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[航海へ]
7話
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今夜は満月、 晴樹 は、島の神社の裏の道から山を越えてゆく浜をめざして…
島のなかで 一番標高がある山には 灯台があり、そこからは 全景パノラマのきれいな海の景観が望めた。
「ほんとロシーターが、、生きた人間としか思えないな、、」
「あ、ちょっとだけ透けているけど…(汗)」
「夜は月明かりと、星空に楽しみやな。」
それを聞いてた ロシーター
「フフッ、ここは私の亡骸も眠っている…とてもお気に入りの浜だから 」
黒龍..鋼が辺りを見回しながら
『おいー何しておるのや…お主!』
晴樹は よく乾いた流木や枯れ木や杉や松の針葉樹の枝葉を手当たり次第に拾っていた。
「辺りがうす暗くなったら 火を焚こうと思ってねー!」
「昔は、釣った魚を浜で焼いて友達と食ってたなぁ~懐かしい!」
黒龍..鋼は不思議そうな顔つきだ。
『なんや!先に云えば、炎ならばワシがつけてやるのに…』
やや困った顔をしてる(頼んだら この辺り一帯が火災になるだろ~が!!!)晴樹。
「…イヤ、大丈夫かな…うん。」
黒龍..鋼ボソッと一言。
『---火災にはならぬ----ぞ!』
もろもろ話している間に、すっかり辺りは暗くなってしまった。
火を焚いて 辺りはやや明るくパチパチって乾いた枯れ木や枯れ葉の燃える音が静かな場所だとよく分かる!
どのくらい時間が静かな時を刻んだのだろうか?
夜の闇の先から歩いて来る音が聞こえてくる、、月明かりで人影が分かる…晴樹はハッとして振り向く。
「サーシェ、、こんばんは!」
「あっ、今夜は アストラル体ではないですねぇ。」
サーシェ
「はい、晴樹さんと同じく一緒です。」
「今から旅するから案内しますよ!時空間をこえて…」
晴樹は少し首をかしげる
「えーーッ!時空間を何だって?」
やがて月がより輝きて月明かりの海を照らす頃に、海にぼんやりと薄く夜霧が立ち込めてきた。
サーシェ
「まあ、そのうち分かるからね。フフッ!」
風も頬にたまにヒヤッと冷たくふわっとまとわりついてくる感じだ。
月が照らす海のほうから浜へと小舟が
静かに近づいてくる。
サーシェは、突然現れた小舟を静かに
見つめながら晴樹らに
「やっと、ようやく…迎えがきたみたいですよ…!」
「さあ、、!旅にでましよう!」
突然現れた小舟を静かに見ながら
晴樹は
「あれは、、あ、伝馬船 だよね!?」
「あれっ…誰も居ないのに動いてる?」
浜のほうへ舟が静かにゆっくりと近づいてくる、その様子を黒龍..鋼は見て
『ああ、海の波の精霊が操りしてるのやな~ハッハッハッ!』
晴樹、「ほぇ、海の波の精霊?!」
「アハハ、もう 気にしない!不思議なことは沢山起きている。」
小舟は浅い砂浜の浅瀬の波打ち際まで波で自然に乗り上げたのだ。
晴樹は…
「うん、、これはよく知っている..伝馬船と少しだけ違う!古い感じ。」
「ああ、しっかり櫓も残ってとるね!」
サーシェ、晴樹らに
「皆さん、この小舟を漕いで、やや沖に停泊する船まで行こうーー」
晴樹、舟のトモにある、櫓を突起に引っ掛けて、テコの支点にする、上半身を使って動かし始めた。
小舟にあった櫓(ろ)をぎーっっと立って漕ぎ出す ゆっくりと進む!
ロシーター、周りを見渡してから
「サポートしているのは…海の波の精霊…だね。」
漕ぐ先は夜の闇、しかし満月の月明かりは、かなり明るいものだ。
顔にあたる潮風と夜の霧が心地よいものだ。周りに立ちこめる霧のなかを小舟が静かにゆっくりと進みます。
サーシェが晴樹に伝えた。
「この先に帆船が錨をおろして
停泊してるだろうから!」
やがて霧を抜けた先にやや視界が広がり月明かりの海、月明かりの海面が月の光りに染まる。
やがて…少し遠くに帆船が見えてきた、まるで霧の立ちこめる海から急に現れたみたいな感じだ。
晴樹は帆船を眺めながら心おどる気持ちだった.。
帆船の真横に小舟を停め…
「おおー、すごい!型はかなり古そうだ。」
「少し不気味な雰囲気も漂っているけど…!」
サーシェは拳で古い船の側面を軽くたたきしてから、晴樹らに
「遥か過去の遺物、、昔の時代の船で幽霊船とも言ってもいいけどね!」
「この帆船のほとんどの材質は木材だけれど腐朽せず、時間が止まってる。」
「実は私たちのテクノロジーが搭載されて まだ稼働しているけど…」
晴樹、納得したのか、理解したのか
素知らぬ顔で
「へーーーッ!不思議やな~アハハっ」
「これは…三本マストの風帆船だよねぇ?!」
静かな船の上には明らかに人の気配は全くしませんが 突如…梯子が高い船の上から投げられて船から渋い男性の声で…
《さぁ!早く梯子を登って皆さん、帆船に乗りなされ!》
ロシータ-は すーっと宙に浮かんで帆船に、それを見て晴樹は
「あっ------便利だなぁ----ほんと!」
ゆっくりと安全を確かめて甲板へ
ロシーターは左右を‥見渡し
「気配が沢山あるわね!ウフフ」
「今は、この船の乗り組員は目には影しか見えないだろけど?!」
「そのうちはっきり見えてくるからね~~晴樹にも…」
サーシェ
「時空間の裂目の航路に入れば
姿やかたちははっきりしてくるでしょう。」
「もちろん肉体も、再生して復活する、このゴーストシップにはそのような力があるから!」
晴樹には、、いまいち理解できないようだった。手で甲板を軽く叩く
「これは、木?金属かなぁ?」
サーシェ
「この船の中は甲板もだけれど、時の流れが異なり木の材質の時間は停止してるからね~ッ。」
「それから、この帆船の名称は、タラッサネーソス号ですわ!」
時の流れは、いかに壮大な建造物も幻のように消し去ってしまうのだ。
晴樹、古びた帆船のまわりをキョロキョロと見てまわり、月明かりの下……、、
目がなれてきたのでしょう。一瞬だけど残留思念となる、船の遥か過去を垣間見る…
「あれっ?んっ!人が沢山…あっ!少し悲しい気持ちが湧く…」
晴樹の見つめる先は甲板…舵のあたりに、もともとの船の乗組員らしき成れの果てが 一瞬見えた気がする。
「………え、うわっ!アレ?」
自然に静かに手を合わしています。
それを感じとったサーシェとロシータ-(晴樹は視てしまったのね…)
「この船の乗組員も、ずっとずっと前、、ふるさとの港には きっと帰れなかったのでしょうね!」
「この広い海に生きる船乗りたちは精一杯頑張ったのでしょう。
きっと海を自由に渡っていった船乗りたちだから…」
船乗りになり かなりの時間を海上を彷徨うの事は きっと誰しもつらいでしょう。
晴樹…帆船の高いメインマストを、首をあげて高くそびえるマストを見上げて呟く
「あれは、少し揺れる青白いの光り…何ですか?人工の灯り?」
ロシータ-はよくわかっているような感じで答えてくれる…
「あれは、船乗りの守護聖人の光りだね!」
「もう少ししたら錨をあげて開帆するから!船が出る!走りだすよ.。」
望む海の色は真っ暗な夜の海でした。
やがて帆船のまわりには霧が立ち込めて舳先辺りは霧のトンネルができて赤い帆を開帆しゆっくりと動き始めるのだった。
波しぶきを巻き上げながら濃霧をまとって果てしない海路を帆船は飛ぶが如し進む…。
だけれど甲板のあたりは、足下はまだ暗いようだ!
帆船の出す波…真っ暗な夜の海に不思議な光りがところどころに青白く輝いてます。
晴樹、眺めながら
「あれは?波がキラキラと青白く煌めいてすごい!」
黒龍.鋼は
『サポートの…海の波の精霊…さぁ!』
この大海原にもうすぐ朝日が昇りて、晴樹の乗る帆船も朝日の輝きと海鳥の鳴く声が海の静けさのなか響きわたる。
帆船は濃霧を発生させて、濃霧のトンネルの中を飛ぶように帆走するのであった。
その濃霧のトンネル内部は、あたかも(回り灯篭)に映る影や絵の如く様々な時代のビジョンが現れては過ぎ去っていく----目くるめく過去の時代の記憶なのだろうか!
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島のなかで 一番標高がある山には 灯台があり、そこからは 全景パノラマのきれいな海の景観が望めた。
「ほんとロシーターが、、生きた人間としか思えないな、、」
「あ、ちょっとだけ透けているけど…(汗)」
「夜は月明かりと、星空に楽しみやな。」
それを聞いてた ロシーター
「フフッ、ここは私の亡骸も眠っている…とてもお気に入りの浜だから 」
黒龍..鋼が辺りを見回しながら
『おいー何しておるのや…お主!』
晴樹は よく乾いた流木や枯れ木や杉や松の針葉樹の枝葉を手当たり次第に拾っていた。
「辺りがうす暗くなったら 火を焚こうと思ってねー!」
「昔は、釣った魚を浜で焼いて友達と食ってたなぁ~懐かしい!」
黒龍..鋼は不思議そうな顔つきだ。
『なんや!先に云えば、炎ならばワシがつけてやるのに…』
やや困った顔をしてる(頼んだら この辺り一帯が火災になるだろ~が!!!)晴樹。
「…イヤ、大丈夫かな…うん。」
黒龍..鋼ボソッと一言。
『---火災にはならぬ----ぞ!』
もろもろ話している間に、すっかり辺りは暗くなってしまった。
火を焚いて 辺りはやや明るくパチパチって乾いた枯れ木や枯れ葉の燃える音が静かな場所だとよく分かる!
どのくらい時間が静かな時を刻んだのだろうか?
夜の闇の先から歩いて来る音が聞こえてくる、、月明かりで人影が分かる…晴樹はハッとして振り向く。
「サーシェ、、こんばんは!」
「あっ、今夜は アストラル体ではないですねぇ。」
サーシェ
「はい、晴樹さんと同じく一緒です。」
「今から旅するから案内しますよ!時空間をこえて…」
晴樹は少し首をかしげる
「えーーッ!時空間を何だって?」
やがて月がより輝きて月明かりの海を照らす頃に、海にぼんやりと薄く夜霧が立ち込めてきた。
サーシェ
「まあ、そのうち分かるからね。フフッ!」
風も頬にたまにヒヤッと冷たくふわっとまとわりついてくる感じだ。
月が照らす海のほうから浜へと小舟が
静かに近づいてくる。
サーシェは、突然現れた小舟を静かに
見つめながら晴樹らに
「やっと、ようやく…迎えがきたみたいですよ…!」
「さあ、、!旅にでましよう!」
突然現れた小舟を静かに見ながら
晴樹は
「あれは、、あ、伝馬船 だよね!?」
「あれっ…誰も居ないのに動いてる?」
浜のほうへ舟が静かにゆっくりと近づいてくる、その様子を黒龍..鋼は見て
『ああ、海の波の精霊が操りしてるのやな~ハッハッハッ!』
晴樹、「ほぇ、海の波の精霊?!」
「アハハ、もう 気にしない!不思議なことは沢山起きている。」
小舟は浅い砂浜の浅瀬の波打ち際まで波で自然に乗り上げたのだ。
晴樹は…
「うん、、これはよく知っている..伝馬船と少しだけ違う!古い感じ。」
「ああ、しっかり櫓も残ってとるね!」
サーシェ、晴樹らに
「皆さん、この小舟を漕いで、やや沖に停泊する船まで行こうーー」
晴樹、舟のトモにある、櫓を突起に引っ掛けて、テコの支点にする、上半身を使って動かし始めた。
小舟にあった櫓(ろ)をぎーっっと立って漕ぎ出す ゆっくりと進む!
ロシーター、周りを見渡してから
「サポートしているのは…海の波の精霊…だね。」
漕ぐ先は夜の闇、しかし満月の月明かりは、かなり明るいものだ。
顔にあたる潮風と夜の霧が心地よいものだ。周りに立ちこめる霧のなかを小舟が静かにゆっくりと進みます。
サーシェが晴樹に伝えた。
「この先に帆船が錨をおろして
停泊してるだろうから!」
やがて霧を抜けた先にやや視界が広がり月明かりの海、月明かりの海面が月の光りに染まる。
やがて…少し遠くに帆船が見えてきた、まるで霧の立ちこめる海から急に現れたみたいな感じだ。
晴樹は帆船を眺めながら心おどる気持ちだった.。
帆船の真横に小舟を停め…
「おおー、すごい!型はかなり古そうだ。」
「少し不気味な雰囲気も漂っているけど…!」
サーシェは拳で古い船の側面を軽くたたきしてから、晴樹らに
「遥か過去の遺物、、昔の時代の船で幽霊船とも言ってもいいけどね!」
「この帆船のほとんどの材質は木材だけれど腐朽せず、時間が止まってる。」
「実は私たちのテクノロジーが搭載されて まだ稼働しているけど…」
晴樹、納得したのか、理解したのか
素知らぬ顔で
「へーーーッ!不思議やな~アハハっ」
「これは…三本マストの風帆船だよねぇ?!」
静かな船の上には明らかに人の気配は全くしませんが 突如…梯子が高い船の上から投げられて船から渋い男性の声で…
《さぁ!早く梯子を登って皆さん、帆船に乗りなされ!》
ロシータ-は すーっと宙に浮かんで帆船に、それを見て晴樹は
「あっ------便利だなぁ----ほんと!」
ゆっくりと安全を確かめて甲板へ
ロシーターは左右を‥見渡し
「気配が沢山あるわね!ウフフ」
「今は、この船の乗り組員は目には影しか見えないだろけど?!」
「そのうちはっきり見えてくるからね~~晴樹にも…」
サーシェ
「時空間の裂目の航路に入れば
姿やかたちははっきりしてくるでしょう。」
「もちろん肉体も、再生して復活する、このゴーストシップにはそのような力があるから!」
晴樹には、、いまいち理解できないようだった。手で甲板を軽く叩く
「これは、木?金属かなぁ?」
サーシェ
「この船の中は甲板もだけれど、時の流れが異なり木の材質の時間は停止してるからね~ッ。」
「それから、この帆船の名称は、タラッサネーソス号ですわ!」
時の流れは、いかに壮大な建造物も幻のように消し去ってしまうのだ。
晴樹、古びた帆船のまわりをキョロキョロと見てまわり、月明かりの下……、、
目がなれてきたのでしょう。一瞬だけど残留思念となる、船の遥か過去を垣間見る…
「あれっ?んっ!人が沢山…あっ!少し悲しい気持ちが湧く…」
晴樹の見つめる先は甲板…舵のあたりに、もともとの船の乗組員らしき成れの果てが 一瞬見えた気がする。
「………え、うわっ!アレ?」
自然に静かに手を合わしています。
それを感じとったサーシェとロシータ-(晴樹は視てしまったのね…)
「この船の乗組員も、ずっとずっと前、、ふるさとの港には きっと帰れなかったのでしょうね!」
「この広い海に生きる船乗りたちは精一杯頑張ったのでしょう。
きっと海を自由に渡っていった船乗りたちだから…」
船乗りになり かなりの時間を海上を彷徨うの事は きっと誰しもつらいでしょう。
晴樹…帆船の高いメインマストを、首をあげて高くそびえるマストを見上げて呟く
「あれは、少し揺れる青白いの光り…何ですか?人工の灯り?」
ロシータ-はよくわかっているような感じで答えてくれる…
「あれは、船乗りの守護聖人の光りだね!」
「もう少ししたら錨をあげて開帆するから!船が出る!走りだすよ.。」
望む海の色は真っ暗な夜の海でした。
やがて帆船のまわりには霧が立ち込めて舳先辺りは霧のトンネルができて赤い帆を開帆しゆっくりと動き始めるのだった。
波しぶきを巻き上げながら濃霧をまとって果てしない海路を帆船は飛ぶが如し進む…。
だけれど甲板のあたりは、足下はまだ暗いようだ!
帆船の出す波…真っ暗な夜の海に不思議な光りがところどころに青白く輝いてます。
晴樹、眺めながら
「あれは?波がキラキラと青白く煌めいてすごい!」
黒龍.鋼は
『サポートの…海の波の精霊…さぁ!』
この大海原にもうすぐ朝日が昇りて、晴樹の乗る帆船も朝日の輝きと海鳥の鳴く声が海の静けさのなか響きわたる。
帆船は濃霧を発生させて、濃霧のトンネルの中を飛ぶように帆走するのであった。
その濃霧のトンネル内部は、あたかも(回り灯篭)に映る影や絵の如く様々な時代のビジョンが現れては過ぎ去っていく----目くるめく過去の時代の記憶なのだろうか!
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