ブラッディ・バレンタイン

維織

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エピローグ

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 「...きて 起きて!」
どこからか幼なじみの声がする
「紅葉?俺死んだはずじゃ...」
「覚えてるんだね...あのさ、私の感情が暴走したでしょ?」
「...あぁ」
「暴走したお詫びに暴走する前に戻してくれたんだって 私たちの記憶はそのままだけど」
「...そうか、そりゃ良かった あいつ以外にいいやつだったな」
「まあ、そのせいで大変な目に合ったんだけど」
「違いない」
俺達は談笑していた、何も無かったと言うより、全てが終わったかのように
「ところで今日バレンタインだよな?」 
「大丈夫、チョコは作ってあるよ」
「そいつは楽しみだ」
そして登校する
 
「雪也くんおはよう!チョコ食べて!」
数々の女子にチョコを貰う この上ない優越感に浸っていた
でも、一番に食べるのは紅葉のチョコだと決めていた
「じゃあ、はい」
「相変わらず美味そうだな 頂きます」
「どう?美味しい?」
「あぁ!」
「良かった、もうブラッディ・バレンタインは懲り懲りだね」
「そうだな、でも紅葉の感情に気づくことが出来た あいつには感謝するよ」
「うん、私も」
「じゃあ、これからもよろしくな」
「うん、じゃあハッピーバレンタイン!」
血に染まったバレンタインは、幸せなバレンタインへと終着した
感情は人を狂わせ揺り動かす
人をも殺す力を持ち暴走する
でも、感情は無くてはならないものだと想う
俺が紅葉を好きって感情が芽生えたから。
 
エピローグ ~完~
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