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1月15日
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[1月15日、日曜日]
答えの出ない日々が数日続いた。その間も時間を割いて話し合ったが、結局曖昧なままで終わってしまった。
月裏は早朝の、まだ暗い頃からリビングにいた。時刻的にもまだ深夜で、人々の活動の気配は聞こえず静かだ。
答えが見つからないと言うのは、酷く苦しい。まるで、ゴールの見えない迷路を彷徨っているようだ。
踏み出すべきか守りに入るか、問題を簡素化すればたったの二択が残る。どちらにせよメリットとデメリットがあり、恐らく後悔しない選択は無い。
今までもたくさんの問題に携わってきたが、今回の一件は味わった事の無い類の問題だ。経験は役に立たない。
――死んでしまえば楽だけれど。
ふっと通り過ぎる結論は、月裏の中にそれほど多く残らず通過していった。焦点が移動しなかった事に自分自身気付き、己の心情の変化に意外さを覚える。
昔ならば、死を描いた瞬間、そちらにばかり意識が向いていたのに。
自分の知らない内に、こんなにも変わっていた。譲葉と出会うことで、知らず知らず変遷を辿っていた。
気配を感じつつも、こうもはっきりとした変化を己の内に見るとは思っていなかった。考えられなかった。
二択の内のどちらを選べば、譲葉の為になるのだろう。一時的ではない長くに渡る幸福は、どちらに多く隠されているのか――。
「月裏さんおはよう」
脳内に入り込んだ声に気付かされ、顔を上げた先、譲葉が心配そうにこちらを見ていた。反射的に笑顔を飾る。
「あっ、おはよう譲葉くん……!」
「早いな。……眠れなかったか?」
「ううん、大丈夫。よくある事だよ」
「今洗濯を回しつつ湯を張っている、お風呂先に入って来るか?」
報告されてようやく、蛇口から湯が勢いよく落ちる音と、洗濯機が稼動する音を自覚した。
一気に騒がしくなったような錯覚に襲われる。しかし、心地良い騒がしさだ。
「……うーん、どっちでもいいよ?」
「そうか……じゃあ先に行ってきてくれ」
「分かった」
箪笥から、風呂あがりに着るシャツを引き抜く。何の気もなしに取り出しながら、ボーっと目の前を見ていると、急に過去の記憶が蘇った。
とは言え、それほど遠くは無い場面だ。
絵のプレゼントと手紙が置かれていた一場面が、切り取られた記憶として浮かび上がる。
横に視線をずらすと、隠れた場所に飾られた花が目に飛び込んできた。
手紙の内容も、今一度細部まで思い出してみよう。と仕舞い込んだ場所目指し歩いていると、ふと別の手紙について思い出した。
本棚の端に隠したままの、彩音の手紙だ。逃避したり、他事に気を取られて忘れていたりで、もう一ヵ月以上は放置してしまった。
指先を手紙の角に宛て、取り出す。ファンシーな熊のイラストがもう懐かしく感じる。梅谷彩音と筆記された文字も、切手も、封を閉じる為のシールも可愛らしくて、改めてみると全部楽しげだ。
迷っていると、風呂場のタイマーが鳴った。湯が一定の高さまで満ちると知らせてくれる仕組みになっている。
時間に遮られ、元の場所に戻そうと右腕が動いたが、湧き上がる感情が行動を制止した。
何事からも逃げてばかりでは駄目だ。問題を遠ざけては駄目だ。
今まで学んだように、向き合えば上手くいく。
決意を固めた月裏は、湯を止めに風呂場へと向かった後、鋏を求めてキッチンへと向かった。
「あれ、月裏さん風呂……」
譲葉の不思議そうな顔を見て一瞬竦んだが、月裏は意を決して手紙を掲げた。
「…………これ読みたくて、だからやっぱ先入って来てくれる……?」
譲葉は差出人の名に目を通し、きょとんと丸い目を見せている。だが、表情から感情を汲み取ったのか、長い睫を僅かに伏せた。
「……分かった、入ってくる」
立ち上がり、擦れ違った直後の譲葉の背に向けて、月裏はあえて声を作る。
「………………逃げていたんだ、向き合うの……」
振り向いた譲葉は、表情の上に疑問符を浮かべていた。
「…………また今度、手紙の子の話するね」
「……あぁ」
譲葉が去ってすぐ、月裏は鋏で封を切った。決意が鈍らない内にと行動を急いたのだ。
どきどきしながら、二つ折りされて居る中身を引き出し、文字が書かれた内側を開く。
自分だけしか見えなかった自分を、ずっと相手にし戦ってくれていた彩音。梅谷家の中で、一番早く去って行ってしまった彩音。
最低限の挨拶のみ残し、暗い顔で去ってしまった彩音。
何を伝えたくて寄越したのかは分からない。けれど本当の気持ちを知りたい。知って、謝りたい。
開いた便箋の中には、見慣れた文字が幾文字も連なっていた。
つくりくんへ
お久しぶりです。 隣に住んでいた梅谷彩音です。 覚えていますでしょうか(笑)?
元気にしていますか? 私は元気です。 もう直ぐ大学を卒業予定です(^^)
連絡も全然してなかったのに 急に手紙だなんて驚いたよね。 でも私も急に思いつかたからね~(笑)
って言うのは冗談として 本当はずっとずっとつくり君の事が気になっていました。 嘘に聞こえるかもだけど ずっと連絡しようと思っていたんだよ!
急な報告で申し訳ないけど 私今度留学で外国に行く事になりました(`・ω・´) 話した事なかったけど私には夢があって 小学校の時位からかな? ずっと追いかけていました。叶うまで秘密にしたかったけど いつになるか分からないのでもう言っちゃう(笑)
つくりくんを置いて出ていってから ずっと言いたかった事があるの。 あの時は上手な言葉が見つからず 何も言えなくてごめんなさい。 夢の為に家を出るとも言えず 見捨てたみたいに思われてないかなってちょっと心配で……(汗
今楽しく過ごせていますか? また泣いてないか辛くなってないかとかすごく心配です。 自分が嫌いとか言ってないかも心配です。 つくりくんは頑張り屋でいい子なんだから もっと自信持たなきゃダメだよ(*゜ロ゜)ノ!
あのね 家を出て一人で暮らして 辛い事もたくさんあったよ。 でも後悔はしていないよ。 これで良かったと思ってるし これからも夢を叶える為にがんばっていくつもり。 どれだけゴールが見えなくても がむしゃらにでもがんばってくつもり……。 怖いけど私進む事止めたりしない!
急になに!って思ったかな(> <;) まぁ要約するとですね 辛くてもがんばっていれば良い事あるよって言いたかったの! 絶対幸せになれるから諦めちゃダメだよって!
また今度会う時は 絶対一回り大きくなって帰ってみせるから楽しみにしてて(`・ω・´)
つくりくん 私は繊細で優しいあなたが大好きです。 今は無理だけど つくりくんの笑った顔がもう一回見たい///!! またいつか会えるといいね。
私はいつでもつくりくんの味方だよ つくりくんの事を思ってるよ つくりくんは一人じゃないからね 辛い事があっても挫けそうになっても きっと大丈夫 明るい未来はやってくるよ! 信じれば来るから一緒にがんばろうね!
じゃあまたね!ばいばーいヾ(●´∀`●)!
彩音
戻って進んでを繰り返し文末を読み切った時、月裏は自然と涙を流していた。
彩音の本音は、痛いくらいに優しい物だった。勝手過ぎた解釈が恥ずかしくなるくらいに。
誰より早く家を去ったのは、夢を追いかける為であり見捨てた訳ではなかったのだ。その時も言葉を探していて、距離が開いて尚も思ってくれていた。
真剣に夢を追う傍らで、心に置いていてくれた。厄介者としてではなく、愛情を持って。
御免なさい。思ってくれていたのに御免なさい。
唇が、手紙へと空の言葉を投げる。今すぐ謝罪したい気持ちで胸がいっぱいになった。
しかし、住所も知らなければ、持っている電話番号も繋がるか怪しい。そもそも電話する勇気などないが。
月裏は、自ら遠ざけていた真実を噛み締めるように、何度も何度も読み返した。
配慮からか、譲葉は風呂上りの報告だけ寄越すと、直ぐに部屋を去っていった。
月裏は涙を拭って立ち上がり、丁寧に便箋をしまいこんでから、日課の中へと足を踏み出した。
謝罪が出来ないなら、代わりに精一杯がんばろう。いつか再会した時に、誇れる自分であるように。
答えの出ない日々が数日続いた。その間も時間を割いて話し合ったが、結局曖昧なままで終わってしまった。
月裏は早朝の、まだ暗い頃からリビングにいた。時刻的にもまだ深夜で、人々の活動の気配は聞こえず静かだ。
答えが見つからないと言うのは、酷く苦しい。まるで、ゴールの見えない迷路を彷徨っているようだ。
踏み出すべきか守りに入るか、問題を簡素化すればたったの二択が残る。どちらにせよメリットとデメリットがあり、恐らく後悔しない選択は無い。
今までもたくさんの問題に携わってきたが、今回の一件は味わった事の無い類の問題だ。経験は役に立たない。
――死んでしまえば楽だけれど。
ふっと通り過ぎる結論は、月裏の中にそれほど多く残らず通過していった。焦点が移動しなかった事に自分自身気付き、己の心情の変化に意外さを覚える。
昔ならば、死を描いた瞬間、そちらにばかり意識が向いていたのに。
自分の知らない内に、こんなにも変わっていた。譲葉と出会うことで、知らず知らず変遷を辿っていた。
気配を感じつつも、こうもはっきりとした変化を己の内に見るとは思っていなかった。考えられなかった。
二択の内のどちらを選べば、譲葉の為になるのだろう。一時的ではない長くに渡る幸福は、どちらに多く隠されているのか――。
「月裏さんおはよう」
脳内に入り込んだ声に気付かされ、顔を上げた先、譲葉が心配そうにこちらを見ていた。反射的に笑顔を飾る。
「あっ、おはよう譲葉くん……!」
「早いな。……眠れなかったか?」
「ううん、大丈夫。よくある事だよ」
「今洗濯を回しつつ湯を張っている、お風呂先に入って来るか?」
報告されてようやく、蛇口から湯が勢いよく落ちる音と、洗濯機が稼動する音を自覚した。
一気に騒がしくなったような錯覚に襲われる。しかし、心地良い騒がしさだ。
「……うーん、どっちでもいいよ?」
「そうか……じゃあ先に行ってきてくれ」
「分かった」
箪笥から、風呂あがりに着るシャツを引き抜く。何の気もなしに取り出しながら、ボーっと目の前を見ていると、急に過去の記憶が蘇った。
とは言え、それほど遠くは無い場面だ。
絵のプレゼントと手紙が置かれていた一場面が、切り取られた記憶として浮かび上がる。
横に視線をずらすと、隠れた場所に飾られた花が目に飛び込んできた。
手紙の内容も、今一度細部まで思い出してみよう。と仕舞い込んだ場所目指し歩いていると、ふと別の手紙について思い出した。
本棚の端に隠したままの、彩音の手紙だ。逃避したり、他事に気を取られて忘れていたりで、もう一ヵ月以上は放置してしまった。
指先を手紙の角に宛て、取り出す。ファンシーな熊のイラストがもう懐かしく感じる。梅谷彩音と筆記された文字も、切手も、封を閉じる為のシールも可愛らしくて、改めてみると全部楽しげだ。
迷っていると、風呂場のタイマーが鳴った。湯が一定の高さまで満ちると知らせてくれる仕組みになっている。
時間に遮られ、元の場所に戻そうと右腕が動いたが、湧き上がる感情が行動を制止した。
何事からも逃げてばかりでは駄目だ。問題を遠ざけては駄目だ。
今まで学んだように、向き合えば上手くいく。
決意を固めた月裏は、湯を止めに風呂場へと向かった後、鋏を求めてキッチンへと向かった。
「あれ、月裏さん風呂……」
譲葉の不思議そうな顔を見て一瞬竦んだが、月裏は意を決して手紙を掲げた。
「…………これ読みたくて、だからやっぱ先入って来てくれる……?」
譲葉は差出人の名に目を通し、きょとんと丸い目を見せている。だが、表情から感情を汲み取ったのか、長い睫を僅かに伏せた。
「……分かった、入ってくる」
立ち上がり、擦れ違った直後の譲葉の背に向けて、月裏はあえて声を作る。
「………………逃げていたんだ、向き合うの……」
振り向いた譲葉は、表情の上に疑問符を浮かべていた。
「…………また今度、手紙の子の話するね」
「……あぁ」
譲葉が去ってすぐ、月裏は鋏で封を切った。決意が鈍らない内にと行動を急いたのだ。
どきどきしながら、二つ折りされて居る中身を引き出し、文字が書かれた内側を開く。
自分だけしか見えなかった自分を、ずっと相手にし戦ってくれていた彩音。梅谷家の中で、一番早く去って行ってしまった彩音。
最低限の挨拶のみ残し、暗い顔で去ってしまった彩音。
何を伝えたくて寄越したのかは分からない。けれど本当の気持ちを知りたい。知って、謝りたい。
開いた便箋の中には、見慣れた文字が幾文字も連なっていた。
つくりくんへ
お久しぶりです。 隣に住んでいた梅谷彩音です。 覚えていますでしょうか(笑)?
元気にしていますか? 私は元気です。 もう直ぐ大学を卒業予定です(^^)
連絡も全然してなかったのに 急に手紙だなんて驚いたよね。 でも私も急に思いつかたからね~(笑)
って言うのは冗談として 本当はずっとずっとつくり君の事が気になっていました。 嘘に聞こえるかもだけど ずっと連絡しようと思っていたんだよ!
急な報告で申し訳ないけど 私今度留学で外国に行く事になりました(`・ω・´) 話した事なかったけど私には夢があって 小学校の時位からかな? ずっと追いかけていました。叶うまで秘密にしたかったけど いつになるか分からないのでもう言っちゃう(笑)
つくりくんを置いて出ていってから ずっと言いたかった事があるの。 あの時は上手な言葉が見つからず 何も言えなくてごめんなさい。 夢の為に家を出るとも言えず 見捨てたみたいに思われてないかなってちょっと心配で……(汗
今楽しく過ごせていますか? また泣いてないか辛くなってないかとかすごく心配です。 自分が嫌いとか言ってないかも心配です。 つくりくんは頑張り屋でいい子なんだから もっと自信持たなきゃダメだよ(*゜ロ゜)ノ!
あのね 家を出て一人で暮らして 辛い事もたくさんあったよ。 でも後悔はしていないよ。 これで良かったと思ってるし これからも夢を叶える為にがんばっていくつもり。 どれだけゴールが見えなくても がむしゃらにでもがんばってくつもり……。 怖いけど私進む事止めたりしない!
急になに!って思ったかな(> <;) まぁ要約するとですね 辛くてもがんばっていれば良い事あるよって言いたかったの! 絶対幸せになれるから諦めちゃダメだよって!
また今度会う時は 絶対一回り大きくなって帰ってみせるから楽しみにしてて(`・ω・´)
つくりくん 私は繊細で優しいあなたが大好きです。 今は無理だけど つくりくんの笑った顔がもう一回見たい///!! またいつか会えるといいね。
私はいつでもつくりくんの味方だよ つくりくんの事を思ってるよ つくりくんは一人じゃないからね 辛い事があっても挫けそうになっても きっと大丈夫 明るい未来はやってくるよ! 信じれば来るから一緒にがんばろうね!
じゃあまたね!ばいばーいヾ(●´∀`●)!
彩音
戻って進んでを繰り返し文末を読み切った時、月裏は自然と涙を流していた。
彩音の本音は、痛いくらいに優しい物だった。勝手過ぎた解釈が恥ずかしくなるくらいに。
誰より早く家を去ったのは、夢を追いかける為であり見捨てた訳ではなかったのだ。その時も言葉を探していて、距離が開いて尚も思ってくれていた。
真剣に夢を追う傍らで、心に置いていてくれた。厄介者としてではなく、愛情を持って。
御免なさい。思ってくれていたのに御免なさい。
唇が、手紙へと空の言葉を投げる。今すぐ謝罪したい気持ちで胸がいっぱいになった。
しかし、住所も知らなければ、持っている電話番号も繋がるか怪しい。そもそも電話する勇気などないが。
月裏は、自ら遠ざけていた真実を噛み締めるように、何度も何度も読み返した。
配慮からか、譲葉は風呂上りの報告だけ寄越すと、直ぐに部屋を去っていった。
月裏は涙を拭って立ち上がり、丁寧に便箋をしまいこんでから、日課の中へと足を踏み出した。
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