幾星霜の時をこえても~再び紡ぐ深い絆・The.Last.Days

クズノハ

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24話

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戦乙女神ワルキューレ
「(あの高い防壁らしいものは外敵
からの侵入防止なのか~~?)」
サーシェ
「ええ、争いはあるから…」
サハスラブジャ
「豊かになればなるだけ、どこかで
必ずや、その影や闇は濃くなるだけだなぁ…」
「人の心は荒廃し差別や憎しみ争いは
なんと悲しいことよ…!」

都市部は、わりと賑わっていて…晴樹の視線の先には 普通の人間とは明らかに
違う人たちがいるのです。
「ええ-ーーーーッ!?」
「狼か?犬なのか?動物の顔みたいな
方たちが…あの方々は獣人なんですか?」
サーシェ
「えっ!獣人?ああ~あのさ…」
「私と同じだよ。共に仲良く暮らして
いる♪︎」

普通の人間でサーシェみたいな瞳の男性、キツネの顔の女性や、猫の耳がある女性、ハイエナみたいな顔つきの男性‥彼らと、晴樹と目が合うと軽く挨拶なのかお辞儀をしてくれる。

ロシーター
「はぁ!この建造物は何て高いのだろう!」
ずっーと空へそびえ立つ超高層建造物
を見上げてから..ため息をもらす。

金属質感のあるホワイトシルバーカラーの水晶状であり天空高く雲を貫き大地に建つ超高層建造物。

4輪の馬車 アドリロティスは止まった。
サーシェ
「さあ皆さん お疲れさま~~♪︎
お待たせ.ようやく着いたわ!」
「皆さま降りて部屋へどうぞ…」

サーシェは、金属質感の超高層建造物
の壁の八角形の紋章プレートに手をかざした。
プレートが微かにブルーに光り輝きて
内部への入り口が出現した。
〈八角形プレートの中には、ホラ貝と
三叉の矛を持つ人魚の姿を描いたトリトンの紋章〉

入室した先の空間は、東西南北と上下四方がホワイトシルバーカラーの
金属質感の壁、わりと広い空間なのだ。

やや中央寄りの場所には、材質の色が銀色で人の背よりもかなり低い
八角形の柱があり、その上に八角形の紋章がある。

サーシェ
「皆さん、中央に集まってください!」 
八角形の紋章プレートにサーシェが手をかざすと、タッチパネル状になっていまして、いろいろ指定できるようである。

八角形の柱の上にサーシェが手を翳した後‥八角形の柱の周りに集まるロシーターや晴樹たち。

彼らの立つ地面に光りのラインが丸く
走り彼らと柱までも包む円形の半透明な薄いブルーカラー光りのカーテンが発生した。

中央に集まった.ロシータ-、晴樹、サハスラブジャ、戦乙女神リアンダーワルキューレ、鋼たちの足下が、やや光りてゆっくりと上へと昇ってゆく。
どのくらい上昇したのかは定かではないが、ようやく停止しました。

サーシェ
「私の部屋よ♡とりあえず明日には、
皆さまをいろいろ案内しますわね!」
「落ち着くか分からないけれど~~、ゆったり寛いでくださいねッ!」

サハスラブジャ
「俺は泉の異変を連絡してくるから
、まあ皆さま ゆっくりとされてくれ!」

その部屋の外には、すぐ下に雲がありて.天空の太陽の眩しい光りを室内へ
自然に取り込むシステムなのであろうか?
部屋の中や壁全体的がかなり明るいのです。
部屋の中にもプレートがありて,
サーシェが手をかざしてから尋ねた。 
「皆さん、外を見ますか?」
部屋の中は ベッドからテーブルや
ソファーまで一式そろっている。

黒龍.鋼
『オーッ!ホッホ~ホホッ~ッ!
とても良い眺めだな~~!』
『此処からの地上の眺めは格別だわ!』
晴樹
「あの、窓のある岩山みたいな構造物
も此処からならよく見えるな!」
サーシェ
「あれ、地中に本体があるのょ~ 
見えてるのは‥まだほんの一部なの!」
晴樹(それを二度見してる)
「えっ!えー、マジですか?」

まったく不思議な場所であった。
はるかに進んだ文明と人間と異なる
生命体ともいうべき存在がいる。
 
サーシェは、晴樹たちに旅で疲れて汗をかいてない?シャワーを浴びますかと
尋ねた。
晴樹は横に首を軽く振りシャワーは
良いみたいで、女性たちは先にシャワー
を浴びることにした。 

シャワーのある場所ではサーシェや
ロシーターやワルキューレたちが騒ぐ
賑やかな互いに褒めあげているかの笑い声がしている。

暫くすると、微かなピーチフルーティノートのような香りが部屋の中に漂ってくる。 
晴樹がハッとなって香りの強くなって いる方へ体を起こし振り向いてから
視線を向けた。 
とたんに顔を少し赤らめ視線を外す…

シャワーを‥浴びて艶やかな長い髪、 その髪はしっとりしなやかであり…
背中に広がる濡れた髪の艶やかさと、
白いバスタオル生地のような布を‥
バランスの良いくびれたウエストの上
から巻いて包むその姿は-------

晴樹を悩殺するのには十分な極上の
女性たちの美なのだ! 
丸くかたちの良いヒップ、それは重力
に逆らって上まで向いている胸の魅惑

サーシェはニヤニヤして、うねった
濡れた髪を素早く整えてから…サッと
晴樹のすぐ真横に座る! 
「ちょ、サーシェ、近い…近い…」
サーシェは更にニヤニヤしてから
「近い?こんな感じが近いっていうのよ♡」
晴樹の前に、覆い被さり股がっから
そのほんのりと濡れた身体をぎゅっと
密着させて、肩から二の腕を‥なぞり
晴樹の首に手を回して密着する。 

「チ、チョッと…サーシェさん!」
「皆が見ているょ~~ダメだって…」

少し濡れた、その魅力ある体からは肌のぬくもりと温かさが晴樹の身体に伝わってくるのだった。
晴樹はより顔を赤らめるが----,
サーシェは晴樹の首に顔を埋めてから
耳もとで囁く…
「ねぇ、晴樹,マッサージしてあげようか?」  
「晴樹、チョッと背中を上に向けてから
そこに寝て…♪︎」 
サーシェは晴樹の背中に乗って筋肉を
解し始めた。
あまりの気持ち良さに晴樹は、うとうとしてしまう。
いつの間にかマッサージも終わっていた。
サーシェ
「鋼殿は、お酒よね?!」
「お腹がすいてきたでしょ!」
ロシーターやワルキューレと晴樹は
、料理作るの手伝っているようだ。 

黒龍.鋼は、先にサーシェにお酒を
出してもらった。
『おーーやっと飲めるわいな!』
『これは?この酒はなんじゃ~
フム…まあ、うまいな~~ッ!』
サーシェ
「誰か、ちょっと料理のお皿などを
テーブルに運ぶの手伝ってくれない?」

戦乙女神ワルキューレ
「(おお、、ワレらも手伝いますよ!)」

お皿に並べられた料理は、平たい
パンや、塩やオリーブ油、魚醤等々で
味付けをした麦粥に、茹で肉などや
ハム、ソーセージなど…。
そして 飲み物はワインと蜂蜜酒だった。
フルーツはリンゴとザクロだ.
食事のゆったりした時間は、しばらく
続き夜は更けてゆくのだった。

黒龍.鋼
『気分も良いので、ちょっとここで
いろいろ教えてやろう!』
『晴樹よ‥魔力や呪力と呼ばれる力は
基本的に同じものだ!』
『ただ、術のやり方しだいではなっ
やや方向性が異なることもある!』
 
晴樹 
「えー―っ!そうなのですか?」
「俺、まだまだ半人前なのだから
ありがたいな~ハハハッ!」
黒龍..鋼
『この世界、いや自然界や神界や天界
や精霊界などと呼ばれる所には必ず
水火木金土 エレメントのエネルギーが満ちておる!』

『それらの、エレメントのエネルギー
を借りたり、その世界の存在と繋がったり喚んだりする場合に必要なのが、簡単には魔力や呪力なのだ!』

サーシェ(私は知らないや~)
「へ~ッ!ちょっとだけワタシには
難しいかな?」
黒龍.鋼
『まあ最初は、要領を得る事が難しい
かもしれんなあ!』
『何度も何度もやっているうちに
理解してくるだろうよ!ハッハハ』

晴樹(なんだかな~やはり難しい)
「まあ、ゆっくり理解しますわ!」
ロシーター
「そうね…私はルーン魔術をゼンダに
教えてもらったけれど…」
 「何らかのルーン魔法等を行おうと
する時は…」
「それは、ある種のエネルギーを呼び 寄せることと同じであるからね~♡」
  
晴樹 
「おーッ!なるほどなるほどです。」
ロシーター
 「そして 使われなかったエネルギーは、それが属する力の源に返さねばならないのよ~ッ!!」

戦乙女神ワルキューレ
「(そうやな、こうした一定の法則性
から、もう一つのことがわかる.!)」

「(呪文にしても魔法を行う時には、
己が一体どこからエネルギーを喚んだのか知ってないといけない‥!)」
黒龍.鋼
『そうだ!借りたらどこに 返せば… 
良いのかなどという事は全て知っていなければならない!』
晴樹
「うーーん、やや難しく1度には俺は、
ムリだな~~はぁ…」
ロシーター
 「喚んだら,その属する領域へ賛辞を
こめて返さなければならないのだけは
大切だからね!」 

戦乙女神ワルキューレ
「(まあ、その領域 それらの根源など 
知るのは良い事だ!)」 
晴樹
「ちょっと‥あの~~情報が沢山であり
整理するから待って…」
ゆっくり頭の中で考えているようだ。 

満天の星が無限に輝いている。
澄んだ夜空に、光り輝く満天の星空の
星座群‥。
今夜は星空がきれいであり、とても静かな夜であった。
晴樹
「きれいだなぁ…足元に星々たちが
降ってくるような?」
戦乙女神ワルキューレ
「(ええ、手を伸ばせば星が手に届く
ような~星が無限に広がって‥)」
サーシェ
「どの時代の人びとも きっと星を
見つめてたのでしょうね!」
「みんな、きっと~さぁロマンチスト 
なのだろうな!」
晴樹
「星空を眺めていると安心するよ!」

星空は無限であり、地上が瞬く間に
変わっていっても あまり変わらない
永遠ともいえる存在感だ。
サーシェ
「歳月はすぐに過ぎてしまうからね~~。」

晴樹(なんだろう?この心地よさ)
「なぜか、たまに星空の遥か向こうに
帰りたいと思うときがあるよ!」
サーシェ
「星空にみんな憧れるでしょう‥
そんな人たちは、晴樹も、みんな誰しも
スターゲイザーだろうね♡」

静かな夜はふけていくのでした
満天の星が降りそそぐ静寂なる夜でした。
 
静かな時を刻むかのように過ぎて、やがて朝日が照らし朝モヤに包まれてゆく--
遥かに広がる水平線から朝日が
のぼる大陸の夜明け、【それは今日も変わらぬ夜明け】であった。
明日という日が必ずくる夜明けです。

サーシェ
「皆さん、おはよー♡」
晴樹の服を見てから,革製のバックルベルトを渡し、二つ折りにした厚織りの内が青い外は白いのマントと---肩を止めるトリトン像のレリーフが施された銀色のピンを‥手渡して晴樹にかけている。

「このマントを服の上から‥ピンは肩で…
留めてあげる!」
「その腰にさしている剣は、マントで
隠してください…。」
サーシェを筆頭にロシーターや鋼や
晴樹たちは地上へと降りてゆく

すでに‥4輪の馬車 アドリロティスが
待機していた。
 馭者 ぎょしゃの方も--静かに
待っているようなのだ!
 
サハスラブジャ
「やあ皆さん、今日1日ガイドをしますわ!」
黒龍.鋼
『おう、マリーチィ-殿、今日はなあ
服装が鎧ではないのかね?』
サハスラブジャ
「これは、俺の普段の衣装だよ!」
「しかし、鋼殿の衣裳は、ここではな~ ちょっと浮きますな~ハハハッ」
黒龍..鋼
『ワシはこのままが好みなんじよ!』

サハスラブジャの衣裳は……
一枚布を作ったワンピース型の白い上着で腰を締めるベルトは革製で、豪華な
青銅製のバックルがついており、そして二つ折りにした厚織りの紫のマントらしきもの----
肩を止めるトリトン像のレリーフ
が施された黄金ピンも豪華であり 
しなやかな純白の衣の一式であった。

サーシェも、ふちには、金色のリボンを縫い付けている白いワンピース型、、折り返しの部分を広く取りひざ上丈にして腰ひもは金色のツイストコードとバックルとマントとスカート…髪をまとめ編み上げサンダルを履いている。

道を行き交う多くの人たちは、人間と、そうでない人たちの姿が目に飛び込んでくるのでした.。

煉瓦造りの建物が、道路の横には隙間なく沢山並んでいる、何か物を売っている商店街みたいなものだろう。

晴樹(おーこれはこれは)見るも聞くも
初めての感覚なのだった。
「この賑やかな雰囲気はすごく
気持ちが落ち着くよ~~」
「古代ギリシアみたいな簡素でも素敵
な衣装なんだねぇ~~!」
「でも、いろいろ個性豊かだな!」

ロシーター
「なかなか、行き交う女性たちの衣裳
など個性的でありとても素敵ょ!」

都市部の街並み‥水路の運河などや
行き交う船や平野や雄大な山並み
楕円に広がる無限の大海原の水平線の空。
ここは、大陸の北西辺りに位置するようだ!

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スターゲイザー
星を見つめる者‥天文学者などの意味合いをもつ語.。
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