美少女の顔に触りたい、月曜日

睡眠丸

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第六章 多々良さん探し 開始

第一回、僕会議

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 第一回、自分脳内会議を始めたいと思います。
 
 異論ある方はいますでしょうか? え? お茶請けがない? 
 
 ちょっと君は片隅でメロンパンでも食べててください。棚の上に、置いてありますから。
 
 えー、あとはありますか? ないですね、では、始めます。

 
「まず、今後の僕は何をやっていかなくてはいけないか、についてですけど。」


 「それに関しては、もう決まりきっていますよね。多々良さんを探すことです。三人の中から、顔をみたいと思った多々良さんを探すことです」

 「正直不可能に近くないですか?」

 「やればできるさ」

 「そんなんだから脳みそに無機物つまってるって言われんだよ」

 「でた、暴力的な僕」

 「メロンパン美味しい」


 「でた、飲食的な僕」

 「よし、じゃあ話をまとめよう」

 「僕は、完璧な人間の顔を―――特に、見ることができない」

 「そうだね」

 「友達の顔も、完璧ではないにしろ、あやふやにしか認識できない」

 「まぁな」

 「基本的に声で判別するしかないんだ」


 「メロンパン美味しい」

 「だから死のうと思ったんだ。だけど、そこに、多々良さんがいた」

 「ちくわ大明神」

 「誰だお前」

 「彼女のおかげで、僕はこの見えない目に、未来を見るようになったんだ」

 「多々良さんの、顔を見たいっていう目標」

 「迷惑以外の何物でもないけどな」

 「本当に、そんなことできるのかな」

 「できないって決めつけたら、速攻でまた自殺し直しちまう」

 「もちろん僕が」

 「だね」

 「メロンパンもうないの?」

 「黙れ、飲食的な僕」

 「可愛い子ぶってメロンパンとか言ってんじゃねえ。男なら焼きそばパンだろ」


 「ギャップを狙ってクリームパンとかキャラクターパンでもありかと」

 「想像してしまった自分が憎い」

 「多々良さんはさぞ、見下した目で見るだろう。そしてこんな精神攻撃で多々良さんの表情が崩れることはな
い」

 「話を戻そう」

 「僕たちは、多々良さん達の中から、『多々良さん』を見つけなければいけない」

 「脳の海馬君も、あのボートの上で嘘がばれた時より以前の記憶をあやふやにしか覚えてないって言うし、頼り
にならないから―――自殺未遂の彼女と、これからの彼女を照らし合わせるほかないという状況だ」


 「ちゅ、ちゅーされた件は」

 「頭がオーバーヒートを起こすから後回しに決まってんだろ」

 「でも、ちゅーされたのは、セーラー服の多々良さんだというのは関連付けられた。」

 「多々良小菊は、僕と同じ学校に通ってて、セーラー服で、図書委員で、僕のことが好きで、ちゅ、ちゅ、
ちゅ」


 「鳥の鳴き声みたいにチュンチュン言ってんじゃねえよ」

 「あと、二人、まだ名前も分からないんだね。はやく覚えて、それから見つけなきゃ」

 「できるかな」

 「でも、やらなきゃだめだ」


 「彼女がまた、自殺してしまう前に」

 「ふぉっふぉまっへ、ふぁふぉふぁ」


 「飲食的な僕、食べてから喋ってくれ」

 「あのさ、今、ふと思ったんだけど、多々良さんって、なんで自殺しようとしたの?」


 「「「あ」」」


 「なんでだ?」



  部屋の中、一人、言葉に出た四文字。
  謎が消えては浮かんでくる、僕は考えるのを止めることにした。


  第一回自分脳内会議は解散と相成った

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