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8、女子会!
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10月になりました。今日は休日。梨乃や咲希達の部活の休みがピッタリ重なったから、遊ぶ約束をして、近所にある大きなショッピングモールに来ました。雑貨屋さんに行ったり、ゲームセンターに行ったりして、今はカフェで休憩中。
「あっ‼︎」
千鶴が急に声を上げたから、私は危うくむせるところだった。
「そういえば、ゆめと川上くんって、ぶっちゃけどこまで進んでるの⁉︎」
「あ!歩美も、それ気になってるの!」
「ウチも!ラインとかでは、もうとっくに付き合ってる、って噂になってるけど?」
か、花音まで……?
噂されてるのは一応知ってるんだけど………。
「ゆ、ゆめちゃん、どうなんですか………!」
「咲希まで気になってる⁉︎ちょっとゆめ、どうなのよ!この梨乃サマに正直に言ってごらん?」
す、すごい………。咲希に、梨乃まで……。
「つ、付き合ってないです…………!」
私がそう言った瞬間、みんなが一斉に肩を落とした。
「そんなにガッカリしないでよ~………」
「ちぇー、つまんないのー………。」
「こーら、歩美、口を尖らせないの。可愛い女の子が台無しよ?」
「はぁ~い………。」
梨乃ってば、本当にお母さんみたい………。
「あ、あともう一つ!」
「何なに⁉︎千鶴、早く教えて!」
歩美の立ち直りは早い。というか、早すぎる……。
「川上くんはめちゃくちゃ強いっていう噂もあるんだけど、これは?」
それ、もう噂になってるの⁉︎早いな~………。
「あ、それは本当!だってね…………」
私は、聖夜くんが助けてくれた時のことを、「生まれつきの能力」のことに触れずに話した。
「…………ということです……。」
「へぇ~………あの川上くんが………。」
「お互い、下の名前で呼び合ってるんですね……!すごいです………!」
咲希がそう言うと、すかさず歩美が、「どっちから言ったの⁉︎」と聞いてきた。
「あ、私。」
私が答えると、みんな驚いた顔をしていた。
「え、じゃあ、一緒に帰ろうって言ったのは⁉︎」
「あー、それも私から。」
みんながさらに驚いた。
「……ゆめちゃんって、意外と積極的なんですね………!私、感服します………!」
咲希が、目を輝かせた。
「咲希ってば、大袈裟だって。」
歩美の問い詰めは、まだ終わっていなかった。
「……て事はさ、ゆめ。もしかして、川上くんのこと、好きになっちゃったの⁇」
ええっ⁉︎……う~ん……。好き、って、いうのかな………。『恋』って、いえるのかな………?
私はしばらく考えていた。すると、梨乃が口を開いた。
「え~、じゃあアタシ、川上くんに告白しちゃおうかな~?」
「えっ⁉︎そ、それは……!その……えっと……。」
どうしよう………何て言えばいいんだろう………。
「ジョーダンよ。そんなに真に受けるとは、流石ゆめ。今、取られたくない、って思った?」
私がうなずくと、梨乃はニヤリと笑った。いや、梨乃だけじゃない。他のみんなも、口元が少しニヤけている。
「ズバリ、それは………!」
それは……?
「はい、歩美、アタシの代わりに続きを。」
「はいはーい!ゆめは、川上くんに恋をしているのだー!」
そう……なの……?
……あ、聖夜くんといる時だけ感じる、あの『ドキドキ』は、そういうことだったんだ………。
「……わ、私……そう…みたい……。」
「うん、応援するよ……って言いたいところなんだけど、ゆめの話を聞いた感じ、川上くんもゆめに気がありそうだけど。」
「うん、ウチもそう思う。だって、好きでもない女子のこと、そんなに必死になって助ける?あと、これはウチの想像なんだけど、ゆめって、川上くんが笑ったとこ、見たことあるでしょ。」
な、何でわかるんだろう………。でも、想像って言ってた。すごいなー………。
私はうなずいた。
「やっぱり!ウチらは、見たことないもん。ゆめにだけ笑顔見せてるってことは、トクベツなんだよ!」
私が、聖夜くんの……トクベツ………?
「告白したら、絶対いい返事もらえるよ!」
「こっ、告白⁉︎ムリムリムリ‼︎‼︎‼︎」
私はぶんぶんと首を振った。
「あ、あの………私に、考えがあります……!」
「お、どんなの?咲希のことだから、きっといい考えだよ!」
千鶴が咲希にそう言うと、咲希ははにかんだ。
「あの、えっと、『プロフィール帳』を使うのは、どうでしょうか……?川上くんに書いてもらって、ゆめちゃんも自分のプロフィールを書いて渡せば………。」
「おおー!流石咲希!めっちゃいいじゃん!」
「あ、まだあるんです……。その、プロフィールの『好きな人』の所に、川上くんの名前を書いて渡せば、直接言わなくても好意が伝わるかと……。」
す、すごい………!
「それなら、出来そう……!咲希、ありがとう!」
「いえ、ゆめちゃんの恋の手助けが出来て、とても嬉しいです………!」
そのあと、もう少し話して、解散した。私は家に帰ると、早速プロフィール帳を出して、自分のプロフィールを書いた。
『好きな人』のところには、『聖夜くん』と書いて___
「あっ‼︎」
千鶴が急に声を上げたから、私は危うくむせるところだった。
「そういえば、ゆめと川上くんって、ぶっちゃけどこまで進んでるの⁉︎」
「あ!歩美も、それ気になってるの!」
「ウチも!ラインとかでは、もうとっくに付き合ってる、って噂になってるけど?」
か、花音まで……?
噂されてるのは一応知ってるんだけど………。
「ゆ、ゆめちゃん、どうなんですか………!」
「咲希まで気になってる⁉︎ちょっとゆめ、どうなのよ!この梨乃サマに正直に言ってごらん?」
す、すごい………。咲希に、梨乃まで……。
「つ、付き合ってないです…………!」
私がそう言った瞬間、みんなが一斉に肩を落とした。
「そんなにガッカリしないでよ~………」
「ちぇー、つまんないのー………。」
「こーら、歩美、口を尖らせないの。可愛い女の子が台無しよ?」
「はぁ~い………。」
梨乃ってば、本当にお母さんみたい………。
「あ、あともう一つ!」
「何なに⁉︎千鶴、早く教えて!」
歩美の立ち直りは早い。というか、早すぎる……。
「川上くんはめちゃくちゃ強いっていう噂もあるんだけど、これは?」
それ、もう噂になってるの⁉︎早いな~………。
「あ、それは本当!だってね…………」
私は、聖夜くんが助けてくれた時のことを、「生まれつきの能力」のことに触れずに話した。
「…………ということです……。」
「へぇ~………あの川上くんが………。」
「お互い、下の名前で呼び合ってるんですね……!すごいです………!」
咲希がそう言うと、すかさず歩美が、「どっちから言ったの⁉︎」と聞いてきた。
「あ、私。」
私が答えると、みんな驚いた顔をしていた。
「え、じゃあ、一緒に帰ろうって言ったのは⁉︎」
「あー、それも私から。」
みんながさらに驚いた。
「……ゆめちゃんって、意外と積極的なんですね………!私、感服します………!」
咲希が、目を輝かせた。
「咲希ってば、大袈裟だって。」
歩美の問い詰めは、まだ終わっていなかった。
「……て事はさ、ゆめ。もしかして、川上くんのこと、好きになっちゃったの⁇」
ええっ⁉︎……う~ん……。好き、って、いうのかな………。『恋』って、いえるのかな………?
私はしばらく考えていた。すると、梨乃が口を開いた。
「え~、じゃあアタシ、川上くんに告白しちゃおうかな~?」
「えっ⁉︎そ、それは……!その……えっと……。」
どうしよう………何て言えばいいんだろう………。
「ジョーダンよ。そんなに真に受けるとは、流石ゆめ。今、取られたくない、って思った?」
私がうなずくと、梨乃はニヤリと笑った。いや、梨乃だけじゃない。他のみんなも、口元が少しニヤけている。
「ズバリ、それは………!」
それは……?
「はい、歩美、アタシの代わりに続きを。」
「はいはーい!ゆめは、川上くんに恋をしているのだー!」
そう……なの……?
……あ、聖夜くんといる時だけ感じる、あの『ドキドキ』は、そういうことだったんだ………。
「……わ、私……そう…みたい……。」
「うん、応援するよ……って言いたいところなんだけど、ゆめの話を聞いた感じ、川上くんもゆめに気がありそうだけど。」
「うん、ウチもそう思う。だって、好きでもない女子のこと、そんなに必死になって助ける?あと、これはウチの想像なんだけど、ゆめって、川上くんが笑ったとこ、見たことあるでしょ。」
な、何でわかるんだろう………。でも、想像って言ってた。すごいなー………。
私はうなずいた。
「やっぱり!ウチらは、見たことないもん。ゆめにだけ笑顔見せてるってことは、トクベツなんだよ!」
私が、聖夜くんの……トクベツ………?
「告白したら、絶対いい返事もらえるよ!」
「こっ、告白⁉︎ムリムリムリ‼︎‼︎‼︎」
私はぶんぶんと首を振った。
「あ、あの………私に、考えがあります……!」
「お、どんなの?咲希のことだから、きっといい考えだよ!」
千鶴が咲希にそう言うと、咲希ははにかんだ。
「あの、えっと、『プロフィール帳』を使うのは、どうでしょうか……?川上くんに書いてもらって、ゆめちゃんも自分のプロフィールを書いて渡せば………。」
「おおー!流石咲希!めっちゃいいじゃん!」
「あ、まだあるんです……。その、プロフィールの『好きな人』の所に、川上くんの名前を書いて渡せば、直接言わなくても好意が伝わるかと……。」
す、すごい………!
「それなら、出来そう……!咲希、ありがとう!」
「いえ、ゆめちゃんの恋の手助けが出来て、とても嬉しいです………!」
そのあと、もう少し話して、解散した。私は家に帰ると、早速プロフィール帳を出して、自分のプロフィールを書いた。
『好きな人』のところには、『聖夜くん』と書いて___
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