執着系王子にはもううんざりです

高緋ぴお

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1章 金輪際人を見た目で判断しません

どうやって

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 何でこんなことになってるんですのー!?イヴァン、イケメンだからって監禁は犯罪ですわよっ!まさか、お金?お金が目当てですのねっあんまりだわ!!!!

「イヴァン!ちょっとどういうつもりですの!?!?悪戯は大概になさいませ!」
「悪戯じゃないよ。俺は本気だ。ルミネさんを、俺のものにする。」
「は?」

 な、何かしらこの、妙な空気は。イヴァン、正気に戻って。大体私には、一応婚約者(仮)がいるのですわよ!?大体あなたは庶民で私は、、。

「例え、ルミネさんが公爵令嬢だとしても、婚約者がいたとしても。ここに閉じ込めておけば問題ないよな?」
「そ、それはそうですけれどっ!こんなことしても普通の生活と幸せは手にすることができないですわよ!?」
「普通の幸せなんて、俺は元々持っちゃあいない。でも、ルミネさんがいれば俺は、普通の幸せをようやく手にすることができる気がするんだ。」

 扉越しに聞こえる声は、どこか泣きそうではあったけれど。な、なんつー自己中な・・・・・。イケメンなのにイケメンなのに、リオ様といいイヴァンといい、もう、もうっ!

「イケメンなんて懲り懲りですわ~~!!!!」
「それは困るな。」
 
 窓の方面から、ノックと共に聞こえてきた声。
 もしや、イヴァンとは違う聞き覚えのあるこの声は。

「やあ、ルミネ。婚約者を差し置いて他の男といるなんてあんまりじゃないか。」

 そう、その声の持ち主はリオ様。そして、窓際のベランダに立っていた・・・・。

「っっっっっっっっ!」
「おっと、静かに。扉越しの彼に気づかれてしまうよ。」

 叫びそうになった所をリオ様に手で口を抑えられた。

 なんで、ここにいるって知っておられるんですの!?いえ、それよりも一体どうやってベランダに上ったというんですの!?あなたは王子ではなくって実は強盗かストーカー犯罪者なのではなくって!?

「・・・・・そんなことはどうだっていい。」

 え?いいんですの、浮気変態強盗ストーカートンズラ王子にレッテルを変更してしまっても。

 するとリオ様が部屋に入ってきて、腕を背に回してきたかと思うと、力強く抱きしめられた。

「リ、リオ様。苦しいですわ。」
「無事でよかった。」
「!」

 一応、心配してくださっていたのですね。そこは本当、申し訳なく思っているわ。まあ、元凶はリオ様なのですけれど。

「他の男に取られでもしたら、僕は本当に犯罪者になっていたかもしれないからね。」

 なんか、やばい発言が聞こえてきた気もしますけれど、聞き流すわ!
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