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第1章・聖騎士
村人
しおりを挟む「今すぐ?」
シャルはニッコリと頷くと
まるで、答えが分かっているように質問を重ねてきた。
「行くの?行かないの?」
そして、僕の答えも決まっていた。
「い・・・行きます。」
強引なシャルは勝手に決めて、いきなり外に飛び出ようとする。
僕はシャルを呼び止め。
「一週間も家を空けるなら、それなりの用意をしないと・・・」
と、僕が説明すると。
「それもそうね」と照れる様に笑ってくれた。
その後は、椅子に座って待っててくれた
そして、メニューを開き、色々操作していた。
僕は、家にあった食べ物や必要な物を最低限アイテムボックスに詰め込む
レベル1の僕のアイテムボックスでは、制限があり
容量でだいたい、お風呂の、浴槽くらいの量しか入らない
まぁ、、それだけあれば、僕にとって十分である
そして、最後に、ゾォー3と、ある本を5冊ほど、詰め込む
戸締りをし、初めての外の世界へを足を向けるのだった。
家を出て村の中心部に向けて歩き出す
白銀のフルプレートの鎧、兜は脱いでいるので
その綺麗な金色の長い髪を揺らす美人が歩いている
そんな人間がこの村に来たことは初めてであり
一気に村の噂となり、人が集まっていく。
だが、その隣に居るのは、あああである
身長もシャルロットの胸の高さより低い、あああ
スラリとしたシャルロットの側に居る事自体が不釣り合いである
そんな事、どうでもいいと、シャルロットは目に付いたお店に入ったり
露店を、嬉しそうに見て回るのだった。
シャルは、この世界の文字が読めないらしく
指をさしては、何て書いてあるか僕に色々聞いてくる
僕は、それなら、なんで言葉が通じるか分からず、シャルに聞くと
わからないけど、通じるならそれでいいじゃない、と言うのだ
うん、僕もそう思う、僕にとって
看板に何が書いてあるか聞かれ
それに答えるだけでも、楽しいから。
そして、シャルロットが、何かを見つけ
その場から駆け出した
そこには、残された、あああが1人。
そして、あああに、石が投げられた。
「おい、あああ何してんだよ、この変人が」
「どうしたんだ、今日は、あの変な歌をうたわないのかよ!」
「へへへ、あの騎士に聴かせるのが恥ずかしいんだろ」
何時もの様に僕は同年代の子供から、石を投げられ、バカにされ
大人たちからは・・・・・。
「また、あの子? いつもいつも、キーキーうるさい子ね」
「耳障りな声の子か、さっさと声の届かない所へ行って欲しいものだわ。」
「うるさいと思っていたら、あああが来たのか
くるのはいいが、口を開かいないでほしいものだな。」
僕は気にしない、あの歌は、あの人から教わった大事な歌
あの人も言っていた、何時か必ず、あの歌を認めてくれる人間が現れると
そして、独特である僕の声は、村の住人から嫌われてもいた
僕は無言で、シャルの戻ってくるのを待っていると
いきなり大声が轟く。
「アンタ達、何やってるの!
あ3大丈夫?血がでてるじゃない」
そして、ビクっと怯える子供達を睨み
子供達の行為を、クスクスと笑い、誰も止めようとしない大人達
その全てが、亜人や獣人のNPCである。
「NPCが!お前達も、なんで止めない、こんなイジメ紛いな事を!!」
迫力のあるシャルロットの声に、驚く町の人間。
「シャル、もぉいいから、行こ」
僕が止めると、起こっていたシャルも止まり
不機嫌を丸出しのまま、無言で振り向きバナナ平原に出る門へと足を向ける
そして、少し歩くと
「ねぇ、あ3なんで怒らないの?」
「僕が悪いからいいんだよ、いつも変な歌ばっかり歌っているから」
「変な歌?どんな歌?」
「あ、、あの、本当に変な歌だから、、」
僕は言えなかった・・・・歌の事を。
そう、あの人に教わった歌。
皆はそれを、変な歌だと言う。
だけど、僕にとっては、あの人と繋がれ
心に安らぎを与えてくれる物である。
または、勇気をくれたり、力をくれる
素晴らしい歌ばっかりだった
僕は、自信をもって素晴らしい歌だと今でも思ってる
だけど・・・・
僕に優しくしてくれたシャル
彼女に歌を聞かせたら・・・・
あの村人達と同様に
変人扱いされて
突き放される
それは、、
わかりきった事実
だからこそ
言えなかった
そんな口を閉ざす僕に、シャルは
「そう?気が向いたら、聞かせてね」
僕は恥ずかしくなり、にっこり笑うシャルから視線を外した。
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