訳あり公爵令嬢と癖あり皇太子と巻き込まれた訳あり伯爵嫡男のあれこれ

ずーーーん

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話はきちんと聞きましょう

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「皇帝陛下にご挨拶申し上げます」
公爵から皇帝に声をかけた
「カスタル公爵、よく来てくれた」
宰相や大臣たちといた皇帝は
公爵に声を掛けられ
公爵の元に来た
「皇帝陛下にご挨拶申し上げます」
先に身分が公爵令嬢のミリアから皇帝に挨拶をして、レオンも続く挨拶をした
「よく来たね」
皇太子とは違い
金色の髪に青色の瞳の皇帝は
雰囲気も皇太子とは違い
柔らかい人だ
「ミリア、元気だったか?」
「はい、変わりありません」
「そうか、よかった
しかしやっと皇太子が婚約者探しに
腰をあげてくれたよ」
「それはよかったですね」
「皇太子の武勲を祈ってくれ」
「はい!もちろんです!」
力強く言うミリアに皇帝は声を出して笑い
公爵は苦笑いする
その時ざわめきが起こる
十数人の令嬢に囲まれていた皇太子に
抱きつく令嬢
「なっ!」
ミリアが令嬢らしかなぬ声をだせば
レオンは
「皇太子様が抱きつかれてますね」
といい
皇帝はにこやかに
「ほー我が息子ながらよくやる」
と言う

ミリアは口を開けたまま
令嬢に抱きつかれている皇太子を見る
レオンはミリアと見る
「ミリア様、口は閉じてください」
「レオン」
レオンの袖をひっぱる
「なんですか?」
「あれはなに?」
「見たままなら、皇太子が令嬢に抱きつかれてますね」
「…」
その時ミリアはマクシミリアンと目が合う
いつもの笑顔のマクシミリアンにミリアは目を逸らす
「ミリア様、大丈夫ですか?」
レオンはミリアの隣にいるから
マクシミリアンがこちらを笑顔で見ているのはわかる
「…婚約者見つかった?」
「…はぁ?」
「だって」
言って腕を引っ張り顔をレオンに近づけるミリア
「いままでなら、すぐに引き離していたわけで」
「たしかに」
皇太子は今まで令嬢たちと距離を保って接していたが
今回はこんな大勢の人たちがいるなか
すぐに引き離したりしてない
「やったわ!レオン」
「まだ早いですよ」
「行くわよ!」
「どこに?」
「皇太子の所よ」
「えっ…待って下さい
あっ皇帝陛下、公爵失礼いたします」

ミリアはレオンを置いて皇太子の所に行く
「ご機嫌よう、皇太子」
「ミリア」
流石に令嬢はもう抱きついてないが
抱きついてた令嬢はちゃっかり皇太子の隣に立ってる
ナイスその根性!とミリアは心でつぶやく
「素敵な方が見つかりましたね」
満面の笑顔で言うミリアに
皇太子は変わらない笑顔だけを向けると
隣の令嬢が顔を赤くさせる
「始めまして、カスタル公爵の娘ミリアです」
皇太子の隣の令嬢に挨拶をするミリア
「始めまして、ハーメン男爵の娘リザです」
ミリアはリザを上から下まで見る
「うん!皇太子様よかったですね!」
言って思いっきり肩を叩く
相変わらずデカイわと思いつつ
「…言っている意味がわからないが
あとデカくない」
「あら、デカイわよ
それより抱きしめていたじゃないですか」
「抱きしめてなどいない、令嬢が躓いて
わたしに倒れてきただけだ」
「まあまあ、恥ずかしがらず」
また腕をポンポンする
認めろ!と思いつつ
「…話を聞いているか?
認めるもなにもなにもないから」
「はいはい!恥ずかしがり屋さんね
今宵の夜会は
成果があってよかったですね」
「聞いてないな」
「リザ様は皇太子をどう思いますか?」
皇太子の隣のリザに聞く
「あっ…えっと素敵な方だと」
「まぁ!!よかったわね!
相思相愛じゃない」
「ミリア様!」
見かねたレオンがミリアに声をかける
「やめなさい」
「あら、鉄は熱いうちに打てって言うし」
「いや、だからって」
顔を近づけて話す2人に
マクシミリアンはその笑顔を消すと
ミリアとレオンに背を向けて早足でその場を立ち去った

「ミリア様~」
「なによ、意気地なしね」
「どうして余計なコト言うんですか」
「だから鉄は熱いうちに打てってコトよ」
「だからって急がせすぎです」
「だって」
「あのねミリア様、わかってるでしょ
皇太子が選びたい人ぐらい」
レオンの問いかけにミリアはなにも
言わずレオンを睨んだ
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