150 / 180
きぐるみ幼女編
22話 1年前・とりあえず殴る、理不尽魔王
しおりを挟むニニスは、椅子の上に立ち
魔法を繰り出した男に向かって声を張り上げた
「お前何様なのね
なんのつもりなのね
それ以上暴れるなら、ニニスが相手になるのね」
だが、蓮の視線は、別の人間を見ていた
宮守が叫んだ名前えは、しおん・・・シオンだと
あの、我関せずで自身のやりたい事を貫く態度
そして俺の魔法に対し、反応する事すらなかった
それに・・・
数年前、富士山 (ふじやま)が、微かに纏っていた
あの覇気、アレは、あの世界の俺の友人であった、シオンの物
あの時は、気のせいだと、思っていたが
本当に、お前なのか?
そして、蓮は、我関せずで折り紙を折る男に向かって歩き出し
念話を飛ばす
『おい、シオン、お前だろ?』
返事がない?違うのか?
『おい、シオン!』
その間に、鉄雄とカレラが
蓮と、ニニス達の間に立ちふさがる
「うぜぇ!じゃまだ」
そう、すでに、蓮の興味は、2人にはない
今興味があるのは、あの世界の出身者であり
自身の古き友かもしれない男である
そして、2人に構わず、進む
その足に魔力を乗せ踏み込む
デバイスを介さない、異世界の魔法
そんなことは、誰も気づかない、いや、知りもしない
その魔法の名前は
【スタンサークル】
最小限抑えた、その魔法は
蓮の踏み込んだ足を中心に、床に広がる、約半径5メートル
その範囲内にいる者を、電撃で数秒動けなくさせるものである
気づいた時には、すでに遅い、レジストできない限り回避不能である
そう、一番近くにいた、鉄雄とカレンは、魔法をくらい、動きを止める
その他に、自分は関係ないと、無視を続けていた、1年クズクラスの生徒の数名も
その魔法の余波を喰らうこととなった
だが、ニニスの結界は、その魔法すら拡散しレジストした
そして、後2人、机にカブリツキ、我が趣味に没頭しつつ
蓮の魔法の余波をレジストした人間もいたのだが、蓮は気にもしなかった
動けなくなった、鉄雄と、カレラを無視し
姿を現した、ニニスの多重結界まで進み
自分の進む道を遮るなと言わないばかりに
その右手に雷撃を纏い、 ニニスの多重結界を殴るが
その結界は、それをも防ぐ
「ふん、ニニスの結界は、完ぺきなの
そんな攻撃では、びくともしないなのよ」
ドヤ顔で、言い放つ
「そうか、でも、お前にも興味はない
俺の狙いは、そっちの男だ」
そういい、ニニスの多重結界に左手を添える
ニニスの多重結界、その完成度は高かった
使われた符も高度なものであったし、それに込められた魔力も相当なものだ
だが、意思加速を使い、電撃と、覇気を纏い、肉体加速をした、蓮の左手には、意味を成さなかった
そう、覇気を使ったことを誰も気づかれず、一瞬にして、ニニスの多重結界を破壊したのだ
それには、ニニスも驚く
そして、結界が無くなって無防備になった紫音に
「お前は、なんだ!」
その言葉と同時に、踏み込み、雷撃を纏った右拳で
未だ、蓮の事を無視し続け、折り紙を織り続ける男の顔を殴りつけた
そして、今
蓮の覇気と雷撃を纏った右拳と
紫音が自身に掛けている超振動の防御魔法が衝突した
雷が落ちたような、大きな音と
地震だと思わんばかりの衝撃が駆け抜け
教室を、眩いばかりの光が広がり包み込んだ
それは、中等部本校舎に居る人間が、地震が起きたと錯覚するほどであった
その場に居た人間は、確実にその男が死なないまでも
確実に病院行きだと確信しただろう
そして、蓮に対しては、流石にそれは、やりすぎだろうと
止めに入るべきだったと、悔やむ、蓮の友人達
だが、数名は違った
蓮の拳が、シオンに当たる瞬間
叶芽希唯 (かなめきい)は
すでに叫び声すら、出せない、いや出ないのだ
目に映るのは、雷撃を纏った拳が、顔に当たる瞬間までも
その態度を、変えることのない男の姿、希唯は、思い出す
紫音の言った【俺はニニスを信じる】と
それは、死に直面しても、信じれるものだろうかと・・・
もし、死んでも後悔は無いのだろうかと?
カレラ・エルノーラ・クレミシは
多重結界を破られたが
今日知り合ったばかりの、鉄雄の友人という、一風変わった男を助けるため
最後の望みを、ニニスに賭ける
宮守鉄雄は
紫音と同じ種類の強さを持つ、ティオーノ先輩
紫音と、どっちが強いかな? と・・・
ニニスは
ニニスは、このシオを守ると言ったなの
そして、シオは、信じてくれたなの
ならば、全力をもって守るなのよ! と
何処からか取り出した、両手いっぱいの符
それを一気に、紫音の顔の前に投げつけ組み合わせる
多重結界に使っていたより上位の符
それを組み上げ、その防御範囲を狭め
より強固な防御結界を作り上げる。
蓮の拳は雷撃を纏っていた
それは、隠れ蓑、その雷撃の下には、覇気を纏る
その拳が、ニニスの貼った結界に触れる
その瞬間、覇気と雷撃を纏う、蓮の拳は
その圧倒的な力で結界を破壊していくのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる