嘘つき山猫は赤面症

nyakachi

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日常と感情と愛情と相性

そういえば【律】

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そういえば。

「私からもナニかしたほうがいい?」

聞けば胡乱な目が向けられた。

なんで?

「いや、無理しないでいい」

頭を撫でて彰さんは苦笑する。
そういえば、いつもはされるばっかりで、こちらから仕掛けたことはない。

週末。
明日は遠出をしようと、早めにベッドに入ったが腕枕の状態から抱きしめられ、落ち着くようで落ち着かない。
所謂カレカ丿関係になったので、置き服の中のパジャマ代わりのロンT。
色気はないはずだが、裾から太腿へ手が伸びている。
彰さんのベッドで彰さんと彰さんの香りに包まれる。
爽やかなミント系の香りで鼻孔も躰も刺激されたのか、最近の濃厚な情交が脳裏に蘇る。

「無理じゃないんですけど……」

されるのが嫌な人もいるし、私も無理強いはしたくない。
でも、されるのばっかりじゃ不公平だし、私だって彰さんにイロイロしたい。

見上げると困ったように眉を寄せ、
「あんまり煽るなよ」
腕を解いてくれた。



☆☆☆


下着だけを残して服を脱いだ彰さんがベッドに横たわる。
耳の後ろに唇を寄せると、ミント系のボディシャンプーの香りがした。
彰さんの躰を跨ぎ、両腕と太腿で挟むように抱きつくと、ただそれだけなのに中心に熱が籠もりだす。

舌を這わせ、鎖骨に歯を当てると、ピクリと肩が揺れた。

「痛いです?」
「……いや…」
背中を撫でられた。


「ん…っ………ダメですよ……私がするんですから…」

腕をとってベッドに、押さえつけると素直に拘束されてくれた。
こんなのちょっと力を入れたら外せるのに。

いつも攻め側の人間が大人しく受け側にまわる。
しかも腕を拘束された状態で。
なんだか征服欲?
嗜虐心が疼く?

胸に手を這わせると、ピクリと脇腹が震えた。
「手…冷たい?」

「それ、わかってて言ってる?」

疑問に疑問で返すのは宜しくないです。
腰にまたがったまま両手を脇腹から胸、腹へと往復させる。
むっきむきに鍛えてるわけじゃないが、だるだるじゃないふつーの身体。

硬すぎなくて、でもちゃんと筋肉がついてるからか跳ね返されて、繰り返し触っているとなんだかイケナイことをしてる感がしてくる。
夢中になってお腹やら胸やら触ってると、
「くすぐったい」
喉の奥でくつくつ笑われた。

「つい」
いいながら、彰さんの左側に横になる。
脇の下に頭をおさめ、足を絡めてお腹に手を這わせる。
下着に手を這わせるとまだ硬度のないそれがに触れ、ビクリと腰が揺れた。
人差し指で根本から先端に這わせると、くびれに当たり指が止まる。
そのまま親指と人差し指でぐにぐに摘む。
最初はグミみたいな感触が、硬度をもちだす。
下着の前部分が膨らみだしてきた。
「遊ぶな」
布越しに、ぐにぐにぐにぐに触っていたら呆れた声と共に手を止められた。
「遊んでないですよ?」
そういえばこうやって男性器を弄るのはひさしぶりだ。
なんか、加減がダメなのだろうか?

身体を起し彰さんの足の間に入らせてもらう。
ベッドに横たわる彰さんもへッドボードに背中を預けるように体をおこした。

もの言いたげな彰さんの目が燻った。
「遊び過ぎだ」

低い声に背筋が泡立った。
「同じことされて思い知れ…」
「うひっ」
首筋を噛まれた!


そういえば。

彰さんはS属性でした。

あぁ、私。
このあとダメかも知んない……………。


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