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【番外編】5 至福の時間
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あれから俺は積極的に裕也との距離を縮めていった。俺が隣にいることが当たり前になるように。
顔を見せたら見惚れているように見えたので、この顔も存分に活用することにした。
この顔で生まれてよかったと心から思ったのは初めてだった。顔も知らない父親に感謝をするのはこれが最初で最後だろう。
体育祭の日、裕也がノンケだと明確にわかってどう攻めていくか悩んだが、俺がゲイだと伝えることで男同士というのを意識するようになったようだった。
あれは一つの賭けだった。それまでの裕也から考えて、俺がゲイだと知っても俺を避けることはないだろうとは思っていた。けれど、俺がいくら熱烈にアタックされたところで女をそういう意味で好きにはなれないのと同じで、裕也も男はどうしたって受け入れられないかもしれない。
もしそうだとしたら身体から堕としていくしかないと思っていた。
幸い、裕也の反応を見ていると押せばいけそうだという手応えを感じたのでその手は取らなくてよくなった。
颯太と裕也の距離が近づいた時には、俺ではなく颯太の方に気持ちがいってしまったのかと焦ったりもしたが。
裕也への好意はわかりやすく見せつけてきたはずなのに、まさかそれに全く気付いていないとは思ってもみなかった。俺が別の人を好きだと思って失恋したと思っていたなんて。そういう、ちょっと抜けてるところもすごく可愛い。
「ちゃんとくっついたみたいだねぇ。わかったと思うけど、俺は由紀の敵じゃないからもう睨んだりしてこないでね」
裕也と結ばれた後の月曜、颯太にはホッとしたように言われた。
俺は彼の前で前髪を上げたことがないのになんで睨んでいたことを知っていたのかわからないけど、敵じゃないならなんだっていい。
「あの……由紀、まじでそんなとこ使うの?」
「うん、そうだよ。すぐにはどうこうできないから、ゆっくり拡げていこうね?」
裕也は男同士のエッチを兜合わせだけだと思っていたらしい。
今時ちょっと調べればすぐわかるのに、本当に裕也は見た目に反して純粋だ。まさかファーストキスすら済ませていなかったとは思ってもいなかったから、思いを通わせた日は脳が沸騰するかと思うくらい興奮した。
興奮しすぎて、あの可愛いピンクの尖りを可愛がるのを忘れていたことに風呂場で気づいた時、深く後悔した。
風呂場でそのままむしゃぶりつきたくなるのを我慢して、長い時間「待て」をすることになったから、裕也が起きた後にたっぷりじっくり堪能した。
「ん? 由紀……?」
不安そうに背中越しに俺をうかがう裕也。ああ、ごめんね放置していたわけじゃないんだ。つい、あの時の可愛い姿を思い出してしまった。
「ふふ、そんなに緊張しないで。今日は指だけだよ」
俺の目の前に差し出されたまろいお尻。手で温めたローションをとろりと垂らすとふるっと震える。
俺に言われるがままうつ伏せになってお尻を上げて。こんなに無防備な姿を疑いもせずに言われるがまま晒すんだから、本当に危うい。変な奴に目をつけられないように俺が目を光らせておかないと。
何にも知らない無垢な時ですらあんなに色気を垂れ流していたのだ。いくつか大人の階段を登った裕也は更に色気を撒き散らすようになり、一部の人の間では歩くエロスと呼ばれているらしい。なぜか義和がこっそり教えてくれた。もしかしたら、彼は何か気付いているのかもしれない。
双丘を両手で優しく包み、その滑らかな手触りを楽しんでから軽く力を入れて左右に開く。あわいにとろとろとローションが流れて慎ましやかな蕾を卑猥に濡らす。緊張しているのかそこはきゅっと閉じている。
蕾を親指でくりくりと一つ一つシワを伸ばすようにマッサージすると、うう……と唸り声。
「本当にそこ使うのかよぉ。 言われた通りにしたけど……やっぱ汚ねぇからやめねぇ?」
「裕也に汚いところなんてないよ? 許されるなら、ここもたっぷり舐めて蕩かせたいくらいなのに」
「そっ……それはダメって言っただろ! ばっちぃからダメ!」
「わかってるよ。裕也がいいって言うまではしないよ」
いいなんて絶対言わねぇから! と裕也は言うが、とろとろに蕩けた状態の時に頼めば多分許してくれる。裕也は快楽にかなり弱いから。
その時のことを考えて自然とにやけるのを感じながら、少しだけ弛緩したそこにつぷりと小指を挿し入れる。
「んっ……うぅ……すごい異物感なんだけど」
「痛くはない?」
「痛くはないけど……なんかうんこ挟まってるみたい」
いくら色気を溢れさせていても中身は健全な男子高校生。照れ隠しなのかわからないけど、裕也はちょくちょく雰囲気をぶち壊すような発言をする。
俺がそんなところすらギャップが可愛いと思ってるとは気付いてないんだろうな。
「じゃあ、早く気持ち良くしてあげなきゃね?」
「ふぎゃっ!」
第二関節ほどまで入れていた小指をぐっと根元まで潜り込ませる。小指じゃ裕也の気持ちいいところまでまだ届かないけれど、焦って痛みを感じさせてはいけない。
俺は、執着は強いがその分大切なものは丁寧に慎重に扱う。裕也にも、一つの苦痛すら与えずに気持ち良さだけを感じさせたい。
小指から薬指、人差し指と少しずつ挿し込む指を太くしていき、硬く閉じた隘路を押し拡げていく。
そして人差し指が根元まで入り込んだ時、やっとその場所にたどり着いた。
「うあっ! えっ……なっ!?」
そこを刺激するとお尻がビクッと跳ねた。裕也は自分の身に何が起こったのかわからないようで混乱している。
「見つけた、裕也の気持ちいいところ」
「んあっまっ……それ待ってぇ」
優しく指先で撫でる度に反応する身体は次第に弛緩していく。ああ、蕩け始めたな。ローションに塗れ解けた蕾からはくちゅくちゅと淫らな音が響く。律動する内側は、俺の指をしゃぶるように甘く締め上げてくる。たまらなく、美味しそう。
「はぁ……ねぇ裕也、やっぱり舐めていい?」
「んっ……やっだめ!!」
「そっかあ。残念だけど、その分指でたくさん撫でてあげるね?」
「あぁっ……んあ゛っ」
あぁ……可愛い、本当に可愛い。あの時決断してよかった。
キスすら知らない真っ新だった裕也。これからゆっくり時間をかけて俺好みに染め上げていくからね。ずっとずっと離さない。
そうして俺は裕也が舐めるのを許すまで責め立て、ふわふわのお尻を舌で存分に味わったのだった。
顔を見せたら見惚れているように見えたので、この顔も存分に活用することにした。
この顔で生まれてよかったと心から思ったのは初めてだった。顔も知らない父親に感謝をするのはこれが最初で最後だろう。
体育祭の日、裕也がノンケだと明確にわかってどう攻めていくか悩んだが、俺がゲイだと伝えることで男同士というのを意識するようになったようだった。
あれは一つの賭けだった。それまでの裕也から考えて、俺がゲイだと知っても俺を避けることはないだろうとは思っていた。けれど、俺がいくら熱烈にアタックされたところで女をそういう意味で好きにはなれないのと同じで、裕也も男はどうしたって受け入れられないかもしれない。
もしそうだとしたら身体から堕としていくしかないと思っていた。
幸い、裕也の反応を見ていると押せばいけそうだという手応えを感じたのでその手は取らなくてよくなった。
颯太と裕也の距離が近づいた時には、俺ではなく颯太の方に気持ちがいってしまったのかと焦ったりもしたが。
裕也への好意はわかりやすく見せつけてきたはずなのに、まさかそれに全く気付いていないとは思ってもみなかった。俺が別の人を好きだと思って失恋したと思っていたなんて。そういう、ちょっと抜けてるところもすごく可愛い。
「ちゃんとくっついたみたいだねぇ。わかったと思うけど、俺は由紀の敵じゃないからもう睨んだりしてこないでね」
裕也と結ばれた後の月曜、颯太にはホッとしたように言われた。
俺は彼の前で前髪を上げたことがないのになんで睨んでいたことを知っていたのかわからないけど、敵じゃないならなんだっていい。
「あの……由紀、まじでそんなとこ使うの?」
「うん、そうだよ。すぐにはどうこうできないから、ゆっくり拡げていこうね?」
裕也は男同士のエッチを兜合わせだけだと思っていたらしい。
今時ちょっと調べればすぐわかるのに、本当に裕也は見た目に反して純粋だ。まさかファーストキスすら済ませていなかったとは思ってもいなかったから、思いを通わせた日は脳が沸騰するかと思うくらい興奮した。
興奮しすぎて、あの可愛いピンクの尖りを可愛がるのを忘れていたことに風呂場で気づいた時、深く後悔した。
風呂場でそのままむしゃぶりつきたくなるのを我慢して、長い時間「待て」をすることになったから、裕也が起きた後にたっぷりじっくり堪能した。
「ん? 由紀……?」
不安そうに背中越しに俺をうかがう裕也。ああ、ごめんね放置していたわけじゃないんだ。つい、あの時の可愛い姿を思い出してしまった。
「ふふ、そんなに緊張しないで。今日は指だけだよ」
俺の目の前に差し出されたまろいお尻。手で温めたローションをとろりと垂らすとふるっと震える。
俺に言われるがままうつ伏せになってお尻を上げて。こんなに無防備な姿を疑いもせずに言われるがまま晒すんだから、本当に危うい。変な奴に目をつけられないように俺が目を光らせておかないと。
何にも知らない無垢な時ですらあんなに色気を垂れ流していたのだ。いくつか大人の階段を登った裕也は更に色気を撒き散らすようになり、一部の人の間では歩くエロスと呼ばれているらしい。なぜか義和がこっそり教えてくれた。もしかしたら、彼は何か気付いているのかもしれない。
双丘を両手で優しく包み、その滑らかな手触りを楽しんでから軽く力を入れて左右に開く。あわいにとろとろとローションが流れて慎ましやかな蕾を卑猥に濡らす。緊張しているのかそこはきゅっと閉じている。
蕾を親指でくりくりと一つ一つシワを伸ばすようにマッサージすると、うう……と唸り声。
「本当にそこ使うのかよぉ。 言われた通りにしたけど……やっぱ汚ねぇからやめねぇ?」
「裕也に汚いところなんてないよ? 許されるなら、ここもたっぷり舐めて蕩かせたいくらいなのに」
「そっ……それはダメって言っただろ! ばっちぃからダメ!」
「わかってるよ。裕也がいいって言うまではしないよ」
いいなんて絶対言わねぇから! と裕也は言うが、とろとろに蕩けた状態の時に頼めば多分許してくれる。裕也は快楽にかなり弱いから。
その時のことを考えて自然とにやけるのを感じながら、少しだけ弛緩したそこにつぷりと小指を挿し入れる。
「んっ……うぅ……すごい異物感なんだけど」
「痛くはない?」
「痛くはないけど……なんかうんこ挟まってるみたい」
いくら色気を溢れさせていても中身は健全な男子高校生。照れ隠しなのかわからないけど、裕也はちょくちょく雰囲気をぶち壊すような発言をする。
俺がそんなところすらギャップが可愛いと思ってるとは気付いてないんだろうな。
「じゃあ、早く気持ち良くしてあげなきゃね?」
「ふぎゃっ!」
第二関節ほどまで入れていた小指をぐっと根元まで潜り込ませる。小指じゃ裕也の気持ちいいところまでまだ届かないけれど、焦って痛みを感じさせてはいけない。
俺は、執着は強いがその分大切なものは丁寧に慎重に扱う。裕也にも、一つの苦痛すら与えずに気持ち良さだけを感じさせたい。
小指から薬指、人差し指と少しずつ挿し込む指を太くしていき、硬く閉じた隘路を押し拡げていく。
そして人差し指が根元まで入り込んだ時、やっとその場所にたどり着いた。
「うあっ! えっ……なっ!?」
そこを刺激するとお尻がビクッと跳ねた。裕也は自分の身に何が起こったのかわからないようで混乱している。
「見つけた、裕也の気持ちいいところ」
「んあっまっ……それ待ってぇ」
優しく指先で撫でる度に反応する身体は次第に弛緩していく。ああ、蕩け始めたな。ローションに塗れ解けた蕾からはくちゅくちゅと淫らな音が響く。律動する内側は、俺の指をしゃぶるように甘く締め上げてくる。たまらなく、美味しそう。
「はぁ……ねぇ裕也、やっぱり舐めていい?」
「んっ……やっだめ!!」
「そっかあ。残念だけど、その分指でたくさん撫でてあげるね?」
「あぁっ……んあ゛っ」
あぁ……可愛い、本当に可愛い。あの時決断してよかった。
キスすら知らない真っ新だった裕也。これからゆっくり時間をかけて俺好みに染め上げていくからね。ずっとずっと離さない。
そうして俺は裕也が舐めるのを許すまで責め立て、ふわふわのお尻を舌で存分に味わったのだった。
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