ネトゲーマーが引きこもりだと思うなよ

惠諳

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第1章~仲間とゲームクリア~

さあゲームクリアしようか

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まぁそんなこんなで、母さんはまた部屋に閉じこもり、自室の机に向かって、俺は目を閉じた。

『何故小説には、転生ものや、引きこもりが王様になったりするのが多いのだろうか。だから引きこもり=ゲーマーの方程式が成り立つんだよ。』

と、数学苦手な癖してそういう思考を繰り広げてた。

そして、RAMIを見て、返信をして、ネトゲのバトル招待を受けたのでそれに行って。
ちなみに、PCルームの件以来、ナミからは連絡が来ていない。
もしかしたら、引きこもってないのかも知れない。



そして、次の日。

部活は休みの土曜日。
1日中、メンバーとステージをクリアしていった。

「さぁラスボス!ラスボスだよ!HPとMP大丈夫?」

「トワは少し削れちゃったけど、大丈夫だよ。」

「俺も。MPも大丈夫。1番使ってんのはヒマノじゃねーか?」

「私は薬があるので大丈夫です。さぁ行きましょう!」

ラスボス。
つまり、暴走したSTARS。

STARSは本に埋まってるらしいが……。



「か、かわいい!狐じゃない。この尻尾!」

「3面にも狐いたじゃねーか。」

「守護獣なのかもしれませんね。」

「とりあえず殴るよー!」

トワが先走った。

俺も杖を構え、皆、戦闘態勢に入った。

「硬い!」

普通のモンスターなら、1撃で半分は削れる彼女の蹴りも、全く効いていないように、0ダメージ。

打撃耐性なのか、攻撃無効なのか分からない。
もしかしたら、それ以外かもしれない。

俺も、魔法を撃つ。
がまたしても0ダメージ。

「ねぇ!スノ!鍵穴から何か見える!」

「ナミ、見えるか?」

「えーと、『鍵穴はダミー。魔法を撃て。』だって!とりあえず、ありったけの魔法を撃って!」

「了解。除霊系と回復系頼む。ヒマノ。」

「了解です!」

「トワとナミは周りの雑魚倒しとくよ!」

そして、魔法を、撃った。
しかし、どんな魔法もノーダメージ。
全部上級以上の魔法だぞ!
神級なのか。

神級魔法は4種類。
一度した事があるのは水系神級魔法。スサノオノミコト。

ただ、神級魔法を全部撃つとMPがやばい。
初級魔法位しか撃てないぐらいに消費する。

「しょうがねーな。」

炎系神級魔法。
ミカハヤヒノカミ

水系神級魔法
スサノオノミコト

木系神級魔法
ククノチ

全の神級魔法
アマテラス


MP残り5分の1まで削られたか。

「どうだ!?」




0ダメージ
0ダメージ
0ダメージ
0ダメージ



嘘だろ。
負けら訳にはいかねーのに。
ましてやパーティなのに。

初級魔法全種
総撃ち

「ダメです!いくら初級でも総撃ちはMPが削られすぎます!回復が追いつきません!」

「良いんだ。こっちにも薬はある。俺は、撃つ。」


このゲームは、MPが0になるとバトルから自動退出となり、入り直しになる。

そういう点では魔導師や、修道士は不利なのかもな。


俺は、攻撃ボタンを押した。


MP消費が激しくなる。同時に俺は、ダメージゲージを見る。


∞ダメージ


来た!

「初級魔法を撃て!間違っても魔石には当てるな!」

俺はMP回復薬を飲む。
「よし!もう一発!」

そして、∞ダメージ


∞VS∞

なら∞を重ねれば減る!
そして、ナミとトワに言った。

「ナミ、トワ。本の後ろに回って狐を殴れ。」

すると、待ってましたと言わんばかりに、
「「了解!!」」

と言って走った。

二人が攻撃すると、魔石の光が紅から金色に。
そして、しばらく攻撃を続けていたら、HPが半分まで削れた。

「行け!一斉攻撃!」

「「「了解!」」」

そして、4人同時に敵に攻撃をした。







スタッフロール

キャスト

 ・
 ・
 ・





「終わったー。」

「終わりましたね。」

「エンディング終わったら闘技場でバトルしない?皆で。」

「トワ賛成!」

「私は攻撃特化では無いのですが頑張ります。」

「うんうん!スノは?」

「俺も行くよ。負けは認められないからな。」

それから約3分間のエンディングが終わり、クリアの称号が与えられた。

『闘技場が開放されました。』

この無機質な声を聞き、少し実感した。

クリアしたんだな。俺達。
いつも、アクション系RPGはソロだから、本当に、新鮮だし、早かった。

そんな余韻に浸りながらも、俺は闘技場に入った。
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