壊れたセカイ

維織

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IFルート 亜梨朱の理想

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 ※この話はもし亜梨朱エンドだったら
というIFルートになっています
それでは琢磨と亜梨朱が付き合ったシーンからスタートします
 
 
「はあ?登下校は一緒に出来ない?なんでよ」
「いやー、これが世界にバレるといろいろ面倒で...」
「どうして?あの女なんて関係ないでしょ?」
亜梨朱は今までない表情をしている
それは世界が俺に見せる暗い表情そっくりだった
「でも、俺は死にたくないし...」
「あら 別に殺してもいいわよあいつが邪魔なら」
「殺すってそんな物騒なこと...」 
「じゃあ 私と登下校しましょう?」
亜梨朱は俺をひたすら睨んでいる
逆らったら今にでも殺されそうだ
「わ、分かった」
「ええ」
亜梨朱は再び上機嫌になる
この時まだ俺は知らなかった
彼女の残虐さを
 
私は見てしまった
琢磨と鷺沢さんが楽しそうに投稿しているところを
「そうか...だから私の誘いを断って」
私は許せなかった
琢磨を誑かしたこと、琢磨の笑顔を独り占めしたこと、いや全てが
ならば消してしまおう
あの女も世界も
 
手初めに私はあの憎き女を消すことにした
私の発明によって
そして標的はやってきた
「何か用?神代さん」
「ああ、鷺宮さん君には 死んでもらおう」
私はスイッチを押す
これで目的は果たしたはずだった
殺れたはずだった
でも、それは砕け散った
「何故だ、なぜ死んでいない...」
「ふふっ、そんな陳腐な発明すぐ壊せたわよ?」
「なっ...可笑しいいくら頭がいい鷺宮さんでも容易には壊せないはず...」
「なぜ壊せたか それはね琢磨への愛よ」
「愛だと?ふざけるな!私の方が何倍も愛しているんだ!幼い頃から一緒だったんだ!」
「過ごしてきた時間なんて関係ないのよせいぜい今のあなたは琢磨の親友、 私は彼女 どっちが琢磨にとって大切か分かるでしょう?」
「ごちゃごちゃと...死ねぇ!」
私は気がついたら念のため持っていた刃物に手を伸ばしていた
でも、それは一瞬の出来事だった
「遅い 愛が足りないんじゃない?」
私は何故か血に染まっていた
何が起こったかも何をされたのかも
わからない
ただ私は朽ちてくだけだった
「さようなら 負け犬さん」
 
私は遂に理想を叶えることが出来た
邪魔者がいない琢磨と私の幸せな日々
でも、告げなければならなかった
私のした事を
「ねえ琢磨、神代さんが何処に行ったか知りたい?」
私は憔悴し切っていた琢磨にすべてを話すことにした
辛そうな琢磨を見るのはもう限界だった
「世界の行方を知ってるのか?」
「ええ だって私が殺したもの」
「...えっ?世界を亜梨朱が?」
「ええ だって邪魔だったから私と琢磨の空間に」
「そんな理由で...もういいよ別れよう」
「何言ってるの 琢磨」
「俺は人殺しとなんて付き合えない」
私はその言葉を聞いた時もう自分を抑えられなかった
「そう...なら力で言う事を聞かせる迄よ」
 
それから私は琢磨を嬲り痛ぶりボロボロにした
なぜかそれが快感に思えてくる
琢磨が日に日にいうことを聴いてくれるようになってきたからだろうか
「亜梨朱...痛くしないでお願い...」
「大丈夫よ 琢磨が私を愛しているなら私も愛すから」
「俺は亜梨朱を愛してる だから許して...許して...」
「大丈夫大丈夫 だから、ね?私だけを愛して?」

私の理想 それは琢磨と幸せに暮らすこと
それは達成された
暴力と支配によって
でも、きっと琢磨は幸せ
何故なら私の幸せが琢磨の幸せだから
そうでしょう?琢磨
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