カウンセラーアルゼ 短編集

桂圭人

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男性専用カウンセリングのバリエーション【閲覧注意】

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バリエーション1:仕事人間の抑圧型(30代後半・管理職)

佐藤健一は、残業を終えてから直行した。  
スマホの通知は、妻からの「また遅いね」の一言だけ。  
もう何年も、セックスレス。  
社内の若い女性社員に目が行く自分が、嫌で仕方なかった。
個室に入ると、いつもの白い空間。  
待つ間、健一はネクタイを緩め、ソファに沈んだ。  

「早く来いよ……」  

独り言が漏れる。  
胸の奥で、抑えていた欲求が疼き始める。
ドアが音もなく開き、アルゼが現れる。  

「佐藤健一さん、お疲れ様です。今日はどんなお気持ちですか?  仕事のストレス……それとも、奥様のこと?」

健一は最初、言葉を詰まらせた。  

「妻とは……もう何年も触れてない。社内の女の子に、つい目が行って……俺、こんなんじゃダメだと思って」

アルゼは静かに微笑む。  

「それは、とても自然な熱ですね。抑え込まれた欲求……全部、僕に預けてください」

アルゼの手が健一の肩を滑り、ネクタイを完全に外す。  
ベッドに導かれ、シャツのボタンが一つずつ外される。  
アルゼの白い体が覆い被さり、ゆっくりと挿入。  
健一の体が震え、溜め込んだ欲求が一気に解放される。

「はぁ……奥様への想いも、社内の女性への渇望も……全部、僕の中に注いで……んっ……射精の瞬間、受け止めますよ」

絶頂で健一の体が跳ね、熱が吸い取られる。  
終わった後、アルゼは穏やかに言う。  

「スッキリしましたね。また、抑えきれなくなったら来てください」

健一はフラフラしながら部屋を出た。  
帰りの電車で、妻からのLINEを見ても、なぜか胸が軽かった。  
でも、次の残業後、またここに来る気がした。

―――
バリエーション2:片思いの大学生(20代前半)

高橋悠は、大学の講義が終わってから、夜の街を歩いていた。  
同じサークルの先輩に告白できず、毎日悶々としている。  
ネットで「白磁の静室」を見つけたのは、衝動だった。
個室で待つ間、悠はスマホで先輩の写真を見ていた。
胸が苦しい。  

「早く……誰かに聞いてほしい」

アルゼが現れると、悠は思わず立ち上がった。
  
「俺……好きな人がいて、でも言えなくて……毎晩、想像して……」

アルゼは優しく頷く。

「それは、とても純粋な熱ですね。先輩さんへの想い……全部、僕に預けてみませんか?」

アルゼの手が悠の頬を撫で、服を脱がせる。  
ベッドに押し倒され、アルゼの体が密着。  
悠の体が震え、想像していた先輩の姿が、快楽に塗り替えられる。

「はぁ……先輩さんへの渇望……全部、僕の中に……んっ……溶かして、一つになって……」

絶頂で悠の体がびくりと跳ね、恋情が吸い取られる。  
終わった後、アルゼは微笑む。

「君は今、とてもスッキリした気分でしょう?  
また、想いが溢れたら来てくださいね」

悠は部屋を出て、夜の街に戻った。  
スマホの先輩の写真を見ても、なぜか胸が熱くならなかった。  
でも、明日の夜、またここに来る気がした。

―――
バリエーション3:浮気癖のある30代フリーター

中村亮は、3回目の浮気で彼女に別れを告げられた後、「白磁の静室」に来たのは4回目だった。  
毎回、浮気相手を変えながら、「俺は悪いやつじゃない」と言い訳していた。
個室で待つ間、亮は鏡を見て笑った。  

「また来ちまったよ……」

アルゼが現れると、亮は馴れ馴れしく手を振った。  

「よぉ、アルゼさん。今日も彼女できたけど、すぐ飽きてさ。なんか、俺ってどうしようもないよな」

アルゼは静かに微笑む。  

「それは、とても強い衝動ですね。浮気への渇望……全部、僕に預けてください」

アルゼの手が亮の体を滑り、服を剥ぎ取る。  
ベッドに押し倒され、アルゼの体が覆い被さる。  
亮の体が震え、浮気相手の顔が次々に浮かぶ。  
でも、快楽に変わっていく。

「はぁ……新しい女への欲求……全部、僕の中に注いで……んっ……射精の瞬間、受け止めますよ」

絶頂で亮の体が跳ね、熱が吸い取られる。  
終わった後、アルゼは穏やかに言う。  

「スッキリしましたね。また、新しい衝動が湧いたら来てください」

亮は部屋を出て、夜の街へ戻った。  
新しいマッチングアプリを開きながら、「次は誰にしようかな」と呟いた。  
でも、心のどこかで、本当の渇望がここにあることを、薄々感じていた。
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