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サンタヤーナの警句(第二十五話)
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二十五
「アメリカの通貨先物は先述の通りですが、実は海外のヘッジファンドは日銀がいずれ今の政策を維持できなくなるだろうと当て込んで、日本国債の先物へ空売りを仕掛けています。今年の6月、そうした動きがあって日銀が買いオペで対処したのをご存じですか?」
話は為替から国債へと飛んだが、「投機筋」というキーワードでつながっている。
「いや、お恥ずかしながら……。しかし、何故?」
「国債先物の空売りは日銀へ緩和政策を放棄するよう迫る、マーケットからのメッセージと理解した方がよいでしょう」
「はぁ……」
隆三の理解が足りていないと見た高橋は、少し戻って基礎的な話から説明し直した。
「債券の世界では金利が下がると価格が上がり、価格が上がると金利が下がるというのはご存じでしょうか?」
「ええ、そこは何とか……」
債券には満期償還まで支払い続けると約束された「利率(クーポン)」が付く。いま「年率1%のクーポン」が付いた債券があるとして、政策金利が1%を超えて上昇した場合、この債券の魅力は薄れ市場で売りたたかれるから価格は下がる。逆に景気をテコ入れするため政策金利を引き下げたなら、債券の魅力が増してみんなが買いたがるから価格も上がる。
「10年ものの日本国債の利回りは現在0.25%です。ちなみに利率と利回りは異なるのでご注意ください。利回りとは債券を満期償還まで保有した場合に得られる総合的な収益の率です。またクーポンに債券の売却益を加えたものと理解してもよいでしょう」
「はぁ……」
この辺の知識は何となく分かっていて、それでいて確信も持てずに曖昧なまま放置してきた。それをあらためて整理する機会を得たのだから、長生きしていてよかった。
「とにかく海外の投機筋は先物への空売りを通じて日本の長期金利を引き上げようと試みましたが、基本的に中央銀行は無際限に自国の国債を入手できます。日銀も買いオペでこの攻勢を押し返したのですが、このとき日銀が購入した国債は実に16兆円に上ると言われています」
「へぇ~、そんなことがあったんですね……」
今回の取材に取り掛かってから「何と知らないことが多いことか」と、つくづく思い知らされた。スポーツや芸能、グルメや趣味の世界など、その界隈では有名なことでも世の中一般に認知されていないことは多々ある。だが経済は、とくに金融は良くも悪くも日々の暮らしと直結する根幹だから、もっと知っておいて良いはずではないか。一歩間違えばある日突然、暮らしが立ち行かなくなることだってないとは言い切れない。その割に世の中はお金の裏側で何が起こっているかを知ろうとしない。
「6月というのがミソで、これは先物の決済月に当たります。足下の9月はさほど大きくはありませんでしたが、この先12月、来年3月と3カ月置きにヘッジファンドは何度でも空売りを仕掛けてくるでしょう」
「為替の市場では金利差が広がるから円を売り、国債市場では金利を上げるために空売りをする……。いったい何のためなんですか?」
話が迷路に入り込んでしまったので、隆三は出口を求めた。
「ここから先は全くの私見ですから、オフレコに願えますか?」
高橋は込み入った話をするように居住まいを正して、やや声をひそめた。隆三は何と返答しようか躊躇した。せっかく聞いた話を記事にできないという中途半端が困るからだ。
「……」
隣の鉾田はすっかり興味を失って、“乙女”も辞めて独りでカメラをいじりだした。
「わかりました。知ることと書くことは別です。ただ場合によっては何らかのかたちで記事に使う余地を残していただけますか?」
隆三は何とか苦しい折衷案をひねり出した。
「こちらが困るのは、個人的な意見が組織の見解であるかのように曲解されることです。その点だけご留意いただけるのなら構いません」
高橋はそう言って、目くばせで同僚の男性に同意を求めた。
「同じことは過去にもあったのですが、仮に日銀が内外からの圧力に負けて金融緩和政策を見直した場合、国債価格が下落するので空売りをかけた側が利益を得ます。怖いのは、その意に反して中央銀行が『景気への配慮が必要』と利下げに踏み切ることですが、すでに10年国債の利回りは0.25%と極めて低い。利下げ余地には限界があるから、投機筋の損失は限定的なのです。先ほども申した通り、中央銀行は自国の国債を無際限に購入できますから、基本的にはヘッジファンド側に勝ち目はありません。それでもダメもとで100回やって1回成功すれば万々歳という魂胆なのでしょう」
「なるほど。しかしそれだけならば何もオフレコにする必要もないように思えますがね……」
隆三の一言に、童顔の高橋の目が鋭く光った。真剣勝負のようなやり取りをする二人の傍らには、きわめて無機質な表情を崩さない取り次ぎのネイビースーツと、次第に距離を取り始めた鉾田の姿があった。
「円安ドル高はアメリカの輸入価格を押し下げ、通貨の要因でもデフレ圧力となりますから、この傾向は米国経済にとって悪いことではありません」
それは以前、井坂も言っていたことだ。本来ならば「為替操作をしている」と言って難癖をつけてくるはずなのに、どういう訳か今回は一貫して沈黙を守っている。
「しかし、話は常に程度問題なのです。あまりにドル高が進むとさすがに輸出産業側の不満が募りますし、ドルが歴史的水準まで引きあがれば、今度は下がる方の危機が増してくる」
そう言って高橋は、携帯してきたタブレットに1枚のグラフを表示した。
「これはセントルイス連邦銀行が作成した実質実効ドル指数といいます」
浅井女史は日本円の実質実効為替レートを見せてくれたが、高橋のは主要通貨に対する米ドルの“実力”を示したものだ。1973年3月を100としたこの指数でドルはいま、過去最高の水準まで急騰している。
「上がったものは必ず下がる。こちらのグラフが示す通り、急激なドル高の後には必ずドルの暴落が起こっているのがお分かりいただけるでしょう。マーケットはそろそろそれに気づき始めました。ドルからの避難先として、何だかんだ言っても円はまだ相対的に“安全資産”なんですね。その“安全資産”に多少なりとこ金利が付いていれば、なおのこと望ましい……」
「いきなり物騒な話になりましたね」
隆三は腹の底で血が沸き立つのを感じながら、高橋の目を凝視した。
「そうなんです。ですから我々も立場上、安易な物言いは控えねばなりません」
そういって鋭い目つきで隆三を睨み返した。
「アメリカの通貨先物は先述の通りですが、実は海外のヘッジファンドは日銀がいずれ今の政策を維持できなくなるだろうと当て込んで、日本国債の先物へ空売りを仕掛けています。今年の6月、そうした動きがあって日銀が買いオペで対処したのをご存じですか?」
話は為替から国債へと飛んだが、「投機筋」というキーワードでつながっている。
「いや、お恥ずかしながら……。しかし、何故?」
「国債先物の空売りは日銀へ緩和政策を放棄するよう迫る、マーケットからのメッセージと理解した方がよいでしょう」
「はぁ……」
隆三の理解が足りていないと見た高橋は、少し戻って基礎的な話から説明し直した。
「債券の世界では金利が下がると価格が上がり、価格が上がると金利が下がるというのはご存じでしょうか?」
「ええ、そこは何とか……」
債券には満期償還まで支払い続けると約束された「利率(クーポン)」が付く。いま「年率1%のクーポン」が付いた債券があるとして、政策金利が1%を超えて上昇した場合、この債券の魅力は薄れ市場で売りたたかれるから価格は下がる。逆に景気をテコ入れするため政策金利を引き下げたなら、債券の魅力が増してみんなが買いたがるから価格も上がる。
「10年ものの日本国債の利回りは現在0.25%です。ちなみに利率と利回りは異なるのでご注意ください。利回りとは債券を満期償還まで保有した場合に得られる総合的な収益の率です。またクーポンに債券の売却益を加えたものと理解してもよいでしょう」
「はぁ……」
この辺の知識は何となく分かっていて、それでいて確信も持てずに曖昧なまま放置してきた。それをあらためて整理する機会を得たのだから、長生きしていてよかった。
「とにかく海外の投機筋は先物への空売りを通じて日本の長期金利を引き上げようと試みましたが、基本的に中央銀行は無際限に自国の国債を入手できます。日銀も買いオペでこの攻勢を押し返したのですが、このとき日銀が購入した国債は実に16兆円に上ると言われています」
「へぇ~、そんなことがあったんですね……」
今回の取材に取り掛かってから「何と知らないことが多いことか」と、つくづく思い知らされた。スポーツや芸能、グルメや趣味の世界など、その界隈では有名なことでも世の中一般に認知されていないことは多々ある。だが経済は、とくに金融は良くも悪くも日々の暮らしと直結する根幹だから、もっと知っておいて良いはずではないか。一歩間違えばある日突然、暮らしが立ち行かなくなることだってないとは言い切れない。その割に世の中はお金の裏側で何が起こっているかを知ろうとしない。
「6月というのがミソで、これは先物の決済月に当たります。足下の9月はさほど大きくはありませんでしたが、この先12月、来年3月と3カ月置きにヘッジファンドは何度でも空売りを仕掛けてくるでしょう」
「為替の市場では金利差が広がるから円を売り、国債市場では金利を上げるために空売りをする……。いったい何のためなんですか?」
話が迷路に入り込んでしまったので、隆三は出口を求めた。
「ここから先は全くの私見ですから、オフレコに願えますか?」
高橋は込み入った話をするように居住まいを正して、やや声をひそめた。隆三は何と返答しようか躊躇した。せっかく聞いた話を記事にできないという中途半端が困るからだ。
「……」
隣の鉾田はすっかり興味を失って、“乙女”も辞めて独りでカメラをいじりだした。
「わかりました。知ることと書くことは別です。ただ場合によっては何らかのかたちで記事に使う余地を残していただけますか?」
隆三は何とか苦しい折衷案をひねり出した。
「こちらが困るのは、個人的な意見が組織の見解であるかのように曲解されることです。その点だけご留意いただけるのなら構いません」
高橋はそう言って、目くばせで同僚の男性に同意を求めた。
「同じことは過去にもあったのですが、仮に日銀が内外からの圧力に負けて金融緩和政策を見直した場合、国債価格が下落するので空売りをかけた側が利益を得ます。怖いのは、その意に反して中央銀行が『景気への配慮が必要』と利下げに踏み切ることですが、すでに10年国債の利回りは0.25%と極めて低い。利下げ余地には限界があるから、投機筋の損失は限定的なのです。先ほども申した通り、中央銀行は自国の国債を無際限に購入できますから、基本的にはヘッジファンド側に勝ち目はありません。それでもダメもとで100回やって1回成功すれば万々歳という魂胆なのでしょう」
「なるほど。しかしそれだけならば何もオフレコにする必要もないように思えますがね……」
隆三の一言に、童顔の高橋の目が鋭く光った。真剣勝負のようなやり取りをする二人の傍らには、きわめて無機質な表情を崩さない取り次ぎのネイビースーツと、次第に距離を取り始めた鉾田の姿があった。
「円安ドル高はアメリカの輸入価格を押し下げ、通貨の要因でもデフレ圧力となりますから、この傾向は米国経済にとって悪いことではありません」
それは以前、井坂も言っていたことだ。本来ならば「為替操作をしている」と言って難癖をつけてくるはずなのに、どういう訳か今回は一貫して沈黙を守っている。
「しかし、話は常に程度問題なのです。あまりにドル高が進むとさすがに輸出産業側の不満が募りますし、ドルが歴史的水準まで引きあがれば、今度は下がる方の危機が増してくる」
そう言って高橋は、携帯してきたタブレットに1枚のグラフを表示した。
「これはセントルイス連邦銀行が作成した実質実効ドル指数といいます」
浅井女史は日本円の実質実効為替レートを見せてくれたが、高橋のは主要通貨に対する米ドルの“実力”を示したものだ。1973年3月を100としたこの指数でドルはいま、過去最高の水準まで急騰している。
「上がったものは必ず下がる。こちらのグラフが示す通り、急激なドル高の後には必ずドルの暴落が起こっているのがお分かりいただけるでしょう。マーケットはそろそろそれに気づき始めました。ドルからの避難先として、何だかんだ言っても円はまだ相対的に“安全資産”なんですね。その“安全資産”に多少なりとこ金利が付いていれば、なおのこと望ましい……」
「いきなり物騒な話になりましたね」
隆三は腹の底で血が沸き立つのを感じながら、高橋の目を凝視した。
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