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4月26日 最後の探索がはじまる
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いつの間にか、時刻は19時を過ぎている。喉の渇きを思い出して、翼はぬるくなった麦茶を一気に飲んだ。ユーリは考え込んでいるのか、じっと動かない。
『ユーリ。俺たち、交代で落ちようか。それなら、ミキニャとウワバミさんがログインしてきたら、すぐに説明できるし』
カナタの声かけに、ハッとしたようなユーリが顔を上げる。精悍な表情にドキッとしたのをごまかすために、あえて真っ直ぐユーリを見つめた。こんな風に真正面から人と目を合わすなんて現実世界では絶対無理だ。ましてや、ユーリの外見は翼が一目惚れをしたアレックスとほとんど同じで……。
この世界がなくなるのはやっぱり嫌だ。
『時間も限られてるし、少しでも効率よく動いたほうがいいと思うんだ。俺たちのレベルなら、単独でも問題ないし』
こんな風に堂々と意見を言える自分が不思議だ。姿が違うだけなのに、どうしてか自信がわいてくる。だけど、それはきっと「いつでも逃げられる」からという安心感があるからだ。
いつまでもここにいたい。けど、いつだって逃げ出せる。
『カナタ、おおきに。休み潰してもろて、こんなに助けてくれるん……むっちゃうれしいわ』
オーバーアクションなユーリの身体が、喜びを体現するようにカナタに抱きつく。叫びそうになるのをグッと堪えたら、今度は息ができなくなった。
グエッという妙な声はさいわいマイクに拾われなかったようだ。
感触なんかなにもない。翼は部屋の椅子に座って、両手の指先でコントローラーを操作しているだけだ。それなのに、間近に迫ったユーリの息遣いまで聞こえてくるような錯覚が起きる。
感触もないのに離れてくれと言うわけにもいかず、カナタは「わかったから」と呆れた様子を作って、心臓の爆発を必死で抑え込んでいた。
先に休んできてくれと強く勧められ、自動行動の設定をしてからVRヘッドセットを外した。これで、ふたたびゲームの中に戻るまでは、自動で動くカナタがユーリと一緒に行動を続ける。ログアウトしてしまうと合流に時間がかかってしまうからだ。
真っ暗な室内が一気に現実を呼び戻す。数分のあいだ呆けたように座り込んでいた翼は、のろのろと立ち上がるとシャワーを浴びるため服を脱ぎ捨てた。
緊張のせいか全身が汗でぐっしょりと濡れていた。
ユニットバスの鏡には貧弱な裸体のうえに、もさっとした頭の自分が映っている。伸びすぎた前髪が目を隠し、あやしさが半端ない。
「……なぁにが、俺たちなら問題ない……だよ。くっさいセリフ、恥ずかし」
あれは、溌剌とした外見のカナタだから許されたセリフだ。同じことを翼が口にすれば、ただの勘違い野郎になってしまう。
「伝説なんか見つからなくていいよ」
それなら、最後まで諦めたくないユーリは、ずっとカナタと一緒に行動するしかない。あのデモドリカエルの言葉を信じるなら、パーティが揃っていないと進めないのだから。
「性格悪いよな。けど、あとちょっとなんだから、いいじゃん……もう二度と会えないんだし」
強いシャワーで汗を流すと、代わり映えのないTシャツに着替えた。スーツこそ数セット揃えているが、それ以外の私服なんかほとんどない。年中使えるジーンズが2本と、何年着ているか思い出せないシャツがいくつか。外出なんか買い物くらいしかないから、それで充分だ。
買い込んできた冷凍食品からパスタを選んで電子レンジで調理する。味なんかろくに分からなかった。
麦茶を2杯続けて飲み干すと、やっと生気が戻ったような気がする。
「ユーリの破壊力すげぇ……なんか距離近いよなぁ……ま、ゲームなんだけど。こっちから触るアクションしても怒られなさそう……ってムリムリムリ!」
まだたった半日しか経っていないのに、こんな様子ではあとが思いやられる。
『ユーリ! お待たせ。食事行ってきてよ』
再開すると、そこは水路ではなく酒場に戻っていて、ユーリの前にはウワバミが立っている。どうやら、ログインしてきたウワバミに状況説明をしていたらしい。
ちょっと行ってくると手を振ったユーリが自動行動に変わっている。
『どうするかの? 進むにはミキニャを待つのだろう?』
長い髭を撫でる仕草が様になっている。見た目が老人のウワバミは、実際のところ何歳くらいなのだろうか。
『ウワバミさんは、最後の伝説探しを手伝ってくれるんですか?』
もうなくなる世界で、ほかにやりたいことがあるかも知れない。おずおず聞くと、ウワバミが飄々とした仕草で笑った。
『もう大概のことはやり終えてるからの。むしろ最後の仕事として、伝説探しはもってこいじゃ。もっとも、おまえさんたちほどはログインできんだろうがの』
そのあいだの時間は自動で引き連れてくれ。どこかずれたリアクションで同席するユーリのアバターを見つつ、ウワバミが肩をすくめる。
『ユーリからもう聞いてるんですよね? ウワバミさんはなにか心当たりとか、思いついたこととかありますか?』
『儂なりに考えたが、同じ結論じゃ。その情報が事実だと仮定すれば、最後の伝説があるのは少なくともこの街である、とな』
やはりそう考えるのはみんな同じなのだ。掲示板が賑わったころに存在したのはこの城下町と周囲の狭い範囲で、それ以降のマップに仕掛けを作っているとは考えづらい。
『あとは、具体的にどこを調べるかじゃろうが……』
ウワバミと向かい合ってふたりで考え込んだ。
『灯台下暗し』
『つまり、思いも寄らない根本的な場所かの……?』
そもそも、ここでのイベントははるか昔のことで、記憶もおぼろげだ。必死に思い起こそうとしているところに、通知マークが点灯する。
『ユーリ。俺たち、交代で落ちようか。それなら、ミキニャとウワバミさんがログインしてきたら、すぐに説明できるし』
カナタの声かけに、ハッとしたようなユーリが顔を上げる。精悍な表情にドキッとしたのをごまかすために、あえて真っ直ぐユーリを見つめた。こんな風に真正面から人と目を合わすなんて現実世界では絶対無理だ。ましてや、ユーリの外見は翼が一目惚れをしたアレックスとほとんど同じで……。
この世界がなくなるのはやっぱり嫌だ。
『時間も限られてるし、少しでも効率よく動いたほうがいいと思うんだ。俺たちのレベルなら、単独でも問題ないし』
こんな風に堂々と意見を言える自分が不思議だ。姿が違うだけなのに、どうしてか自信がわいてくる。だけど、それはきっと「いつでも逃げられる」からという安心感があるからだ。
いつまでもここにいたい。けど、いつだって逃げ出せる。
『カナタ、おおきに。休み潰してもろて、こんなに助けてくれるん……むっちゃうれしいわ』
オーバーアクションなユーリの身体が、喜びを体現するようにカナタに抱きつく。叫びそうになるのをグッと堪えたら、今度は息ができなくなった。
グエッという妙な声はさいわいマイクに拾われなかったようだ。
感触なんかなにもない。翼は部屋の椅子に座って、両手の指先でコントローラーを操作しているだけだ。それなのに、間近に迫ったユーリの息遣いまで聞こえてくるような錯覚が起きる。
感触もないのに離れてくれと言うわけにもいかず、カナタは「わかったから」と呆れた様子を作って、心臓の爆発を必死で抑え込んでいた。
先に休んできてくれと強く勧められ、自動行動の設定をしてからVRヘッドセットを外した。これで、ふたたびゲームの中に戻るまでは、自動で動くカナタがユーリと一緒に行動を続ける。ログアウトしてしまうと合流に時間がかかってしまうからだ。
真っ暗な室内が一気に現実を呼び戻す。数分のあいだ呆けたように座り込んでいた翼は、のろのろと立ち上がるとシャワーを浴びるため服を脱ぎ捨てた。
緊張のせいか全身が汗でぐっしょりと濡れていた。
ユニットバスの鏡には貧弱な裸体のうえに、もさっとした頭の自分が映っている。伸びすぎた前髪が目を隠し、あやしさが半端ない。
「……なぁにが、俺たちなら問題ない……だよ。くっさいセリフ、恥ずかし」
あれは、溌剌とした外見のカナタだから許されたセリフだ。同じことを翼が口にすれば、ただの勘違い野郎になってしまう。
「伝説なんか見つからなくていいよ」
それなら、最後まで諦めたくないユーリは、ずっとカナタと一緒に行動するしかない。あのデモドリカエルの言葉を信じるなら、パーティが揃っていないと進めないのだから。
「性格悪いよな。けど、あとちょっとなんだから、いいじゃん……もう二度と会えないんだし」
強いシャワーで汗を流すと、代わり映えのないTシャツに着替えた。スーツこそ数セット揃えているが、それ以外の私服なんかほとんどない。年中使えるジーンズが2本と、何年着ているか思い出せないシャツがいくつか。外出なんか買い物くらいしかないから、それで充分だ。
買い込んできた冷凍食品からパスタを選んで電子レンジで調理する。味なんかろくに分からなかった。
麦茶を2杯続けて飲み干すと、やっと生気が戻ったような気がする。
「ユーリの破壊力すげぇ……なんか距離近いよなぁ……ま、ゲームなんだけど。こっちから触るアクションしても怒られなさそう……ってムリムリムリ!」
まだたった半日しか経っていないのに、こんな様子ではあとが思いやられる。
『ユーリ! お待たせ。食事行ってきてよ』
再開すると、そこは水路ではなく酒場に戻っていて、ユーリの前にはウワバミが立っている。どうやら、ログインしてきたウワバミに状況説明をしていたらしい。
ちょっと行ってくると手を振ったユーリが自動行動に変わっている。
『どうするかの? 進むにはミキニャを待つのだろう?』
長い髭を撫でる仕草が様になっている。見た目が老人のウワバミは、実際のところ何歳くらいなのだろうか。
『ウワバミさんは、最後の伝説探しを手伝ってくれるんですか?』
もうなくなる世界で、ほかにやりたいことがあるかも知れない。おずおず聞くと、ウワバミが飄々とした仕草で笑った。
『もう大概のことはやり終えてるからの。むしろ最後の仕事として、伝説探しはもってこいじゃ。もっとも、おまえさんたちほどはログインできんだろうがの』
そのあいだの時間は自動で引き連れてくれ。どこかずれたリアクションで同席するユーリのアバターを見つつ、ウワバミが肩をすくめる。
『ユーリからもう聞いてるんですよね? ウワバミさんはなにか心当たりとか、思いついたこととかありますか?』
『儂なりに考えたが、同じ結論じゃ。その情報が事実だと仮定すれば、最後の伝説があるのは少なくともこの街である、とな』
やはりそう考えるのはみんな同じなのだ。掲示板が賑わったころに存在したのはこの城下町と周囲の狭い範囲で、それ以降のマップに仕掛けを作っているとは考えづらい。
『あとは、具体的にどこを調べるかじゃろうが……』
ウワバミと向かい合ってふたりで考え込んだ。
『灯台下暗し』
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