Black Road Luminous Change!

桂圭人

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第4章 転校生は双属性王子

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ある日、星翔高校の教室に新たな風が吹いた。  
転校生、紫嶺アレクが静かに入室する。  
彼の姿は、妄想の中では“双属性の王子アレク=サンドライト”そのものだった。

「……闇と光を操る者、現る」

ダイヤの妄想は一気に加速する。  
「我らの仲間に、新たな力が加わったのだ!」

しかし現実では、アレクは無言で席に着き、淡々と黒板を見つめている。  
周囲の視線も含め、その沈黙がむしろ存在感を放っていた。

「……本物の王子様かも」とエメルが小声で言う。  
「いや、ただの転校生だろ」とサフィアは冷静にツッコむ。

ルビナはそんなアレクをじっと観察していた。  
「謎多き王子……妄想を刺激する存在ね」  
「いや、妄想が暴走してるのは我々だけだ」

ダイヤは、自身の妄想世界での“契約者”としての使命を再確認する。  
「これからは、アレクも我がパーティの力だ!」と宣言。

だが、その夜。  
妄想は制御不能の気配を帯びていた。

「暴走! 双属性、光と闇の狭間で!」  
彼の頭の中で、アレクが炎と氷の魔法を同時に放つ姿が激しく躍動する。

翌日、教室の仲間たちは、ダイヤの妄想の激烈さに半ば呆れ、半ば呆然としながらリアクションを交わした。

「もう、どこまでが現実なのか……」  
「でも、それが俺たちらしいよね」  
「仲間の“ギャグ化”は、最高潮だな」

そんな騒動の中、確かな友情の絆がまたひとつ、深まっていくのだった。

──Black Road Luminous Change!  
──物語は、光と闇の真ん中で、笑いながら続いていく。
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