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[航海へ]

21話

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海上から聳え立つ巨大な門なのか、とてつもない大きな扉なのであろうか。
それは------高く遥かなる空の上、雲を貫く荘厳で絢爛なる金色の門の建造物。
これが…太古の痕跡記憶の門アトランティスゲートなのだ!

遥なる無限の水平線の彼方の海へと
沈む巨大な夕陽、ちっぽけなこの帆船
を見下ろしているのだろうか……
やがて、タラッサネーソス号は‥
太古の痕跡記憶の門アトランティスゲートの前へ到着したのだ!…

その----天空まで聳え海上に鎮座している巨大なる門を見上げて…
唾をのみ呼吸を一瞬止めてギョッとなった.晴樹、ロシーターたちだった。

その扉には以下の碑文が印されいる。
我々がいけなかったのだ!
我々は大きな過ちを犯した。
人間にはまだまだ早すぎた。
完全浄化されるまで封印する。

既に…その門の扉は開いているのだったが、帆船は その扉の中に吸い込まれる
ように入ってゆく----

戦乙女神リアンダーワルキューレが笑顔で晴樹へ
「(ああ、そうだな~!晴樹殿よ~
貴方になこの武器を譲ろう♪︎)」

「(扱い方もご教授しますわ♡)」
「(武器の名前は..神雷霆戟ランケア)いう。」

晴樹(おー、マジ、ですか~やった)
「えっと、これは‥槍?」
「ありがと、けっこう重いな~!!」
「槍というか?戟かなぁ~?」

戦乙女神リアンダーワルキューレ
「(人間の使う武器の名は詳しくは
存ぜぬが…これは、刺突と斬るの
両面の力を持っている。)」
「(刃のところには、5つのルーンが
刻まれておるのだ!)」

晴樹(それは?文字だったっけ?)
「ほ~~ッ!ルーンですか?!」

(神雷霆戟ランケア)それは----
槍や矛と似ている武器の一つなのだ。

やや少し幅広い両刃の剣状の穂先
その先端は鋭角であり、両刃の中央部
には五つのルーンが刻まれていた。

戦乙女神リアンダーワルキューレ
「(ああ、ルーンが自然そのもの根源
たる力を帯びていて…な。)」
「(その力を発動させ扱う武器なので
あるょ。)」

晴樹は考えながら(ん~ッ!?)
「魔力、ルーン…魔法みたいな?」

そこに横からサーシェが語る。
「地上に魔法といわれるものは確かに
あるが、あくまでも補助だな!」
ゼンダも
「まあ、いろいろ応用したりして
重ね合わせたら‥時には大きな力となるかもですが---」
晴樹
「なるほど、これは興味深い!」

船員アリアたちも 
《精が出ますなー頑張ってください♪︎》
「しっかり、自分のモノにしてみなー!」
戦乙女神リアンダーワルキューレがにこやかに
「(ちょっと、話しを戻そうか!)」
「(先ずは、五つのルーンのご説明を
させてもらうかな!)」

「(この刃の中央には5つのルーンが
刻まれておるが…上から…)」
刻まれたルーンに指先を触れ指差して
説明を始めたのだ。
「(ソウェイル、ハガラズ、ラグス、
エイワズ、イサだ!)」
「まあ、それぞれ、象徴する根源たる
、その力は異なるが…」

ワルキューレの彼女は両手でしっかり..
神雷霆戟ランケアを持ち 穂先を立てて左胸に‥神雷霆戟をあてて気合いと念力を込め 一気に刺突した。

「(このように、敵を突き摧破さいはすることが主なメインの力である…!)」
「(力を込め扱うとなると少しだけ
違うものであるが…!!)」

晴樹(これは..これは…なんだ!)
「わーーっ、まじ スゲ~~ッ!」
「めっちゃ突きが凄いですね!」

戦乙女神リアンダーワルキューレ、は頷き
「(力…では、それぞれのルーンが
持つ源の説明をしますから、いまから
晴樹はしっかり心に刻んでねっ!)」

ワルキューレは、詳しくそれぞれの
ルーンについて丁重に説明してくれてる。
ソウェイルは、太陽、強烈な炎。
ハガラズは、風、雷、自然の脅威。
ラグスは、魔除、水、浄化力。
エイワズは、防御、再生、死、軸。
イサは、凍結の魔力、氷、硬化。

戦乙女神リアンダーワルキューレ
「(それぞれのルーンの名を唱え
その個別のルーンの力を発動させて..)」
「(神雷霆戟ランケアの槍状の穂先刃に力を帯びさせ敵を攻撃するのよ!)」
「(でも、神雷霆戟、これを攻防として
扱うとなると大切なのは円の動きかもね…)」
「(やってみたい?晴樹)♪︎」

晴樹(わーーやったぁぁぁぁ…)
「うんうん、やってみたい…魔法?
イヤ‥たとえるならば魔力擊かなぁ♪︎」

晴樹はワルキューレのリアンダーから
手解きしてもらいながら‥真剣に神雷霆戟の扱い方を教わる。

戦乙女神リアンダーワルキューレは..神雷霆戟ランケアを立てて持って額に当てて晴樹へ良く見て
なさいと言わんばかりの気迫にて…

「(我に向かいし一切を戻さん。
我に強さと動じざる手段を与え
一切の邪魔する者の克服を我に
英知と勝利とを与えたまえ! )」

「(この武器が、遠きヴァルハラより 輝き 諸界の狭間に まばゆく燃えるものとなり青炎を差し向けるものとならん
ことを‥願って力を込めん!)」
晴樹は、目を見開きしてしっかりと
見ている。
「明るい青い炎が出ている…」
「けっこう眩しいものだな…♪︎」

リアンダーは、神雷霆戟を額からやや
離し「構え」のボーズをとる。
 ルーンの名を唱えながら、一気呵成に
刺突し穂先を引いて横に薙ぎ払った。

「(よい、晴樹…一気に念力を込めて刺突。終の点を最も念力を込めて‥また
横にも薙ぎ払うときも同じように…)」

その説明の後に‥ワルキューレのリアンダーは両手で神雷霆戟を持ち 自己の
左胸にあてて 祈りを捧げた。

その後‥晴樹へ神雷霆戟を渡して
「(その扱い方をモノにしてみなさい。)」

甲板での、晴樹と戦乙女神リアンダーワルキューレの鍛練は、暫く続いた。

マストにのぼっている見張りが叫び
「おおーい 陸が見えて 来たぞーおー-ッ!」 
そこは緑の木々が深々と繁る広大
な肥沃な大陸だった、それに標高の高い山並みがつらなる。
サーシェ
「大陸の北西側の岬側へと舵を切って
、よろしく~♡」
船長アリア
《ハイよ、取り舵いっぱ~い!
船首を風向きに合わせろ~♪》

晴樹(わォ!なんだここは~)
「見渡す限り~~ずっと~~」
「めっちゃ広い~~~わぁ!」
ロシーター
「これは‥言葉が出ない…♡」
ゼンダ
「綺麗な海とあの山々…凄い!」
みんなが見惚れてしまったいた。

雄大な大陸とだんだんと浅くなる海..
帆船は海面から出た岩礁や暗礁等々を
避けながら帆走する。 
サーシェ
「おーい、船長~旗をマストに掲げて、ください!」
船長アリア
《ああ、よしわかった~了解した!》
その旗は、手にホラ貝と三叉の矛を持つ人魚の姿を描いたトリトンの旗なのだった。
吹き抜ける潮風になびく旗を静かに‥
眺める晴樹
「え、えっと?トリトン?!」
サーシェ
「ええ、そうよ---トリトンの旗!」
夕日を背にして港へゆっくり近寄って
ゆくタラッサネーソス号。

大陸の北西側の岬、ながい半島ありて、大陸から半島の周囲から先端にかけては、硬質チョーク石や加工が難しい硬石である花崗岩も巧みに組み合わせ.また、石灰岩を巧 みに使い厚い壁に守られた 強固な砦が造られていた-- 。

 城壁であろうか、それらは要塞と化し
た鉄壁の守りなのだった。 
そして その厚い城壁の壁上には、 据置き大型弩砲 バリスタ投石用兵器 カタパルトなど防衛の兵器が至るところに設置されている。

風精霊シルフが晴樹の頭の上に
つかまり眺めている。
「[ここは好き~ッ!綺麗~~]」
 晴樹 (スゲー-ッ!半端ない砦)
「えっと.大型弩砲 バリスタの実物ははじめて見るわ!」
ロシーター
「フフッ~晴樹の時代では余り実物は
見ない..無いですからね!」

水を確保するため水道橋もあり 離れた
水源から地形を利用して水を運び引いているようだ。
その港は 要塞化した砦の横の入江に
造られていて左右に海に突き出た巨大な長い堤防と巨大な灯台があり要塞の上からの景色は最高であり 爽やかな海風、
碧く澄んだ海を望むことができた。

入江の港の横は砂浜が広がるが…
しかし、港も砂浜も人間の気配は全く
無いのが‥晴樹には不思議だった。

やがて タラッサネーソス号は全ての
帆をたたみ船長アリアが叫ぶ~!
《錨を!錨綱を繰り出せ~え!》
錨の綱がスルスル~っと海中へ消えて
ゆく。
サーシェ
「船長、私たちが上陸した後は..
東側へまわると 港が3つあるから
好きな港へ入港して良いわ!」
船長アリア
《ああ、りょーかいしたぞ!!
こちらも、暫くお世話になりますわい。》
港の中でも海は、透き通ったエメラルドブルー まさしく自然の海なのだった。

 晴樹 (心を踊らせ眺めている)
「おー-ッ!遠くでイルカが跳ねたわ。」
ロシーター
「ここの地は 私も来るのは初めて
だから楽しみよ♡」
戦乙女神リアンダーワルキューレ..笑顔で
「(我もついてゆくぞ!楽しみ…)」

黒龍.鋼はがね
『陸も素晴らしいが、たいへん心地が
よい潮風とよい海だな!』
晴樹(黒龍に)
「人の沢山のところでは人の姿で------、ずっといてくださいませ‥、、
どうか頼みますよ~ッ!。」

船長アリアやゼンダや船員たち皆たちが酒と食べ物を甲板に持ってきている、
ときには荒れ狂う海を乗り切った無事な航海の終わりを祝って純粋な喜びなのだった!

《今夜は星空を見上げながら楽しみ
語り尽くしましょうぞ~!ハッハハハッハハ》
船長アリア…またもや顔が赤い。

戦乙女神リアンダーワルキューレは鎧を脱いで素敵なドレスになり
甲板ステージで歌いだす!
その歌はまるで天上の清らかな雅な音楽が心に響きわたるような歌声だった。
その歌は魂や心も体も自然に踊りたく
なるような歌の不思議な力があった。

ロシーターやサーシェやゼンダは
上半身は水着…それから
下半身辺りに色とりどりの綿の一枚布
を巻き付け滑かな腰あたりで端をしばり…巻き付けスカート姿のパレオに着替えて踊りだした。

「[晴樹~~~ッ!]」
「[おいで~ッ!一緒に踊ろう~♡]」
「[楽しいょ~ー!]」
ダンスしてるみんなが一緒に踊ろう~
晴樹に‥…手を伸ばして誘っているが、
本人は恥ずかしいみたいだった

「------ええ、いやいや」
「ちょっと、恥ずかしい!」

彼女たちの…
キュッと引き締まったウエストは
女性らしい丸みのある身体の曲線美だ♡

踊るたびに揺れる豊満な張りのある美乳にツンとしたヒップ、素晴らしいウエストライン-は-----♡
思わず男の理性を狂わせてしまう
セクシーな色香を‥まとっている。

晴樹は、心地よいぐらいお酒の酔いが
まわったみたいで踊りを‥赤い照れ顔して見ている。

彼女たちの舞い、つまりダンスは……
もちろん、他の男どもの視線もくぎ付けで魅了している。

船員たちも囃し立てるのだ。
[イイぞ~綺麗な~姉ちゃん!]
[もっとやれ~セクシーだッ!]
[ヒューヒュー、いい女…♡]
[エロチックだぞ~ッ!ハッハハ]

乗組員が望郷の歌をともに口ずさんで 
ワイワイガヤガヤと盛り上がり船の甲板の上では…飲めや歌えや騒ぐ宴が時間の流れをゆっくりと感じさせる。

人魚の船首像 フィギュアヘッド
「[晴樹~やっと着きましたね~明日は
上陸なんだね~ッ!]」
「ええ!全く右も左もわからないです
けれども-~!」

波の音と僅かな波で船がきしむ音が
心地よい感じが、時間の経過を忘れさせる。

夜空がほのぼのと明るんで黄色を
帯びた淡い紅色に東の空が染まる頃に

船員たちが、船からボートを海面に降ろしハシゴを用意してくれてる。

「皆さん、いってらっしゃいな~♪」

タラッサネーソス号に残った他船員や
船長アリアやゼンダが手を振っていた。

《おおーい!晴樹、またな~♪》
《ワシらはあとから上陸しますわ-》

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