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見聞録
嘘つきさんは甘い蜜を吸っていたい ⑮
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手を伸ばせば触れられるほど、トリクシーは魔瘴の封印結界との距離を詰めた。
結界からは、おぞましさが漏れ出ている。誰しもが忌避するであろうオーラも放っていた。
魔瘴の封印結界の間近にいるトリクシーは、嫌というほど魔瘴が内包する狂気を感じずにいられない。
不安と緊張で、トリクシーの鼓動は不規則になっていく。じわりと冷や汗が滲んできた。
己を奮い立たせ、聖女の肩書を持つ少女は、真剣な表情をホラッパたちに向ける。
「魔瘴を消滅する前に、みなさんにお話しなければいけないことがあります」
全員が己に注目していることを確認してから、トリクシーは続けた。
「私が奇跡を起こせるのは、これが最後です」
温厚とした口調ながら、告げた本人は実に凛としている。
使者たち以外の面々は、当然狼狽えた。ホラッパなど、あわあわと口を動かしている。
「失礼ながら、最後、とはどういうことでしょうか?」
使者の一人が、当然のように訊ねた。
トリクシーは悲しみを帯びた眼差しで、淡くほほ笑んだ。
「言葉通りの意味です。私が消滅できる魔瘴は、目の前にあるこちらで最後となります」
「なぜ、なぜ今そのような発言をなさるのですっ!?」
ホラッパは動揺と非難を合わせたように、離れた場所にいるトリクシーに叫ぶ。
強欲な男の無様な姿を見て、トリクシーは心の中で嘲笑した。心情とは裏腹に、困った顔でホラッパを見返す。
「今まで黙っていて申し訳なかったと思っています。・・・・・・私が起こせる奇跡には、条件がありました。魔瘴を滅する祝福をかけるためには、私の寿命を犠牲にしなければいけなかったのです」
そこまで説明されれば、トリクシーの告げた最後の意味が理解できたはずだ。
「そんなっ」
トリクシーを真の聖女だと信じ切っている何名かは、様々なショックで悲痛な面持ちとなる。
彼らに、トリクシーは申し訳なさそうな顔を向けた。
「できることでしたら、全ての魔瘴を消滅したかったのですが、それは実現できそうにありません。中途半端に旅を終わらせてしまうこと、どうかお許しください」
「聖女様・・・・・・」
「私たちは何も知らず、あなた様一人に重責を負わせていたのかっ」
涙ぐむどころは済まされず、何人かは泣き出してしまった。
トリクシーは、自分がどれだけ聖女として期待されていたのか実感する。罪悪感がズキズキと胸を痛めた。
そんな中、トリクシーが魔瘴を消滅できないと知るホラッパや一部は、困惑の表情を浮かべている。トリクシーの真意が分からず、成り行きを見守るしかない。
「みなさんは何も悪くありません。全て私が決めたことです」
にこっとそれぞれの顔を順々に見ながら、トリクシーの目線は最終的にホラッパに向いた。
ホラッパは怪訝そうにトリクシーを睨んでいる。
トリクシーは敢えて清々しい笑顔を、ホラッパにお見舞いした。
「今までお世話になりました。短い間でしたが、みなさんと過ごせた日々、とても幸せでした」
トリクシーの左手がそっと封印結界に触れる。
途端、魔瘴の封印結界は発光した。あまりにも眩い光に、何名かは目を閉じる。
今までと異なる魔瘴の消し方。正真正銘、魔瘴が消滅されていっている。
トリクシーが本当に魔瘴を消滅させていると信じ切っている面々は、その光景を素直に喜べるはずもない。今後の展開を思い、悲愴感を漂わせている。
ホラッパたちはホラッパたちで、顔に手を翳しながら、驚きを隠せない。目の前で何が起きているのか、理解できないような顔をする者たちがほとんどだ。
光の粒子が舞う中、トリクシーは依然としてにこやかに口を開く。
「宣言します。私がいなくなっても、世界に残された魔瘴の封印結界はやがて消滅するでしょう。ですからみなさん、来たるべきその日を、どうか待っていてくださいっ!」
「そんな日が来ることはないっ!!」
「魔瘴はこの世界に必要なものだっ!!」
高らかに言い放ったトリクシーにぶつけられたのは、敵意に満ちた言葉だ。
言葉を発したのは、トリクシーたちとここへ赴いた者たちではない。声の主は、木の上や藪の中から現れた乱入者だ。
光に包まれたトリクシーめがけて、突然現れた男二名は突っ込んでいく。手には鋭利な刃がついた武器が握られていた。
「聖女様っ!」
トリクシーの身を案じる声と共に、悲鳴が上がる。
矢や攻撃魔法が、次々とトリクシーを狙って飛んできた。
「ひぃっ!」
自身の命が惜しいホラッパや何名かは、トリクシーを一切顧みることなく、その場から全力で逃走する。
不思議なことに、トリクシーへの遠距離攻撃は全て外れた。
だが、殺気で血走った眼の男二人が残っている。トリクシーに直接危害を加えようと、武器を持った腕を大きく振りかざした。
「あぁっ!」
使者たちに避難を促されながらも、トリクシーを心配する者の叫びが上がる。
男二人の攻撃を、トリクシーは後ろへと大きくジャンプすることで華麗に回避した。光の粒子となって消えていく、魔瘴の封印結界の方へと。
悔しそうに自分を見つめる男二人に、トリクシーは意味深なほほ笑みを送る。
トリクシーが両手を握り目を閉じた瞬間、トリクシーの姿が消えた。
直後、トリクシーを殺そうとした男二人は雷に打たれる。
当然、落雷を受けた二名はその場で倒れた。真っ黒だった服は焼け焦げている。火傷も負わされたに違いない。
大音量の空気の破裂音を口きりに、金属がぶつかる音や、攻撃魔法の破壊音が鳴り響く。
トリクシーをつけ狙っていた、魔瘴を神聖視する邪教信者たち。あわよくば、この国の封じられた魔瘴を奪取しようとも目論み、トリクシーたちを今まで尾行していた。
そんな邪教信者たちを、世界各国の精鋭たちが容赦なく卒倒・捕縛し続けている。
争いは、半時間もかからず収束。
その頃には、無事避難させた者たちに、国の使者たちが事態を説明していた。
「それで、聖女様はどうなったのですかっ!?」
「残念だが、生存は確認されなかったそうだ。遺体も見つからなかったらしい」
「そんな・・・・・・」
トリクシーを慕っていた者の何名かは、わっと泣き出す。
トリクシーの喪失を受け入れない何人かは、国の使者に願い出て、魔瘴の封印結界のあった場所まで再び足を運んだ。
しかし、周囲をくまなく探しても、トリクシーの姿は見つからない。
魔瘴の封印結界があった場所に、大きなくぼみが開いているだけ。
「彼女も言っていただろう。今回で魔瘴の消滅は最後になると。使命を全うして、彼女も光となって消えたのかもな」
きつね目の使者の言葉に、誰も何も言い返さない。しきりに嗚咽を漏らすことしかできなかった。
結界からは、おぞましさが漏れ出ている。誰しもが忌避するであろうオーラも放っていた。
魔瘴の封印結界の間近にいるトリクシーは、嫌というほど魔瘴が内包する狂気を感じずにいられない。
不安と緊張で、トリクシーの鼓動は不規則になっていく。じわりと冷や汗が滲んできた。
己を奮い立たせ、聖女の肩書を持つ少女は、真剣な表情をホラッパたちに向ける。
「魔瘴を消滅する前に、みなさんにお話しなければいけないことがあります」
全員が己に注目していることを確認してから、トリクシーは続けた。
「私が奇跡を起こせるのは、これが最後です」
温厚とした口調ながら、告げた本人は実に凛としている。
使者たち以外の面々は、当然狼狽えた。ホラッパなど、あわあわと口を動かしている。
「失礼ながら、最後、とはどういうことでしょうか?」
使者の一人が、当然のように訊ねた。
トリクシーは悲しみを帯びた眼差しで、淡くほほ笑んだ。
「言葉通りの意味です。私が消滅できる魔瘴は、目の前にあるこちらで最後となります」
「なぜ、なぜ今そのような発言をなさるのですっ!?」
ホラッパは動揺と非難を合わせたように、離れた場所にいるトリクシーに叫ぶ。
強欲な男の無様な姿を見て、トリクシーは心の中で嘲笑した。心情とは裏腹に、困った顔でホラッパを見返す。
「今まで黙っていて申し訳なかったと思っています。・・・・・・私が起こせる奇跡には、条件がありました。魔瘴を滅する祝福をかけるためには、私の寿命を犠牲にしなければいけなかったのです」
そこまで説明されれば、トリクシーの告げた最後の意味が理解できたはずだ。
「そんなっ」
トリクシーを真の聖女だと信じ切っている何名かは、様々なショックで悲痛な面持ちとなる。
彼らに、トリクシーは申し訳なさそうな顔を向けた。
「できることでしたら、全ての魔瘴を消滅したかったのですが、それは実現できそうにありません。中途半端に旅を終わらせてしまうこと、どうかお許しください」
「聖女様・・・・・・」
「私たちは何も知らず、あなた様一人に重責を負わせていたのかっ」
涙ぐむどころは済まされず、何人かは泣き出してしまった。
トリクシーは、自分がどれだけ聖女として期待されていたのか実感する。罪悪感がズキズキと胸を痛めた。
そんな中、トリクシーが魔瘴を消滅できないと知るホラッパや一部は、困惑の表情を浮かべている。トリクシーの真意が分からず、成り行きを見守るしかない。
「みなさんは何も悪くありません。全て私が決めたことです」
にこっとそれぞれの顔を順々に見ながら、トリクシーの目線は最終的にホラッパに向いた。
ホラッパは怪訝そうにトリクシーを睨んでいる。
トリクシーは敢えて清々しい笑顔を、ホラッパにお見舞いした。
「今までお世話になりました。短い間でしたが、みなさんと過ごせた日々、とても幸せでした」
トリクシーの左手がそっと封印結界に触れる。
途端、魔瘴の封印結界は発光した。あまりにも眩い光に、何名かは目を閉じる。
今までと異なる魔瘴の消し方。正真正銘、魔瘴が消滅されていっている。
トリクシーが本当に魔瘴を消滅させていると信じ切っている面々は、その光景を素直に喜べるはずもない。今後の展開を思い、悲愴感を漂わせている。
ホラッパたちはホラッパたちで、顔に手を翳しながら、驚きを隠せない。目の前で何が起きているのか、理解できないような顔をする者たちがほとんどだ。
光の粒子が舞う中、トリクシーは依然としてにこやかに口を開く。
「宣言します。私がいなくなっても、世界に残された魔瘴の封印結界はやがて消滅するでしょう。ですからみなさん、来たるべきその日を、どうか待っていてくださいっ!」
「そんな日が来ることはないっ!!」
「魔瘴はこの世界に必要なものだっ!!」
高らかに言い放ったトリクシーにぶつけられたのは、敵意に満ちた言葉だ。
言葉を発したのは、トリクシーたちとここへ赴いた者たちではない。声の主は、木の上や藪の中から現れた乱入者だ。
光に包まれたトリクシーめがけて、突然現れた男二名は突っ込んでいく。手には鋭利な刃がついた武器が握られていた。
「聖女様っ!」
トリクシーの身を案じる声と共に、悲鳴が上がる。
矢や攻撃魔法が、次々とトリクシーを狙って飛んできた。
「ひぃっ!」
自身の命が惜しいホラッパや何名かは、トリクシーを一切顧みることなく、その場から全力で逃走する。
不思議なことに、トリクシーへの遠距離攻撃は全て外れた。
だが、殺気で血走った眼の男二人が残っている。トリクシーに直接危害を加えようと、武器を持った腕を大きく振りかざした。
「あぁっ!」
使者たちに避難を促されながらも、トリクシーを心配する者の叫びが上がる。
男二人の攻撃を、トリクシーは後ろへと大きくジャンプすることで華麗に回避した。光の粒子となって消えていく、魔瘴の封印結界の方へと。
悔しそうに自分を見つめる男二人に、トリクシーは意味深なほほ笑みを送る。
トリクシーが両手を握り目を閉じた瞬間、トリクシーの姿が消えた。
直後、トリクシーを殺そうとした男二人は雷に打たれる。
当然、落雷を受けた二名はその場で倒れた。真っ黒だった服は焼け焦げている。火傷も負わされたに違いない。
大音量の空気の破裂音を口きりに、金属がぶつかる音や、攻撃魔法の破壊音が鳴り響く。
トリクシーをつけ狙っていた、魔瘴を神聖視する邪教信者たち。あわよくば、この国の封じられた魔瘴を奪取しようとも目論み、トリクシーたちを今まで尾行していた。
そんな邪教信者たちを、世界各国の精鋭たちが容赦なく卒倒・捕縛し続けている。
争いは、半時間もかからず収束。
その頃には、無事避難させた者たちに、国の使者たちが事態を説明していた。
「それで、聖女様はどうなったのですかっ!?」
「残念だが、生存は確認されなかったそうだ。遺体も見つからなかったらしい」
「そんな・・・・・・」
トリクシーを慕っていた者の何名かは、わっと泣き出す。
トリクシーの喪失を受け入れない何人かは、国の使者に願い出て、魔瘴の封印結界のあった場所まで再び足を運んだ。
しかし、周囲をくまなく探しても、トリクシーの姿は見つからない。
魔瘴の封印結界があった場所に、大きなくぼみが開いているだけ。
「彼女も言っていただろう。今回で魔瘴の消滅は最後になると。使命を全うして、彼女も光となって消えたのかもな」
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