んんっ。なんですか?」
もぐもぐと口の中のドーナツを咀嚼して、紅茶でごっくんと喉の奥に流し込みます。
トントンと胸を叩いて、ハルトムートさんに応えました。
でも、その物騒な本は覗きたくないので、そちらには顔を向けませんよ?
「なんで、そっぽ向いているんだ?」
不思議そうに首を傾げたハルトムートさんが、長い足でぼくの座っている場所まで来てしまいました。
「な、なんでもないです」
ただ、その物騒な本を見たくないだけですっ。
「ハルトムート。クルトがどうかしたのか?」
「ああ。オスカーの治癒魔法スキルのレベルアップに必要な情報を、こいつが持っていると思ってな」
「へ?」
「クルトが?」
ハルトムートさんは急に何を言い出すんでしょうか?
ぼくがオスカーさんのスキルをレベルアップさせる方法を知っているなんて?
知りませんけど?
「レオ。そんなこと『異世界レシピ』は教えてくれなかったよね?」
レオもドーナツを二本の触手で持ったまま、体を大きく横に傾げてみせた。
「お前のふざけた魔法のことだ。ボス部屋でお前が放った【ウォーターボール】がおかしな変化をしていただろうがっ!」
ええーっ、そんなこと言われても……。
「あれは……ハルトムートさんがゴブリンの数を減らせって言ったから、ぼく頑張って増やしたんですよ? 水の塊」
ぼくの【ウォーターボール】では大きな水の塊は出せないから、小さな水の塊で威力増を目指しています。
その方法が水の塊を早い速度で回転させること。
「……だけど、回転させるのも魔力操作が大変なので、水の塊も少し小さめにしているんですよ?」
「おいおい。普通【ウォーターボール】をそんな変化させることはできないからな」
ぐにぐにとハルトムートさんの大きな手が、ぼくの頬を力強く揉んでいます。
イタタッ。
そもそもぼくは『異世界レシピ』スキルのおかげで、ハズレスキルと軽視されていた『器用貧乏』スキルがちょっとグレードアップして水魔法の【ウォーターボール】が使えるだけなんです。
だから人とはちょっと違う【ウォーターボール】でも、仕方ないでしょ?
潰れた頬に突き出した唇でピヨピヨしていると、ハルトムートさんが、はあーっと肩で息を吐き出しました。
「それなのに、さらに放出した水の塊を分裂させるなんて技、どうしたらできるんだよ……」
「それは、一つの魔法でいっぱいゴブリン倒したいと思ったので、分かれろーって念じたんです!」
ふんすっと胸を張ったぼくを一瞥したハルトムートさんは、すっごく嫌な表情をして頭を振った。
「念じただけで、できて堪るかっ!」
今度はハルトムートさんの太い腕で、ガシッとヘッドロックをされました。
イタタッ、イタタッ。
「しかし、このクルトの奇天烈な発想が、オスカーの治癒魔法のレベルをアップさせるヒントじゃないかと思うんだ」
ぼくはぎゅっと締め付けられたこめかみを摩りながら、パチパチと瞬きをします。
ぼくが【ウォーターボール】の水の塊を分裂させたことが、オスカーさんの治癒魔法のレベルアップのヒントになるって、意味がわからないんですけど?
「いや、どうしたらいいのか、私にもわからないな」
オスカーさんも苦笑しています。
「つまり、魔法を行使するのに大切なのはスキルや魔力操作だけじゃなく、その魔法のイメージが大事だってことだ」
「「イメージ?」」
ぼくとオスカーさんが揃って首を捻り、ビアンカさんとディーターさんが「はああっ?」と顔を顰めた。
魔法はスキル持ちじゃなければ使うことができないけど、生活魔法はほぼ全員が使える。
ただ、生活魔法が使えるのが常識なので、わざわざ【点火】や【灯り】の生活魔法を使うときに「人差し指に灯るぐらいの火」や「本が読める明るさの灯り」などと、その効果をイメージすることはない。
だいたいは親や周りの人が使っているのを見て、覚えて、使えるようになっていくからだ。
「じゃあ、イメージしたらどうだ?」
「……つまり、魔法を使うときにその威力や影響をイメージして使うと、その魔法に変化があると?」
ハルトムートさんはオスカーさんの質問に鼻白んだ。
「ああ、めんどくせぇ。難しいことは俺にはわからん。ただ、クルトを見てそう思ったんだ。こいつみたいに「こうしたい」と思って魔法を使えばもっと効率よく魔法が使えるんじゃねぇかと思ってな。だって、こいつが使えるのは水魔法の初級レベルの【ウォーターボール】だぜ?」
なぜか、その言葉にみんながハッとした顔でぼくの顔を凝視する。
……ちょっと怖いです。
ぼくは、ススーッとミアさんの背中に隠れました。
ミアさんは、ぼくがダンジョンでどんな魔法を使ったかわからないので、きょとんとしています。
「確かに、初級レベルの魔法でゴブリンを一瞬で数体を倒すのは無理だ」
「クルトの魔法って、他の人が使うより威力があるわよね?」
「……初級とは思えん」
わわわっ! オスカーさんたちがブツブツと考えこんでしまった。
「だから、オスカーがその本で人体の造りを把握したら、治癒魔法の効果が変わるんじゃねぇかと思ったのさ」
ハルトムートさんが指差す先には、ぶ厚い「人体組織図」の本……図鑑?
その本で人の体に詳しくなったら、ここをこう治すとか具体的にイメージできるってこと?
「……わかった。そもそも治癒士としての能力アップができるなら願ってもない。無駄になったとしてもいい。私はこの知識を得て必ずハルトムートの足を治す!」
ぐっと拳を握り、メラメラと瞳の中に炎を燃やし、オスカーさんが決意をする。
わーっ、とぼくたちが拍手してオスカーさんを讃えている横で、ハルトムートさんはバツの悪い顔でドーナツを頬張っていた。
「べ、別に俺の足なんていいんだよ……」
よしっ! ぼくも協力するぞー!
ぼくとビアンカさん、ミアさんは、そんな人たちを横目にドーナツを口に運んでいます。
……あれ? ぼくは食いしん坊のグループでいいのだろうか?
でも、人の体の中が図解されている本なんて、直視できなそうだからいいか。
ドーナツおいしいし。
「本当に父ちゃんの足は治るんだろうか?」
「さあ。オスカーの治癒スキルは中級だし、そこそこの怪我なら問題はなく治すけど、特上ポーションレベルは難しいかも」
ミアさんはドーナツを口に運んでもぐもぐしては、はーっとため息を零している。
その隣で、ビアンカさんはドーナツも紅茶もすごい勢いでお腹に入れまくっている。
ちゃんと噛んでくださいね?
「おい、クルト」
「っぐ」
おっと、ハルトムートさんに呼び出されて、ドーナツが喉に詰まった!
「んんっ。なんですか?」
もぐもぐと口の中のドーナツを咀嚼して、紅茶でごっくんと喉の奥に流し込みます。
トントンと胸を叩いて、ハルトムートさんに応えました。
でも、その物騒な本は覗きたくないので、そちらには顔を向けませんよ?
「なんで、そっぽ向いているんだ?」
不思議そうに首を傾げたハルトムートさんが、長い足でぼくの座っている場所まで来てしまいました。
「な、なんでもないです」
ただ、その物騒な本を見たくないだけですっ。
「ハルトムート。クルトがどうかしたのか?」
「ああ。オスカーの治癒魔法スキルのレベルアップに必要な情報を、こいつが持っていると思ってな」
「へ?」
「クルトが?」
ハルトムートさんは急に何を言い出すんでしょうか?
ぼくがオスカーさんのスキルをレベルアップさせる方法を知っているなんて?
知りませんけど?
「レオ。そんなこと『異世界レシピ』は教えてくれなかったよね?」
レオもドーナツを二本の触手で持ったまま、体を大きく横に傾げてみせた。
「お前のふざけた魔法のことだ。ボス部屋でお前が放った【ウォーターボール】がおかしな変化をしていただろうがっ!」
ええーっ、そんなこと言われても……。
「あれは……ハルトムートさんがゴブリンの数を減らせって言ったから、ぼく頑張って増やしたんですよ? 水の塊」
ぼくの【ウォーターボール】では大きな水の塊は出せないから、小さな水の塊で威力増を目指しています。
その方法が水の塊を早い速度で回転させること。
「……だけど、回転させるのも魔力操作が大変なので、水の塊も少し小さめにしているんですよ?」
「おいおい。普通【ウォーターボール】をそんな変化させることはできないからな」
ぐにぐにとハルトムートさんの大きな手が、ぼくの頬を力強く揉んでいます。
イタタッ。
そもそもぼくは『異世界レシピ』スキルのおかげで、ハズレスキルと軽視されていた『器用貧乏』スキルがちょっとグレードアップして水魔法の【ウォーターボール】が使えるだけなんです。
だから人とはちょっと違う【ウォーターボール】でも、仕方ないでしょ?
潰れた頬に突き出した唇でピヨピヨしていると、ハルトムートさんが、はあーっと肩で息を吐き出しました。
「それなのに、さらに放出した水の塊を分裂させるなんて技、どうしたらできるんだよ……」
「それは、一つの魔法でいっぱいゴブリン倒したいと思ったので、分かれろーって念じたんです!」
ふんすっと胸を張ったぼくを一瞥したハルトムートさんは、すっごく嫌な表情をして頭を振った。
「念じただけで、できて堪るかっ!」
今度はハルトムートさんの太い腕で、ガシッとヘッドロックをされました。
イタタッ、イタタッ。
「しかし、このクルトの奇天烈な発想が、オスカーの治癒魔法のレベルをアップさせるヒントじゃないかと思うんだ」
ぼくはぎゅっと締め付けられたこめかみを摩りながら、パチパチと瞬きをします。
ぼくが【ウォーターボール】の水の塊を分裂させたことが、オスカーさんの治癒魔法のレベルアップのヒントになるって、意味がわからないんですけど?
「いや、どうしたらいいのか、私にもわからないな」
オスカーさんも苦笑しています。
「つまり、魔法を行使するのに大切なのはスキルや魔力操作だけじゃなく、その魔法のイメージが大事だってことだ」
「「イメージ?」」
ぼくとオスカーさんが揃って首を捻り、ビアンカさんとディーターさんが「はああっ?」と顔を顰めた。
魔法はスキル持ちじゃなければ使うことができないけど、生活魔法はほぼ全員が使える。
ただ、生活魔法が使えるのが常識なので、わざわざ【点火】や【灯り】の生活魔法を使うときに「人差し指に灯るぐらいの火」や「本が読める明るさの灯り」などと、その効果をイメージすることはない。
だいたいは親や周りの人が使っているのを見て、覚えて、使えるようになっていくからだ。
「じゃあ、イメージしたらどうだ?」
「……つまり、魔法を使うときにその威力や影響をイメージして使うと、その魔法に変化があると?」
ハルトムートさんはオスカーさんの質問に鼻白んだ。
「ああ、めんどくせぇ。難しいことは俺にはわからん。ただ、クルトを見てそう思ったんだ。こいつみたいに「こうしたい」と思って魔法を使えばもっと効率よく魔法が使えるんじゃねぇかと思ってな。だって、こいつが使えるのは水魔法の初級レベルの【ウォーターボール】だぜ?」
なぜか、その言葉にみんながハッとした顔でぼくの顔を凝視する。
……ちょっと怖いです。
ぼくは、ススーッとミアさんの背中に隠れました。
ミアさんは、ぼくがダンジョンでどんな魔法を使ったかわからないので、きょとんとしています。
「確かに、初級レベルの魔法でゴブリンを一瞬で数体を倒すのは無理だ」
「クルトの魔法って、他の人が使うより威力があるわよね?」
「……初級とは思えん」
わわわっ! オスカーさんたちがブツブツと考えこんでしまった。
「だから、オスカーがその本で人体の造りを把握したら、治癒魔法の効果が変わるんじゃねぇかと思ったのさ」
ハルトムートさんが指差す先には、ぶ厚い「人体組織図」の本……図鑑?
その本で人の体に詳しくなったら、ここをこう治すとか具体的にイメージできるってこと?
「……わかった。そもそも治癒士としての能力アップができるなら願ってもない。無駄になったとしてもいい。私はこの知識を得て必ずハルトムートの足を治す!」
ぐっと拳を握り、メラメラと瞳の中に炎を燃やし、オスカーさんが決意をする。
わーっ、とぼくたちが拍手してオスカーさんを讃えている横で、ハルトムートさんはバツの悪い顔でドーナツを頬張っていた。
「べ、別に俺の足なんていいんだよ……」
よしっ! ぼくも協力するぞー!
31
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。
死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった!
呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。
「もう手遅れだ」
これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。
故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。
一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。
「もう遅い」と。
これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる