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24-1.どんな夜を駒鳥は隼と過ごしたの? ※
しおりを挟むファルは、ロビンの胸に口付けを落としながら、手早い動作でロビンの寝間着を剥ぎ取った。
そして、ロビンの胸の尖りを口に入れると、舌で転がしては押しつぶすようにし、もう片方の尖りを爪で引っ掻く。
ロビンは、ぞくぞくと湧き上がってくる快感に思わず声を上げた。
「はあ…ん…」
ファルは舌で丹念にロビンの乳首を愛撫しながら、もう一方の乳首を摘まんでは捏ね続ける。執拗に胸だけに与えられる快感に、ロビンは焦れていく。
ロビンは下腹の奥に集まってくる熱に腰を揺らし、自分のものに手を伸ばそうとしたが、ファルに遮られた。
「ああ…んっ、なんで……ファルっ……さわりたいっ……ファルぅ」
「今日は、ここで感じる練習をしようね」
ファルは少し顔を上げて、微笑みながらそう言うと、再びロビンの胸を弄り始めた。
ロビンが身を捩って逃れようとしても、ファルに要所を押さえ込まれていて、うまく動くことができない。
「いやあっ……ファルっ……あああんっ」
ロビンの中心が、立ち上がり、先走りで濡れている。ファルの腹部が時々触れて、もどかしい刺激がそこに与えられるたびに、ロビンは甘い声を上げた。
胸だけを弄られ続けたロビンは、快感ともどかしさの狭間で、どれぐらいそれが続いているのか、わからなくなっていく。
「もうっだめぇっ……はああああっ……」
乳首だけを愛撫され続けて、ロビンは耐えきれずに、白濁を吐き出した。
ファルは、片手で乳首を摘まんで押しつぶしながら、ロビンの顔を覗き込んで、満足げな笑顔を浮かべた。
「ロビン、上手にできたね」
呼吸を荒くして、黙って涙目で見上げるロビンを見つめて、「可愛いね」と言ったファルは、ご褒美のように唇を塞いだ。
ロビンは拗ねたように口を閉ざそうとした。しかし、胸を強く摘ままれて、身を捩った隙に侵入してきたファルの舌に、上顎を擦られ、舌を絡めとられていく。
やがて、ロビンは、胸を弄られながらの口付けが気持ち良くて、頭がぼうっとしていく。力が抜けていく体を、ファルが優しく撫で上げた。
銀色の糸を引きながら、自分の唇からファルの唇が離れていくのを、潤んだ蒼天色の瞳が眺めている。その様子を見ている翠玉の瞳に、ひと際大きな情欲の炎が灯された。
ファルは、ロビンの頬をするりと撫でる。そして、自分の下腹に溜まっている熱を感じながら、ロビンの両足を大きく開いた。
「次は、ここを可愛がってあげるからね……」
ファルは寝台の横にある卓から香油の瓶を手に取ると、ロビンの腹の上に垂らした。
「やっ……ああんっ……ファルぅ……」
一度達して、感じやすくなっているロビンの体は、冷たい香油にも反応した。香油を広げるように、ファルの手が、小さく震えたロビンの腹を撫でる。
ファルは香油をたっぷり指に塗して、ロビンの後ろにある蕾に丹念に塗り込めていく。
「は…あん……あぅっ……」
ファルの節の大きな長い指が、ロビンの後ろを解して、良い場所をかすめながら抜き差しされる。再び兆し始めたロビンの中心をファルは少し撫でては根元を掴み、吐精させないようにする。
「ファル…ファル……いじわる…しないで……」
「もう少しだけ、ね……可愛いロビン……」
ロビンが涙目になって訴える様子を、ファルは楽しげに見ながら、中に入れた指を増やして掻き回していく。
掻き回されるたびに良い場所を押されて、ロビンは何度も切ない鳴き声を上げる。再び与えられる快感と、吐き出すことを留められたもどかしさに、ロビンは腰を揺らし、身悶えした。
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