幾星霜の時をこえても~再び紡ぐ深い絆・The.Last.Days

クズノハ

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[赤い月]

39話

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エウメロス王は、護衛の兵士たちを引き連れてアンドローネ・エルザのいる神殿へと足を運んでいた。
「やあ、エルザ!!」
「この母なる大陸が戦乱という災禍で荒れておるが…」
「預言者たる者よ!」
「この大陸の未来は…わかるか?」
「また、視てくれぬか?!」
アンドローネ・エルザは王の前に跪き一礼し、彼女は右手に儀式杖ワンドを持って音を鳴らした。
「ようこそ~♪︎おいでくださいました!」
「エウメロス王。」
「このまま…なにもしなければ…」
「これより先の未来は何度 視ても真っ暗で…わからないのです。」
「いえ、そこから、変わらないのです…」
エウメロス王 真剣な顔をして悩んでいる。
「ふむ、何をやればよいか…」
「どうしたものか…!!」
エウメロス王、どこか心が落ちつかない雰囲気で、エルザにお辞儀して神殿をあとにしたのでした。
「そ、そうか…ありがとう!!」
「お邪魔したな…。」

----------------------------

晴樹やサーシェ、ロシーターや黒龍鋼やアメン・チューバ..戦乙女神リアンダーワルキューレは、首都ポセイドニアの港に来ている。

アンドローネ・エルザの長い黒髪が潮風に靡く、晴樹の、頭の上で寛いでいる風精霊も気持ち良さげだ。

黒龍.鋼が海を見つめて
『また、軍船が多く海に出ていってるぞ!』
鎧を被った兵士を、たくさん乗せてから
数多くの軍船や三段櫂船や大型の軍船の櫂をこぐ‥男たちの掛け声が勇ましく
海に鳴り響いているのです。

数多くの軍船と海原を眺めながら.ややムッとした怒った表情になり口を開く サーシェ。
「ああ…ここの人間たちは……」
「他国を侵略し人々を虐げる!!」

アンドローネ・エルザ
「-------?!」
「もはや止められないわ?!」
「そろそろ帰りましょう!!」
 
空を雲を見つめていた晴樹の視線の
遥か先に空を飛ぶ三角翼の物体を見つけた。
「あれは、なんだろうか??」
「エイみたいな?…三角翼の空を飛ぶの…?!」
サーシェの肩を軽く叩いて指さして尋ねる。
「エイ??」
「あれは、ヴィマーナだね!!」
「5つの王家だけが持つ飛行戦機械ヴィマーナ…です。」

晴樹.
「ああ もう、見えなくなった…。」
「……ヴィマーナ!?」
「戦闘機みたいだったなぁ,!」
「ここの文明って…」

乾煉瓦を積み上げて造った上流層の豪華な建造物が建ち並ぶ地区を馬車は駆けてゆく。

5つの王家の支配する…各王国の王たちは互いに【不侵略条約 】は特に、歴代にわたりとりわけ.かなり大切にされていたのだが、月日は流れて人間の心の中の欲望はだんだん肥大してゆくのだった!

各地域を支配する5の王家は、何代にも
渡り長子相続により王権が維持されたのだが、何代にもわたり世代交代を長く
繰り返しているうちに、様々な血脈が
混ざり また、神性も失われていった。

代々の王たちから続く彼たちは偶然な
長子相続社会の結果から その特権を
おもいっきり貪るように享楽した。 

そう、よい星の下に生まれる、と言う言葉があるように、生まれ落ちたところが
王家という偶然の結果なのだから…
 
様々な欲により金が夢のように費いはたされて、彼らが零落して奈落の淵に沈む前に.この大陸には、相当の享楽時代があった。

晴樹は夜の風にあたりながら流れゆく
星を眺めて「あっ..流れ星!!」
手を伸ばせば届きそうな無限に広がる
星空を眺めながら呟くのです。
「今夜はお月さまが、少しだけどさぁ~
赤く感じるなぁ?!」

それを聞いていたサハスラブジャ
「そっか..赤い月の夜か…」
心静かに、その月さまを眺めてから
一瞬だけど辛そうな表情をした。

どうしたのだろうか?と気になった
晴樹はサハスラブジャの顔を見る。
「えっ?赤い月が…?」
「どうかしたのですかぁ?!」
サハスラブジャは少し表情は暗いが
笑顔で答える。
「イヤ、何でもない!!」
そっかそれならば良かったと思う晴樹だった。
サーシェも、とても淋しそうな暗い表情で呟いた。
「もうすぐしたら…」
「赤く嫌な月の夜が訪れるわ…」
「でも…良かった。」
「晴樹と巡り出逢えたから♡」

その言葉を聞いた晴樹は、しばらく瞑目していたが、目を開けるとおもむろに
話を始めた。
「ええ、だね!」
「ようやく出会ったのですね~!!
幾つも歳月をこえてから…」

サハスラブジャが続けて晴樹へ
「この時代の事を晴樹にも知ってほしくてね!!」

サーシェが、晴樹たちに このアトランティス大陸で共に暮らすネーションの
説明をする。
「このアトランティスのネーションは
2つょ!!」

サーシェの説明によると、人間の遺伝子は持つが、様々な特徴や能力を持つサーシェやアメン・チューバと同じ仲間と只の人間だそうだ。

寿命、科学技術、人体能力、人体特徴の差はあるが、そして…もちろんハーフは存在するが、共にこの星 地球で発生したものだと…言う。

かって、アトランティスは生活に必要な諸物資のほとんどを産する豊かな大地で、地下鉱物資源、象などの野生動物や家畜、家畜の餌や木材となる草木、 ハーブなどの香料植物、葡萄、穀物、野菜、果実など、様々な自然の恵みの恩恵を受けていた。

しかし、その豊かな恵みだけでは満足せず、自らが白アリの如く貪り快楽に溺れ、この大地だけでは飽きたらず、やがては、外に欲望という名の目をつける!

サーシェとアンドローネ・エルザが、
この大地の少し前の様々な出来事を
晴樹に教えている。
「え~っ!かなりの大地震が過去にあって オレが来た頃は復興後なんだ!!」
「ま、まさか…大陸が……??」
「分裂し、そこにまた、それぞれ国家
があるなんて…」
サーシェ
「分裂っても、そんなに距離は離れてはないわょ!」
「橋が架かってたり、船でも行けるわ!」
「それが、アトランティス大陸なのだから…」

晴樹はサーシェに
「大陸は常に動いていて、それを繰り
返しているのは知っている!!」

サーシェは.何か思い当たる部分が少しだけあるようである。
「多分…だけど…ねぇ♪︎」
緋緋金生魂鉱  オリハルコンのための採掘が地球のマントルやプレートを刺激したのが理由だろうね!!」

「オリハルコンは、私たちの精錬技術
を用いて生まれたたもの!!」
「地球のコアや鉱物資源からから
生まれたエネルギー体でもあるの…」

晴樹は.またもや難しいと頭をかかえる。
「エネルギー体?物質体?!はて?」

サーシェが言うには、私たちや人間というのは細かく細かく見ていくと、小さな目に見えない素粒子という物質が何億と集まってできていると---

その素粒子は、常に細かく振動していて素粒子の振動スピードによって分けられると教えてくれた。
サーシェ
「振動が遅く目に見えるのが肉体や物質体なのです!!」
「振動が速く目に見えないのがエネルギー体だよ!」
「振動が速すぎると眼で見ることができず、振動が遅いと眼で見える!」
「つまり、この緋緋金生魂鉱  オリハルコンは2つの側面を持っているわ!」

何となく分かる気がしてくるよぅな~彼、晴樹にとっては かなり理解することは時間が必要だった。


アンドローネ・エルザ
「けっこう、国が荒廃してきているわ!!」
「晴樹さんは、しっかり見て下さいね。」
晴樹はパッと見は、とても豊かな大陸で良い環境なんだけどな~と悩む。
「確かに、途中に見てきた暮らしの中
には貧しい方も見たか??」

やがて、アトランティスは恐るべき侵略国家の集団へと変貌してゆく。


その恐るべき国家成り果てたアトランティスは、ヘラクレスの境界内 、つまり地中海を侵略してから、エジプトよりも西のリビア全域と、テュレニア海に至るまでのヨーロッパの侵略を始める。

アトランティスの王国の一つの
都市ポセイドニアの王の宮殿の中には300人は軽く集まれそうな広場がある。

その広場の前にある豪華絢爛な建物が
あり、その奥には一段高い床が張られ、更にその奥に設えた高い玉座に座って、貴族や百官等々に対面しアトランティスの国が他の国を侵略している結果を王に報告していた。

ポセイドニアの【エウメロス王】は他国への侵略行為を、以前から猛反対をしている1人だった。

何故なら、このエウメロス王が治めている国の国民のことを第一に考えており、内政や他の社会の状勢については絶えず相応に研究していた。

「わが国はずっと何年にもわたって
平和を享受してきた!!」
「だれでも自由を享受する権利を持つ、まして人生を享受する権利はなおさらだ。」
と、このような考えの持ち主だった。
平和を享受していたいのだから…

だが、戦乱から発生する闇は、周りを
侵食し全てを呑み込み始める。

こちら、ポセイドン大神殿には、5人の王の相互関係などを定めたポセイドンからの戒律を刻んだオリハルコンの柱が安置されている。

5年ごとに、5の地域を支配する5の王家の5人の王たちは..歴代にわたって神殿に集まって会合を開き、オリハルコンの柱の前で各国の取り決め事や様々な取り決めの会談や祭事を執り行ってる。

それは、血を分けた同じ血脈の新しい姉妹の国などを含め合計10の国の集まりの会合だった。

「やはり、侵略には私は反対するぞ!!」
「それよりは、我が大陸の内政に目を
向けるべきだ!!」
「我らは神々の教えを受け継ぐ物ぞ!」
「我らは偉大な国家である、内外に示し一つにするのみ…」
「我々より劣る者らは教育し奴隷にするのみだ!!」

アトランティスの5つの地域を支配する5つの王家の5人と新たな国の王たち、それぞれの考え方、意見がまとまらず、もはや犬猿の仲。

晴樹が現在いる大陸の環状中央都市ポセイドニアから北方には頂きに雪を残したディオーネ山脈がある。

そのディオーネ山脈の麓辺りから少し
だけ離れた場所には謎の古神殿があった。
背後にディオーネ山を望む神殿である!

その山脈から周辺一帯には緋緋金生魂鉱  オリハルコンのための採掘場でもあり、ディオーネ山脈の地下には【緋緋金生魂鉱  オリハルコン】の研究所が存在した。

サハスラブジャは、研究所の一員でもあり研究者でもある。

もちろん謎の神殿は、採掘の無事や聖なる山でもあるディオーネ山脈の女神を奉るための神殿なのです。

その研究所に、周りには巨大な六角形の金属質の柱が大きく弧を描くように円形に立ち並び、その柱はまばゆく炎のように橙色の光を放っており、その柱が円形に並ぶ。

中央には、それまた巨大な円柱形の構造物があった。
その円柱形の内部の状態を監視や観察するためだろうか、ところどころには覗き窓もある。

その内部には多面体がゆっくりと回転しながら浮いてるのだった。
それは切頭二十面体の巨大な物質体。
それは、緋色や橙色や紫色や金色の光を交互に放って綺麗だ。

他にも様々な構造物があり正にそれは、大型のプラントなのだった…。

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