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8巻
8-1
しおりを挟む1 挙式の準備 その1
エルフのソフィアのご両親であるダンテさんとフリージアさんに、ソフィアとの結婚の報告に行った僕、タクミ。
ソフィアの弟のダーフィと揉めたりして色々あったけど、無事挨拶を終えた僕は、ユグル王国の国境を越えて、そこから聖域に転移してきた。
早速、大精霊達に報告しようとすると――
「だいたいの話は聞いているわ」
「……プライバシーも何もないな」
話す前からシルフが知っていたので、ガックリと力が抜ける。シルフは風の大精霊だから、盗み聞きし放題だとは思うけどさ。
続いて、水の大精霊のウィンディーネが提案してくる。
「タクミとソフィア、マリア、マーニとの結婚式は聖域で挙げた方がいいわね」
「えっ、どうして? 式に出席する人をいちいちチェックする事になると思うけど、面倒じゃないの?」
僕達の身内だけならまだしも、招待客がどれくらいになるのかわからない。選別とか煩わしいんじゃないかな。
そう思って周りを見ると、日本から召喚されてきた元勇者のアカネが首を縦に振っている。アカネはウィンディーネの意見に賛成みたいだ。
「セキュリティを考えれば、敵意を持つ人間が入れない聖域は警備が楽だし、タクミとソフィア達の安全に繋がるわ」
ウィンディーネは頷き、呆れたように言う。
「馬鹿は何処にでもいるのよ。タクミの結婚式には、少なくともバーキラ王国からは、ボルトン辺境伯とロックフォード伯爵が出席するんでしょう? ユグル王国からも、ミーミルやフォルセルティが出席するのよね。何かあってタクミが責任を問われると面倒でしょ?」
「あ、ああ……っていうか、ユグル王国の王様は呼び捨てなんだね」
ミーミル王女は仲が良いからまだしも、フォルセルティはエルフの王様なんだけどな。
どうやらウィンディーネは、エルフに対して遠慮も何もないみたいだ。流石は大精霊といったところなのかな。
アカネが腕を組んで言う。
「でもそうなると、式を行う教会の規模が心許ないわね」
聖域にも教会はあるけど、確かにキャパという点では心配かもしれない。アカネの意見に頷いていたら、土の大精霊のノームがさらっと言ってくる。
「そんなもの、建て替えればいいじゃろう……タクミが」
「えっ、僕が?」
僕はノームの方を見る。
「当然、ノームは手伝ってくれるんだよね?」
「儂は酒造りで忙しいんじゃ」
「嘘だね。お酒飲んでるだけじゃないか」
「わかったわかった。基礎工事だけは手伝ってやるわい」
基礎工事だけってのが少々不満だけど、手伝ってくれるのなら良しとしよう。
すると、シルフ、植物の大精霊ドリュアス、光の大精霊セレネーが勝手な事を言い出す。
「今の教会の使えるところは使えばいいのよ」
「そうね。椅子や装飾品はもちろんだけど、ノルン様の像はよく出来ているからそのままでいいと思うわ」
「むしろ、ノルン様の像を壊す方が不敬だわ」
「…………」
最後に無言でいたのは、闇の大精霊ニュクス。ニュクスはいつも大人しい。
僕はふと疑問に思って尋ねる。
「教会の建物を大きくするのはいいとして、招待客の宿泊先はどうするの?」
この世界の交通手段は馬車がほとんどだ。なので、比較的距離の近いボルトン辺境伯領でも、聖域までは数日かかってしまう。
結婚式が終わったからって「はい、さようなら」とはいかないよな。
「うーん、どうしようかしら」
シルフはそう口にしたけど、きっと何も考えてないだろうな。
僕が考え込んでいると、ウィンディーネが告げる。
「ユグル王国の国王と王妃はミーミルの屋敷でいいとして、その他の人は歩いていける距離に街があるじゃない?」
ウィンディーネが言っているのは、バーキラ王国、ロマリア王国、ユグル王国が合同で建設した街、バロルの事だ。確かに三ヶ国の大使館があるし、高級な宿もある。馬車ならすぐの距離なのでちょうどいいんだけど……
そうなった場合、ミーミル達だけ優遇する事になりそうなんだよな。
「それだとユグル王国の人だけ聖域に宿泊させる事になるけど、他の国から不満が出ないかな?」
「娘の屋敷があるのに、わざわざ外の街まで出ていかせるの? 一応、私達を信仰するエルフの王族なのよ?」
ウィンディーネは、エルフを少しくらい優遇するのは仕方ないと思っているようだ。エルフと精霊の関係を考えたら、そういうものなのかな。
そこへ、シルフがさらりと言う。
「この際だから宿泊施設を建てちゃえば?」
「うーん……」
簡単そうに言うけど、高位の貴族や王族が宿泊する施設だから、それなりの建物じゃないとダメだろうし、スタッフの問題もある。
僕が頭を抱えていると、またしてもシルフが軽い感じで発言する。
「宿泊施設といっても、部屋を使わせてあげるだけでいいじゃない。どうせ貴族や王族なんて、身の回りの世話をする者を連れてるんだから」
「いや、だから、誰でも聖域に入れるわけじゃないんだよ。随行する人が一人も結界を通れなかったらどうするのさ」
そういう事もあるかもしれない。そうなると、王様が自分で自分の食事の用意をするなんて事態に……
すると、ウィンディーネが笑みを浮かべて言う。
「そこまで心配しなくても大丈夫よ。当日は、通り抜けられる条件を少しだけ緩めるから。よっぽどの人か、あからさまに害意のある人以外は通れると思うわよ」
「……それなら大丈夫か」
どちらにせよ、セキュリティは万全にしないとダメだな。
なし崩し的に、大きな教会の建て直しと宿泊施設の建設を押しつけられた。
なお、教会の方はただ単純に壊して建て直すんじゃなくて、ノルン様の像はもちろん、使える物を再利用するとの事。というわけで、手間が倍どころじゃない。
ウィンディーネ達大精霊は、僕達の結婚式を聖域以外で挙げるのは危険だと考えている。
理由は、各国の要人を招待するので、聖域以外で挙げるとなると警護に凄い人員が必要になるから。その点、聖域なら大精霊が怪しい人物を弾けるので、警護は最低限で済むというわけだ。
ウィンディーネ達の言ってる事は間違ってはいない。大精霊達に弾かれた人が文句言ってきそうだけどね。
大精霊が去ったあとも話し合いは続く。
「それで、ベールクト達は呼ぶんでしょ? 呼ばないと拗ねるわよ」
「あー! 天空島がバレちゃうな!」
アカネが有翼人族のベールクトの名前を出したついでに、大事な事を思い出した。
現在、有翼人族が住んでいる天空島は聖域の西の海上に浮かんでいる。普段は聖域の結界によって隠せてるけど、聖域に入ってこられたらバレてしまうのだ。
「天空島を動かすのは、今更ないよね」
「別にバレてもいいんじゃない。有翼人族からは、ベールクト以外にもバルカンさんとバルザックさんは呼ばないとダメだし、隠し通せるわけないわよ」
「あ、ああ。それもそうだな」
有翼人族のうちの何人かは聖域に出入りしている。特にベールクトは、頻繁に聖域にある僕達の屋敷に泊まりに来ているから、呼ばないという選択肢はない。
ソフィアが尋ねてくる。
「タクミ様、フラール女王は招待しますか?」
「……いや、フラール女王だけは招待してもいいんだけど……」
「え、ええ、わかります」
魔大陸ではお世話になったし、フラール女王を招待するのは問題ない。でも他の王まで招待したいかと問われると……否だ!
悪魔王ガンドルフはまだいい、一応理性的だし。獣王グズルは寡黙で、粗野ではないからいいかな。鬼人族のジャイール王はギリセーフだ。
だけど、残りの二人の獣王、ライバー王とディーガ王は嫌だ。トラブルの予感しかしないし、それ以前に、あの二人が聖域の結界を抜けられるとは思えない。
「こっそりとフラール女王だけ呼ぶか」
「そうですね。フラール女王が治めるアキュロスとは交易もしていますし、有翼人族達もお世話になっているので悪くないと思います。でも、それ以外の王は避けたいですね。仮にガンドルフ王だけに声をかけたとしても、それでディーガ王やライバー王に知られてしまいそうですし」
そこへアカネが口を挟む。
「アキュロスへは私が招待状を持っていくわ。タクミは色々と忙しいだろうし、ソフィア達はウェディングドレスの用意とかあるでしょ」
「ああ、ウェディングドレスも準備しないとね」
こうして、アカネがアキュロスのフラール女王の所へ行ってくれる事になったんだけど……ウェディングドレスの事をすっかり忘れてたな。
「マスター! ドレスはカエデが手伝うのー!」
「レーヴァも手伝うであります」
「ありがとう。ドレス関係はお願いするよ」
ウェディングドレスは、従魔のアラクネのカエデと、狐人族で僕と同じ錬金術師のレーヴァに加えて、聖域に住むエルフやケットシーの女性達が協力して作ってくれる事になった。
「そういえば招待状か。そもそも、結婚式の日程を決めなきゃ招待状も送れないけど……その前に教会と宿泊施設だよね」
僕がそう呟くと、アカネがリクエストしてくる。
「ステンドグラスがいっぱいの教会にしてよ」
「フランスのサント・シャペル教会みたいな感じかな? 僕はケルン大聖堂みたいな外観がカッコイイと思うんだけどな」
アカネの要望は、ステンドグラスに包まれた教会との事。確かにそれは、神秘的な空間になっていいかもしれないな。まあ、作る僕は大変そうだけど。
ちなみに、僕は前世で一度だけ、仕事で海外へ行った事があって、スペインのバルセロナにあるカタロニア音楽堂を見た事がある。その時に見た、天井のドーム型のステンドグラスには圧倒された。
フランスのサント・シャペル教会は実際には見てないけど、写真では見た事がある。写真とはいえ恐ろしく綺麗だったな。
アカネの言うように、ステンドグラスでいっぱいにするのはいいかもしれない。作る僕は大変そうだけど。大事な事だから二回言っておく。
はぁ、建物が完成しないと日程も決めれないから、さっさと作業に入るか。
何処まで招待状を送るかは、それから考えよう。
◇
精霊の泉を挟んで、精霊樹が見える位置に来た。
大聖堂レベルの巨大な建物をそのまま錬成するとなると、材料の石材や粘土の分だけ、大きな穴が出来てしまう。
これから作ろうとしている教会に地下室はいらないので、予め石材や木材、鉄や銅、銀のインゴット、ガラス用のケイシャやソーダー灰、石灰石を取り出すための石や砂、鉛などを集めておいた。
その近くに、図面や外観の完成図、ステンドグラスの完成イラスト、その他の内観の資料などを並べていく。これはイメージを完全に頭に叩き込むためだ。
実はここまで来るのが長かった。設計図や完成イメージのイラストを描く段階で、みんなからああでもないこうでもないと色々な意見が出たのだ。おかげで細かな部分までしっかりとイメージ出来たけど、ホント大変だったよ。
最後に、元の教会に備えつけられていた椅子や女神様像、照明器具や魔導具関連を、再利用するためにアイテムボックスに収納していく。
「ふぅ~、集中集中……」
外観はゴシック様式で、内観にステンドグラスをふんだんに使って――ってほんと無茶な事してるな。
「錬成!」
ゴゴゴゴゴォォォォ!!
魔力の光が、積み上げられた素材を包み込む。
その後、徐々に巨大な建造物が立ち上がっていった。
身体から急激に大量の魔力が抜けていくので、慌ててマナポーションを飲み、更に集中し続ける。
即効性のある特別なマナポーションで回復させたのに、もの凄い勢いで魔力が消費されていく。再び枯渇寸前になったタイミングで、僕はもう一本マナポーションを飲み干す。
それから何度も、魔力の枯渇とマナポーションによる回復を繰り返した。
ふらふらになった僕の目の前に、豪華な尖塔が立っている。建物を覆っていた魔力の光が消えると、僕はその場にヘタリ込んだ。
「ヤバイ……ギリギリだったな」
魔力残量は僅かだ。マナポーションを飲むのをためらっていたら、魔力枯渇で気絶していたかもしれない。
いや、こんなレベルの建物作るんじゃなかった。
全身に嫌な汗をかいていて気持ち悪い。浄化の魔法を使えばさっぱりするんだろうけど、それが出来ないほど疲労している。
すると突然、僕の身体を浄化の魔法が包み、サッパリとした気分になった。
近くには、猫人族のルルちゃんを連れたアカネがおり、完成した教会を見ていた。僕はアカネに向かって礼を言う。
「ありがとう、アカネ」
「どういたしまして。魔力ギリギリになるんだったら、一度にやらないで、分けて錬成すればよかったんじゃないの?」
「……そうだった」
確かに一気に錬成する必要はなかったな。飛空艇ウラノスや戦闘艦オケアノスの時だって、パーツや部品に分けて錬成したんだし。
しばらく座り込んでいると魔力が回復してきて、身体のだるさが抜けてきた。
「よっこいしょと。中の確認をするけど、アカネも一緒に来る?」
「もちろん! 教会の見物に来たんだもの。ね、ルル」
「…………はっ! す、凄いですニャ! おっきいですニャ!」
ルルちゃんは僕が錬成した大聖堂を見て、ぴょんぴょん跳ねている。
「ルル! 興奮しないの!」
「はっ! 申し訳ないニャ! お見苦しい姿を見せてしまったニャ」
それからルルちゃんを落ち着かせると、僕はアカネとルルちゃんを連れて、教会の中へ入っていった。
「「……………………」」
「おおー! イメージ通りに出来たな」
呆然とするアカネとルルちゃん。
そんな二人は置いておいて、各部のチェックをしていこう。
建物内部を包むように、ステンドグラスが張り巡らされている。そこには、どんな言葉で形容しても陳腐に感じられてしまうくらい神秘的な空間が広がっていた。
普通、教会のステンドグラスのモチーフといえば宗教画だろう。けど、流石にここで前世の宗教画というのはおかしいと思い、ウィンディーネ達大精霊と女神ノルン様を、植物の紋様と一緒に描いたのだ。
あとは建物の各所に、灯りの魔導具を設置していかないと。
◇
聖域にゴシック様式の大聖堂が出来てしまった。
大喜びしたのは、ウィンディーネ達大精霊だ。それはそうだろう、自分達の姿がステンドグラスになってるんだから。
ステンドグラスには、大精霊の他に女神ノルン様が描かれているのだけど、その姿が大陸の創生教会にある像や絵以上に、ノルン様にそっくりだと大精霊達は喜んでいた。
まあ、ノルン様の御姿を拝見した事がある僕からしたら、そりゃそうだよねって感じなんだけどね。
前の教会に設置してあったノルン様の石像も、かなりそっくりに出来てたと思うけど、やっぱりステンドグラスのノルン様の神々しさは別格だ。
こんな感じで、教会の建物自体は完成した。だけど、細々とした仕事はまだ残っている。
椅子は前の教会で使用していた物を流用しようと思ったんだけど、サイズが合わないので作り直した。灯りの魔導具はかなりの数が必要なので、レーヴァと協力して増産しないとダメだった。また教会には管理者の住居スペースや執務室もあるので、生活するための魔導具や家具類も必要だ。
そんなふうに色々作りながら教会の各所をチェックして回っていると、ドリュアスがお願いしてきた。
「……えっと、外構を整えるの?」
「そうよ。何もない場所に建物だけが立っていたら変でしょ」
「なるほど」
聖域の中心部にある主な建物といえば、この教会以外には、音楽堂、僕達の住む屋敷、ミーミル王女が使っている別荘代わりの屋敷、それと酒造関連の施設だけど、どれも柵で囲まれているし、庭園まで整えられているんだよな。
確かに、建物がポツンと立っていたら変か。
「ねっ、わかったでしょ?」
「うん、敷地を囲む壁はすぐに作るよ。中はどうするの?」
「精霊樹や泉が見える建物の裏側に、私が庭園を作るわ。タクミは正面側に石畳をお願いね」
ドリュアスからの依頼なので、深く考えずにサッサと作業に移る。基本、大精霊の依頼を断るなんて怖くて出来ないからね。
◇
さて、次は招待客が宿泊する施設を建設するんだけど、場所は聖域の東側の入ってすぐ辺りに決めていた。
北には果樹園と森が広がっているし、西は農地と聖域の住民の居住区になっている。南は稀少な金属が産出される鉱山だからここもダメ。まあ、聖域に招かれる人が盗掘なんてしないと思うけど。
となると、中心部か東の草原エリアとなるんだけど、精霊樹や泉があり、僕達が住んでいる中央部にはあまり外の人を入れたくないと、大精霊達とソフィア達から言われた。
そんなわけで、東の端の隔離した場所に、宿泊施設を建設する事にした。これなら、挙式の間だけ最低限の警備をすれば済む。
「ホテルみたいな建物で大丈夫だよね。部屋数はそこそこ必要で……」
宿泊施設を建設しようと建材を集めて積み上げている時に、ボード村の人達も招待しようと思いついた。
ボード村の住民は、僕がこの世界に降り立って最初に出会った人達だ。
右も左もわからない僕に、とても親切にしてくれたバンガさんとマーサさん、その息子さんのガンボさん。鍛冶師のボボンさんは、僕が鍛冶を始めた当初とてもお世話になった。
そう思い出しつつ、僕は作業に精を出す。
「とりあえず、部屋数に余裕を持たせて作っておこうかな。それであとはソフィア達と相談だ」
僕の前には、大量に積み上げられた石材、木材、鉄、土、砂がある。僕はマナポーションを手に、意識を集中していく。
そして魔力を練り上げ、完成形を強くイメージして――
「錬成ー!」
イメージするのは、横に長い三階建てのリゾートホテル。広いロビーがあって、全室同じサイズのスイートルーム。施設を管理する人用のスペースも忘れないようにしないと。
ゴゴゴゴゴォォォォーー!!
教会を作った時と同じくらい、魔力が急激に身体から抜けていく。集中を切らさないようにマナポーションを飲む。
建物が完成した時には、またもヘロヘロになっていた。
「……また一気に錬成してしまった。仕方ないじゃないか、面倒なんだから」
パーツに分けて錬成しようと教会の時に思っていたのに、結局一度で済ませちゃった。
完成した宿泊施設の建物の前で座り込んでいると、レーヴァがやって来る。
「おお! 凄い豪華な建物でありますなー!」
「……あ、ああ、レーヴァ」
「便器や照明器具、あとは水ですな。魔導具の設置はレーヴァに任せて、タクミ様は休憩するであります」
「ありがとう。少し休んでから、周りを囲む壁を作るよ」
レーヴァは細々とした物の設置作業をしてくれるらしい。
あとは壁で建物を囲んで、更に堀を巡らせる予定だけど……今日は休もう。
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◆ ◆ ◆
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