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源太郎の婚姻
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永禄二年(1559年)六月 桑名城
京から帰って来た源太郎だが、その忙しさは変わらない。
大量の書状を前に、水軍関連の報告を聞いていた。
「小型のコルベットが思いのほか有用です。近海や志摩などの入り組んだ場所では、絶大な威力を発揮します」
「若、真珠の養殖は順調だ。牡蠣の養殖も上手くいってる。特に真珠の養殖場警備は厳重に、俺たち第二艦隊がしているぜ」
水軍衆の第一艦隊隊長、小浜景隆。
第二艦隊隊長、九鬼嘉隆が報告する。
「九鬼浄隆殿の第三艦隊は、伊勢湾から志摩近海の哨戒任務。
向井正重殿の第四艦隊は、交易船の護衛で琉球方面に。
堀内氏虎殿の第五艦隊も、交易船の護衛で蝦夷へ行っていますが、そろそろ帰って来る頃でしょう」
「順調だな、もう直ぐ久太郎の所も、孫次郎の所へもフリゲート級が、各一隻進水するから。操船訓練の方はお願いするよ」
源太郎が二人に、新しい船が配備されると言うと、二人してニヤニヤ嬉しそうにしている。
「なあ若、それはシップか?それともトップスルスクーナーか?」
孫次郎が帆の型式を聞いて来る。横帆が三本マスト全てに張られた、シップの方が大型な船の場合が多く、遠洋航行に向く。三角帆のトップスルスクーナーは、操船性に優れ、小型艦~中型艦に適応される事が多い。
「シップだな。今回の艦は、砲列甲板は一列だけど、四十四門つむ予定だから、フリゲート級としては、大きいほうだよ」
「大型の戦列艦も各艦隊に、あと二隻づつ欲しいですね。外洋に出る機会も増えるでしょうから」
久太郎が、大型艦の配備をねだる。
「分かった。久太郎も孫次郎も、何か要望があれば、報告書を出してくれ。他の隊長達にも伝えておいて」
「「はっ!」」
二人が部屋を出て行くと、交代に味兵衛(井上専正)が入って来た。
「若、幾つか報告があります」
「うん」
源太郎が促す。
「先ず、今年の田植えは順調に終えました。その他作物の植え付けも、問題有りません。
鶏卵の為の、養鶏場も伊勢各地に出来上がり、領民の栄養事情も改善傾向にあります。
醸造関係は、冬の間に仕込んだ清酒は常に品薄状態です。酒蔵の増設を勧めたいと思います。その他醸造関係も概ね順調です。
伊勢・志摩・伊賀の街道整備もほぼ終えて、商人の往来が増え、座の廃止もあり伊勢領内の経済は、空前の好景気に沸いています。
雑多な税制を簡素化し、四公六民とした事で、紀伊や南近江から流民が流れて来ていますが、伊勢は人不足なので、道順殿と間者が混じらぬよう選別しています」
「……長いな、まだあるの?」
「塩・硝石・椎茸・畜産関係で少し有りますが、特に問題はないので、まあよろしいでしょう。」
デストリアベースの重種馬の生産も順調で、それとは別に、デストリア、フリージアンホース、アルハテケの純正種を輸入を含め、増やす事も続けている。
「本所様がお呼びです。多気御所まで来るようにとの事です」
「うん?なんだろう。一昨日卜伝師匠の稽古で、行ったばかりなんだけど……。まぁ良いか」
珍しく父具教からの呼び出しに、不思議に思いながら、小南を呼ぶ。
「お呼びですか?」
「あゝ、父上から呼び出しだ。用意をお願い」
「御意!」
小南が出かける用意の為にきえる。
新左衛門、小次郎、小南を供に、整備された伊勢街道を、飛影に跨がり多気御所へ急ぐ。
走りながら馬達が疲れそうになると、魔法で回復させ、途中数回水を飲ませる為に休憩を入れ、日が暮れる前に多気御所にたどり着いた。
「父上、お呼びにより参上しました」
源太郎が部屋に入ると、父具教と家老や田丸御所、坂内御所、大河内御所の三御所に木造御所や重臣が集まっていた。
「呼んだのは他でもない。源太郎、お主の婚姻と家督についての話じゃ」
「婚姻?家督ですか?」
「ふむ、御主に婚姻の話が来ておる。家格が多少つり合わぬが、今後の戦略的に考えると悪い話ではない。故に、この話受ける事にした。それでこの機会に、家督を譲ることにした」
突然の父からの話に驚く源太郎。
「父上、婚姻は父上のお考えがあるでしょうから、否はありませんが、父上の隠居はまだ早いのではないでしょうか」
その言葉にも、具教は笑顔のまま理由を説明する。
「なに、儂は隠居してもここで、伊勢国内の神宮領や大湊の会合衆、力を落としたとは言え厄介な連中の対応をする。源太郎は外へ向かう。役割分担じゃ」
「でもそれは、父上が隠居せずとも、今まで通りでもいいのでわ?」
それに鳥屋尾満栄が説明する。
「若、若のお陰で伊勢統一がなり、伊勢領内は今までに無く豊かになりました。我等家臣から民草に至るまで、等しく享受しています。
雑多な税制を簡素化し税を易くしたにも関わらず、我等に入る銭は大幅に増えている」
「要するに、儂ら年寄りは国内に目を光らせ、発展の手助けをする。若と息子達で外の脅威に対すると言うことですじゃ」
大宮含忍斎が補足する。
「それにな源太郎。伊勢神宮や会合衆の相手は、儂等のように、年寄りの方が良い事の方が多いんじゃ」
東御所、一志郡美杉館主。北畠政成が、国内の煩わしい事は自分達に任せろと言う。
「もちろんこれまで通り、産業の振興や国内の政策は、源太郎主導で進めれば良い。兵農分離も進め、国内防備と有事の際の即応できる体制を強化しよう」
具教がそう話をまとめる。
「若に救われた命じゃ、好きに使うてくれて構わんぞ」
大河内頼房が言う。彼は二年前、疱瘡で死に掛けた頼房を源太郎が魔法で治癒し救われた。
「それで婚姻だがな、源太郎。最近、尾張の統一を果たした、織田弾正忠家から婚姻の申し出があった。家格に隔たりはあるが、当家は現在、六角家と敵対しておる。桑名の目の前は長島じゃ。ここで織田と結ぶ意味は大きい」
「我等は南近江へ、織田は美濃へ向かうと言うことですね」
源太郎の言葉に具教が頷く。
(織田信長の妹だろうな、於市の方かそれともお犬の方か、どちらにしても、拒否することは出来ないから考えても仕方ないか)
この年の収穫が終わった十月、織田家より於市が輿入れして来た。
歳は源太郎と同じ歳。後の世で言われた通り、確かに於市は美しかった。
織田家家臣の中で、眼を血走らせ、鬼の形相で源太郎を睨みつける男がいた。
(アレ、柴田勝家だよな。イヤイヤあんた於市殿とふた周り以上歳上だよね。ロリコンなの?)
話は少し遡り、尾張清洲城にて
「於市、お前には嫁に行ってもらう」
武家の家に産まれたからには、政略結婚は当然の事、私のように十三で嫁に行くのも珍しくありません。
兄上から私の婚姻が、決まった事を知らされました。
相手は、私と同じ歳の方だそうです。
「相手は、伊勢の北畠中納言の嫡男だ」
「えっ……」
於市が兄から相手を聞かされ、驚きの声をあげる。
「織田家とは、家格がつり合わぬのでは?」
於市が素直な感想を言う。
「当然、向こうにも利があるからじゃ。北畠家は、北伊勢を統一した事で、六角左京太夫と敵対する事になった。また、桑名の目の前には、我等共通の敵、長島がある。ここで我等と結ぶことで、六角に専念出来るし、我等は美濃へ向える」
「しかし北畠中納言様の正室は、六角左京太夫様の妹ではなかったですか?」
北畠具房の母は、六角定頼の娘で、左京太夫とは叔父甥の関係だ。於市が疑問に思うのも不思議ない。
「伊勢を統一する前なら、敵対する事もなかったろう。伊勢を統一した北畠が次に向かうのは、南近江しかあるまい。それゆえ織田家とも結ぶのじゃ」
「わかりました」
そして私は桑名に輿入れしました。
初めて見る桑名のお城は、尾張のどのお城より立派でした。城下町にまで堀が張り巡らされ、湊も町も賑わい、活気に溢れていました。
私の夫となる左中将様は、同じ歳と思えぬほど、立派な体格ですが、お顔は公家の血なのでしょう、とても気品に満ちた美丈夫でした。
政略結婚とは言え、夫となる方の姿が美しい事は、嬉しいことです。
それに加え、兄上に勝るとも劣らない器量をお持ちなら、文句の付け所もないでしょう。
祝言が始まり、左中将様と私は奥へ退出し、初夜を迎えました。
北畠家と織田家が、共に栄える事を祈りながら、心地よい疲れに、私は眠りにつきました。
京から帰って来た源太郎だが、その忙しさは変わらない。
大量の書状を前に、水軍関連の報告を聞いていた。
「小型のコルベットが思いのほか有用です。近海や志摩などの入り組んだ場所では、絶大な威力を発揮します」
「若、真珠の養殖は順調だ。牡蠣の養殖も上手くいってる。特に真珠の養殖場警備は厳重に、俺たち第二艦隊がしているぜ」
水軍衆の第一艦隊隊長、小浜景隆。
第二艦隊隊長、九鬼嘉隆が報告する。
「九鬼浄隆殿の第三艦隊は、伊勢湾から志摩近海の哨戒任務。
向井正重殿の第四艦隊は、交易船の護衛で琉球方面に。
堀内氏虎殿の第五艦隊も、交易船の護衛で蝦夷へ行っていますが、そろそろ帰って来る頃でしょう」
「順調だな、もう直ぐ久太郎の所も、孫次郎の所へもフリゲート級が、各一隻進水するから。操船訓練の方はお願いするよ」
源太郎が二人に、新しい船が配備されると言うと、二人してニヤニヤ嬉しそうにしている。
「なあ若、それはシップか?それともトップスルスクーナーか?」
孫次郎が帆の型式を聞いて来る。横帆が三本マスト全てに張られた、シップの方が大型な船の場合が多く、遠洋航行に向く。三角帆のトップスルスクーナーは、操船性に優れ、小型艦~中型艦に適応される事が多い。
「シップだな。今回の艦は、砲列甲板は一列だけど、四十四門つむ予定だから、フリゲート級としては、大きいほうだよ」
「大型の戦列艦も各艦隊に、あと二隻づつ欲しいですね。外洋に出る機会も増えるでしょうから」
久太郎が、大型艦の配備をねだる。
「分かった。久太郎も孫次郎も、何か要望があれば、報告書を出してくれ。他の隊長達にも伝えておいて」
「「はっ!」」
二人が部屋を出て行くと、交代に味兵衛(井上専正)が入って来た。
「若、幾つか報告があります」
「うん」
源太郎が促す。
「先ず、今年の田植えは順調に終えました。その他作物の植え付けも、問題有りません。
鶏卵の為の、養鶏場も伊勢各地に出来上がり、領民の栄養事情も改善傾向にあります。
醸造関係は、冬の間に仕込んだ清酒は常に品薄状態です。酒蔵の増設を勧めたいと思います。その他醸造関係も概ね順調です。
伊勢・志摩・伊賀の街道整備もほぼ終えて、商人の往来が増え、座の廃止もあり伊勢領内の経済は、空前の好景気に沸いています。
雑多な税制を簡素化し、四公六民とした事で、紀伊や南近江から流民が流れて来ていますが、伊勢は人不足なので、道順殿と間者が混じらぬよう選別しています」
「……長いな、まだあるの?」
「塩・硝石・椎茸・畜産関係で少し有りますが、特に問題はないので、まあよろしいでしょう。」
デストリアベースの重種馬の生産も順調で、それとは別に、デストリア、フリージアンホース、アルハテケの純正種を輸入を含め、増やす事も続けている。
「本所様がお呼びです。多気御所まで来るようにとの事です」
「うん?なんだろう。一昨日卜伝師匠の稽古で、行ったばかりなんだけど……。まぁ良いか」
珍しく父具教からの呼び出しに、不思議に思いながら、小南を呼ぶ。
「お呼びですか?」
「あゝ、父上から呼び出しだ。用意をお願い」
「御意!」
小南が出かける用意の為にきえる。
新左衛門、小次郎、小南を供に、整備された伊勢街道を、飛影に跨がり多気御所へ急ぐ。
走りながら馬達が疲れそうになると、魔法で回復させ、途中数回水を飲ませる為に休憩を入れ、日が暮れる前に多気御所にたどり着いた。
「父上、お呼びにより参上しました」
源太郎が部屋に入ると、父具教と家老や田丸御所、坂内御所、大河内御所の三御所に木造御所や重臣が集まっていた。
「呼んだのは他でもない。源太郎、お主の婚姻と家督についての話じゃ」
「婚姻?家督ですか?」
「ふむ、御主に婚姻の話が来ておる。家格が多少つり合わぬが、今後の戦略的に考えると悪い話ではない。故に、この話受ける事にした。それでこの機会に、家督を譲ることにした」
突然の父からの話に驚く源太郎。
「父上、婚姻は父上のお考えがあるでしょうから、否はありませんが、父上の隠居はまだ早いのではないでしょうか」
その言葉にも、具教は笑顔のまま理由を説明する。
「なに、儂は隠居してもここで、伊勢国内の神宮領や大湊の会合衆、力を落としたとは言え厄介な連中の対応をする。源太郎は外へ向かう。役割分担じゃ」
「でもそれは、父上が隠居せずとも、今まで通りでもいいのでわ?」
それに鳥屋尾満栄が説明する。
「若、若のお陰で伊勢統一がなり、伊勢領内は今までに無く豊かになりました。我等家臣から民草に至るまで、等しく享受しています。
雑多な税制を簡素化し税を易くしたにも関わらず、我等に入る銭は大幅に増えている」
「要するに、儂ら年寄りは国内に目を光らせ、発展の手助けをする。若と息子達で外の脅威に対すると言うことですじゃ」
大宮含忍斎が補足する。
「それにな源太郎。伊勢神宮や会合衆の相手は、儂等のように、年寄りの方が良い事の方が多いんじゃ」
東御所、一志郡美杉館主。北畠政成が、国内の煩わしい事は自分達に任せろと言う。
「もちろんこれまで通り、産業の振興や国内の政策は、源太郎主導で進めれば良い。兵農分離も進め、国内防備と有事の際の即応できる体制を強化しよう」
具教がそう話をまとめる。
「若に救われた命じゃ、好きに使うてくれて構わんぞ」
大河内頼房が言う。彼は二年前、疱瘡で死に掛けた頼房を源太郎が魔法で治癒し救われた。
「それで婚姻だがな、源太郎。最近、尾張の統一を果たした、織田弾正忠家から婚姻の申し出があった。家格に隔たりはあるが、当家は現在、六角家と敵対しておる。桑名の目の前は長島じゃ。ここで織田と結ぶ意味は大きい」
「我等は南近江へ、織田は美濃へ向かうと言うことですね」
源太郎の言葉に具教が頷く。
(織田信長の妹だろうな、於市の方かそれともお犬の方か、どちらにしても、拒否することは出来ないから考えても仕方ないか)
この年の収穫が終わった十月、織田家より於市が輿入れして来た。
歳は源太郎と同じ歳。後の世で言われた通り、確かに於市は美しかった。
織田家家臣の中で、眼を血走らせ、鬼の形相で源太郎を睨みつける男がいた。
(アレ、柴田勝家だよな。イヤイヤあんた於市殿とふた周り以上歳上だよね。ロリコンなの?)
話は少し遡り、尾張清洲城にて
「於市、お前には嫁に行ってもらう」
武家の家に産まれたからには、政略結婚は当然の事、私のように十三で嫁に行くのも珍しくありません。
兄上から私の婚姻が、決まった事を知らされました。
相手は、私と同じ歳の方だそうです。
「相手は、伊勢の北畠中納言の嫡男だ」
「えっ……」
於市が兄から相手を聞かされ、驚きの声をあげる。
「織田家とは、家格がつり合わぬのでは?」
於市が素直な感想を言う。
「当然、向こうにも利があるからじゃ。北畠家は、北伊勢を統一した事で、六角左京太夫と敵対する事になった。また、桑名の目の前には、我等共通の敵、長島がある。ここで我等と結ぶことで、六角に専念出来るし、我等は美濃へ向える」
「しかし北畠中納言様の正室は、六角左京太夫様の妹ではなかったですか?」
北畠具房の母は、六角定頼の娘で、左京太夫とは叔父甥の関係だ。於市が疑問に思うのも不思議ない。
「伊勢を統一する前なら、敵対する事もなかったろう。伊勢を統一した北畠が次に向かうのは、南近江しかあるまい。それゆえ織田家とも結ぶのじゃ」
「わかりました」
そして私は桑名に輿入れしました。
初めて見る桑名のお城は、尾張のどのお城より立派でした。城下町にまで堀が張り巡らされ、湊も町も賑わい、活気に溢れていました。
私の夫となる左中将様は、同じ歳と思えぬほど、立派な体格ですが、お顔は公家の血なのでしょう、とても気品に満ちた美丈夫でした。
政略結婚とは言え、夫となる方の姿が美しい事は、嬉しいことです。
それに加え、兄上に勝るとも劣らない器量をお持ちなら、文句の付け所もないでしょう。
祝言が始まり、左中将様と私は奥へ退出し、初夜を迎えました。
北畠家と織田家が、共に栄える事を祈りながら、心地よい疲れに、私は眠りにつきました。
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