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悪を倒しましょう
過去を清算できました
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私は自分の魔法鞄から水筒を出して、中に入っている冷たい果実水を一気に水筒の半分まで飲む。
ぷわはっ。
どうやら私が眠っている間に、ここビースト研究所はクリストフさんたちに制圧されたらしい。
物見の塔と外にいた人身売買関係の悪人と、ビースト開発に手を出したミュールズ国王の子飼の役人は捕縛終了。
ビーストの材料そのいち、高ランクの魔獣たちは討伐完了。
なんか、リオネルとカミーユさんが、「あれが唐揚げ」「これは熊鍋」「あっちはステーキ」って料理名で倒した魔獣を説明するんだけど、なんで?
まあ、言われたままに「無限収納」にしまっておきますが。
あと、やっぱり予想どおりに捕まっていた亜人の方々は、全員救出完了。
流石にビーストの本体にする亜人だからか、皆さん男性で筋骨隆々の獣人や魔力大なエルフ、巨人族やドワーフ族で、戦闘に向かない小人族や子供の亜人はいなかった。
あとは、ビースト製造の主たる魔法士と薬師?みたいな、どちらかというと研究者っぽい人族のみなさんも保護完了。
「どうやら、家族を人質に無理矢理ビースト製造を命じられていたらしい。マトモな奴らばっかりで、ここが冒険者ギルドに制圧されたと知って泣いて喜んでいたぜ。こいつらのことは、ミュールズ国のミシェル殿下に相談だな」
クリストフさんは、やれやれと肩をひょいと竦めた。
そうよね・・・好きでビースト製造に手をだしたわけじゃないなら情状酌量の余地はあるってものよ。
そして、ガブリエルはずっと眠っている。
特に怪我もなく、ひたすら眠っているらしい。
「ビースト製造の過程で奴に魔法薬を注入していた魔法士の話だと、通常の投薬よりも効果が強い薬草を倍の濃度で注入していたから、その毒素が抜けるまでは目を覚まさないだろうって」
クリストフさんが、大きな手の中で小さな瓶をコロコロと転がして説明してくれたけど、その手の中の物はもしかして?
「ああ・・・ビースト製造の第一段階で亜人に注入する魔法薬だ。その他の魔法薬に関しても撤収済みだ」
ニヤッと笑ってますけど、何に使うのでしょうか?ミュールズ国の二の舞は止めてくださいね。
私は、クリストフさんからそおっと目を逸らして、リュシアンの様子を確認する。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった顔は、一度水で洗ってきたのかサッパリしていた。
「・・・いいの、リュシアン?」
「ん?」
いや、あんたの幼馴染のことですよ。
「このままだと、ちゃんと話もできずにお別れになっちゃうよ?」
リュシアンは、目を見開いたあと優しくその目を細め、柔らかく笑って私の頭を撫でる。
「ああ。でも、それでいいさ。今はまだ、お互い気持ちが定まってないし。もっと時間が経ったら・・・また昔のように話せるかもしれない」
ガブリエルは、なんでミュールズ国に捕まっていたのかはわからないが、ビースト製造の過程でいろいろな処置が施されていた。
それも、私の守りの水晶の影響か、暴発寸前だった魔力も体に施されいた施術もなくなり彼の肥大していた能力は消え去っていた。
そう・・・能力が減少していたのだ。
ハーフエルフにコンプレックスを持ち、幼少の頃から努力を重ね手に入れた攻撃魔法も複数の属性魔法も・・・ガブリエルからは消え去ってしまった。
「もともと使えていた支援魔法と防御魔法。属性も風属性しか残ってない。それも初級魔法どまりだ」
その程度の能力では、冒険者として高みに上るのは無理だろう。
ましてや冒険者パーティーの中心として活躍することは難しい。
自業自得と斬って捨ててしまえばいいが、お人好しのリュシアンはそんなこと・・・しないんだろうなぁ。
「あっそ。じゃあ、手紙でも書いたら?」
ぴこんとリュシアンの狼耳が動く。
「ああ・・・ああ、そうだな。そうだよな」
ふさんふさんと、ふさふさ尻尾が左右にゆったりと揺れる。
二人が昔のように戻るかどうかはわからないけど、リュシアンが戻りたいと思うなら、そうすればいいと思う。
でも、私は一発はガブリエルの顔面に入れるわよ?いいわよね?だって大事な家族を傷つけたんだもん。
ところで・・・。
「なんで、セヴランはあんなにも上機嫌なの?」
あいつ、ここビースト研究所に行くのを死ぬ程嫌がっていたのに?
「あー、スッキリしました!」
そう、そりゃ良かったわね。
体調を心配されたリュシアンに抱っこされて、アルベールとセヴランの元へと移動した私に向けて放たれた一言。
ニッコニコのセヴランとちょっと困った顔をしたアルベール。
ううっ、アルベールの顔を見てたらパパのことを思い出しちゃった。
でもでも、パパに会ったのことは当分秘密!パパとのお約束だもの。
「セヴラン。何があったんだ?」
セヴランのご機嫌の理由は、私が自分の代わりに死んだと思って泣きじゃくっていたリュシアンも知らない。
「因縁の相手に会って、決着をつけたんですよ!」
フフーンと胸を張って、もふもふ尻尾を高速で回転させるセヴラン。
気のせいか糸目もニンマリ弧を描いているような?
「因縁の相手って誰よ?」
「ギャエルですよ。私を階段から突き落とした商会のドラ息子です」
うん?ギャエル・・・?商会のドラ息子?
・・・あっ、ああーっ!!
「なんで、そいつがこんなところにいるの?」
「奴は商会の負債を人身売買で穴埋めしようと、悪事に手を染めたんですよ」
「・・・ギャエルって狐の獣人じゃなかった?」
コクンと頷くセヴラン。
セヴランの商人としての能力に嫉妬して階段から突き落としセヴランに怪我をさせたギャエル。
その怪我が元で、視力に問題を抱えたセヴランを医者に診せると言って奴隷商人の馬車に乗せたギャエル。
セヴランを騙して奴隷商人に売り飛ばしたのは、嫉妬や憎しみからだと思ってたけど・・・ミュールズ国でもなんの関係もない亜人を売るなんて・・・。
「そいつ、性根が腐ってるわね」
目が据わった私に、ちょっとビビるリュシアン。
「それが、ギャエルだけではなくて・・・」
セヴランが鞭で脅して尋問したところ、亜人を違法に捕まえて奴隷商人に売っていたのは、薄々父親の会頭は気づいていたらしい。
どうやら、セヴランが抜けた商会の服飾部門が思うように売り上げが伸ばせず、ミュールズ国に移した本店の経営も芳しくなかった。
その補填を人身売買で得たお金でしていたと。
「・・・サイテー」
「その他にも・・・」
やっぱりセヴランの両親の事故も仕組まれていたことで、会頭も知っていた。
つまり、セヴランが命の恩人として大切に思っていた会頭は、その価値に値する人ではなかったということ。
「もうモフロワ商会は終わりです。会頭とその息子が人身売買に加担していて、過去に私の両親だけでなく何件かの殺人にも関与している。ミュールズ国でもロレッタでも商売はできません」
「そう。レルカン商会に影響はないのかしら?」
兄が仕出かしたことだし、弟のレルカン商会とは断絶しているから大丈夫だと思うけど、商売って信用第一だから。
「大丈夫じゃないですか?そのモフロワ商会の悪事の証拠をレルカン商会が提出すればいいんですよ。どうせ把握していると思いますよ、あの狸親父は。情報操作もお手の物でしょう」
アルベールがサラッと凄いこと言っているけど・・・確かにあの狸のおじさんなら証拠を出しておいて、世間には兄の悪事を嘆いてみせる役者顔負けの演技をしそう。
「まだ、会頭には息子が、ギャエルの兄がいます。あの人は真面目な職人気質の人で魔道具の販売をしているんです。会頭とは商売のやり方で衝突ばかりしていて、ロレッタで魔道具の店を持っているはずです」
「真面目に仕事しているんだったらいいんじゃない?何かお咎めがあるのかな?」
セヴランが少し悲しそうに眉を下げる。
「・・・いざとなったらアンティーブ国のレルカン商会を頼るようにセヴランが段取りしてあげれば?」
「そうします」
じゃあ、こいつらを運ぶぞ!とクリストフさんがヴァネッサ姉さんたちに声をかける。
私はトトトと小走りで捕縛されている悪人たちのところへと走っていき、あ、いた。
「こんにゃろ!」
バッチーン!バッチーン!
人相の悪い狐獣人の兄ちゃんの頬を往復ビンタしたのだった。
ぷわはっ。
どうやら私が眠っている間に、ここビースト研究所はクリストフさんたちに制圧されたらしい。
物見の塔と外にいた人身売買関係の悪人と、ビースト開発に手を出したミュールズ国王の子飼の役人は捕縛終了。
ビーストの材料そのいち、高ランクの魔獣たちは討伐完了。
なんか、リオネルとカミーユさんが、「あれが唐揚げ」「これは熊鍋」「あっちはステーキ」って料理名で倒した魔獣を説明するんだけど、なんで?
まあ、言われたままに「無限収納」にしまっておきますが。
あと、やっぱり予想どおりに捕まっていた亜人の方々は、全員救出完了。
流石にビーストの本体にする亜人だからか、皆さん男性で筋骨隆々の獣人や魔力大なエルフ、巨人族やドワーフ族で、戦闘に向かない小人族や子供の亜人はいなかった。
あとは、ビースト製造の主たる魔法士と薬師?みたいな、どちらかというと研究者っぽい人族のみなさんも保護完了。
「どうやら、家族を人質に無理矢理ビースト製造を命じられていたらしい。マトモな奴らばっかりで、ここが冒険者ギルドに制圧されたと知って泣いて喜んでいたぜ。こいつらのことは、ミュールズ国のミシェル殿下に相談だな」
クリストフさんは、やれやれと肩をひょいと竦めた。
そうよね・・・好きでビースト製造に手をだしたわけじゃないなら情状酌量の余地はあるってものよ。
そして、ガブリエルはずっと眠っている。
特に怪我もなく、ひたすら眠っているらしい。
「ビースト製造の過程で奴に魔法薬を注入していた魔法士の話だと、通常の投薬よりも効果が強い薬草を倍の濃度で注入していたから、その毒素が抜けるまでは目を覚まさないだろうって」
クリストフさんが、大きな手の中で小さな瓶をコロコロと転がして説明してくれたけど、その手の中の物はもしかして?
「ああ・・・ビースト製造の第一段階で亜人に注入する魔法薬だ。その他の魔法薬に関しても撤収済みだ」
ニヤッと笑ってますけど、何に使うのでしょうか?ミュールズ国の二の舞は止めてくださいね。
私は、クリストフさんからそおっと目を逸らして、リュシアンの様子を確認する。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった顔は、一度水で洗ってきたのかサッパリしていた。
「・・・いいの、リュシアン?」
「ん?」
いや、あんたの幼馴染のことですよ。
「このままだと、ちゃんと話もできずにお別れになっちゃうよ?」
リュシアンは、目を見開いたあと優しくその目を細め、柔らかく笑って私の頭を撫でる。
「ああ。でも、それでいいさ。今はまだ、お互い気持ちが定まってないし。もっと時間が経ったら・・・また昔のように話せるかもしれない」
ガブリエルは、なんでミュールズ国に捕まっていたのかはわからないが、ビースト製造の過程でいろいろな処置が施されていた。
それも、私の守りの水晶の影響か、暴発寸前だった魔力も体に施されいた施術もなくなり彼の肥大していた能力は消え去っていた。
そう・・・能力が減少していたのだ。
ハーフエルフにコンプレックスを持ち、幼少の頃から努力を重ね手に入れた攻撃魔法も複数の属性魔法も・・・ガブリエルからは消え去ってしまった。
「もともと使えていた支援魔法と防御魔法。属性も風属性しか残ってない。それも初級魔法どまりだ」
その程度の能力では、冒険者として高みに上るのは無理だろう。
ましてや冒険者パーティーの中心として活躍することは難しい。
自業自得と斬って捨ててしまえばいいが、お人好しのリュシアンはそんなこと・・・しないんだろうなぁ。
「あっそ。じゃあ、手紙でも書いたら?」
ぴこんとリュシアンの狼耳が動く。
「ああ・・・ああ、そうだな。そうだよな」
ふさんふさんと、ふさふさ尻尾が左右にゆったりと揺れる。
二人が昔のように戻るかどうかはわからないけど、リュシアンが戻りたいと思うなら、そうすればいいと思う。
でも、私は一発はガブリエルの顔面に入れるわよ?いいわよね?だって大事な家族を傷つけたんだもん。
ところで・・・。
「なんで、セヴランはあんなにも上機嫌なの?」
あいつ、ここビースト研究所に行くのを死ぬ程嫌がっていたのに?
「あー、スッキリしました!」
そう、そりゃ良かったわね。
体調を心配されたリュシアンに抱っこされて、アルベールとセヴランの元へと移動した私に向けて放たれた一言。
ニッコニコのセヴランとちょっと困った顔をしたアルベール。
ううっ、アルベールの顔を見てたらパパのことを思い出しちゃった。
でもでも、パパに会ったのことは当分秘密!パパとのお約束だもの。
「セヴラン。何があったんだ?」
セヴランのご機嫌の理由は、私が自分の代わりに死んだと思って泣きじゃくっていたリュシアンも知らない。
「因縁の相手に会って、決着をつけたんですよ!」
フフーンと胸を張って、もふもふ尻尾を高速で回転させるセヴラン。
気のせいか糸目もニンマリ弧を描いているような?
「因縁の相手って誰よ?」
「ギャエルですよ。私を階段から突き落とした商会のドラ息子です」
うん?ギャエル・・・?商会のドラ息子?
・・・あっ、ああーっ!!
「なんで、そいつがこんなところにいるの?」
「奴は商会の負債を人身売買で穴埋めしようと、悪事に手を染めたんですよ」
「・・・ギャエルって狐の獣人じゃなかった?」
コクンと頷くセヴラン。
セヴランの商人としての能力に嫉妬して階段から突き落としセヴランに怪我をさせたギャエル。
その怪我が元で、視力に問題を抱えたセヴランを医者に診せると言って奴隷商人の馬車に乗せたギャエル。
セヴランを騙して奴隷商人に売り飛ばしたのは、嫉妬や憎しみからだと思ってたけど・・・ミュールズ国でもなんの関係もない亜人を売るなんて・・・。
「そいつ、性根が腐ってるわね」
目が据わった私に、ちょっとビビるリュシアン。
「それが、ギャエルだけではなくて・・・」
セヴランが鞭で脅して尋問したところ、亜人を違法に捕まえて奴隷商人に売っていたのは、薄々父親の会頭は気づいていたらしい。
どうやら、セヴランが抜けた商会の服飾部門が思うように売り上げが伸ばせず、ミュールズ国に移した本店の経営も芳しくなかった。
その補填を人身売買で得たお金でしていたと。
「・・・サイテー」
「その他にも・・・」
やっぱりセヴランの両親の事故も仕組まれていたことで、会頭も知っていた。
つまり、セヴランが命の恩人として大切に思っていた会頭は、その価値に値する人ではなかったということ。
「もうモフロワ商会は終わりです。会頭とその息子が人身売買に加担していて、過去に私の両親だけでなく何件かの殺人にも関与している。ミュールズ国でもロレッタでも商売はできません」
「そう。レルカン商会に影響はないのかしら?」
兄が仕出かしたことだし、弟のレルカン商会とは断絶しているから大丈夫だと思うけど、商売って信用第一だから。
「大丈夫じゃないですか?そのモフロワ商会の悪事の証拠をレルカン商会が提出すればいいんですよ。どうせ把握していると思いますよ、あの狸親父は。情報操作もお手の物でしょう」
アルベールがサラッと凄いこと言っているけど・・・確かにあの狸のおじさんなら証拠を出しておいて、世間には兄の悪事を嘆いてみせる役者顔負けの演技をしそう。
「まだ、会頭には息子が、ギャエルの兄がいます。あの人は真面目な職人気質の人で魔道具の販売をしているんです。会頭とは商売のやり方で衝突ばかりしていて、ロレッタで魔道具の店を持っているはずです」
「真面目に仕事しているんだったらいいんじゃない?何かお咎めがあるのかな?」
セヴランが少し悲しそうに眉を下げる。
「・・・いざとなったらアンティーブ国のレルカン商会を頼るようにセヴランが段取りしてあげれば?」
「そうします」
じゃあ、こいつらを運ぶぞ!とクリストフさんがヴァネッサ姉さんたちに声をかける。
私はトトトと小走りで捕縛されている悪人たちのところへと走っていき、あ、いた。
「こんにゃろ!」
バッチーン!バッチーン!
人相の悪い狐獣人の兄ちゃんの頬を往復ビンタしたのだった。
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