32 / 48
第1章
第32話 魂の行方
しおりを挟む
リアとネンコの二人は勢い良く建屋を飛び出し、広場に向かって全力で走った。
途中ですれ違うスケルトンには目もくれず、ただひたすらに広場を目指す。
当然、リアたちに気づいたスケルトンは、侵入者を排除すべく群がってくる。
昨日と全く同じ状況だが、目的が違う。
今は逃げるために走っているのではない。
村人たちを救うために走っているのだ。
今や二人を追うスケルトンの数は十をゆうに超えており、それぞれが激しい音を立てながら背後に迫っていたが、リアは恐怖を感じてはいなかった。
「あれだぞ」
ネンコが走りながら前方を指差す。
その先には大きな黒い塊があった。
リアの背丈の倍ほどの大きさで、その表面には複数の人間の顔が浮かび上がっている。
おそらく魂を囚われた村人たちなのだろう。
それぞれが低い呻き声を上げながら、苦悶の表情を浮かべていた。
書物でしか存在を知らなかったリアは実物を目の当たりにして、その想像以上の禍々しさに寒気を覚えた。
それと同時に術者に対する怒りがこみ上げる。
リアは走りながら触媒袋から木の枝を取り出した。
「ネンコさん!」
「おうよ」
リアの呼びかけに応えて、前を走っていたネンコの姿が消える。
それを確認したリアは塊の前で立ち止まり、呪いを解く準備を始める。
背後から何かが砕けるような音や崩れるような音が鳴り響いた。
前からもスケルトンが迫ってくるが、リアはネンコを信じて解呪に集中する。
「少し本気出すかな」
そう言うとネンコは、前方の集団に突っ込んだ。
次の瞬間、二十を越えるスケルトンたちが粉々に砕けながら一斉に宙を舞う。
瞬間的にではあるが、ネンコを中心にして強力な力の渦が巻き起こったようだ。
ネンコの頭上から骨の欠片が降り注ぎ、瞬く間に白骨の山が築かれる。
欠片は再び元の姿に戻らんと集まり始めるが、かなり細かく砕かれているせいか、すぐには復元しなかった。
「まあ、こんなとこだろ」
ネンコは誰ともなしに呟き、なかなか元に戻れないでいるスケルトンたちを表情のない顔で眺めていた。
一方のリアはネンコの活躍を横目で見ながら、『発火』の魔法を唱えていた。
魔法は成功し、木の枝に小さな火が灯る。
早速、リアはこの禍々しい呪いの塊を燃やそうと、火を近づけた。
―――うぉおおおん……
呪塊に張り付いた顔のひとつが慟哭する。
リアは火を持つ手を止めた。
そして、全ての顔がこちらを見ていることに気付いた。
その表情は恐怖に歪んでいる。
リアも今更ながらに恐怖を覚えた。
彼女の恐怖は、不死身のスケルトンやおぞましい呪塊によるものではない。
燃やすという行為に対するものだ。
ここに封じられているのは村人たちの魂である。
いくら魂を解放するためとは言え、罪のない村人たちに火をかけるのは躊躇われた。
(でも、助けるためにはこうするしか!)
リアは強く自分に言い聞かせる。
「ごめんなさい!」
心優しい少女は頭を下げて謝罪すると、呪塊に火を押し当てた。
火は油に引火したかのごとく燃え広がり、あっという間に呪われた魂を覆い尽くした。
村人たちは一斉に悲鳴を上げる。
表情も一層苦痛に満ちたものになった。
その様子は、まるで人間が燃えているようだった。
「……っ!」
リアはレナス村での出来事を思い出して後ずさる。
そして、遂にはしゃがみこんでしまった。
寒くもないのに、身体が震えて動かない。
泣きたくもないのに、涙がこぼれる。
口からは自然と嗚咽が漏れた。
(呪文を唱えなきゃ……呪文を)
頭では分かっているが、言葉が出ない。
リアは村の襲撃によって受けた心の傷が、思った以上に深いことに驚く。
そうこうしているうちに周囲のスケルトンが次々と復元していく。
ネンコはうずくまるリアに声もかけず、再びスケルトンを破壊し始めた。
自分で乗り越えろということなのか。
しかし、今のリアにはただの一言を発することが、とてつもなく永い道のりに思えた。
その時、リアの耳に聞き慣れない声が飛び込んできた。
「だ……いじょ……う……ぶ?」
リアは、はっとなって顔を上げる。
そこには可愛らしい女の子の顔が浮かんでいた。
目が合うと、その子は笑顔になる。
「む……りし……ないで。だい……じょうぶ……だか……ら」
リアは今話しているのはスケちゃんの魂だと確信する。
「スケちゃん……」
呻くような声を絞り出すと、彼女は立ち上がる。
約束を守らなければ。
こんなことで動けなくなっている場合ではない。
リアは大きく深呼吸すると、ゆっくりと呪塊に近づいた。
呪塊を包む炎は先程より激しくなっており、熱風が白い肌を灼く。
しかし、リアはそれに構わず精神を集中して、一言ずつ噛みしめるように呪文を唱える。
『ミトラ・デル・イアフ』
唱え終えた途端、身体から力が抜ける。
リアの魔力は呪塊によって吸収されていた。
彼女の体内から放出された魔力が黒い帯となって呪塊に吸い込まれていく。
リアは貧血を起こしたときのように視界の端が暗くなり足元がふらついたが、気を失わぬよう歯を食いしばる。
しかし、呪塊の魔力吸収はいつ果てることなく続き、遂に魔力は尽き果てた。
両膝を大地に付ける。
リアは薄れ行く意識の中で、呪塊に亀裂が入りそこから幾つかの魂が天に昇ってゆく光景を見た。
塊から抜け出た魂は光の筋となり、泳ぐように宙を舞う。
リアには幼い子供のありがとうという声が聞こえた気がした。
(成功したのかな……)
そうであればいいと願いながら、少女は意識を手放した。
ネンコは四十を越える不死者の群れを軽々と捌きながら、解呪を行うリアの様子を見ていた。
復元したそばから破壊するため、スケルトンたちはリアには全く近づけていない。
そのうち、ネンコは一部のスケルトンが何もしていないのに勝手に崩れていくことに気付いた。
呪塊を見ると小さな亀裂が入っている。
その亀裂は次第に大きくなり、遂には呪塊を粉々に砕いた。
リアは両膝をついて祈るような姿勢で静止している。
周囲のスケルトンはその活動を完全に停止し、白い瓦礫と成り果てていた。
塊のあった上空ではたくさんの白い光が集まっている。
その光ひとつひとつに薄っすらと顔のようなものがあり、それぞれが歌うような声を上げていた。
ネンコはリアに駆け寄る。
その時だった。
突然、呪塊があった辺りの地面から巨大な黒い手が突き出してきたのだ。
リアの背丈の十倍はあろうかという大きさで、薄っすらと透けており現実世界のものではないように見える。
しかし、その圧倒的な存在感は、触れればただでは済まないことを予感させた。
さすがのネンコもこれには驚いたのか駆け寄る足を一瞬止めたが、すぐにリアの前に出る。
リアは気を失っているのかピクリとも反応しなかった。
「なんだ、これ?」
巨大な手を見上げながら首を傾げる。
いつもどおりののんびりした口調だが、全身の毛は逆立っている。
人間のものようにも獣のものようにも見えるその手はしばらくピクリとも動かずにそびえ立っていたが、いきなり手を大きく広げると解放されたばかりの魂を掴み取った。
魂たちの歌声が悲鳴に変わる。
ネンコは小さく舌打ちすると、謎の手を殴りつける。
だが、攻撃をしたはずのネンコの身体は凄まじい衝撃を受けて、はるか後方に吹き飛ばされてしまった。
巨大な手は何事もなかったかのように全ての魂を捕らえたまま再び地中に潜ろうとする。
「なめんな!」
大きな炸裂音がして手が大きく仰け反った。
再びネンコが攻撃を仕掛けたのだ。
その後も目にも留まらぬ速さで、連撃を叩き込んでいく。
一撃見舞うたびに衝撃が波紋のように広がり、大気を震わせる。
発せられる強力な衝撃波によりネンコは吹き飛ばされそうになるが、それ以上の力で押し返した。
手はネンコの嵐のような攻撃にさすがに耐えられなくなったのか握り込んだ拳を緩める。
できた隙間から幾つかの魂が泳ぐように天に昇っていった。
がああっっぁあああ!!
ネンコの咆哮が響き渡り、攻撃が更に激しくなる。
手は一本ずつ指を弾かれ、遂には拳を完全に開ききった。
拘束されていた魂たちが解放される。
その中にはスケちゃんのものと思しき小さな魂も見て取れた。
ネンコは全ての魂が無事に空に消えていったのを確認すると攻撃を止め、リアの前に降り立つ。
手は呆然とした様子でその場に留まっていたが、やがてゆっくりと沈むようにして地中に帰っていった。
目的を果たしたネンコは大きく息を吐くと、リアが自然と目を覚ますまでじっと待った。
その表情は普段とあまり変わらないものの、どこか物憂げに見えた。
途中ですれ違うスケルトンには目もくれず、ただひたすらに広場を目指す。
当然、リアたちに気づいたスケルトンは、侵入者を排除すべく群がってくる。
昨日と全く同じ状況だが、目的が違う。
今は逃げるために走っているのではない。
村人たちを救うために走っているのだ。
今や二人を追うスケルトンの数は十をゆうに超えており、それぞれが激しい音を立てながら背後に迫っていたが、リアは恐怖を感じてはいなかった。
「あれだぞ」
ネンコが走りながら前方を指差す。
その先には大きな黒い塊があった。
リアの背丈の倍ほどの大きさで、その表面には複数の人間の顔が浮かび上がっている。
おそらく魂を囚われた村人たちなのだろう。
それぞれが低い呻き声を上げながら、苦悶の表情を浮かべていた。
書物でしか存在を知らなかったリアは実物を目の当たりにして、その想像以上の禍々しさに寒気を覚えた。
それと同時に術者に対する怒りがこみ上げる。
リアは走りながら触媒袋から木の枝を取り出した。
「ネンコさん!」
「おうよ」
リアの呼びかけに応えて、前を走っていたネンコの姿が消える。
それを確認したリアは塊の前で立ち止まり、呪いを解く準備を始める。
背後から何かが砕けるような音や崩れるような音が鳴り響いた。
前からもスケルトンが迫ってくるが、リアはネンコを信じて解呪に集中する。
「少し本気出すかな」
そう言うとネンコは、前方の集団に突っ込んだ。
次の瞬間、二十を越えるスケルトンたちが粉々に砕けながら一斉に宙を舞う。
瞬間的にではあるが、ネンコを中心にして強力な力の渦が巻き起こったようだ。
ネンコの頭上から骨の欠片が降り注ぎ、瞬く間に白骨の山が築かれる。
欠片は再び元の姿に戻らんと集まり始めるが、かなり細かく砕かれているせいか、すぐには復元しなかった。
「まあ、こんなとこだろ」
ネンコは誰ともなしに呟き、なかなか元に戻れないでいるスケルトンたちを表情のない顔で眺めていた。
一方のリアはネンコの活躍を横目で見ながら、『発火』の魔法を唱えていた。
魔法は成功し、木の枝に小さな火が灯る。
早速、リアはこの禍々しい呪いの塊を燃やそうと、火を近づけた。
―――うぉおおおん……
呪塊に張り付いた顔のひとつが慟哭する。
リアは火を持つ手を止めた。
そして、全ての顔がこちらを見ていることに気付いた。
その表情は恐怖に歪んでいる。
リアも今更ながらに恐怖を覚えた。
彼女の恐怖は、不死身のスケルトンやおぞましい呪塊によるものではない。
燃やすという行為に対するものだ。
ここに封じられているのは村人たちの魂である。
いくら魂を解放するためとは言え、罪のない村人たちに火をかけるのは躊躇われた。
(でも、助けるためにはこうするしか!)
リアは強く自分に言い聞かせる。
「ごめんなさい!」
心優しい少女は頭を下げて謝罪すると、呪塊に火を押し当てた。
火は油に引火したかのごとく燃え広がり、あっという間に呪われた魂を覆い尽くした。
村人たちは一斉に悲鳴を上げる。
表情も一層苦痛に満ちたものになった。
その様子は、まるで人間が燃えているようだった。
「……っ!」
リアはレナス村での出来事を思い出して後ずさる。
そして、遂にはしゃがみこんでしまった。
寒くもないのに、身体が震えて動かない。
泣きたくもないのに、涙がこぼれる。
口からは自然と嗚咽が漏れた。
(呪文を唱えなきゃ……呪文を)
頭では分かっているが、言葉が出ない。
リアは村の襲撃によって受けた心の傷が、思った以上に深いことに驚く。
そうこうしているうちに周囲のスケルトンが次々と復元していく。
ネンコはうずくまるリアに声もかけず、再びスケルトンを破壊し始めた。
自分で乗り越えろということなのか。
しかし、今のリアにはただの一言を発することが、とてつもなく永い道のりに思えた。
その時、リアの耳に聞き慣れない声が飛び込んできた。
「だ……いじょ……う……ぶ?」
リアは、はっとなって顔を上げる。
そこには可愛らしい女の子の顔が浮かんでいた。
目が合うと、その子は笑顔になる。
「む……りし……ないで。だい……じょうぶ……だか……ら」
リアは今話しているのはスケちゃんの魂だと確信する。
「スケちゃん……」
呻くような声を絞り出すと、彼女は立ち上がる。
約束を守らなければ。
こんなことで動けなくなっている場合ではない。
リアは大きく深呼吸すると、ゆっくりと呪塊に近づいた。
呪塊を包む炎は先程より激しくなっており、熱風が白い肌を灼く。
しかし、リアはそれに構わず精神を集中して、一言ずつ噛みしめるように呪文を唱える。
『ミトラ・デル・イアフ』
唱え終えた途端、身体から力が抜ける。
リアの魔力は呪塊によって吸収されていた。
彼女の体内から放出された魔力が黒い帯となって呪塊に吸い込まれていく。
リアは貧血を起こしたときのように視界の端が暗くなり足元がふらついたが、気を失わぬよう歯を食いしばる。
しかし、呪塊の魔力吸収はいつ果てることなく続き、遂に魔力は尽き果てた。
両膝を大地に付ける。
リアは薄れ行く意識の中で、呪塊に亀裂が入りそこから幾つかの魂が天に昇ってゆく光景を見た。
塊から抜け出た魂は光の筋となり、泳ぐように宙を舞う。
リアには幼い子供のありがとうという声が聞こえた気がした。
(成功したのかな……)
そうであればいいと願いながら、少女は意識を手放した。
ネンコは四十を越える不死者の群れを軽々と捌きながら、解呪を行うリアの様子を見ていた。
復元したそばから破壊するため、スケルトンたちはリアには全く近づけていない。
そのうち、ネンコは一部のスケルトンが何もしていないのに勝手に崩れていくことに気付いた。
呪塊を見ると小さな亀裂が入っている。
その亀裂は次第に大きくなり、遂には呪塊を粉々に砕いた。
リアは両膝をついて祈るような姿勢で静止している。
周囲のスケルトンはその活動を完全に停止し、白い瓦礫と成り果てていた。
塊のあった上空ではたくさんの白い光が集まっている。
その光ひとつひとつに薄っすらと顔のようなものがあり、それぞれが歌うような声を上げていた。
ネンコはリアに駆け寄る。
その時だった。
突然、呪塊があった辺りの地面から巨大な黒い手が突き出してきたのだ。
リアの背丈の十倍はあろうかという大きさで、薄っすらと透けており現実世界のものではないように見える。
しかし、その圧倒的な存在感は、触れればただでは済まないことを予感させた。
さすがのネンコもこれには驚いたのか駆け寄る足を一瞬止めたが、すぐにリアの前に出る。
リアは気を失っているのかピクリとも反応しなかった。
「なんだ、これ?」
巨大な手を見上げながら首を傾げる。
いつもどおりののんびりした口調だが、全身の毛は逆立っている。
人間のものようにも獣のものようにも見えるその手はしばらくピクリとも動かずにそびえ立っていたが、いきなり手を大きく広げると解放されたばかりの魂を掴み取った。
魂たちの歌声が悲鳴に変わる。
ネンコは小さく舌打ちすると、謎の手を殴りつける。
だが、攻撃をしたはずのネンコの身体は凄まじい衝撃を受けて、はるか後方に吹き飛ばされてしまった。
巨大な手は何事もなかったかのように全ての魂を捕らえたまま再び地中に潜ろうとする。
「なめんな!」
大きな炸裂音がして手が大きく仰け反った。
再びネンコが攻撃を仕掛けたのだ。
その後も目にも留まらぬ速さで、連撃を叩き込んでいく。
一撃見舞うたびに衝撃が波紋のように広がり、大気を震わせる。
発せられる強力な衝撃波によりネンコは吹き飛ばされそうになるが、それ以上の力で押し返した。
手はネンコの嵐のような攻撃にさすがに耐えられなくなったのか握り込んだ拳を緩める。
できた隙間から幾つかの魂が泳ぐように天に昇っていった。
がああっっぁあああ!!
ネンコの咆哮が響き渡り、攻撃が更に激しくなる。
手は一本ずつ指を弾かれ、遂には拳を完全に開ききった。
拘束されていた魂たちが解放される。
その中にはスケちゃんのものと思しき小さな魂も見て取れた。
ネンコは全ての魂が無事に空に消えていったのを確認すると攻撃を止め、リアの前に降り立つ。
手は呆然とした様子でその場に留まっていたが、やがてゆっくりと沈むようにして地中に帰っていった。
目的を果たしたネンコは大きく息を吐くと、リアが自然と目を覚ますまでじっと待った。
その表情は普段とあまり変わらないものの、どこか物憂げに見えた。
0
あなたにおすすめの小説
台風のよる、君ひそやかに、魔女高らかに
にしのくみすた
ファンタジー
【空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!】
台風の夜、魔女はホウキで空を翔け――嵐と戦う!
この街で台風と戦うのは、ホウキで飛ぶ魔女の仕事だ。
空を飛ぶ魔女に憧れながらも、魔法が使えない体質のため夢を諦めたモチコ。
台風の夜、嵐に襲われて絶体絶命のピンチに陥ったモチコを救ったのは、
誰よりも速く夜空を飛ぶ“疾風迅雷の魔女”ミライアだった。
ひょんな事からミライアの相方として飛ぶことになったモチコは、
先輩のミライアとともに何度も台風へ挑み、だんだんと成長していく。
ふたりの距離が少しずつ近づいていくなか、
ミライアがあやしい『実験』をしようと言い出して……?
史上最速で空を飛ぶことにこだわる変な先輩と、全く飛べない地味メガネの後輩。
ふたりは夜空に浮かんだホウキの上で、今夜も秘密の『実験』を続けていく――。
空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる