幾星霜の時をこえても~再び紡ぐ深い絆・The.Last.Days

クズノハ

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8話

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晴樹が サーシェやロシーターに やや
不思議そうな顔で
「この船の…たくさんの人たちの行き
交う動く気配は何となく分かるけど?」
「ほんと 誰一人として姿が見えないよね?」

ロシーター、サーシェは周りを見渡してから晴樹 に賑やかに
「この船の船乗り達は、大丈夫だよ!
そのうち分かるかもね!ふふふっ♪」
「えっと、晴樹、船室で夜明けまで
少しでも寝るといいよ~!」

波に揺れる感覚を心地よいと感じながら暫しの安らぎの夢心地の世界。
満天の夜空には星々が輝きて月明かりが船の甲板を、少し明るく照らしてます。

いつのまにか帆船の甲板は賑やかな
笑い声が響いてきます。
月明かりの下にマストの上からも笑い
ながら会話している。

船上は湧いたように それは 中世風の
威かつい風貌の男達が賑やかに騒いで
忙しく働いている。まさに海の男たち!

晴樹はるあき は甲板が なにやら賑やかで、どうにも気になって
「お~っ!おっ~!見知らぬ間に人が 
沢山いるわ~!」

甲板の男たちが一斉に晴樹に振り向いた、かくかく各々、お辞儀する者、手を
振り笑顔になる気さくな者たち、みんなは、自由だ。

皆の その様子をうかがっていた、
トリコーン(三角帽子)を被った
体格のよい西洋人の髭を生やした男が
晴樹に近寄ってきて!

《この船の 船長 アリアと申します。
しばらくの間ですが、よろしく~ですわーハッハッハッ!》
《横にいる女性がアナ リサ ゼンダで、ワシの大切な最愛の嫁ですわぃ!》

黒龍.鋼はがね
『やあ 船長‥初めましてだな!
ワシは‥はがねお世話になりますわ!』
『あと、晴樹とロシーターは、連れやな~ハッハッハッ!』
アナ リサ ゼンダは夢見がちだが純真
な乙女心の持ち主なのだ。

「私を‥呼ぶときはゼンダでよいわよ~!よろしくね~ッ!。」

黒龍.鋼はがね 晴樹の近くへ『ヨッ!』肩をたたく
『その剣の使い方を早くなれるため
練習には良い日だぞ~!』 

その霊剣は刀身も黒いが波打つ刃紋から赤く炎みたなオーラを放っていた。


サーシェ、いつの間にか服を着替えて
いて左右の腰には二つの剣を、、、帯刀していた。
翼は服の中に入れているとのこと
「彼らは ロシータ-と同じくもう過去
の人間なのですよ!」
「まあでも、はじめてそれぞれ 少し
時代は お互いに異なるだろうけどね。」

晴樹は、皆さんにお辞儀して、どこか心
の中がすっきりしたのか…
「ええ、はい…よろしくお願いします。  賑やかになったな~ハハっ」

月明かりのなかで‥船乗りたちと共に
帆船が波しぶきをあげてゆく~

やがて、辺りが明るくなり水平線に太陽が昇り始め夜明けがすぐそこに…
晴樹 空を見上げていて気づき
「おッ!、あっ!上空にカモメらしき
鳥がいるな~~…?」

それを聞いていた 船長アリア
《そうですねぇ!風の匂いも、海の色
も少し変わってきたの~
近くに大陸や島があるのでしょうな!》

マストの見張り台の船員が 手を額にあてて眩しさを遮りながらキョロキョロと眺めています。

「船長~ッ‥!!右舷の方角の先に
そのあたりに島が見えるぞ~」
「その先には大陸が見えますわ!」

船長アリアは、サーシェに
《どうしますか?少し補給も兼ねて
立ち寄りたいのですが…??》
「ええ、アリア殿 港があれば…その
寄港しましょうか。」

晴樹は
「えっと、、サーシェさんは姿が、いや
瞳が異なるけど大丈夫ですか?」
サーシェは晴樹の心配を‥ありがたく
感じているような眼差しで
「フフッ、普通の人間としか見えないよう、偽装してるから大丈夫.。」

帆船の艫の方からギギギッ~ッと舵を
きる音が微かにします。
「おも舵、いっぱ~い左舷と右舷の櫂(かい)をこげ~いっ!」

途中…通り過ぎ行く島の海岸線から 
入り江は、ほとんどがマングローブで
覆われてて鬱蒼としている!
船長アリアは
《この海の時代はいつ頃でしょうねぇ?レモンと香辛料も入手しないと‥》

帆船は静かに とある湾に入港をするの
であった。
船長のアリアが命じ乗組員たちと錨を
おろし錨綱がスルスルと海面へ‥。

ここは古代から海上交易が盛んな
港には 活気があふれ多くの帆船が出入りをする港町だ!

よく見るとここは、様々な国の帆船が
はいる。いろいろな帆船が錨を降ろしているではありませんか?
嵐を避けて乗り越えてやってくる海の男の一時のオアシスの場所
ここは〝自由の海〟の玄関の一つでありました。
船の水夫たちも懸命に働く姿が…どこか懐かしい風景でもある。

船長  アリア
《ああ、ほんと…ここは懐かしい風景
と故郷を思い出すなぁ!》

たくましい海の男の人たちも海の向こうに待っているのは  それぞれの家族、娘、子どもたち…ここは船乗りの町でもあった。

船長アリア
《酒場に行こう。そこは食事もできる。》
黒龍..鋼はがね
『やあ、美味い!酒は、あるかの~?』

船長たちが酒場で食べ物と酒をいただいていると傍にいる水夫たちの悪ふざけが耳に入ってきます…。

船長  アリアや乗組員達からは…
酒場では娘たちが酒や食べ物を忙しそうに運んでいる姿がナンとも懐かしいものなのだろう!

少々ガラの悪さが海の男の輝きである…まさに命の輝きであるのです。
「陸への伝言はないのか?好きなあの子たちには……」
「愛は伝えたのか?囁いたのか?」

ワイワイガヤガヤと賑やか酒場の娘たちも…それに悪ふざけにのって盛り上がっている。

水夫たちの悪ふざけの声が、自然と
聞こえてくるのです。
「おい、お前らは、海に浮かぶ漂流島や幽霊船やクラーケンは知ってるか?」
「「ガハハハハ、、ワハハハ」」
「「クラーケンってなんや?」」

ごうせいな酒盛りが始まっている…ぞ!…その愉快にやろうぜ!! 一緒に飲もう。

晴樹_周りを見渡して
「お~、オレの生まれた島の港と違って まさに異国だな~!」

目にする全てのものは初めてのモノばかりですから…

晴樹は、(ここは賑やかだけれど少しうるさいなぁ~)
「はぁ~まあ、気分転換に外へ少しだけ
出てますな~」
サーシェと船長アリアら頷きし
「ええ、分かったわ~♡」
-------------------------------------------------------------

建物の物陰から…晴樹を見つめるイヤな視線…ガラのひときわ悪そうな男ども
3人が品定めしているようだ!

「おい、アレ?見なれない剣だな!」
「おー、高そうだ!…グフフッ」

その一人は、ふらふらと晴樹の前に
近寄り、、肩をつかみして‥道を塞ぐ
晴樹の後ろに二人で逃げ道を邪魔してくる。
「おーおーおーお前は 此処等では、
見なれない黒髪に、変わった服装やな~。」
「ちょっとだけ、オレ達に…
おい、その剣、ちょっと見せてくれ!」

あとの、2人が
「ワッハハッ!ワシら…オレにも
見せて分けてくれ~アハハハハハ!」

晴樹は、掴まれた手を‥ムッとして肩の手首を掴んで取り払う!
「あんたら、何ですか?え、…」
「この剣は、大切なものやから、あんたらには‥おいそれと見せれない!」

手を掴んで取りはらわれた男が
「おう、おう、おう、おう!」
「痛いな、、この野郎!」

前の男が、、短剣を抜いてから…
晴樹の、頬にペタペタと刃を寄せて脅す。
「おう、はやく、その剣よこせ!」
当の晴樹は…
(やった~テンプレやな~来た~~~~ッぞ~!)
「--------、は~~ッ!」
「け、け、剣はダメだよ!」

ほかの2人も、罵声をあげる.。

(奴は若い、ガキみたいやから、ガツン、と一発、脅せばいいなりだぜ!)
「おう、はやく、しろや!」
「剣持っていても、見かけ倒しよ!ガハハハ」
 晴樹 はるあきは、からかわれ
、いちゃもんつけられてムッとなり

素早く短剣持っている手首を掴みひねり上げ‥隙をついて
非常に素早い巧みな動作によって 相手を崩し相手の斜め後方へ突き飛ばすように相手を投げた。
コロンと短剣が地面に転がり落ちた。

ほかの男が睨み付けて
「あー、クソー、、この野郎!」

そこに サーシェが駆けつけ、、晴樹の
肩を軽くたたき、任せてとばかり眼光するどく睨み威圧的になる。
サーシェが腰の剣に手をかけ抜刀し

「あのさ、邪魔よ!すぐ去りな!」
「私は今、、気分が悪いんだ…」

そこに 船長アリアも駆けつけ
《もしもの時は、、ワシも加勢するようにしてたのだが…必要なかったの…!
ワハハハ~ッッ!》
《コラ、お前ら…早くワシらの目の前
から消え失せろ!》

ガラの悪そうな~3人の、男ども
「………うっ………ち、違う」
「俺たち、、悪酔いしているようだ!」

一目散に素早く、蜘蛛の子散らすみたいに素早く去ってゆく!!

 晴樹 はるあきは、ホッとしている。
「はぁ~なんかガラが悪いなぁー-!」

そこに…黒龍.鋼はがねがやって来た!
(何かあったのか?わからない!)
『んっ!なんだ、なんだ~?』
『そんな楽しい事があったのか?!』
みんなから…その事件を聞いて少しだけ遅れたから残念そうな顔を見せたのだった。

晴樹は黒龍.鋼はがねの顔を見て
(ええッ!野次馬か、な~んにも楽しくないや!)
小声で「遅いですょ~鋼さま!」

次の航海のための酒や食糧の干し肉やチーズや乾パンなどを買い込んできたのだろう…。

晴樹はるあき は南方系の見知らない魚を指差してから
「その魚は何にするのですか?」

すると乗組員の1人が…
「処理してお日さまと潮風に任せて甲板で干すのですよ!」

船長のアリアが命令をする
「錨をあげろ~開帆~♪はらみ綱を~っ!」
横風をはらませるための綱…船首を風向きに接近させて帆船は帆走するのであった。
帆船は再び大海原へ旅立ってゆく


    
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