16 / 37
手負いのあの子は懐きにくい
情報戦
しおりを挟む
出勤前に向井を捕まえる。
一見、守ってあげたい庇護欲をさそう容姿だが、同期で何年も付き合ってると本性はとうに知れている。
こいつは肉食だ。
小物を狙うときは擬態してカメレオンのようだが、時には豹のように猛然と刈り獲って行く。
連れ去られた友人には悪いが、向井に狙われたら諦めてほしい。
ヤツが狙った獲物を逃すのをみたことないからだ。
「つやっつやしてるなー」
チェシャ猫のような笑みで向井は人気のない喫煙所に促す。
「んふふー」
「今度は協力しろよ?」
「分かってる。
でも、彼女プライベート話さないからねぇ。
わかることでいいなら……よっぽど気に入ったのねぇ」
ぴらっと1枚のカードが出される。
名刺?
藤川…
「彼女のか」
「そ。
裏面に私がわかること、気づいた点書いといたの」
あげる、と言われたので遠慮無く受け取る。
「成功報酬の半額だと思って。残りはこれからね。」
「面白がってないか?」
「んふふー」
こいつがこの笑い方をする時はほんと碌でもない。
追加の情報をこうとうでやりとりすると、あっさり片手を上げて去っていく。
情報は仕入れた。
あとはこれをどう活用するか、だ。
ま、取り敢えず。
仕事をしよう。
一見、守ってあげたい庇護欲をさそう容姿だが、同期で何年も付き合ってると本性はとうに知れている。
こいつは肉食だ。
小物を狙うときは擬態してカメレオンのようだが、時には豹のように猛然と刈り獲って行く。
連れ去られた友人には悪いが、向井に狙われたら諦めてほしい。
ヤツが狙った獲物を逃すのをみたことないからだ。
「つやっつやしてるなー」
チェシャ猫のような笑みで向井は人気のない喫煙所に促す。
「んふふー」
「今度は協力しろよ?」
「分かってる。
でも、彼女プライベート話さないからねぇ。
わかることでいいなら……よっぽど気に入ったのねぇ」
ぴらっと1枚のカードが出される。
名刺?
藤川…
「彼女のか」
「そ。
裏面に私がわかること、気づいた点書いといたの」
あげる、と言われたので遠慮無く受け取る。
「成功報酬の半額だと思って。残りはこれからね。」
「面白がってないか?」
「んふふー」
こいつがこの笑い方をする時はほんと碌でもない。
追加の情報をこうとうでやりとりすると、あっさり片手を上げて去っていく。
情報は仕入れた。
あとはこれをどう活用するか、だ。
ま、取り敢えず。
仕事をしよう。
0
あなたにおすすめの小説
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
灯火
松石 愛弓
恋愛
子供のいない男爵家に、幼少時に引き取られたフィーリア。
数年後、義両親に実子が授かり、フィーリアは無用とばかりに男爵令嬢の立場から使用人扱いにされる。
意地悪な義母と義妹の浪費癖のため、無償労働のメイドとしてこき使われる辛い日々。
そんなある日、フィーリアに転機が訪れて・・
珍しくシリアスな感じのお話を書いてしまいました
いつもはこんな感じなのに・・ ^^;
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/122288809/episode/2034446
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/658488266/episode/4191823
新作です。毎週土曜日に更新予定です。興味を持っていただけましたら幸いです。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/910027059/episode/10733961
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる