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二人で散歩……母と修羅場⑦
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それは、たった数日後のことだった。
お金の隠し場所は、
ほぼおじじの部屋に隠していた。
諭吉万札二枚。 (後の一枚は、仕送りのために渡したが母と折半だったので、残り半分返ってきた。
それは、文房具やお菓子に使って小銭だけ)
本当は、おじじ本人に保管して欲しいとお願いしたが、即答で断られた。
゛預かるのは、簡単に出来る
でもそれは、単なる甘えでしかない。
これからも、あの母親と暮らすわけだから、自分で確保するために、頭も鍛えろ”
とはっきりいわれてしまったのである。
そうしているうちに
だんだんと、隠し場所移動させるのが面倒くさくなり始めた。
もう、ここでいいやと趣味で描いていた
スケッチブックに挟む。
ヒモ付きなので
真ん中で結べば絶対落ちない。
が、面倒くさくなり結ぶのを忘れ
おじじの部屋に放置した。
二万円、しおりのように挟んでいたのを知っていたおじじが
せめて、ちゃんと落ちないように
紐ぐらい結んで置け、と注意されたのに、
わかった、と言ったそばから、
結ばず、放置。
とうとう、学校行っている間に、
おじじの目の前で、母がスケッチブックを手に取ったらしい。
勝手に触るな、見るな、と言ってくれたが
おじじの必死さに感が働いたのか、
゛娘の物見て何が悪い”と様々文句言いながら
躊躇いなく開き…
一発で開いたページから、
福沢諭吉二枚を発見。
一番見られては、いけない人間に
発見されてしまったのである。
「あれだけ忠告までしたのに、お前は!」
眉間にシワがよっているおじじ。
かなり、呆れ返っていた。
私がお金を搾取されないように
次男と話を合わし、慎重に隠せと忠告したのに
ここまで、パッパラパーの間抜けなのかと。
私は、下を向いて小さくなる。
頭の中は、どうしよう、どうしよう!と
パニックを起こしている。
おじじがスケッチブックを、持っていた。
それを私は受け取る。
ヒモを見ると男結びしていた。
明らかに母親が結んだんだろう。
絶対嫌がらせだ。
硬い玉になるくらい固く結んでいた。
それを解くのに、
だいぶ焦りながらも、ボールペンを使って
やっとほどけた。
開くと、ちゃんと挟まっていた。
その、二万円を思わず掴む。
ほっとした。
だが、おじじの顔は厳しい。
「なんとか、取られるのを阻止した。
でもなんで中学生がこんな大金持ってるのか
あんたがあげたのか?と責められたから、
この間、◯◯(次兄)からの手紙は、
妹宛てにも来ていた。
その、お小遣いと一緒に入っていたことも話した」
“大変だった、疲れたよ”
腕を組んでため息ついた。
“叔父と姪っ子で、私に嘘ついてどういうつもりだ、
これは、預る”
と言って二万円を持って行こうとまでしたが、
“自分のことは棚に置いて、息子から手紙と
三万円入っていても、黙っていたな”
と指摘すると、急に焦り出し、
言い訳ぶつぶつ誤魔化していたという。
「今日は、大丈夫だったが
覚悟は、しとけよ」
と念を推された。
そして疲れた、とベッドを倒しおじじは、眠った。
「ごめんなさい」
一言謝る。
眠ってしまったのか返事は、無かった。
そして、その通り激化する。
お金の隠し場所は、
ほぼおじじの部屋に隠していた。
諭吉万札二枚。 (後の一枚は、仕送りのために渡したが母と折半だったので、残り半分返ってきた。
それは、文房具やお菓子に使って小銭だけ)
本当は、おじじ本人に保管して欲しいとお願いしたが、即答で断られた。
゛預かるのは、簡単に出来る
でもそれは、単なる甘えでしかない。
これからも、あの母親と暮らすわけだから、自分で確保するために、頭も鍛えろ”
とはっきりいわれてしまったのである。
そうしているうちに
だんだんと、隠し場所移動させるのが面倒くさくなり始めた。
もう、ここでいいやと趣味で描いていた
スケッチブックに挟む。
ヒモ付きなので
真ん中で結べば絶対落ちない。
が、面倒くさくなり結ぶのを忘れ
おじじの部屋に放置した。
二万円、しおりのように挟んでいたのを知っていたおじじが
せめて、ちゃんと落ちないように
紐ぐらい結んで置け、と注意されたのに、
わかった、と言ったそばから、
結ばず、放置。
とうとう、学校行っている間に、
おじじの目の前で、母がスケッチブックを手に取ったらしい。
勝手に触るな、見るな、と言ってくれたが
おじじの必死さに感が働いたのか、
゛娘の物見て何が悪い”と様々文句言いながら
躊躇いなく開き…
一発で開いたページから、
福沢諭吉二枚を発見。
一番見られては、いけない人間に
発見されてしまったのである。
「あれだけ忠告までしたのに、お前は!」
眉間にシワがよっているおじじ。
かなり、呆れ返っていた。
私がお金を搾取されないように
次男と話を合わし、慎重に隠せと忠告したのに
ここまで、パッパラパーの間抜けなのかと。
私は、下を向いて小さくなる。
頭の中は、どうしよう、どうしよう!と
パニックを起こしている。
おじじがスケッチブックを、持っていた。
それを私は受け取る。
ヒモを見ると男結びしていた。
明らかに母親が結んだんだろう。
絶対嫌がらせだ。
硬い玉になるくらい固く結んでいた。
それを解くのに、
だいぶ焦りながらも、ボールペンを使って
やっとほどけた。
開くと、ちゃんと挟まっていた。
その、二万円を思わず掴む。
ほっとした。
だが、おじじの顔は厳しい。
「なんとか、取られるのを阻止した。
でもなんで中学生がこんな大金持ってるのか
あんたがあげたのか?と責められたから、
この間、◯◯(次兄)からの手紙は、
妹宛てにも来ていた。
その、お小遣いと一緒に入っていたことも話した」
“大変だった、疲れたよ”
腕を組んでため息ついた。
“叔父と姪っ子で、私に嘘ついてどういうつもりだ、
これは、預る”
と言って二万円を持って行こうとまでしたが、
“自分のことは棚に置いて、息子から手紙と
三万円入っていても、黙っていたな”
と指摘すると、急に焦り出し、
言い訳ぶつぶつ誤魔化していたという。
「今日は、大丈夫だったが
覚悟は、しとけよ」
と念を推された。
そして疲れた、とベッドを倒しおじじは、眠った。
「ごめんなさい」
一言謝る。
眠ってしまったのか返事は、無かった。
そして、その通り激化する。
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