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綺麗になった子供を椅子に座らせる。
が、子供には難しそうだった。座る姿勢を保持する力も無いのだ、左右にぐらついて仕方がない。なのでクッションをたくさん置いたソファーに移動させた。厚い背もたれとクッションで体を固定する。
「おかゆです」
使用人Bが小さな椀を差し出す。簡単なたまご粥だ、わずかに鶏ガラの匂いもする。俺は少しすくうと、子供の口元に持っていった。
子供は食べようとしない。
そもそも、これを食べ物だと認識していないのかもしれない。食う気力もないのかもしれない。嫌なことだ。
食べてくれと祈りながら、子供の唇を濡らすようにスプーンを押し付ける。匂いを嗅がせるように、飯の暖かさに気づくように。
すると少しだけ口を開けた。空いた口にはところどころ歯が生えていた。わずかに開いた隙間にスプーンを捩じ込むと、斜め上に引き抜いた。
子供はモゴモゴと口を動かした後コクリと飲み込む。恐らく食べてくれたのだろう。気管に入ってしまった可能性もあるが、奴隷を売った店主も残飯は毎日与えていたようだから嚥下機能はあるはずだ。
また粥をすくい、口元に持っていく。今度は食いつくのが早かった。今は食事の時間だと本能で分かったのだろう、あっという間に椀ひとつペロリと平らげてしまった。
使用人に椀を返す。
「もう一杯くれるか」
「食べさせすぎると吐きますよ!」
確かにそうかも。子供の1日分の食事量を考えると少ないが、この痩せようでは食べ過ぎも毒だろう。
「ズエン様も食べてくださいよ、お腹減ってないんですか?」
「減ってる、忘れていた」
使用人Cは呆れたような視線を向けられながらも食事を持ってきてくれる。今日の夕食は……鶏の煮込みだった。あとお粥の余り。昨日〆た鶏の余った部分を粥のダシ取りに使ったんだろうな、などと考えながら食べる。
「今回の仕事はどうでしたか」
使用人Bが隣の席に座る。手には紅茶。使用人いわく終業後のティータイムは欠かせないらしい。まだ勤務時間ではないのかと思いつつ問いに答える。
「グリフォンだった。繁殖期だったみたいで気性が荒かったが、その分攻撃が大ぶりで倒しやすかった。あと……珍しく黒と茶色のブチ模様だったな」
記憶を掘り返しながら言葉を続ける。
「それ自体はすぐ終わったが、帰り道にアンデッドの群れと遭遇した。数がやたら多くて剣をダメにしてしまった。身体も体液まみれになって最悪だ」
「アンデッドって強いですか?」
「強くはないが頑丈だ。死体だから急所というものが存在しない。足を破壊すれば追って来れなくなるからそこを狙うのがいい。あと、体液が臭い」
「へえ、だから水を浴びたんですか?」
そうだ。体液まみれの体を洗おうと川に入った。汚れは落ちたが、水を含んだ衣類は重くて乾かしてから帰ってきたかったが、剣を無くしていたから仕方なく街に戻ってきたのだ。
が、それを言うのはなんだか恥ずかしいので黙っておく。
「ズエン様のそういう適当なところ、直す方べきです」
「……」
いちいちうるさいやつだ。が、生意気な言動を許しているのもまた自分。
話を変えようと子供の方を見ると、なんだかウトウトした様子で俯いていた。食べたら眠くなったのか、体力温存のための睡眠か。そういえば、傷を痛がるそぶりがないのが気になる。痛みを感じることも難しいのか。
「みすぼらしい子供ですね……そういえばもう少しで医者がいらっしゃいますよ」
「そうか」
「もう名前はお決めになりました?」
「いや」
「まだなら私がつけてもいいですか?」
名前……使用人につけさせてもいいが、変なものにされても困る。
「やめろ、医者に診せてから決める」
命名したあと死んだら嫌だ。ケチですねと文句をつける使用人を無視し、食事を再開した。
「ご主人様、お医者様が到着いたしました」
「やあ、久しぶりだね」
眼鏡の初老男性が遠慮なく部屋に上がってくる。擦り切れたシャツにズタボロの革靴、使い古した聴診器を携えた彼は根無草のようだ。
「患者はどこだい?」
「こいつだ」
ソファに横たわらせた子供を指差す。静かに寝息を立てるそれは一見死人のようだった。
「わあ、死にかけの子供を拾うなんてやるねえ」
「早く診ろ」
医者は耳の裏を掻くと、鞄から色々道具を出しては子供に咥えさせたり当てたり軽く叩いたりする。はたからみれば変な行為だが、不思議なことに医者がすると真面目で神聖な行為に見えてくる。事実、治療とは神がかりのようなものだ。
「右脚はもう少し切り落とした方がいいねえ……おや、この感じウジが湧いてたかい?」
「集ってたのは全部払い落とした」
「そうか、ウジによっては悪い肉を食ってくれるものもいるから次はむやみに取らないように」
知るか、と思いながら話を聞く。
「んー、慢性的な栄養失調と、傷からの感染症だね。脳にも何かしら問題を抱えてるようだ」
「問題?」
「長期的な治療が必要だね。それは置いといて、まずは脚の治療だ。血で汚れてもいい場所を用意してくれ」
「切り落とすのか」
「ああ、君も手伝ってくれ。麻酔はするけど一応手足を抑える人手が必要だからね」
「分かった」
「ズエン様!そういうことでしたら水場を用意したので使ってください!」
使用人Cが慌てながら部屋に入ってきた。少し青ざめた顔をしている。
「お前も来い」
「えっわたしもですか!?」
「手足を抑えるのに人手が必要だ」
「えっえっ~…」
顔はもっと青くなる。
「ちょっと、ご主人様。あまり意地悪しないでくださいませ」
別室にいたはずのタガーが話に割って入る。意地悪をしたつもりは無いが、彼女がやめろというならやめよう。
「私と使用人ABを呼びますわ、それで十分でしょう」
「そうだね、まあ麻酔もするし子供の細腕だしそんなに緊張しなくても大丈夫だよ~」
「そのような理由で緊張してる訳では無いのですが」
タガーは呆れたようなため息をつくと、医者を水場に案内した。
が、子供には難しそうだった。座る姿勢を保持する力も無いのだ、左右にぐらついて仕方がない。なのでクッションをたくさん置いたソファーに移動させた。厚い背もたれとクッションで体を固定する。
「おかゆです」
使用人Bが小さな椀を差し出す。簡単なたまご粥だ、わずかに鶏ガラの匂いもする。俺は少しすくうと、子供の口元に持っていった。
子供は食べようとしない。
そもそも、これを食べ物だと認識していないのかもしれない。食う気力もないのかもしれない。嫌なことだ。
食べてくれと祈りながら、子供の唇を濡らすようにスプーンを押し付ける。匂いを嗅がせるように、飯の暖かさに気づくように。
すると少しだけ口を開けた。空いた口にはところどころ歯が生えていた。わずかに開いた隙間にスプーンを捩じ込むと、斜め上に引き抜いた。
子供はモゴモゴと口を動かした後コクリと飲み込む。恐らく食べてくれたのだろう。気管に入ってしまった可能性もあるが、奴隷を売った店主も残飯は毎日与えていたようだから嚥下機能はあるはずだ。
また粥をすくい、口元に持っていく。今度は食いつくのが早かった。今は食事の時間だと本能で分かったのだろう、あっという間に椀ひとつペロリと平らげてしまった。
使用人に椀を返す。
「もう一杯くれるか」
「食べさせすぎると吐きますよ!」
確かにそうかも。子供の1日分の食事量を考えると少ないが、この痩せようでは食べ過ぎも毒だろう。
「ズエン様も食べてくださいよ、お腹減ってないんですか?」
「減ってる、忘れていた」
使用人Cは呆れたような視線を向けられながらも食事を持ってきてくれる。今日の夕食は……鶏の煮込みだった。あとお粥の余り。昨日〆た鶏の余った部分を粥のダシ取りに使ったんだろうな、などと考えながら食べる。
「今回の仕事はどうでしたか」
使用人Bが隣の席に座る。手には紅茶。使用人いわく終業後のティータイムは欠かせないらしい。まだ勤務時間ではないのかと思いつつ問いに答える。
「グリフォンだった。繁殖期だったみたいで気性が荒かったが、その分攻撃が大ぶりで倒しやすかった。あと……珍しく黒と茶色のブチ模様だったな」
記憶を掘り返しながら言葉を続ける。
「それ自体はすぐ終わったが、帰り道にアンデッドの群れと遭遇した。数がやたら多くて剣をダメにしてしまった。身体も体液まみれになって最悪だ」
「アンデッドって強いですか?」
「強くはないが頑丈だ。死体だから急所というものが存在しない。足を破壊すれば追って来れなくなるからそこを狙うのがいい。あと、体液が臭い」
「へえ、だから水を浴びたんですか?」
そうだ。体液まみれの体を洗おうと川に入った。汚れは落ちたが、水を含んだ衣類は重くて乾かしてから帰ってきたかったが、剣を無くしていたから仕方なく街に戻ってきたのだ。
が、それを言うのはなんだか恥ずかしいので黙っておく。
「ズエン様のそういう適当なところ、直す方べきです」
「……」
いちいちうるさいやつだ。が、生意気な言動を許しているのもまた自分。
話を変えようと子供の方を見ると、なんだかウトウトした様子で俯いていた。食べたら眠くなったのか、体力温存のための睡眠か。そういえば、傷を痛がるそぶりがないのが気になる。痛みを感じることも難しいのか。
「みすぼらしい子供ですね……そういえばもう少しで医者がいらっしゃいますよ」
「そうか」
「もう名前はお決めになりました?」
「いや」
「まだなら私がつけてもいいですか?」
名前……使用人につけさせてもいいが、変なものにされても困る。
「やめろ、医者に診せてから決める」
命名したあと死んだら嫌だ。ケチですねと文句をつける使用人を無視し、食事を再開した。
「ご主人様、お医者様が到着いたしました」
「やあ、久しぶりだね」
眼鏡の初老男性が遠慮なく部屋に上がってくる。擦り切れたシャツにズタボロの革靴、使い古した聴診器を携えた彼は根無草のようだ。
「患者はどこだい?」
「こいつだ」
ソファに横たわらせた子供を指差す。静かに寝息を立てるそれは一見死人のようだった。
「わあ、死にかけの子供を拾うなんてやるねえ」
「早く診ろ」
医者は耳の裏を掻くと、鞄から色々道具を出しては子供に咥えさせたり当てたり軽く叩いたりする。はたからみれば変な行為だが、不思議なことに医者がすると真面目で神聖な行為に見えてくる。事実、治療とは神がかりのようなものだ。
「右脚はもう少し切り落とした方がいいねえ……おや、この感じウジが湧いてたかい?」
「集ってたのは全部払い落とした」
「そうか、ウジによっては悪い肉を食ってくれるものもいるから次はむやみに取らないように」
知るか、と思いながら話を聞く。
「んー、慢性的な栄養失調と、傷からの感染症だね。脳にも何かしら問題を抱えてるようだ」
「問題?」
「長期的な治療が必要だね。それは置いといて、まずは脚の治療だ。血で汚れてもいい場所を用意してくれ」
「切り落とすのか」
「ああ、君も手伝ってくれ。麻酔はするけど一応手足を抑える人手が必要だからね」
「分かった」
「ズエン様!そういうことでしたら水場を用意したので使ってください!」
使用人Cが慌てながら部屋に入ってきた。少し青ざめた顔をしている。
「お前も来い」
「えっわたしもですか!?」
「手足を抑えるのに人手が必要だ」
「えっえっ~…」
顔はもっと青くなる。
「ちょっと、ご主人様。あまり意地悪しないでくださいませ」
別室にいたはずのタガーが話に割って入る。意地悪をしたつもりは無いが、彼女がやめろというならやめよう。
「私と使用人ABを呼びますわ、それで十分でしょう」
「そうだね、まあ麻酔もするし子供の細腕だしそんなに緊張しなくても大丈夫だよ~」
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タガーは呆れたようなため息をつくと、医者を水場に案内した。
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