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第1章~仲間とゲームクリア~
母という存在
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リアルの夜。
バーチャルの世界から帰ってきた俺は、喉が乾いたため、リビングに降りた。
明かりがついている。
時間は夜の11時。この時間は家族全員が自室にいるはずなのだが、
「母さん。出てきてる?」
可能性はそれしかない。
普段部屋に引きこもり、イラストレーターとして締め切りに追われている母さんが、降りてくるのは珍しい。
だが、珍しいがゆえ、俺の危険感知センサーが作動した。
ただのどが渇いた。これはどうすることもできない。
心を決めドアを開ける。
すると、すごい勢いでこっちに向かってくる母が見えた。
「母さんひさしぶr「幸!お母さん締め切り間に合ったわ!おかげで一週間寝れてないけど……」わかった!わかったから抱き着くのはやめて!苦しい。」
いきなり抱きついて来た母さんを引き剥がし、俺はコーヒーを淹れた。
そしてソファーに座り、向かいのソファーで涙目になっている母さんに言った。
「母さんが大変な事分かってるんだけど、バーチャルにのめり込んでるからそうなるんじゃないの?母さん。」
「それは、そうだけど。お母さんも休憩したいもん!獣耳の女の子とキャッキャウフフしたいもん!」
あっ、ここにエロガメの分身がいた。
「はいはい。で、今度の締め切りは?」
「1ヶ月後。」
「ページ数は?」
「A文庫5ページ。Bノベル7ページ。C文学は3ページ。計15ページ。」
「今すぐ仕事に戻って。また間に合わないよ!」
この人は、締め切りのばしの常習犯。
担当さんも、作家さんも本当に迷惑している。
そんなんなら契約切れば良いのにと思うのに、母さんの絵は、本当に生きているようで、凄く綺麗だ。
だから切れないのだと、担当さんも言っていた。
「良いじゃない。1日位。私だって時には、お父さんとデートしたいのよ。」
「あーはいはい。1か月も父さんと会ってないとそうなるもんね。なら寝たら?寝たほうがいいよ。クマが酷い。」
「ありがとう幸。じゃあおやすみなさーい。」
と言うとまた抱き着いて、数秒してから自室に戻った。
母さんが、契約切られない理由がわかる気がした。
どんな事でも全力で、それで最高のクオリティーで絵を仕上げる。
俺の母さんは、獣耳大好きだけど、とても凄い人だと思う。
まぁ、引きこもる時に、人格が変わるのはどうにかして欲しい。
バーチャルの世界から帰ってきた俺は、喉が乾いたため、リビングに降りた。
明かりがついている。
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「母さん。出てきてる?」
可能性はそれしかない。
普段部屋に引きこもり、イラストレーターとして締め切りに追われている母さんが、降りてくるのは珍しい。
だが、珍しいがゆえ、俺の危険感知センサーが作動した。
ただのどが渇いた。これはどうすることもできない。
心を決めドアを開ける。
すると、すごい勢いでこっちに向かってくる母が見えた。
「母さんひさしぶr「幸!お母さん締め切り間に合ったわ!おかげで一週間寝れてないけど……」わかった!わかったから抱き着くのはやめて!苦しい。」
いきなり抱きついて来た母さんを引き剥がし、俺はコーヒーを淹れた。
そしてソファーに座り、向かいのソファーで涙目になっている母さんに言った。
「母さんが大変な事分かってるんだけど、バーチャルにのめり込んでるからそうなるんじゃないの?母さん。」
「それは、そうだけど。お母さんも休憩したいもん!獣耳の女の子とキャッキャウフフしたいもん!」
あっ、ここにエロガメの分身がいた。
「はいはい。で、今度の締め切りは?」
「1ヶ月後。」
「ページ数は?」
「A文庫5ページ。Bノベル7ページ。C文学は3ページ。計15ページ。」
「今すぐ仕事に戻って。また間に合わないよ!」
この人は、締め切りのばしの常習犯。
担当さんも、作家さんも本当に迷惑している。
そんなんなら契約切れば良いのにと思うのに、母さんの絵は、本当に生きているようで、凄く綺麗だ。
だから切れないのだと、担当さんも言っていた。
「良いじゃない。1日位。私だって時には、お父さんとデートしたいのよ。」
「あーはいはい。1か月も父さんと会ってないとそうなるもんね。なら寝たら?寝たほうがいいよ。クマが酷い。」
「ありがとう幸。じゃあおやすみなさーい。」
と言うとまた抱き着いて、数秒してから自室に戻った。
母さんが、契約切られない理由がわかる気がした。
どんな事でも全力で、それで最高のクオリティーで絵を仕上げる。
俺の母さんは、獣耳大好きだけど、とても凄い人だと思う。
まぁ、引きこもる時に、人格が変わるのはどうにかして欲しい。
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