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朝が来た。いつもと何も変わらない朝だ。冷たさも自分自身も、何一つ変わる事の無い朝だ。
12月に入ったというのに区切りなんて一切なく、流れるまま始まりを告げる。
鈴夜は大きく背伸びし、ベッドから出た。
仕事場にて目にした歩は、相変わらず眠そうだった。
だが、休む暇も与えられず、せっせと働いている。
その日も結局、何事もなく終わりを告げた。
【12.2】
次の日の昼、鈴夜が仕事に勤しんでいる頃、凜はあのカフェにいた。樹野の姿をじっと見詰める。
樹野は凝視に気が付き、必死に考えた。依仁との会話を思い出して、恐怖心を抑え強く決心する。
「…どうかしましたか」
「……あ、あの…この間は急に、ごめんなさい……あの、おは…お話を…聞いて、頂きたくて…」
「……し、仕事終わってからで、いいですか?もし予定が会えば依仁君も一緒に…」
「………ありがとう、ございます…」
樹野は、戸惑いの後のキラキラ嬉しそうに光る凜の目を見て、鈴夜の発言の意味が分かった気がした。
◇
夕方、鈴夜は道を歩いていた。今日は途中で歩と会う事無く会社を出た為、時刻は定時である5時から殆ど経過していない。
鈴夜は淑瑠の元へ行きたくなって、メールを入れた。
向かった病院の駐車場から、印象的な人物を見かけた。
黒髪の美しい袴の男、志喜だ。
少し遠くにいた為、志喜がこちらの存在に気付く事はなかった。
見舞いか何かだろうかと思いながらも、深くは考えず、そのまま淑瑠の元へと向かった。
廊下にて、美音に会った。正しくは見つかったといった方が適切だろう。
遠くから手を振る人物に気が付き、焦点を合わせたら美音だったのだ。
「また会いましたね!」
「そうですね」
「…えっと、今日は?…中まで散歩…はないですもんね…?」
大智はもう居ないし、という美音の、隠れた思いを見透かして鈴夜は即答する。
「怪我をした友人の見舞いです」
「あっ、そうだったんですか」
「そう言えばあの人あれから見ないです」
急に切り出されたが¨あの人¨が、凜を指しているのは直ぐに分かった。
不審な凜を美音も気にしていたらしい。
「結局なんだったんだろう本当に…」
「まぁ、色々あるんだと思いますよ」
その後、会話した件は伏せておいた。
「色々ねぇ…なんかここ最近物騒だから怖いですよね…」
¨最近¨という単語に少し引っかかる幹事を覚えたが、事件や事故が2件も身近で起きたのだ、美音がそう感じるのも無理はない。
「そうですねぇ…」
「あれっ、この間の方じゃないですか!」
声に二人で振り向くと、そこには前飛翔を探しに来ていた女性がいた。
駆け足で近付いてくる。
「柚李[ゆり]さん!」
美音の、可愛らしい声が響く。黒髪の女性の名は、柚李というらしい。
「お知り合いですか?」
「えっと、私また何回か飛翔君と会って、柚李さんはその時にあったんです」
「ああ、なるほど」
美音と柚李の出会いにも、自分の経験と似た状況があったらしい。
「遅れましたが、私、黒崎柚李と申します。この間は本当にありがとうございました」
「水無です。いいえ全然、大変そうですね」
「いいえ、飛翔君の方がきっと大変ですから」
困ったように笑う柚李は、控え目に飛翔に対する思いを零す。まるで家族みたいな愛を感じ、鈴夜は口走っていた。
「黒崎さんは、飛翔君のお姉さんか何かですか?」
「あ、柚李でいいですよ、私も下の名で呼ばせて頂いても宜しいですか?」
「…えっと、じゃあ柚李さんで、下は鈴夜って言います」
何気なく下の名前を紹介すると、先に反応したのは美音だった。
「私も呼んでいいですか!?」
そう言えば、色々な流れでこちらだけが下の名前で呼んでいた。自分は、下の名を紹介していたかも怪しい。
「あ、いいですよ」
「へへへー嬉しいなー鈴夜さん鈴夜さん」
嬉しそうに連呼する美音を見て、柚李は優しい微笑を浮かべた。
鈴夜の方へ向き直り、声を落とす。
「私は飛翔君の友達です、家が近いだけの関係ですが」
幼馴染みと言うやつだろうか。だが、あれほど親身なのだから、きっとただの友人には留まらないだろう。
「そうだったんですか」
「鈴夜さんはどなたかのお見舞いですか?」
「はい、友人の…」
ぱたぱたと忙しい足音が聞こえてきた方を向くと、慌てた様子で飛翔の担当医が走ってきていた。
「柚李ちゃん!」
「先生どうかしましたか!」
息を切らして、医師は早口で説明をこなす。
「泉戸くんまたいなくなっちゃったんだよ…!さっきどこかに行っちゃったばかりだからそう遠くへはいってないと思うんだけど、見てないよね…」
「こっちには来てませんよ、私も探しますね」
「ごめんね、何回も」
「いいえ」
柚李は医師とは真逆の、冷静な態度で対応した。美音と鈴夜は、ただじっと二人のやり取りを見ていた。
だが美音は何かを閃いたらしく、急に切り出す。
「私も探しましょうか!」
「あ、ありがとうお願いします」
医師は、急に介入してきた美音の援助に素早く対応した上で、嬉しそうにふわりと微笑んだ。
状況的にも、自分も捜索に加わった方が良いだろうと鈴夜は判断する。
それの方が早く見つかるだろうし、医師も柚李もその分早く安心できるだろう。
「僕も探しますよ、友人に伝えてだけ来ますね」
「皆さん、本当にありがとうございます」
医師は、大きくお辞儀をした。
その後した短い会議で、担当医は精神病棟をもう一度、鈴夜は淑瑠もいる病棟を、美音は重病患者が集まる病棟を、柚李は念の為中庭を探す事になった。
「淑兄、鈴夜だけど開けていい?」
「いいよ」
扉を半分ほど開けると、淑瑠の穏やかな笑顔が見えた。
「こんばんは、来てくれてありがとう」
全て開け放ってしまわずに途中で留めながら、伝えるべき事だけを纏めて伝える。
「こんばんは。あのさ、ちょっと人探し手伝う事になったから行ってくるね」
「人探し?」
淑瑠は、きょとんとしている。
「…うん、ちょっと知ってる患者さんが居なくなっちゃったんだよ」
鈴夜は出来るだけ、短く分かりやすく状況を説明した。
「そっか、分かった。ごめんね手伝えなくて」
淑瑠の視線は、手当てされた足に向けられている。
「ううん!行ってくるね」
「うん」
◇
その2時間ほど前、緊張の面持ちで向かい合う二人が居た。樹野と凜だ。
依仁とは連絡がつかず、結局樹野は一人で相対する事になってしまった。
樹野の働くカフェとはまた違った、こぢんまりとしたカフェで二人は向かい合う。
「…えっと、お話とは…なんでしょうか…」
洋楽の流れる店内は、オレンジの灯りが優しくて、お洒落な雰囲気がある。客は、落ち着きのある人が多くて静かだった。
「…えっと、あの…」
凜は、話したい内容を何度もシュミレーションしたものを、再度纏め上げた。
心の奥にある、鈴夜にも打ち明けていない本心を悟らせずに、それでも理想を現実にするには本当にこの台詞で良いのか。と悩んでは迷い、躊躇ってしまっていた。
故に、話は中々進まなかった。
樹野からもかける言葉が見つからず、緊張したままで言葉を待つ。二人とも、互いに目を背けたままだ。
そのままのぎこちなく窮屈な時間は、容赦なく過ぎていった。
◇
戻って、4人が飛翔の捜索にあたっている頃、依仁はとある人物の家のチャイムを鳴らしていた。
「こんばんはー」
因みに今は仕事の帰りで、この家には客用の駐車場がなかった為、少し歩く事にはなるが車は近くに止めてきた。
携帯に樹野からの着信が残されており、気になって折り返したが留守番サービス設定になっていた為、もう一度着信が入るのを待機中だ。
明らかに電気が点いていて、人の居る気配もあったのに、世帯主は一向に出てくる気配を見せない。
だが依仁は、早く済ませておきたい用事があり、帰宅は視野に入れなかった。
「おーい、居るんだろー」
近隣住民に迷惑に鳴らない程度の声量で呼びかけると、漸く扉が薄く開いた。
「よっ、久しぶり」
「なんですか、貴方ですか」
顔を除かせた黒淵眼鏡で金茶髪の男性は、依仁を見るなり眉を顰め、明らかな温度差を醸しだした。
「そんな顔すんなって」
「何の用ですか」
分かりやすく迷惑そうな態度で、渋々会話しているといった物言いだ。低い声の、トーンは殆ど変わらない。
「あれ借りたいなって」
男は、深い溜め息を隠す事無く吐き出すと、小さく首を横に振った。
「……嫌ですよ、また」
「そこを何とかさ。今色々やばい事になってんの知らない?」
依仁の、ニコニコとした笑顔とは裏腹な台詞に、訝しい視線を向ける。
疑いは無視し、依仁は目的達成の為もう一度要求を述べた。
「だから貸してよ前みたいに。出所はまた伏せとくからさ」
男は斜め下をじっと見据え、暫く考えてから囁く声で零す。
「仕様が無いですね…約束は守ってくださいよ、絶対に」
12月に入ったというのに区切りなんて一切なく、流れるまま始まりを告げる。
鈴夜は大きく背伸びし、ベッドから出た。
仕事場にて目にした歩は、相変わらず眠そうだった。
だが、休む暇も与えられず、せっせと働いている。
その日も結局、何事もなく終わりを告げた。
【12.2】
次の日の昼、鈴夜が仕事に勤しんでいる頃、凜はあのカフェにいた。樹野の姿をじっと見詰める。
樹野は凝視に気が付き、必死に考えた。依仁との会話を思い出して、恐怖心を抑え強く決心する。
「…どうかしましたか」
「……あ、あの…この間は急に、ごめんなさい……あの、おは…お話を…聞いて、頂きたくて…」
「……し、仕事終わってからで、いいですか?もし予定が会えば依仁君も一緒に…」
「………ありがとう、ございます…」
樹野は、戸惑いの後のキラキラ嬉しそうに光る凜の目を見て、鈴夜の発言の意味が分かった気がした。
◇
夕方、鈴夜は道を歩いていた。今日は途中で歩と会う事無く会社を出た為、時刻は定時である5時から殆ど経過していない。
鈴夜は淑瑠の元へ行きたくなって、メールを入れた。
向かった病院の駐車場から、印象的な人物を見かけた。
黒髪の美しい袴の男、志喜だ。
少し遠くにいた為、志喜がこちらの存在に気付く事はなかった。
見舞いか何かだろうかと思いながらも、深くは考えず、そのまま淑瑠の元へと向かった。
廊下にて、美音に会った。正しくは見つかったといった方が適切だろう。
遠くから手を振る人物に気が付き、焦点を合わせたら美音だったのだ。
「また会いましたね!」
「そうですね」
「…えっと、今日は?…中まで散歩…はないですもんね…?」
大智はもう居ないし、という美音の、隠れた思いを見透かして鈴夜は即答する。
「怪我をした友人の見舞いです」
「あっ、そうだったんですか」
「そう言えばあの人あれから見ないです」
急に切り出されたが¨あの人¨が、凜を指しているのは直ぐに分かった。
不審な凜を美音も気にしていたらしい。
「結局なんだったんだろう本当に…」
「まぁ、色々あるんだと思いますよ」
その後、会話した件は伏せておいた。
「色々ねぇ…なんかここ最近物騒だから怖いですよね…」
¨最近¨という単語に少し引っかかる幹事を覚えたが、事件や事故が2件も身近で起きたのだ、美音がそう感じるのも無理はない。
「そうですねぇ…」
「あれっ、この間の方じゃないですか!」
声に二人で振り向くと、そこには前飛翔を探しに来ていた女性がいた。
駆け足で近付いてくる。
「柚李[ゆり]さん!」
美音の、可愛らしい声が響く。黒髪の女性の名は、柚李というらしい。
「お知り合いですか?」
「えっと、私また何回か飛翔君と会って、柚李さんはその時にあったんです」
「ああ、なるほど」
美音と柚李の出会いにも、自分の経験と似た状況があったらしい。
「遅れましたが、私、黒崎柚李と申します。この間は本当にありがとうございました」
「水無です。いいえ全然、大変そうですね」
「いいえ、飛翔君の方がきっと大変ですから」
困ったように笑う柚李は、控え目に飛翔に対する思いを零す。まるで家族みたいな愛を感じ、鈴夜は口走っていた。
「黒崎さんは、飛翔君のお姉さんか何かですか?」
「あ、柚李でいいですよ、私も下の名で呼ばせて頂いても宜しいですか?」
「…えっと、じゃあ柚李さんで、下は鈴夜って言います」
何気なく下の名前を紹介すると、先に反応したのは美音だった。
「私も呼んでいいですか!?」
そう言えば、色々な流れでこちらだけが下の名前で呼んでいた。自分は、下の名を紹介していたかも怪しい。
「あ、いいですよ」
「へへへー嬉しいなー鈴夜さん鈴夜さん」
嬉しそうに連呼する美音を見て、柚李は優しい微笑を浮かべた。
鈴夜の方へ向き直り、声を落とす。
「私は飛翔君の友達です、家が近いだけの関係ですが」
幼馴染みと言うやつだろうか。だが、あれほど親身なのだから、きっとただの友人には留まらないだろう。
「そうだったんですか」
「鈴夜さんはどなたかのお見舞いですか?」
「はい、友人の…」
ぱたぱたと忙しい足音が聞こえてきた方を向くと、慌てた様子で飛翔の担当医が走ってきていた。
「柚李ちゃん!」
「先生どうかしましたか!」
息を切らして、医師は早口で説明をこなす。
「泉戸くんまたいなくなっちゃったんだよ…!さっきどこかに行っちゃったばかりだからそう遠くへはいってないと思うんだけど、見てないよね…」
「こっちには来てませんよ、私も探しますね」
「ごめんね、何回も」
「いいえ」
柚李は医師とは真逆の、冷静な態度で対応した。美音と鈴夜は、ただじっと二人のやり取りを見ていた。
だが美音は何かを閃いたらしく、急に切り出す。
「私も探しましょうか!」
「あ、ありがとうお願いします」
医師は、急に介入してきた美音の援助に素早く対応した上で、嬉しそうにふわりと微笑んだ。
状況的にも、自分も捜索に加わった方が良いだろうと鈴夜は判断する。
それの方が早く見つかるだろうし、医師も柚李もその分早く安心できるだろう。
「僕も探しますよ、友人に伝えてだけ来ますね」
「皆さん、本当にありがとうございます」
医師は、大きくお辞儀をした。
その後した短い会議で、担当医は精神病棟をもう一度、鈴夜は淑瑠もいる病棟を、美音は重病患者が集まる病棟を、柚李は念の為中庭を探す事になった。
「淑兄、鈴夜だけど開けていい?」
「いいよ」
扉を半分ほど開けると、淑瑠の穏やかな笑顔が見えた。
「こんばんは、来てくれてありがとう」
全て開け放ってしまわずに途中で留めながら、伝えるべき事だけを纏めて伝える。
「こんばんは。あのさ、ちょっと人探し手伝う事になったから行ってくるね」
「人探し?」
淑瑠は、きょとんとしている。
「…うん、ちょっと知ってる患者さんが居なくなっちゃったんだよ」
鈴夜は出来るだけ、短く分かりやすく状況を説明した。
「そっか、分かった。ごめんね手伝えなくて」
淑瑠の視線は、手当てされた足に向けられている。
「ううん!行ってくるね」
「うん」
◇
その2時間ほど前、緊張の面持ちで向かい合う二人が居た。樹野と凜だ。
依仁とは連絡がつかず、結局樹野は一人で相対する事になってしまった。
樹野の働くカフェとはまた違った、こぢんまりとしたカフェで二人は向かい合う。
「…えっと、お話とは…なんでしょうか…」
洋楽の流れる店内は、オレンジの灯りが優しくて、お洒落な雰囲気がある。客は、落ち着きのある人が多くて静かだった。
「…えっと、あの…」
凜は、話したい内容を何度もシュミレーションしたものを、再度纏め上げた。
心の奥にある、鈴夜にも打ち明けていない本心を悟らせずに、それでも理想を現実にするには本当にこの台詞で良いのか。と悩んでは迷い、躊躇ってしまっていた。
故に、話は中々進まなかった。
樹野からもかける言葉が見つからず、緊張したままで言葉を待つ。二人とも、互いに目を背けたままだ。
そのままのぎこちなく窮屈な時間は、容赦なく過ぎていった。
◇
戻って、4人が飛翔の捜索にあたっている頃、依仁はとある人物の家のチャイムを鳴らしていた。
「こんばんはー」
因みに今は仕事の帰りで、この家には客用の駐車場がなかった為、少し歩く事にはなるが車は近くに止めてきた。
携帯に樹野からの着信が残されており、気になって折り返したが留守番サービス設定になっていた為、もう一度着信が入るのを待機中だ。
明らかに電気が点いていて、人の居る気配もあったのに、世帯主は一向に出てくる気配を見せない。
だが依仁は、早く済ませておきたい用事があり、帰宅は視野に入れなかった。
「おーい、居るんだろー」
近隣住民に迷惑に鳴らない程度の声量で呼びかけると、漸く扉が薄く開いた。
「よっ、久しぶり」
「なんですか、貴方ですか」
顔を除かせた黒淵眼鏡で金茶髪の男性は、依仁を見るなり眉を顰め、明らかな温度差を醸しだした。
「そんな顔すんなって」
「何の用ですか」
分かりやすく迷惑そうな態度で、渋々会話しているといった物言いだ。低い声の、トーンは殆ど変わらない。
「あれ借りたいなって」
男は、深い溜め息を隠す事無く吐き出すと、小さく首を横に振った。
「……嫌ですよ、また」
「そこを何とかさ。今色々やばい事になってんの知らない?」
依仁の、ニコニコとした笑顔とは裏腹な台詞に、訝しい視線を向ける。
疑いは無視し、依仁は目的達成の為もう一度要求を述べた。
「だから貸してよ前みたいに。出所はまた伏せとくからさ」
男は斜め下をじっと見据え、暫く考えてから囁く声で零す。
「仕様が無いですね…約束は守ってくださいよ、絶対に」
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