婚約した信頼する男に裏切られ風俗に売られた「やばい」お嬢様が全てを失って人生が絶望!

如月奈穂

文字の大きさ
17 / 29

第17話 人通りの少ない隠れた場所で襲われる

しおりを挟む
マリアベルとアルディスは、真実を明らかにするため、再びローズテリア、王都へと向かった。かつて、マリアベルが苦しめられた場所。しかし、今の彼女は、以前の弱々しい伯爵令嬢ではなかった。そばには、アルディスがおり、二人の間には固い絆が結ばれていた。

「アルディス、王都には、陰謀の黒幕であるレオポルドが待ち構えています。簡単に事が運ぶとは思えません」

王都へ向かう馬車の中で、マリアベルは、アルディスに用心を促した。アルディスは、街の景色を見つめながら答えた。

「承知している。だが、我々は、真の正義を掴み取るために、退くわけにはいかない」

王都に到着した二人は、すぐに行動を開始した。マリアベルは、情報屋としての経験を活かし、レオポルドに関する情報を集め始めた。アルディスは、彼の持つ知識と人脈を駆使し陰謀の証拠を探した。

「レオポルド侯爵…一体、どれほどの権力を持っているのかしら」
「簡単に奴に近づくことは難しいだろう。しかし、必ず糸口は見つかるはずだ」

マリアベルは、集めた情報を整理しながら呟いた。アルディスは険しい様子で答えた。

王都には、様々な思惑を持つ人々がうごめいていた。アルディスの過去を知る者、レオポルド・スティークスに従う者、そして、真実を追い求める者。マリアベルとアルディスは、慎重に裏を取り味方を増やしていった。

夜会、裏路地、そして、豪華な貴族の邸宅。二人は、あらゆる場所で情報を集め、陰謀のパズルを少しずつ埋めていった。その過程で、危険に遭遇することも少なくなかったが、二人は、互いを支え合い困難を乗り越えていった。

「マリアベル、危ない!」

ある夜、隠れた場所で情報を得ようとした際、二人組の男たちに襲われた。アルディスは、素早い動きで男たちを退けマリアベルを守った。マリアベルも護身術で応戦しアルディスをサポートした。

「大丈夫です、アルディス。この程度どうってことありません」

マリアベルは、少し息を切らしながらも強い気持ちで言った。アルディスは、心配そうな瞳で彼女を見つめ静かに頷いた。

王都を舞台に、愛と陰謀が交錯する中で、マリアベルとアルディスは、自らの運命を切り開いていった。二人の絆は、困難を乗り越えるごとに強まり、互いにとって、かけがえのない存在となっていた。

そして、ついに、アルディスの過去に隠された真実が、明らかになろうとしていた。マリアベルとアルディスは、決定的な証拠を掴み、レオポルド・スティークスの陰謀を暴くための準備を整えた。決戦の舞台は宮殿。アルディスの名誉を回復し、真の正義を実現するために、二人は最後の戦いに臨む。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約破棄から50年後

あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。 そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

完結 冗談で済ますつもりでしょうが、そうはいきません。

音爽(ネソウ)
恋愛
王子の幼馴染はいつもわがまま放題。それを放置する。 結婚式でもやらかして私の挙式はメチャクチャに 「ほんの冗談さ」と王子は軽くあしらうが、そこに一人の男性が現れて……

【完結】愛で結ばれたはずの夫に捨てられました

ユユ
恋愛
「出て行け」 愛を囁き合い、祝福されずとも全てを捨て 結ばれたはずだった。 「金輪際姿を表すな」 義父から嫁だと認めてもらえなくても 義母からの仕打ちにもメイド達の嫌がらせにも 耐えてきた。 「もうおまえを愛していない」 結婚4年、やっと待望の第一子を産んだ。 義務でもあった男児を産んだ。 なのに 「不義の子と去るがいい」 「あなたの子よ!」 「私の子はエリザベスだけだ」 夫は私を裏切っていた。 * 作り話です * 3万文字前後です * 完結保証付きです * 暇つぶしにどうぞ

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

完結 「愛が重い」と言われたので尽くすのを全部止めたところ

音爽(ネソウ)
恋愛
アルミロ・ルファーノ伯爵令息は身体が弱くいつも臥せっていた。財があっても自由がないと嘆く。 だが、そんな彼を幼少期から知る婚約者ニーナ・ガーナインは献身的につくした。 相思相愛で結ばれたはずが健気に尽くす彼女を疎ましく感じる相手。 どんな無茶な要望にも応えていたはずが裏切られることになる。

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります

真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」 婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。  そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。  脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。  王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな
恋愛
 私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。  病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。  まぁ、好きになさればよろしいわ。 私には関係ないことですから。

処理中です...