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5月7日 はじめての感触
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『カナタ。大丈夫?』
急に話しかけられ、ハッとなった。どこかぼんやりとしてしまっていたみたいだ。
『あ、ごめん。ボーッとしてたみたい』
『身体が疲れてきとるんかも知れん。ちょっと横になり』
あぐらをかいたユーリが自分の膝をたたく。灯台の部屋はレンガの床で、休めるような場所はないからだ。
戸惑うカナタを、口を尖らせたユーリが急かした。
『現実に助けに行かれへんのやったら、こんくらい聞いてや』
そう言われてしまうとどうにもできない。カナタはおずおずとユーリの膝に顔を乗せた。布越しの体温と、筋肉の硬さにどきりとなる。
小手を外したユーリの手が、カナタの頭を撫でてくれた。それは硬くて、体温が高くて、とても優しい。
このまま、世界が終わってもいいのに。幸せな気持ちのまま。
カナタのまま――。
窓の外がオレンジに変わる。海の色が濁り、そして真っ暗になった。満月が窓から顔を覗かせる。ユーリのマントが布団のようにカナタに掛けられた。
夜が来た。それから、眠ったら朝が来て、それから?
『ユーリ……ごめん、ちょっとだけ許して……』
薄明かりに声をかける。どうしたのかと聞いてくれるユーリに、もういちどだけごめんと謝ってから、カナタはその太い胴体に抱きついた。
温もりを知ってみたかった。憧れの人に抱き締められる妄想をなんども繰り返しては、むなしさに情けなくなった。
もっと明るく積極的になれたら、カナタのようになれたらとなんども思った。
『……カナタは誰に抱きついとるん?』
ユーリがしゃべると、その腹筋のあたりが小さく揺れる。
誰に? ユーリに? それとも、ユーリを通して見ていた、あのアレックス?
だけど、ここにいるのはユーリだ。優しくて強くて、最後までカナタを守ってくれた。
『ユーリに抱きつきたいって思った……』
それが偽物でも、ユーリの体温だって感じてみたかった。
『俺もカナタの感触が知りたいのに……カナタだけズルいわ』
『……ごめん……え、ぅわっ』
急に脇の下を掴まれて、ヒョイと持ち上げられた。そのまま、子どもみたいに膝の上に座らされる。真正面のユーリの顔に、心臓が飛び出そうになった。
『ほかの感触とか知らんとってよ』
大きなユーリの身体にすっぽりと閉じ込められる。全身がユーリとくっついていて、少し寒かった指先までが焼けそうに熱くなった。
『俺の感触だけ覚えとって』
苦しそうなユーリの声に、その大きな背中に一生懸命しがみついた。そんなお願いなんかなくても、誰かの感触に触れるなんてあり得ない。今だけだ。今だけだから、だから――。
恥ずかしさも忘れて、カナタは必死にユーリの顔を見つめた。焼き付けて、絶対に忘れないように。
ユーリの顔が近づいた。
アッと思ったときには、すでに唇が重なっている。
『ちゃんと、唇の感触ある……?』
恥ずかしくて死にそうになりながらも、なんとか頷く。ホッとしたようなユーリがまたキスをした。
『やっぱり、ゲームにしたらあかんわ。こういう感触が分かるんは悪用されるから……せっかくやから利用するけど』
言い訳みたいにつぶやいたユーリが、鎧を脱ぎ捨て、さらに身体を密着させる。
『心臓……止まる……から、そこまでで……』
一生懸命押し返そうとしても、ユーリはビクともしない。
『あかんよ。あかん……ここにおるカナタは、ユーリのことが好きやろ? そやから離れんとって』
ここは、ゲームのなかだ。現実じゃない。それでもいいから、今だけでも側にいて。
地肌に触れるユーリの手のひらは燃えそうに熱い。なんどもキスをして、抱き合って、ときどき触れていることを確かめるように握り合った手を見つめた。
『足りへん……こんなん、全然足りんわ』
抱き締めるユーリの力が強くて、つぶされてしまいそうだ。それもまた心地良くて、カナタは必死に抱き締め返す。
『寒ない?』
むしろ暑いくらいだ。そうつぶやいたカナタの装備が外されていく。ユーリはしゃべらなかった。しゃべると、現実世界の誰かに聞かれてしまうからかも知れない。
ユーリの手のひらが、唇がなんどもカナタの皮膚を撫でていく。熱に浮かされたみたいな感覚は、どこで感じているのだろうか。
テストプログラムのせいか、倫理的観点からか、下肢の感覚はどこか中途半端だ。吐き出したい熱を感じているのに、そこにはなにもない。苦しくて、どうにかしたいとその身体を必死にユーリへと擦り付けた。
一生分のキスをして、夢に見た愛しい相手の熱を全身で感じている。
『カナタが好きや……好きになってしもたんや……』
強い力がカナタの背中を抱き締める。息苦しいほどの圧迫が心地良い。
『……このまま、ここにいられたらなぁ』
『それはあかんよ……カナタがおらんようになってまう』
ユーリは優しい。いつだって、カナタのことを大切にしてくれていた。だから、翼はカナタのままでいたい。
いつのまに、こんなに好きになっていたのだろう。
いつから、アレックスの姿を通してユーリを好きになったのだろう。
好きになったのに、もうARK LEGENDは終わってしまう。もう会えない。
涙が頬を伝い落ちていく。それは、熱くてそれから夜風にさらされ冷えていく。
ひとつだって忘れないように、ユーリの素肌を指でなぞる。カッコよくキャラメイクされたいくつもの傷痕のひとつだって忘れないように。
『俺もカナタの感触知りたい……』
頬の傷に触れた手のひらを、ユーリが捕まえる。間近に見つめ合っても、もう目を逸らす気にならなかった。
ほんの少し、身体を伸ばす。
情けなく震えた唇が、ユーリのそれに重なった。
お返しのようにユーリがキスをする。
もう、数え切れないくらいなんども、なんども――。
NPCの研究者が部屋に入ってきて、なにもないように天体観測をはじめた。
研究者は裸で抱き合う侵入者に目もくれない。彼は決まったルートを歩いて、毎日のように望遠鏡を覗き込む。たとえ、世界がなくなっても。
この世界にはカナタたちしか存在しない。
朝日が差し込み、ぼんやりした頭のまま、ただ必死に抱き合った。
『ユーリ……ありがと……』
カナタを好きになってくれて。カナタに温もりを教えてくれて。
『カナタはズルイ。自分ばっかりや』
『ごめん』
『そやから、これだけ約束して』
少しずつユーリの顔がぼやけていく。
ああ、もう終わりなんだ。
『もし奇跡が起きたら……どっかで会えたら』
そんな嘘みたいなこと起きるはずがない。小さな日本だって、NPCの翼にはありえないくらい広いのだ。
『そしたら、もう逃げんとって。観念してや』
『なんだよそれ。そんなの……』
あるはずがない。小さく笑うカナタを、ユーリがまた抱き締める。名残惜しいと唇が重なる。どんどん薄れていくお互いを必死で抱き締め合った。
『約束やで! 返事は!?』
子どもみたいなユーリがかわいくて、その頬を撫でる。もう、ユーリの姿は透過率が10%くらいしかない。それが、流れる涙でさらにぼやけていった。
『わかったよ。約束する』
『絶対や』
分かったって。なんども確認をするユーリの声が、だんだん小さくなっていく。もうその熱も感じられない。
苦しいほどの鼓動がどんどん消えていく。
これは、ログアウトしているのだろうか。
それとも、翼になにかあったのだろうか。
『……っ好きだよ! ユーリ!』
どうしても伝えたくて叫んだ声は、ユーリに届いただろうか。
カナタの視界は、その瞬間、真っ暗になった。
急に話しかけられ、ハッとなった。どこかぼんやりとしてしまっていたみたいだ。
『あ、ごめん。ボーッとしてたみたい』
『身体が疲れてきとるんかも知れん。ちょっと横になり』
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戸惑うカナタを、口を尖らせたユーリが急かした。
『現実に助けに行かれへんのやったら、こんくらい聞いてや』
そう言われてしまうとどうにもできない。カナタはおずおずとユーリの膝に顔を乗せた。布越しの体温と、筋肉の硬さにどきりとなる。
小手を外したユーリの手が、カナタの頭を撫でてくれた。それは硬くて、体温が高くて、とても優しい。
このまま、世界が終わってもいいのに。幸せな気持ちのまま。
カナタのまま――。
窓の外がオレンジに変わる。海の色が濁り、そして真っ暗になった。満月が窓から顔を覗かせる。ユーリのマントが布団のようにカナタに掛けられた。
夜が来た。それから、眠ったら朝が来て、それから?
『ユーリ……ごめん、ちょっとだけ許して……』
薄明かりに声をかける。どうしたのかと聞いてくれるユーリに、もういちどだけごめんと謝ってから、カナタはその太い胴体に抱きついた。
温もりを知ってみたかった。憧れの人に抱き締められる妄想をなんども繰り返しては、むなしさに情けなくなった。
もっと明るく積極的になれたら、カナタのようになれたらとなんども思った。
『……カナタは誰に抱きついとるん?』
ユーリがしゃべると、その腹筋のあたりが小さく揺れる。
誰に? ユーリに? それとも、ユーリを通して見ていた、あのアレックス?
だけど、ここにいるのはユーリだ。優しくて強くて、最後までカナタを守ってくれた。
『ユーリに抱きつきたいって思った……』
それが偽物でも、ユーリの体温だって感じてみたかった。
『俺もカナタの感触が知りたいのに……カナタだけズルいわ』
『……ごめん……え、ぅわっ』
急に脇の下を掴まれて、ヒョイと持ち上げられた。そのまま、子どもみたいに膝の上に座らされる。真正面のユーリの顔に、心臓が飛び出そうになった。
『ほかの感触とか知らんとってよ』
大きなユーリの身体にすっぽりと閉じ込められる。全身がユーリとくっついていて、少し寒かった指先までが焼けそうに熱くなった。
『俺の感触だけ覚えとって』
苦しそうなユーリの声に、その大きな背中に一生懸命しがみついた。そんなお願いなんかなくても、誰かの感触に触れるなんてあり得ない。今だけだ。今だけだから、だから――。
恥ずかしさも忘れて、カナタは必死にユーリの顔を見つめた。焼き付けて、絶対に忘れないように。
ユーリの顔が近づいた。
アッと思ったときには、すでに唇が重なっている。
『ちゃんと、唇の感触ある……?』
恥ずかしくて死にそうになりながらも、なんとか頷く。ホッとしたようなユーリがまたキスをした。
『やっぱり、ゲームにしたらあかんわ。こういう感触が分かるんは悪用されるから……せっかくやから利用するけど』
言い訳みたいにつぶやいたユーリが、鎧を脱ぎ捨て、さらに身体を密着させる。
『心臓……止まる……から、そこまでで……』
一生懸命押し返そうとしても、ユーリはビクともしない。
『あかんよ。あかん……ここにおるカナタは、ユーリのことが好きやろ? そやから離れんとって』
ここは、ゲームのなかだ。現実じゃない。それでもいいから、今だけでも側にいて。
地肌に触れるユーリの手のひらは燃えそうに熱い。なんどもキスをして、抱き合って、ときどき触れていることを確かめるように握り合った手を見つめた。
『足りへん……こんなん、全然足りんわ』
抱き締めるユーリの力が強くて、つぶされてしまいそうだ。それもまた心地良くて、カナタは必死に抱き締め返す。
『寒ない?』
むしろ暑いくらいだ。そうつぶやいたカナタの装備が外されていく。ユーリはしゃべらなかった。しゃべると、現実世界の誰かに聞かれてしまうからかも知れない。
ユーリの手のひらが、唇がなんどもカナタの皮膚を撫でていく。熱に浮かされたみたいな感覚は、どこで感じているのだろうか。
テストプログラムのせいか、倫理的観点からか、下肢の感覚はどこか中途半端だ。吐き出したい熱を感じているのに、そこにはなにもない。苦しくて、どうにかしたいとその身体を必死にユーリへと擦り付けた。
一生分のキスをして、夢に見た愛しい相手の熱を全身で感じている。
『カナタが好きや……好きになってしもたんや……』
強い力がカナタの背中を抱き締める。息苦しいほどの圧迫が心地良い。
『……このまま、ここにいられたらなぁ』
『それはあかんよ……カナタがおらんようになってまう』
ユーリは優しい。いつだって、カナタのことを大切にしてくれていた。だから、翼はカナタのままでいたい。
いつのまに、こんなに好きになっていたのだろう。
いつから、アレックスの姿を通してユーリを好きになったのだろう。
好きになったのに、もうARK LEGENDは終わってしまう。もう会えない。
涙が頬を伝い落ちていく。それは、熱くてそれから夜風にさらされ冷えていく。
ひとつだって忘れないように、ユーリの素肌を指でなぞる。カッコよくキャラメイクされたいくつもの傷痕のひとつだって忘れないように。
『俺もカナタの感触知りたい……』
頬の傷に触れた手のひらを、ユーリが捕まえる。間近に見つめ合っても、もう目を逸らす気にならなかった。
ほんの少し、身体を伸ばす。
情けなく震えた唇が、ユーリのそれに重なった。
お返しのようにユーリがキスをする。
もう、数え切れないくらいなんども、なんども――。
NPCの研究者が部屋に入ってきて、なにもないように天体観測をはじめた。
研究者は裸で抱き合う侵入者に目もくれない。彼は決まったルートを歩いて、毎日のように望遠鏡を覗き込む。たとえ、世界がなくなっても。
この世界にはカナタたちしか存在しない。
朝日が差し込み、ぼんやりした頭のまま、ただ必死に抱き合った。
『ユーリ……ありがと……』
カナタを好きになってくれて。カナタに温もりを教えてくれて。
『カナタはズルイ。自分ばっかりや』
『ごめん』
『そやから、これだけ約束して』
少しずつユーリの顔がぼやけていく。
ああ、もう終わりなんだ。
『もし奇跡が起きたら……どっかで会えたら』
そんな嘘みたいなこと起きるはずがない。小さな日本だって、NPCの翼にはありえないくらい広いのだ。
『そしたら、もう逃げんとって。観念してや』
『なんだよそれ。そんなの……』
あるはずがない。小さく笑うカナタを、ユーリがまた抱き締める。名残惜しいと唇が重なる。どんどん薄れていくお互いを必死で抱き締め合った。
『約束やで! 返事は!?』
子どもみたいなユーリがかわいくて、その頬を撫でる。もう、ユーリの姿は透過率が10%くらいしかない。それが、流れる涙でさらにぼやけていった。
『わかったよ。約束する』
『絶対や』
分かったって。なんども確認をするユーリの声が、だんだん小さくなっていく。もうその熱も感じられない。
苦しいほどの鼓動がどんどん消えていく。
これは、ログアウトしているのだろうか。
それとも、翼になにかあったのだろうか。
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