25 / 72
5月2日 最後の伝説
1
しおりを挟む
『みんな装備は外したかニャ』
恐らくは疲れもあいまってのハイテンションでミキニャが先導する。やっと4人揃ったお昼過ぎ、パーティは最果ての森という終盤のエリアに向かっていた。
『ユーリとミキニャはまだいいけど、俺とウワバミさんは結構恐怖だからね』
ついつい主張してからウワバミとうなずき合う。戦士であるユーリと武闘家のミキニャは革の服にアクセサリーなし、神官のカナタと魔法使いのウワバミは布の服に木製の杖だ。物理攻撃系のふたりはともかく、そもそも防御力のないカナタたちは丸裸と変わらない。しかも、この森には特殊攻撃系のモンスターが山のように出現する。
『短時間で友好度マックスにするには、これしかないって言ったのはカナタニャ。死ぬ気でがんばるニャ。大毒蛾が出たら秒でマックスニャ!』
『大毒蛾が出たら即逃げするよ!』
『なんでニャ!?』
『装備もナシでさすがに勝てへんわ!』
『だったら、ウワバミさんに風のブーツ装備してもらうニャ。最初に毒無効化の魔法で1ターンは稼げるニャ。そのあいだに装備したらいいニャ!』
『……儂の装備はできんがの……』
『やられたら次ターンでカナタが復活の呪文唱えるニャ』
『鬼やな……』
合流してすぐにコマから教えてもらった作戦を提案すると、ミキニャが一も二もなく飛びついた。ログイン時間が限られているミキニャには切実なのだ。そして、紅一点のミキニャがさらに鬼畜な作戦を展開する。猫耳の少女はいつもと変わらないはずなのに、どこか目が据わっているように感じるのは気のせいだろうか。
しかし、それが最も効率的なこともみんな分かっていた。
『それにしても、カナタ。よくこんな作戦気ぃついたなぁ』
素直に褒められて、どこか気まずい気がした。コマから教えてもらったと返事しようとして、慌てて止める。それをすれば、交換条件を含めた経緯を話すことになるだろうし、そうすればユーリには断ったウィスコードのIDを交換したことも話さなければ不自然だ。カナタはあまりウソが得意じゃない。
『……Qtube見てたらやってる人がいてて……』
『ほぉ。いろいろあるんじゃの。儂らにはありがたい』
『分かったから早く行くニャ』
背中をミキニャの手のひらが押している。時間がないと叱られ、男性キャラ3人が素直に謝った。
『……儂とカナタは、強化支援と回復に努める。敵は任せたぞ』
森の入り口に立ったウワバミの声はいつになく硬い。金紋章パーティがようやくクリアできるほど高難易度エリアに、あえて惰弱装備で挑む自殺行為なのだから当然だ。
しかし、ミキニャががっつりパーティに入れるのは今日と、次はサ終直前しかなく、つまり今日が唯一のチャンスで、どうしても友好度をマックスにしなければならない。
『とにかく、みんな「命だいじに」やで』
戦闘終了時に一人でも欠けていたら友好度が下がってしまう。ユーリのかけ声を合図に、4人は最果ての森に突き進んだ。
そこからしばらく、阿鼻叫喚の戦闘が続いた。なんども回復を繰り返すたび、精神的に疲労が溜まっていく。
『あかん。回復できてるはずやのに、どんどん疲れてく気ぃするわ……』
『俺も復活呪文回数が過去一なのは確実だよ』
『つまり、1日で死んだ回数も過去一ニャ』
『こりゃ、老体にはハードすぎる……あと、何戦じゃ?』
魔物の出現しないエリアで小休止をしながら、現実の人間も水分補給などに努める。翼も、今年始めて部屋のエアコンを動かし、そのカビ臭さに顔をしかめながらも、背に腹は代えられないと、手汗で滑る手をなんども拭った。
『敵にもよるけど、うまくいけばあと2戦かなぁ』
2戦で終わってくれという強い願望を含ませた。フィールド移動時の全力疾走時間のような疲労パラメータは、戦闘時には設定されていない。それなのに、なぜかみんなのアバターは深い疲労が蓄積されているように感じられた。
『どないする? ここでしっかり休憩するか、一気に行ってから休憩するか』
『はいはいはーい! 一気に終わらせたいニャ。休むと気合いがどっか行きそうニャ』
元気よく挙手したミキニャの声が、語尾にいくにつれ萎んでいく。
『儂もミキニャに賛成じゃ』
『俺も』
止まると走れなくなる。そんな妙な感覚を全員が共有していた。
『ほな、最後。ふんばろか』
ふんっと立ち上がったユーリに続いて、みんなが気合いを入れ直した。アイテムの残りをチェックして、また森の中を進んでいく。
あと、1戦――。
カナタの予想どおりに友好度があがり、終わりが見えたことに全員がテンションを上げたそのときだった。
『は!? ウソ……』
全員がもれなく呆然としていたなかで、辛うじてミキニャが声をあげる。一瞬、固まっていたパーティが、その声を合図に、戦闘モードに入った。
『……!!』
すかさずウワバミが毒無効の呪文を唱える。これで3ターンのあいだは、敵の毒に冒されない。
『なんで今なんや!? 出るならもっとはよ出てきぃや!』
『気合いニャ! ここで死んだら後戻りニャ! それだけは嫌ニャーーー!』
『俺も、これ以上はムリ!』
この森でプレイヤーに最も嫌われている大毒蛾は、とにかく巨大で、出現すると画面の大半が隠れてしまう。その一撃目は毒の鱗粉と決まっていて、パーティでいちばん素早さのパラメータが高いウワバミがそれを防いだ。残りの3人はそのターンを犠牲に、外していた装備を身につける。
が、装備が後回しになってしまったウワバミが、大毒蛾の物理攻撃にダウンした。
『ウワバミさんっ!』
半泣きでウワバミを復活させ、ユーリが特殊攻撃で大毒蛾の攻撃を遅らせる。ミキニャが2回攻撃のアイテムをウワバミに使い、ウワバミがさらに速度アップの補助魔法を重ねた。
大毒蛾の攻撃で必殺技のパラメーターも一気に溜まっていく。
『ウワバミさん! 火属性かけてくれへん!?』
ユーリの頼みにウワバミが火属性アップの補助魔法をかける。
ミキニャが2回攻撃のアイテムをふたたびウワバミに使う。
カナタはパーティのHP・MP全回復のアイテムを惜しみなく使った。
『いっっっっっっけぇーー!』
ユーリの叫び声と同時に、最高位の必殺技が炸裂する。大毒蛾に大ダメージを与え、1ターンの行動不能効果が発動した。
畳みかけるように、ウワバミが火属性の大魔法をかけ、ミキニャもマックスになった必殺技を叩き込む。
そこでやっと大毒蛾を倒すことができた。
『死ぬかと思ったニャ……』
『儂は死んだがな』
『友好度は?』
立ち尽くす全員がパーティのパラメータを確認する。
『マックスや!』
『やったニャ! これで進めるニャ!』
疲れも忘れてはしゃいでいたところに、空気を読まない敵が出現する。
『装備ばっちりやったら怖くないしな!』
ドヤ顔のユーリが大剣を振りかぶる。そこは、ちょうど崖の際で……。
『ユーリ! ちょっと待って!!』
カナタの叫び声は間に合わなかった。
ユーリの大剣が敵をなぎ払い、衝撃で後方へと身体が動く。その身体を止めようと、カナタはユーリと崖とのあいだに飛び込んだ。障害物があれば勢いを削げるからだ。
『カナタ!』
『ユーリ!』
ミキニャとウワバミの声と同時に、カナタとユーリは崖の下へと落ちていった。
恐らくは疲れもあいまってのハイテンションでミキニャが先導する。やっと4人揃ったお昼過ぎ、パーティは最果ての森という終盤のエリアに向かっていた。
『ユーリとミキニャはまだいいけど、俺とウワバミさんは結構恐怖だからね』
ついつい主張してからウワバミとうなずき合う。戦士であるユーリと武闘家のミキニャは革の服にアクセサリーなし、神官のカナタと魔法使いのウワバミは布の服に木製の杖だ。物理攻撃系のふたりはともかく、そもそも防御力のないカナタたちは丸裸と変わらない。しかも、この森には特殊攻撃系のモンスターが山のように出現する。
『短時間で友好度マックスにするには、これしかないって言ったのはカナタニャ。死ぬ気でがんばるニャ。大毒蛾が出たら秒でマックスニャ!』
『大毒蛾が出たら即逃げするよ!』
『なんでニャ!?』
『装備もナシでさすがに勝てへんわ!』
『だったら、ウワバミさんに風のブーツ装備してもらうニャ。最初に毒無効化の魔法で1ターンは稼げるニャ。そのあいだに装備したらいいニャ!』
『……儂の装備はできんがの……』
『やられたら次ターンでカナタが復活の呪文唱えるニャ』
『鬼やな……』
合流してすぐにコマから教えてもらった作戦を提案すると、ミキニャが一も二もなく飛びついた。ログイン時間が限られているミキニャには切実なのだ。そして、紅一点のミキニャがさらに鬼畜な作戦を展開する。猫耳の少女はいつもと変わらないはずなのに、どこか目が据わっているように感じるのは気のせいだろうか。
しかし、それが最も効率的なこともみんな分かっていた。
『それにしても、カナタ。よくこんな作戦気ぃついたなぁ』
素直に褒められて、どこか気まずい気がした。コマから教えてもらったと返事しようとして、慌てて止める。それをすれば、交換条件を含めた経緯を話すことになるだろうし、そうすればユーリには断ったウィスコードのIDを交換したことも話さなければ不自然だ。カナタはあまりウソが得意じゃない。
『……Qtube見てたらやってる人がいてて……』
『ほぉ。いろいろあるんじゃの。儂らにはありがたい』
『分かったから早く行くニャ』
背中をミキニャの手のひらが押している。時間がないと叱られ、男性キャラ3人が素直に謝った。
『……儂とカナタは、強化支援と回復に努める。敵は任せたぞ』
森の入り口に立ったウワバミの声はいつになく硬い。金紋章パーティがようやくクリアできるほど高難易度エリアに、あえて惰弱装備で挑む自殺行為なのだから当然だ。
しかし、ミキニャががっつりパーティに入れるのは今日と、次はサ終直前しかなく、つまり今日が唯一のチャンスで、どうしても友好度をマックスにしなければならない。
『とにかく、みんな「命だいじに」やで』
戦闘終了時に一人でも欠けていたら友好度が下がってしまう。ユーリのかけ声を合図に、4人は最果ての森に突き進んだ。
そこからしばらく、阿鼻叫喚の戦闘が続いた。なんども回復を繰り返すたび、精神的に疲労が溜まっていく。
『あかん。回復できてるはずやのに、どんどん疲れてく気ぃするわ……』
『俺も復活呪文回数が過去一なのは確実だよ』
『つまり、1日で死んだ回数も過去一ニャ』
『こりゃ、老体にはハードすぎる……あと、何戦じゃ?』
魔物の出現しないエリアで小休止をしながら、現実の人間も水分補給などに努める。翼も、今年始めて部屋のエアコンを動かし、そのカビ臭さに顔をしかめながらも、背に腹は代えられないと、手汗で滑る手をなんども拭った。
『敵にもよるけど、うまくいけばあと2戦かなぁ』
2戦で終わってくれという強い願望を含ませた。フィールド移動時の全力疾走時間のような疲労パラメータは、戦闘時には設定されていない。それなのに、なぜかみんなのアバターは深い疲労が蓄積されているように感じられた。
『どないする? ここでしっかり休憩するか、一気に行ってから休憩するか』
『はいはいはーい! 一気に終わらせたいニャ。休むと気合いがどっか行きそうニャ』
元気よく挙手したミキニャの声が、語尾にいくにつれ萎んでいく。
『儂もミキニャに賛成じゃ』
『俺も』
止まると走れなくなる。そんな妙な感覚を全員が共有していた。
『ほな、最後。ふんばろか』
ふんっと立ち上がったユーリに続いて、みんなが気合いを入れ直した。アイテムの残りをチェックして、また森の中を進んでいく。
あと、1戦――。
カナタの予想どおりに友好度があがり、終わりが見えたことに全員がテンションを上げたそのときだった。
『は!? ウソ……』
全員がもれなく呆然としていたなかで、辛うじてミキニャが声をあげる。一瞬、固まっていたパーティが、その声を合図に、戦闘モードに入った。
『……!!』
すかさずウワバミが毒無効の呪文を唱える。これで3ターンのあいだは、敵の毒に冒されない。
『なんで今なんや!? 出るならもっとはよ出てきぃや!』
『気合いニャ! ここで死んだら後戻りニャ! それだけは嫌ニャーーー!』
『俺も、これ以上はムリ!』
この森でプレイヤーに最も嫌われている大毒蛾は、とにかく巨大で、出現すると画面の大半が隠れてしまう。その一撃目は毒の鱗粉と決まっていて、パーティでいちばん素早さのパラメータが高いウワバミがそれを防いだ。残りの3人はそのターンを犠牲に、外していた装備を身につける。
が、装備が後回しになってしまったウワバミが、大毒蛾の物理攻撃にダウンした。
『ウワバミさんっ!』
半泣きでウワバミを復活させ、ユーリが特殊攻撃で大毒蛾の攻撃を遅らせる。ミキニャが2回攻撃のアイテムをウワバミに使い、ウワバミがさらに速度アップの補助魔法を重ねた。
大毒蛾の攻撃で必殺技のパラメーターも一気に溜まっていく。
『ウワバミさん! 火属性かけてくれへん!?』
ユーリの頼みにウワバミが火属性アップの補助魔法をかける。
ミキニャが2回攻撃のアイテムをふたたびウワバミに使う。
カナタはパーティのHP・MP全回復のアイテムを惜しみなく使った。
『いっっっっっっけぇーー!』
ユーリの叫び声と同時に、最高位の必殺技が炸裂する。大毒蛾に大ダメージを与え、1ターンの行動不能効果が発動した。
畳みかけるように、ウワバミが火属性の大魔法をかけ、ミキニャもマックスになった必殺技を叩き込む。
そこでやっと大毒蛾を倒すことができた。
『死ぬかと思ったニャ……』
『儂は死んだがな』
『友好度は?』
立ち尽くす全員がパーティのパラメータを確認する。
『マックスや!』
『やったニャ! これで進めるニャ!』
疲れも忘れてはしゃいでいたところに、空気を読まない敵が出現する。
『装備ばっちりやったら怖くないしな!』
ドヤ顔のユーリが大剣を振りかぶる。そこは、ちょうど崖の際で……。
『ユーリ! ちょっと待って!!』
カナタの叫び声は間に合わなかった。
ユーリの大剣が敵をなぎ払い、衝撃で後方へと身体が動く。その身体を止めようと、カナタはユーリと崖とのあいだに飛び込んだ。障害物があれば勢いを削げるからだ。
『カナタ!』
『ユーリ!』
ミキニャとウワバミの声と同時に、カナタとユーリは崖の下へと落ちていった。
12
あなたにおすすめの小説
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
地味メガネだと思ってた同僚が、眼鏡を外したら国宝級でした~無愛想な美人と、チャラ営業のすれ違い恋愛
中岡 始
BL
誰にも気づかれたくない。
誰の心にも触れたくない。
無表情と無関心を盾に、オフィスの隅で静かに生きる天王寺悠(てんのうじ・ゆう)。
その存在に、誰も興味を持たなかった――彼を除いて。
明るく人懐こい営業マン・梅田隼人(うめだ・はやと)は、
偶然見た「眼鏡を外した天王寺」の姿に、衝撃を受ける。
無機質な顔の奥に隠れていたのは、
誰よりも美しく、誰よりも脆い、ひとりの青年だった。
気づいてしまったから、もう目を逸らせない。
知りたくなったから、もう引き返せない。
すれ違いと無関心、
優しさと孤独、
微かな笑顔と、隠された心。
これは、
触れれば壊れそうな彼に、
それでも手を伸ばしてしまった、
不器用な男たちの恋のはなし。
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
追放された『呪物鑑定』持ちの公爵令息、魔王の呪いを解いたら執着溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
「お前のそのスキルは不吉だ」
身に覚えのない罪を着せられ、聖女リリアンナによって国を追放された公爵令息カイル。
死を覚悟して彷徨い込んだ魔の森で、彼は呪いに蝕まれ孤独に生きる魔王レイルと出会う。
カイルの持つ『呪物鑑定』スキル――それは、魔王を救う唯一の鍵だった。
「カイル、お前は我の光だ。もう二度と離さない」
献身的に尽くすカイルに、冷徹だった魔王の心は溶かされ、やがて執着にも似た溺愛へと変わっていく。
これは、全てを奪われた青年が魔王を救い、世界一幸せになる逆転と愛の物語。
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(2024.10.21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
【完結】巷で噂の国宝級イケメンの辺境伯は冷徹なので、まっっったくモテませんが、この度婚約者ができました。
明太子
BL
オーディスは国宝級イケメンであるにも関わらず、冷徹な性格のせいで婚約破棄されてばかり。
新たな婚約者を探していたところ、パーティーで給仕をしていた貧乏貴族の次男セシルと出会い、一目惚れしてしまう。
しかし、恋愛偏差値がほぼ0のオーディスのアプローチは空回りするわ、前婚約者のフランチェスカの邪魔が入るわとセシルとの距離は縮まったり遠ざかったり…?
冷徹だったはずなのに溺愛まっしぐらのオーディスと元気だけどおっちょこちょいなセシルのドタバタラブコメです。
【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる